スラムからのラブレター

 

スラムの子どもたちから日本の皆さまへのサンクスメッセージを編集した動画が完成しました。

READYFORのスポンサーへの引換券として贈らせて頂いたものですが、まだご覧になられていない方、代理購入でREADYFORのメールが届いていない方にお贈りします。

また、facebookでの「シェアで10円」キャンペーンには、2回も上限2000シェアを超える記事拡散にご協力いただきました。応援頂きました2000名を超える皆さまにもお届けしたいと思います。

この場をお借りしまして再度御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

撮影協力(出演)はこの10月に訪れたデリーのグジャラティスクールの子どもたちと、スタディツアー参加者の皆さんです。グジャラティスクールはスラムプロジェクトの新たな支援先として決定した、スラムの小さな学校です。(建物は小さいですがここで学ぶ子どもたちは600名にもなります)

子どもたちの元気な様子をぜひご覧ください!!

 

【構成】

1、子どもたちからのサンクスメッセージ

2、スラムプロジェクト変更についてお知らせ

3、gooddo応援クリックご協力のお願い

 

かざして募金ロゴ_ヨコ☆☆マンスリーサポーター募集中☆☆ ~ 一緒に世界を変えてみませんか?

ソフトバンクのスマホなら、携帯料金と一緒に簡単にご寄付いただけます。
それ以外の方は、クレジットカードでのお支払いも可能です。

ソフトバンクのスマホをご利用の方はこちら
http://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=167

ソフトバンのスマホ以外の方はこちら
http://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=167

スラムプロジェクトの変更について

 

レインボーチルドレン(特定非営利活動法人Rainbow Children Japan) は、スラムプロジェクトに於いてスラムでの新しい学校建設の計画を変更し、既存の学校に対する経営支援およびIT教育支援および高等教育支援へとプロジェクトを変更することを決定致しました。「世界のスラムを救うプロジェクト~スタートはインド学校建設」においてご支援を頂きましたスポンサーの皆様へ、計画変更のお詫びとともにこれまでの経緯、変更の理由、今後の計画についてご説明申し上げます。

 

S.C.E.DTRUST
現地NGO S.C.E.D.TRUST

【変更までの経緯】

▼緊急SOS

9月にデリーのスラム学校(グジャラティスクール)のネルー校長先生から緊急連絡が入りました。これまで13年にわたり支援を受けてきたベルギーの団体から突然に支援先変更の通知があり、緊急事態に陥っているとのことでした。経営資金が途絶え、既に先生たちへの給与支払いがストップし、10月よりは子どもたちへの給食もストップしてしまうとのこと。グジャラティスクールはこれまで何度も通って絆を深めてきた子どもたちがいるスラムの学校で、ネルー校長先生は今回学校建設計画にあたりメーラトでの建設を推薦した本人であり、現地NGOメンバーとして学校建設計画の中心となっていた人物です。

1414661150579
吉田氏とスラムの家族たち

▼事前調査

日本からの現地への事実確認・実態把握のやり取りと並行して、スラム写真家の吉田氏が現地に到着し現状把握に努めました。今回の学校建設着手を目前にしてメーラトとデリーのスラムに関しての総合的な調査をスラム写真家の吉田氏に依頼していたため、我々団体が到着する3週間前より現地に入り約1カ月間の調査を予定していたのです。吉田氏は実際にアジア各地のスラムで現地の家に滞在し寝食を共にしてきたスラムの専門家です。スラムの住人の目線で捉えた吉田氏の現地レポートの結果は、ネルー校長からのSOS内容と同じでした。このままでは廃校に追い込まれる可能性が濃厚だということ、彼が過去見てきた、支援が途切れた後に廃墟となっているアジア各地の学校と同じ道をたどる可能性があるということでした。

▼問題意識

今回スラムへの学校建設プロジェクトをすすめていくにあたり、日本の慈善団体やNPO・NGOがアジア各地に数千と建設してきた学校の中で、決して少なくない数の学校が今では単なる集会所となり、物置となり、廃墟となっている事実について当初から問題意識をもっていました。今回メーラトで予定している学校建設に関しては決してそうはなってならないとの思いから、現地が本当に学校建設を望んでいるのか(子ども、大人、地域として)、本当に学校建設が必要なのかを確認するために吉田氏に調査を依頼していました。

▼視察出発前計画

建設決定の前に現地視察の際に確認したかったのは以下の2点です。1点は、スポンサーの皆さまよりお預かりした学校建設のための資金が、メーラトが本当に必要としている支援となるのかどうか。もう1点は、これまで絆を深めてきたグジャラティスクールが目の前で同じような事態に陥ろうとする時に、別の地で新たな学校建設計画を進めることが正しいのかどうか。このことを現地で確認するために、デリー・メーラト両方のスラムで現地を見て、当事者の話を聞いて、また吉田氏よりの調査結果と併せて現地で判断することにしました。またグジャラティスクールの緊急支援として、ツアー参加者15名より給食代の募金を募り、現地へ届ける準備も並行しました。

15566505606_cb596e0c6d_k
世界最大級のスラム

▼現地視察と変更の決定

スラムスペシャルと題して開催された今回のスタディツアー。ファンディング成立後初めての現地視察となった今回のツアーは、一般参加者も含めて10/3から10/14まで12日間を様々なスラムを訪問してきました。メーラト、デリーのスラムは勿論、ムンバイの世界最大級のスラム、首都デリーでも異なるスラムを訪問し、なるべく多くの比較対象をもつことでスラム支援の判断材料を整えることが目的でした。またグジャラティスクールの子どもたちが通う公立学校、私立学校も訪問し、校長先生や教師から話を伺い、授業見学も実施してきました。これはスラムの教育支援をする上で、インドの教育事情を把握し、スラムの子どもたちが通っているスラム外の学校を直に見ることは貴重な機会となりました。
それらの判断材料も合わせ、メーラト・デリーの両スラムを視察した結果、メーラトでの学校建設は今回は着手すべきでないと判断、それよりも団体のビジョンを達成するためにはメーラトでの新しい学校建設の計画を変更し、デリーのグジャラティスクールに対する支援へとプロジェクトを変更することを優先すべきだという結論に至りました。

 

【変更の理由】

1414587093781
メーラトの劣悪な環境

▼事前調査より判明したこと

吉田氏の事前調査で判明したことは、メーラトにはほぼ使われていない学校が二つあり、必要なのは学校という建物ではなく教育に対する親たちの意識改革や啓蒙教育であることが分かりました。教会が建てた学校と現地団体が建てた学校が存在しますが、約300人いる子どもの中で片方の学校に通うのはたったの20人程度であり、1週間メーラトに滞在した吉田氏も、学校はあるにもかかわらず開いているのを見たことがないというのが現状でした。また、ゴミ山に隣接して形成されたスラムのため衛生環境が極端に悪く、水を含めた衛生対策や親を含めたモラル教育が優先項目であるということでした。結果、レインボーチルドレンのプロジェクトとしてメーラトでの新たな施設としての学校建設は不要との調査結果でした。

1414586969921
メーラトのゴミ山と子どもたち
1414587073964
メーラトの学校にて

▼メーラト現地視察での判断

学校を見学したところ、机やイスはないが広さは十分確保されており、子どもが来てくれれば教育できる環境は十分にあると判断しました。問題は子どもを通わせるように親たちを説得することです。ただ、ゴミ山で日銭を稼ぐことがこのスラムの形成理由でもあり、説得にはかなり時間がかかると予想されました。また、ゴミ山スラムゆえの衛生問題が大きく横たわっており、水や食べ物からの健康被害やトイレ・下水といった問題に対する支援のほうが優先項目であることが分かりました。これに関しては、既存の支援団体やちょうど設立目前であることが確認できた現地NGOが取り組んでいく方が望ましく、よって現時点でのメーラトでの新たな学校建設は必要ないと判断しました。必要のない学校施設を作っても使われない可能性が濃厚だということが現地で確認できたのです。
あと、ネルー校長がなぜこのメーラトを学校建設地として推薦したのかについては、学校建設と水道・電気などのインフラをセットにして地方政府に陳情したことが窺われ、長年デリーにおいてスラム支援をしてきたネルー校長の、デリーより酷い状況であるメーラトに対しての気持ちの現れだと理解しました。それはメーラト現地に行って、目で見て、手で触れて、耳で聞いて、鼻で嗅いで、初めて理解できたものでした。それほどメーラトの状況は他と比べて酷いものであったと言えます。

 

1414587335146
グジャラティスクールではラブレインボー教室を開催

▼デリー現地視察での判断

2000人の子どもたちが住むシャディプールのスラムにおいて現在600名以上の子どもたちをグジャラティスクールで教え、13年間にわたり子どもたちに関わってきたネルー校長と奥様のジョセフィン先生の果たしてきた役割は大きいと再認識しました。文具代が払えないために公立学校へ行けない子どもたちに、マナーを含めた基礎教育と給食を無償で提供し、全てのスラムの子どもたちが初等教育を受けられるように活動してこられました。学校に行かせることが理解できなかった親の説得や、公立学校へ行くために必要なIDの整備、そして過去82名の生徒を私立学校にも送り出してきました。

ネット接続のないパソコン
ネット接続のないパソコン

でも問題は、今まで経営資金のほぼ全てをベルギーの支援に頼ってきたことだと言えます。前回春に訪問した時点まではスラム内にもう一つの学校(リトルキングダムスクール)も運営していましたが、今回のベルギー支援打ち切りにより既に閉鎖されていました。そして驚いたのは、スラムからデリー大学に通うある生徒が平日フルタイムで働きながら土日に大学で学んでいるという事実でした。過去何千人という子どもたちを教えてきた中でも恐らくトップクラスの成績の青年です。将来が非常に有望ですが、果たしてその環境で十分に学べるのでしょうか。疑問が残りました。また、グジャラティスクールの子どもたちは設置された4台のパソコンで器用に絵を描いて見せてくれる場面がありました。でもインターネットが繋がっていない環境で、ただパソコンに慣れ親しむだけという使い方に過ぎないのす。このパソコンが外の世界に繋がったら子どもたちの世界はどれだけ広がるだろうと感じました。

 

公立学校にて
公立学校にて

▼公立学校と私立学校見学での判断

インドでは公立学校は授業料・教科書・制服は無料です。IDがあり希望すれば誰でも通うことができます。ノートや筆記用具だけが自己負担となります。公立学校は人口の多さより女子は午前・男子は午後という形態をとっており、学校で十分に学ぶ時間はとれませんが、たくさんの宿題が出されます。子どもの頑張り次第で大学まで進学する学力をつけることも十分に可能です。事実大学へ進学する生徒もたくさんいますし、デリーで最も学力の高い学校は私立ではなく公立学校であることも後で知りました。見学した公立学校の先生たちはとても優秀だとも感じました。新しいモディ政権の政策により、公立学校での教育がこれから拡充されていく流れにあることも大事な要素です。

私立学校にて
私立学校にて

私立学校はそれなりの授業料がかかりますが、午前午後とも授業を受けることが可能です。比較的裕福な家庭の子どもたちが通うこともあり、ほぼ100%が大学へ進学します。見学した私立学校では、勉強だけでなくマナーや道徳教育にも力を入れており、学校ごとに特色があるようです。また、スラム出身だからと言って他の子どもたちから差別を受けたりいじめを受けることは全くないそうです。この点については多少の不安があったので安心できました。もともとがインド社会は民族・宗教・言語・カーストの多様性社会であるため、出自を問わず実力があれば評価されるという土壌が整いつつあるようです。また、公立はヒンディー語での授業、私立は英語での授業という違いがあります。語学については英語を習得することが就職にも有利であることは間違いないですが、英語が飛び交うインドにおいては日本での科目授業のそれほどは問題にならないとも言えます。シャディプールのスラムからは費用的な理由から公立学校に通うことになりますが、公立の午前午後のみという授業形態から、グジャラティスクールのような補完的な役割をするアフタースクールが必要だということが理解できました。

 

▼もともとの学校建設までの経緯

年に二回グジャラティスクールの子どもたちを訪ね、授業をプレゼントして絆を深めてきた中で、この子どもたちのためになる支援をしたいと考えたのがスタートでした。現在の小さな小さな二階建ての校舎を増築してもっと多くの子どもたちが学べる環境を作りたいという提案に、ネルー校長は別のメーラトでの学校建設を薦めました。理由は、シャディプールは政府が既に土地の売却を済ませている為いつ立ち退きになるか分からないということ、またグジャラティスクールよりメーラトの方が支援を必要としているということ(この時点ではベルギーの支援は安定して見えました)、でした。レインボーチルドレンとしては相手が望まない支援でなく、広くインドのスラムという問題に対して学校建設という解決方法を選択し、メーラトの学校建設プロジェクトが始まりました。

▼総合的な判断

今回現地を視察して導かれた結論は、メーラトにおける新たな学校建設は必要ないとの判断です。デリーのグジャラート校の存続危機により、スラムプロジェクトの支援先をデリーのグジャラティスクールへ変更し、継続的な支援をしていくという団体方針の決定に至りました。

 『スラムから大学へ!~レインボーチルドレンの高等教育支援第2プロジェクト』

1414586711566
Slum Children E.D.TRUSTとの緊急ミーティング

【グジャラティスクールとの協議決定内容】

インド滞在の最終10/11にネルー校長と奥様のジョセフィン先生と協議しました。グジャラティスクールを運営する現地NGOのSLUM CHILDREN EDUCATIONAL AND DEVELOPMENT TRUSTの代表者はジョセフィン先生です。

Slum Children ED Trust

1414661155830
長時間に及んだ協議の様子

緊急運営支援 (協議決定)

緊急対応として3ヶ月(10-12月)の運営資金を支援する。年末にレポートの提出を義務付け追加3ヶ月の支援を続行するかを決定するが、最大6ヶ月で打ちきりとする(1-3月迄)。その期間をRainbow Children Schoolとする。それまでにグジャラティスクール自身が安定運営をできる方策を見出だすこと。外部からの支援に全てを頼る体制ではなく、自立体制を目指していくこと。レインボーチルドレンはそのためのサポートをしていく。(提案あり下記)

奨学金支援 (協議決定) 

レインボーチルドレンは高等教育を支援する団体です。グジャラティスクールの来年の12年卒業生に対して、大学進学の奨学金を2015年よりスタートする(来年の卒業生は7名)。全日制大学への進学は最低82%のインド統一試験結果が必要となるので、クリアすることが条件となる。初年度にもし対象者がいない場合のオプションとしては、ディプロマ対象の専門学校も検討する。

1414586677273
チベットの学生たち

▼デリーの大学に通うチベット奨学生を先生として派遣 (帰国後決定)

チベットプロジェクト(Rainbow Children Scholarship)ですでに大学進学をサポートしているチベットの秀才学生たちを、グジャラティスクールへ週1回程度教師派遣することを検討する。現在の12年生の公立学校での勉強時間不足を補い、また大学進学の82%のスコアを獲得するための試験対策強化のため。その場合チベットの学生へアルバイト代報酬を支払う。

▼インターネット接続によるIT教育支援 (帰国後決定)

グジャラティスクールのパソコンをネット接続する支援も検討する。スラムから外の世界に子どもたちをつなげ、将来の夢を創造する。またeラーニングの導入や、勉強におけるDVD学習や教材の動画ダウンロード、Skypeでの進学強化へも応用が可能。日本の学校や学生とオンラインで繋がることも可能。無線Wi-Fi設置に月千ルピー程度必要。

▼インド政府の給食無償提供について (提案事項)

給食に関してはインドでは申請すると国が無料で支援する仕組みがあり、申請するようサージャン(デリー支部長)から提案。そうなると運営経費は先生給与だけとなり運営がかなり楽になります。→国への申請案件であり現在未定

15404189427_f21645d4bf_b
ダラヴィスラムツアーのNGO

スラムツアーの立ち上げについて(提案事項)(団体決定)

今回ムンバイで現地NGOが主催する世界最大級のダラヴィスラムツアーに参加できたことはとても勉強になりました。世界へダラヴィの現状を知ってもらうことが支援につながり、主に子どもたちの教育支援へと形を変えていました。この経験を参考にして、レインボーチルドレンでもグジャラティスクールのあるシャディプールでスラムツアーを立ち上げます。首都デリーで50ほどあるスラムの中でも最大級のスラムです。デリーはあらゆるインド旅行の玄関口であり滞在する場所ですので、日本からも諸外国からもアクセスに優れています。年2回のスタディツアーだけでなく日本からの希望者はいつでも見学することが可能となり、もちろん世界中から見学に訪れてもらうことを視野に入れています。運営主体はレインボーチルドレン、スラムツアーのコーディネートはデリー支部で設計していきます。見学ツアー参加費は、グジャラティスクールの運営資金や大学奨学金等に充当します。自らの資源で自立していくための経営サポートです。ツアー立ち上げに、専用サイト構築、宣伝動画作成、事務所整備、スタッフ育成、ユニフォーム作成、等に50万円の予算を予定します。

1414586735472
最後はがっちりと握手で終わりました。左から北條副代表、石川代表、ジョセフィン代表、キングCEO,ネルー校長

以上ですが、今回メーラトでの学校建設を試みたことで、レインボーチルドレンの方針・強みが明確になり、団体としては意義のある結果となりました。
もともと学校建設をする前提として大学進学までの高等教育支援とのつながりを模索していたのですが、初等教育を担うグジャラティスクールと高等教育を担うレインボーチルドレンがタッグを組むことで、スラムでの強力な教育支援体制を確立できると考えます。たくさんの大学卒業生を輩出することで(大卒は企業就職率100%)、スラムの子どもたちに夢と希望を与えることができればと考えます。
また、第1プロジェクトであるチベットプロジェクトの奨学生たちと、第2プロジェクトであるスラムプロジェクトの子どもたちが繋がることによって、「レインボープロジェクト」がさらに前進する形となりました。

 『スラムから大学へ!~レインボーチルドレンの高等教育支援第2プロジェクト』

1414587283475
スラムの子どもたちから日本のスポンサーの皆様へのお礼

【資金計画について】

READYFORより手数料を差し引いて振り込まれた資金が1,712,872円。
スポンサーへの引換券経費290,867円を差し引き、残1,422,005円がプロジェクト運営予算です。

▼グジャラティスクールの最大6か月の運営資金386,400円(Rs192,000)
▼グジャラティスクールのインターネット接続に年間24,000円(Rs12,000)
▼グジャラティスクールに派遣するチベット学生への報酬で年間120,000円(Rs60,000)
▼グジャラティスクールから大学への進学奨学金4年間で約280,000円×1名分
▼シャディプールのスラムツアー立ち上げ予算約500,000円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・合計1,310,400円を資金計画とします。

*2年目よりのインターネット接続、チベット学生への報酬は、一般会計より計上します
*2名目よりの大学奨学金は、一般会計より計上します
*スラムツアーよりの収益は、グジャラティスクールの運営資金他上記項目を補てんします

これによりグジャラティスクールの6か月間のつなぎ運営資金、継続的に自主運営するための基盤づくり、子どもたちへのIT教育支援、チベット学生による進学授業、そしてまずは1名の子どもが来年より大学へ進学し4年間学業だけに集中できる環境を提供することができます。
これはレインボーチルドレンにとっても、学校建設という初等教育からスタートして10年以上かかることが1年で実現することを意味します。さらにチベットプロジェクトと交流することにより、学習環境において不利なスラムの子どもたちが大学へ進学できる確率が格段に高まります。二つのプロジェクトが繋がります。

 

1414675209746

【スポンサーの皆様へ】

今回このような事情で学校建設計画を変更することととなり、誠に申し訳ございません。団体として学校を建設しようとプロジェクトを始めた経緯、また現地での状況が変化したこと、それに対し真摯に対応策を考え行動したことに偽りはございません。レインボーチルドレンの活動ビジョンである高等教育支援を常に念頭におき、現地スラムに対して真に意味のある支援を追求して参りました。結果として形態は変わりましたが、グジャラティスクールを一時期レインボーチルドレンスクールとして運営支援し、その後も経営支援を継続することで間接的に学校を運営し、またスラムから大学進学という奨学金支援を決定することができたことについて、双方にとって望ましい解答を得ることができたと考えております。
また、グジャラティスクールへの6か月以上先の運営資金支援はないものとして学校側へ努力を促していますが、その努力結果によって部分的な支援を継続していく準備はあります。その場合はレインボーチルドレンの一般会計より可能な範囲で支援内容を決定しますが、スラムツアーの立ち上げを急ぎ早期に収益化につなげていきたいと考えます。
何卒、ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

年末に学校側から提出を受けるレポート、および来年3月の春スタディツアーでの半年後の現地の様子については、サポーターの皆様へ必ず報告致します。

1414675133516

【返金受付について】

今回の計画変更および資金計画について、ご賛同を頂けない場合は返金の受付を致します。
大変お手数ですが、返金希望先の指定とともに下記までご連絡くださいます様よろしくお願い致します。

(受付窓口) alico3113161@gmail.com レインボーチルドレン代表石川まで
(返金受付期限) 2014年11月30日まで

1414675267866

【引換券について】

高級チャイ、地球へのラブレターTシャツ、呼ばれて行く国インドDVDについては順次発送しております。サンクス動画についても近日メールにてご案内予定です。
完成した学校に掲示する予定であったネームプレートについては、グジャラティスクールに次回3月訪問時に掲示する予定です。

今後とも、レインボーチルドレンの活動へのご理解、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

レインボーチルドレン代表 石川辰雄

『スラムから大学へ!~レインボーチルドレンの高等教育支援第2プロジェクト』

2014秋☆スタディツアーvol.5(3日目)チベット寺院へ散歩

 

荷物をホテルに置いて、まだ朝7時。

午前中はノルブリンカに行く予定ですが、まだ早いので朝のダラムサラをチベット寺院まで散歩することにしました。チベット寺院はダライ・ラマ法王の公邸敷地に隣接する広大なチベット仏教のお寺です。早朝からたくさんの参拝者で賑わい、ツーリストにとっては観光スポットにもなっています。

1414031843922

 

つい先日(10/2)ダラムサラで、ノーベル平和賞受賞者会議が開かれたからでしょうか。通りにはインドの父マハトマ・ガンディーとダライ・ラマ法王の写真が入った横断幕がいくつも見えました。

1414031850645

1414031879322

そして、牛も朝の散歩でしょうか(笑)

朝方は牛がごみ置き場で朝ごはんを食べている光景をよく見かけます。

1413963856789

そして通りの両側には、早くから露店の準備をするお母さんたちが頑張っています。

昼前にはたくさんの露店が立ち並び、外国人観光客で賑わいます。

1413963871235

チベタンアクセサリーの他、ヤクの毛を使った編製品も人気です。

レインボーチルドレンがチャリティで販売しているアイテムも、こんな露店で仕入れをしています。
(直営店BASEショップ)http://rainbowchild.thebase.in/
* 販売純利益のすべてをチベットの子どもたちの大学進学のための奨学金に充当しています。

1413963720950

中心部から寺院まで歩いて10分ほど。右手に標高1900㍍から平地を見下ろす絶景を眺めながら、舗装されていない凸凹道をのんびり歩くともう到着です。

1414031967788

チベット寺院の入り口。

ここにも横断幕が飾られていますね。

3年前と違い寺院内部はセキュリティが厳しく、携帯やデジカメ、ライターなどは持ち込めないようになっています。写真を写すことができるのは、入り口から50㍍ほどまでです。中では五体投地で祈りを捧げる人、朝の儀式を務める僧侶たち、外周に配置されたおびただしいマニ車を回しながら周回する参拝者であふれています。そしてチベット仏教の仏像など素晴らしい仏教芸術も見ることができます。

 

1414032157306

そして、このポスターの前でメンバーに説明をしました。

毎回新しくなるこのポスターの意味、なぜこのようなことが起きているのかを。

このポスターには中国による弾圧に対し、2009年以降に焼身抗議をおこなって命を落とした100名以上のチベット人の写真が載せられています。9月にまた135名目となる若者が焼身抗議で命を落としました。半年ごとに訪れる度に新たなポスターとなり、この焼身抗議は今も続いているのです。

1413963834867

真剣に見つめるメンバーたち。

1413963884797

これまで中国により虐殺されたチベット人は120万人とも300万人とも言われています。
(チベットの総人口は600万人とされています)

1959年のダライ・ラマ法王亡命後も中国による同化政策は年々圧力を増し、土地を奪われ、政治的自治を奪われた上に、民族文化と宗教を破壊され(宗教施設は90%以上が破壊)、経済も収奪されています。中国領土内のチベット本土の学校ではチベット語の授業はされず、(中国の)愛国教育がなされています。もちろんダライ・ラマ法王の肖像を掲げることは禁止され、違反者は連行されて厳しい処罰や拷問が課せられます。場合によっては二度と帰ってこないこともあるとのこと。

声をあげると力によって弾圧され、情報統制によって事実が世界に知らされない現実への、唯一の平和的抵抗が「声なき声を叫ぶ」焼身抗議なのです。この現実を世界に知って欲しい思いで。その多くは若者です。

言論の自由、宗教の自由、集会の自由が許される日本にいると、焼身抗議の意味が分かりづらいかもしれません。他に方法はないのかと。そして、自殺大国である日本とは違い、自分ではない他のものを守るために自分の生命を賭して焼身抗議という行動に出ることが理解し難いかもしれません。

でも、今のチベット人に答えはありません。これが現実なのです。我々はチベットで起きている現実をもっと知る必要があります。世界にもっと知ってもらう必要があります。新疆ウイグルで起きている弾圧も、9月に香港で始まり今も続いている雨傘革命も、台湾で起きようとしている胎動も、特に我々日本人にとっては遠い国で起きていることではありません。

1413963882125

土地をなくし、宗教や文化が消滅させられ、言葉さえも失うとしたら、その文明はどうなると思いますか?

1413963887980

現在、難民社会の中心ダラムサラと、インド国内・ネパール・ブータンにまで広がるチベット人学校は100校を超え、高度な教育を受けることができます。もちろんチベット語による授業も行われています。しかし、せっかくの高度な教育も高校まで、その先の道は閉ざされてしまいます。まともな仕事に就けないチベット難民社会では子どもを大学へ送り出せる家庭は皆無です。(翌日の教育省とのミーティング内容は後日報告します)

そう遠くない、高度な自治が取り戻せた時、国を支えていく人材が必要です。チベット語を習得し、チベット独自の伝統的文化や宗教のもとに育った未来のリーダーを育むために2012年、「Rainbow Children Scholarship」の奨学金支援を始めました。現在、各チベット人学校をトップクラスで卒業した30名の秀才たちがインドの大学で学んでいます。(奨学生とのミーティング内容も後日報告します)

チベット問題を知り、独りでダラムサラを訪れ、個人で奨学金支援を始めた僕が、今のチベットにできる答えはこのことでした。

教育は未来へのパスポート。

教育は世界を変える!

 

さて、ツアー参加のメンバーはどう感じたのでしょうか?

今日一番刺激を受けた出来事でした。
正直、書いたり、言葉に表したりできません。
ひとつ言えるのは、これを見聞した時に自分の中の何かが動き、変わったということです。

チベット寺院に行って、初めて焼身自殺のことを知り、言葉が出なくなりました。
こんなに多くの人が、命を落として世界に向けてアピールしていることに驚きを隠せませんでした。武力を使わないからといって尊い命がなくなっていく、こんな残酷なことはありません。
もっと詳しく、チベットや中国との関係、また、自分たちにできることはないのか、考えたいです。

つづく。

もう少し詳しく知りたい方は、関連記事をご覧ください。
一年前に北條副代表がこのポスターを見て衝撃を受け、ブログにまとめたものです。(閲覧注意)

『NPO法人 レインボーチルドレン』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

↑ クリック

毎日クリックで10位入賞を続けることで、〈年間約5名〉のチベットの奨学生・スラムの奨学生が、インドの大学で学ぶことができます。
教育は未来へのパスポート!夢と希望の架け橋にぜひご参加ください。

2014秋☆スタディツアーvol.4(2日目)バスで12時間

 

今回のツアーでは、デリーからダラムサラまでの移動はバスになりました。

ダライ・ラマ法王のティーチング時期と重なり、世界中からツーリストが集まるため飛行機も列車も予約がとれなかったのです。

なんと今回メインの台湾からは1000人規模で来ているらしいです。

でも、インドの最北部にほど近い、ヒマラヤ山脈の西端が望める天空の街へは、簡単に飛行機でアクセスできない方がよいのかも知れないとも感じました。

聖地ダラムサラへの12時間のバス旅。

さあ、参加者の感想はどうでしょうか?

一年前の教訓を活かして、「Volvoボルボのセミスリーパー」を苦労して押さえました。

リクライニング機能付で、毛布とミネラルウォーターも付いてるという快適バスの乗りごこちのほどは?

1413963533323

夜行バスでダラムサラへ。想像していたよりも快適なバスで充分眠ることができました。

1413963522592

よかったです。車内はこんな感じの4列シート。

フットレストも付いてるので、ほぼ真っ直ぐに寝ることができます。

あと、クラクションの騒音対策で、耳栓持参を案内していましたが、けっこう静かです。

これなら楽勝かも♪

1413963510559

夜行バスはあまり寝れず、悪路を楽しんでいるうちにダラムサラに6時に到着。

1413963529681

あれれ、長時間座るのが苦手で、立ってたメンバーもいましたね。

レイ君は飛行機でも、貸し切りバスでも、同じでした(^^;)

1413963515056

途中4回ほどトイレ休憩、食事休憩もあります。

(トイレ休憩の時に、アクシデント第2号も発生!)

1413963526505

夕食もとらずバスに飛び乗ったので、お腹がすいています。

チャイとスナック菓子が今夜の夕食(^^;)

1413963531462

日本でも高速バスはよく使いますが、かなりの長時間、これも貴重な体験だったと思います。体調を整えておくことは大事だと思いました。
同じバスの中でいろいろな国の人が乗り合って時間を過ごすというのも、街中のローカルバスと違い、高速バスならではかも知れません。

1413963643418

夜行バスでは思ったより眠れて、気が付くと霧のダラムサラに着いていた。

1413963792443

早朝6時のバスターミナル。

気温は10℃くらいでしょうか。

出発してきた35℃のデリーとの気温差に、ぶるっときてダウンを着込みます。

1413963753990

ぼーっとしながら、ダラムサラの朝食の定番、チャイとパイをいただきます。

パイをチャイの中に浸しながら食べるのが、なかなかグーです。

1413963879604

少し身体があったまったので、ホテルに向けて出発です。

1413963782318

重いバックパックを背負いながら、

1413963873336

なぜか廃墟ビルにたくさんの牛が宿をとっているのを眺めながら、

1413963649720

10分ほどでホテルに到着です。

ここでも眠る従業員を起こしてしまいました(>_<)

チェックインは12時なので、フロントに荷物を預けて屋上に上がると、、

1413963799758

遠くヒマラヤ山脈から上がるサンライズです!!

1413963802171

その場のインスピレーションでダンスの表現をする猿くんは、

1413963776257

今日一番刺激を受けたベスト2の一つは、山々をバックに朝日を浴びながら踊ったことです。ひしひしと自然からのフィーリングが入りこんで来て、最高の時間でした。

1413963698877

ツアー1回目のダンスでした。また動画で紹介します。

荷物をホテルに置き、散歩に出る。ベジモモをみんなで食べる。とてもおいしい。
ダラムサラの風景はかつて行ったブータンの風景に似ていた。人々の顔立ちも日本人にはなじみがある。違和感なくなじむ。外国人も多く、ダライラマ法王のティーチングの時期でおぼうさんも普通にいた。

14139637570351413963645710

141396362971814139636381531413963623679

12時間のバス旅を経てダラムサラに着いたときは眠くて仕方なかったのですが、ダラムサラの自然いっぱいの空気がとても気持ちがよかったことを覚えています。歩いてホテルまで行く道のりは初めて目にするものばかりで、田舎から上京してきた人みたいに上ばっかり見て、わくわくが止まらなかったです(笑)
初めて食べたモモがおいしくて、あのおばちゃんの笑顔に癒されました。
牛がそこらへんにいたり、せまい道を車やバイクがビュンビュン飛ばしていて、みんなすごく自由にのんびり暮らしているんだなと思いました。現地の方とすれ違うと ニコニコしながらあいさつしてくれたり、「どこから来たの?」とか「コンニチハ」と声をかけてくれるのがすごく嬉しかったです。

1413963924211

前回の春スタディツアーでは会えなかったベジモモのお母さん。

一年ぶりに「タシデレー!」

1413963812308

蒸したものを軽く油であげたお手間いりのベジモモ。

中身がイモのものとミックスで、約7個入って20ルピー(35円ほど)!?

1413963725249

揚げたてなので持つ手もアチチで、でもムチャムチャうまい!!

1413963864410

チベタンファストフードですね。

ベジとは思えないほどしっかり味が付いてます。

お好みでスパイシーソースをつけて。

1413963668599

もしかすると、ダラムサラで一番おいしかったのはこのベジモモかも知れません。

行くことがあればマクロードガンジの中心部に早朝だけあらわれる、

このお母さんのベジモモをぜひお試しください。味は保証します!

さあ、みんな笑顔になったところで、ダラムサラ1日目のスタートです。

つづく。

 

『NPO法人 レインボーチルドレン』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

↑ クリック

毎日クリックで10位入賞を続けることで、〈年間約5名〉のチベットの奨学生・スラムの奨学生が、インドの大学で学ぶことができます。
教育は未来へのパスポート!夢と希望の架け橋にぜひご参加ください。

2014秋☆スタディツアーvol.3(2日目)世界遺産赤い城

 

ホテル前で待機していると、必ずバクシーシ(物乞い)の子どもが寄ってきます。

母子連れが多いのですが、ホテル宿泊の外国人は格好のターゲットであり、ホテルは彼女らの大事な仕事場となっています。

これもインドの日常、非日常体験です。

たまにあげることもありますが、キリがないので次第にかわし方を覚えるようになります。

image

さあ、世界遺産観光へ出発です!

image

車が待つ通りまで、少しだけ歩いていきます。

image

4人,3人,3人に分かれて3台に乗り込みます。

image

今日のデリーは天気、日中は35℃以上まで気温が上がりそうです。

image

ちなみにバクシーシの母子連れは車まで追ってきます。

image

車に乗ると、おや?いつもより道が空いています。

土曜日ですが、モディ首相になってから週休一日になったとか聞いてましたが。。

(後で判明しましたが、インドでは大型6連休の最中でした)

ニューデリー市内を郊外に向けて幹線道路に入ると、うって変わって車、車、車、オートリキシャ、自転車、牛、犬、歩行者、横断者で、大渋滞、大混乱です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一時間弱かかって降ろされたのは、世界遺産の正面入り口ではなく、敷地の外れでした。

大渋滞で正面入り口はとても路上駐車で待機できる状態ではなかったようです。

image

遠くに人が見えますが、延々と観光客が歩いてやってきます。

ぼくらもひたすら歩きます。

image

まだ1日目、メンバーも元気です。

そして、ついに赤い建物が姿を現しました!!!(望遠レンズ)

14138066415291413806606028

角を曲がると!!

、、、まだもうちょっとあるようです(^^;

(猿くん、ショックでうなだれポーズ?)

そして、今度こそ赤いお城ラール・キラーが全貌を現しました!

1413806629242

1413806631335

 

【今回の世界遺産第1号】

赤い城(赤い砦、レッド・フォート、 Red Fort

またはラール・キラー(ヒンディー語、ウルドゥー語‎)は、インドのデリーにあるムガル帝国時代の城塞。

デリー城とも。

 

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、アーグラから遷都し、自らの名を冠した新都シャージャハーナーバード (Shahjahanabad) における居城として築いた。1639年から9年をかけて1648年に完成。名称の由来ともなった城壁の赤い色は、建材として用いられた赤砂岩のものである。

1857年インド大反乱のとき、イギリスは軍の駐屯地として接収した。兵舎が建設されるなど、城内は大きく造り替えられた。インドの独立後も、近年まで軍の施設として使用されていた(現在も、デリー門周辺と北西部には軍の施設があり、立ち入れない)。

2007年に、隣接するサリームガル砦 (Salimgarh) と併せて「赤い城の建造物群」としてユネスコ世界遺産に登録された。 ラホール門内のチャッタ・チョウクは宮廷の女性たちのためのショッピング街であったといい、現在は土産物屋が並ぶ。~Wikipediaより

 

image

タージ・マハルを築いたあの皇帝が、アーグラー城とそっくりなものをデリーに造ったものなんですね。赤砂岩の質感といい、どうりで雰囲気もそっくりです。

1413806620141

 

「入り口に30分後に集合で!」

この時点では、もう一つの世界遺産へ行こうと考えていましたので、前後時間を考慮して、短い滞在時間です。

みんな迷子にならないように(笑)

 

 

 

image

最初は、土産物屋が立ち並ぶエリア。

下手するとここだけで30分が終わりそうなお店の数。

1413806636408

 

抜けると、広大な庭園エリア。

向こうに見えるのが中間地点で、中は展示室も設けられています。

とりあえず記念写真!

そして、そこまで辿り着くと、、

1413806622526

さらに奥に広がるエリアと、最終地点の建物がそびえます。

1413806645846

一番奥まで歩いていくと、

14138066570881413806797840

素晴らしい建築デザイン。

THE世界遺産です。

建築家のねえさんと、大学院で建築を研究する近藤くんはもっと時間が欲しかったですね。

 

1413806682964

時間通りみんな集合して、世界遺産第1号の前で集合写真です。

(このしばらく後、アクシデント第1号も発生します???)

1413806714007

そして、昼時になったので、昼食のレストランへ移動。

ここでも大渋滞で時間をとられます。

目指すは「Taste of INDIA」。

ロータス近くのお土産物屋のビルの4階にあるのですが、観光客ではなく地元の上流層で賑わう人気インドレストランです。外からでは土産物屋にしか見えませんね。

1413806625339

でも、中ではこんなに素敵なインド料理を食べることができます。

今回、メンバーがはじめて口にするインド料理ですもんね!

タンドリーチキンや、バターチキン、ダル(豆)やノンベジ・ベジのいろんなカレーたち。

やっぱりこの店はおいしかったです。

1413806617590

 

そして、ラッシー!

今回もチャイに負けないくらい飲んだのがラッシーです。

スパイシーな料理に合うだけでなく、

スイート、ソルティ、バナナ、マンゴー、etc

いろんな味が楽しめます。

 

 

さあ、お腹いっぱいになったし、

次まで行ったら夕方のバス時刻までに戻ってこれなそうだし、

インド6連休の渋滞にも阻まれ、

もう一つの世界遺産クトゥブ・ミナールは次回お預けになりました(>_<)

【2日目 クトゥブ•ミーナールと複合建築群(世界遺産)】2
写真だけ。2013秋スタより~

 

いったんホテルへ戻ってシャワーを浴びたあとは、深夜バスでダラムサラへの移動です。

チベットプロジェクトの活動拠点となるダラムサラでは、今回もイベントが目白押しです。

決してバスに乗り遅れる訳にはいきません。

急げーーーー!!

つづく。

(次回より参加メンバーの日記がスタートします)

 

『NPO法人 レインボーチルドレン』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~
↑ クリック

毎日クリックで10位入賞を続けることで、〈年間約5名〉のチベットの奨学生・スラムの奨学生が、インドの大学で学ぶことができます。
教育は未来へのパスポート!夢と希望の架け橋にぜひご参加ください。

2014秋☆スタディツアーvol.2(2日目)インド到着!1杯目のチャイ

 

8時間フライトで定刻通りデリーに到着!

深夜の1時30分です。(日本時間朝5時)

イミグレのこのオブジェが、インドにまた帰ってきた実感を盛り上げてくれます。

imageimage

入国カードを書いて、ドキドキしながらイミグレを通過。

image

荷物を受け取って、

image

外に出ると、たくさんのインド人の中から、、いたいた!!

サージャン(デリー支部長)の熱烈歓迎が待っていました!

imageimageimageimageimageimageimageimageimage

近藤くんは、関空より北京経由で合流です。

大学院でスラム建築の研究をしています。

これで10人目がそろいました。

 

image

車を待つ間に、おやおやケンカ?

ではなく、今夜3人部屋のメンバーがエクストラベットを巡ってジャンケンの真剣勝負です。

image

荷物を積み込んで3台に分乗して、ホテルへ移動。

ホテルのあるカロルバック駅周辺まではこの時間帯だと約30分です。

image

見覚えのある看板。

インドに進出している日系企業は1000社を超えています。

image

image

 

助手席の北條さんは、お疲れからか運転手の肩にしっかりと頭をのせて寝ています。

そんなにインド人が好きだったんですね(笑)

image

ようやく今回のデリーでの宿、サンスターハイツに到着です。

時間は3時前くらい。みんなやはりお疲れです。

image

寝ている従業員を起こしてチェックイン(いつもごめんなさい)。

各部屋の鍵をもらって、

image
エキストラベット、初日は近藤君の寝床に

ようやくお休みなさい!

明日は9時朝食の、10時出発です。

(この後浴びたシャワーは、いきなりインドの洗礼。水でした。。)

image

翌朝、高揚感とデリーの朝の喧騒でゆっくり眠れず(2時間睡眠?)、早起きしました。

いよいよインド1日目のスタートです。

image

インド一食目となるホテルの朝食は、なんとアメリカンブレックファーストww

image

で、ホテル近くの露店のチャイ屋さんで今回の旅1杯目のチャイ。

笑顔になります!

これがとっても美味なんです。

10ルピー、約18円。

image

目の前でカルダモンやジンジャーをばちで潰して作ってくれます。

今回の旅で一番おいしかったチャイです。

image

おいしくて2杯目も飲んじゃいました。

image

そして、夕方のダラムサラ行の深夜バスまでの間、デリー世界遺産半日観光へ出かけます。

メンバーのほとんどは、明るくなって初めてインドの姿を目にします。

インドの日常。

インドの世界遺産。

インドの洗礼。。

続く。

『NPO法人 レインボーチルドレン』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~
↑ クリック

毎日クリックで10位入賞を続けることで、〈年間約5名〉のチベットの奨学生・スラムの奨学生が、インドの大学で学ぶことができます。
教育は未来へのパスポート!夢と希望の架け橋にぜひご参加ください。

2014秋☆スタディツアーvol.1(1日目)日本出発

 

2014年10月3日から14日まで〈12日間〉の秋スタディツアーより戻って参りました。

スラムでの学校建設計画に合わせて「スラムスペシャル」としてたくさんのスラムを訪れてきた12日間。

ツアーの日々の模様と、プロジェクトの報告を合わせて、恒例の旅日記として綴っていきたいと思います。

今回の日記の執筆者はツアー参加者です。

スケジュール満載のツアーの日々で、参加者に日記感想文として提出いただいたものを、生の声と当日のリアルな言葉で、写真とともに紹介していきます。

image

今回の参加者は15名。

過去最大の参加者です。

北は北海道から、西は愛媛まで、日本全国から成田空港と関西空港に集まりました。

初日出発は10名、日本での予定を終えて後から参加するメンバーと合わせて最終15名がインドで集合します。スラム写真家の吉田くんは、学校建設予定地の調査のために3週間前から現地スラムに入ってもらってます。

image
成田組
image
関西組

第一陣が東西から集合するのは、上海(PVG浦東空港)。

現在インドまでの空路で一番リーズナブルなのは中国東方航空の上海経由です。

合計フライト7本で総旅費を15万円に収めるためには、多少の乗り継ぎは仕方ありませんね。

image

image

上海空港の乗り継ぎエリアで、成田組と関西組の初対面、自己紹介タイムです。

9名はフル参加で、ダラムサラへ向かうメンバーとなります。

参加するメンバーによって旅の色付けが変わってくるこのスタディツアー、今回はどんな旅になるのでしょうか。

image

東京から参加のW優子さん(向川さん、三村さん)これからずっと相部屋のお二人です。

image

ねえさん(向川さん)は、スラム学校建設プロジェクトで参加の建築家。小さな頃から海外に学校を建てるのが夢でした。

image

優子さん(三村さん)は、学校の講師をしながらインド料理店でも働く元ミュージシャン。ツアー申込みの少し前からインドに呼ばれ始めたそうです。その訳は。。

image

image

神戸から参加のダンサー(学生)猿くん。プロダンサーを目指している彼は、今回世界遺産やスラムで受けたエナジーをダンスで表現してくれます。

image

北海道から参加のクリエイター(学生)レイくん。これからの旅でこの金色銀色の髪がインド各地で大人気となるとは思いもしませんよね(笑)

image

仲良しお友達の二人は、、

image

チベットに魅かれて東京から2回目参加の美大生ともちゃん。

image

愛媛から参加のべっちゃんは初海外で参加です。

image

そして、インド6回目となる代表の石川と、、

image

同じく3回目となる副代表の北條と、

image

 

これからインドへ飛び立ちます!!

約8時間寝るとそこは「呼ばれて行く国インド」です。

一人だけずっとゲームしてましたが(笑)

続く。

『NPO法人 レインボーチルドレン』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

毎日クリックで10位入賞を続けることで、チベットの奨学生、スラムの奨学生が年間約5人、インドの大学で学ぶことができます。教育は未来のパスポート。夢と希望の架け橋にご協力ください。

日本人とチベット人だけが持つ遺伝子について

 

チベットへ行くといつも懐かしさを感じます。

チベット人に会うとどこか懐かしさを覚えます。

顔立ちが日本人にそっくりで、こんな人日本人にもいるな~、この人もいるな~、と思ってしまいます。

この写真はレインボーチルドレンのチベット奨学生たちですが、日本人の顔立ちにすごく似ていますよね。

PicsArt_1389495067052

こちらは、神奈川支部長の未来さんがシェアしてくれた、「Y染色体D系統における日本人とチベット人の共通の起源に関する論文」です。
懐かしさの理由が遺伝子として証明されています。

そして、ここに書かれている「世界で日本人とチベット人のみが高く持つ遺伝子」 が、僕をチベットに引き寄せ、そしてレインボーチルドレンプロジェクトの始まりとなっているような気がしてなりません。

そして、それは平和の遺伝子のようにも感じます。

少し難しい内容ですが、ぜひご覧になってください。

 

コラム ダライラマ法王

(抜粋)

東アジアにおけるD系統の平均頻度は、9.60%であるが、チベット(41.31%)、日本(35.08%)、アンダマン島(56.25%)が高い頻度を示す一方、ほかの東アジアの集団の頻度は、希薄(5%未満)である。

チベット人が持っているより高い多様性というのは、他の集団に比べてチベット人のD系統が非常に大きく且つ影響力のある集団規模であったことが主因である。
チベット人と日本人は地理的に遠く離れた地域に住んでいた。そして、彼らの持つD系統は、2つの異なるサブ・ハプログループに属している。
この2つのサブ・ハプログループはどちらも、網目の細かい星状のネットワーク構造をもっている。それは彼等が、長い期間ローカルな存在であったことと最近、人口拡大があったことを示している。

アフリカでだけ観察されたDE*系統が、チベット人の中に2人見出されたという発見は、D系統の古さの証であり、、D系統が東アジアに最も早く到達した現生人類の移住者の中の一つであることを示している。
さらに、D系統の偏った分布と分岐前の時期の古さは、東アジアの現生人類の集団の中で、D系統が、旧石器時代に他の系統とは独立して移動した集団であったことを示している。

このD系統の推定年代は、これまでに東アジアのY染色体とmtDNAの両方を組み合わせた分析から報告されていたものよりも、より古くなっている。
それが過大評価であるか否かにかかわらず、われわれは同じ方法で、DE*とE系統の分岐時期を計算した。
結果は、27,176年前である。これは、D系統よりはるかに遅いが、これまでの推定(27,800-37,000年前)と一致している。
したがって、D系統の古さは、東アジアにおける人間集団の先史時代の真の姿を反映したものである可能性が高い。

最近の考古学的発見によれば、興味深いことに、約30,000-40,000年前現生人類がチベット高原を探索していたという。その時期は、これまでに示された時期よりはるかに早いが、われわれの仮説には合致している。
後氷期の海面上昇は、最終的には、日本と大陸とを隔てさせることとなった。それは現在の日本人集団の中にD系統が遺物のように分布していることの説明になる。
考古学データは、約30,000年前の日本列島に、現生人類が初めて到達したことを示している。これは、D2系統のわれわれの推定年代(37,678 ± 2,216 年前)と一致する。
同時に、現在のチベット人集団と日本人集団はそれぞれ、おそらくD系統とO3系統の二つの古代の集団が混血して出来上がったのだろうと考えられる。

<2015.5.29追記>
このことに関連する興味深い番組がNHKで放映されましたので、FBページで投稿しました。

【日本人のルーツ】分かってきた縄文人のDNA~NHKおはよう日本より今朝NHKでDNA解析の最新情報が伝えられていました。「簡単に言うと、今、日本にいるD(Y染色体)の男性のお父さんのお父さんをずっとさかのぼっていくと、チベットやア…
Posted by レインボーチルドレン(特定非営利活動法人Rainbow Children Japan) on 2015年5月29日

11329777_431976643630216_2458407041816294404_n

 

 

秋スタディツアー参加者募集!

 

人生をかえる旅~インドへ行こう、チベット(ダラムサラ)へ行こう!

 

今回は「スラムスペシャル」

~命の輝き、パワースポット・スラムに魂で触れる体験~DSCN0142

☆学校建設の計画を進めるメーラトのスラム!
スラム学校建設プロジェクトで建設予定地のメーラト。
向川建築士も同行し、周辺環境や教育現状を確認しプロジェクトの進行を図ります。

☆映画の舞台となった、インド最大ムンバイのスラム!
推定1200万人以上がスラムで暮らすムンバイで、映画「スラムドッグ$ミリオネア」の舞台となったダラヴィ地区のスラムツアーに参加して視察を行います。

☆4回目となる、デリー最大のスラム!PicsArt_1397821216425
今回も号泣者続出?毎回魂が震える体験をさせてくれるグジャラート校で、今回は○○教室。今まで、折り紙教室、バルーンアート教室、地球へのラブレター教室を行いました。

そしてデリー近郊の他のスラムにも訪れます!

 

今回の世界遺産は「エレファンタ島」エレファンタ島

ムンバイのインド門から船で一時間。
宇宙のエネルギーそのものを現すシヴァ神、インドで最も愛される神の信仰の中心地、美しき世界遺産の石窟寺院を訪れます。

 

今回のダラムサラは「ミスヒマラヤコンテスト」miss himalaya india mcleod ganj 13 oct 2012

AFP記者であり、様々なイベントを手掛けるオーガナイザーでもある友人・ロブサンワンギャル主催の祭典に参加します!ミスチベットコンテストからヒマラヤ全地域に範囲を広げた、ヒマラヤ地域女性の世界進出のためのコンテストです。詳細はコチラ

 

今回の奨学生ミーティングは「30名」PicsArt_1389495067052

この夏新たに20名がインドの大学へ進学しました!新入生に初めて会うのが楽しみです。今回からは立食ランチパーティ形式で、奨学生たちとツアー参加者の交流を図ります。この写真が30人に増えます♪

 

そしてもちろん定例のチベット教育省とのミーティングをはじめ、

チベット学校やインドの公立・私立学校見学など、

その他スケジュール満載の11日間です。

 

☆日程は10/3(金)~10/13(月・祝)の10泊11日。

 

旅行費用はいつもの15万円(燃油サーチャージ込)。参加費用は1万円のみ(現地参加・学生は5千円)。

 

☆お申し込みはコチラから→ ツアー申込みフォーム

 

申込期限は第一次8/31。

14名の参加で申し込みは締め切りました。facebookページおよび帰国後のブログでツアー内容を紹介していきます。お楽しみに。

次回、2015秋ツアーは「ヨガスペシャル」を予定してます。今夏入学した奨学生が多く学ぶデラドゥンとチャンディーガルに、奨学生たちに会いに行く予定です。デラドゥンは世界中よりヨギー、ヨギーニが集まるヨガの聖地リシケシの近くです。ヨガ一泊修行なども盛り込みつつ、春の北インドを巡る予定です。年末近くに募集予定。

 

☆過去のツアー参加者の感想はコチラから→ツアー感想

珠玉の体験がたくさん詰まっています。ぜひお読みになられてください。。

NPO法人第一期決算について

 

法人化して最初となる第一期 (2013.4.4-2014.4.30) の決算を関係所轄官庁へ届け出を完了しました。

収入となる寄付、チャリティ売上、gooddo支援金は多くの皆さまのご支援によるものです。

おかげさまでチベットの奨学生10名が大学で学ぶことができました。

深く御礼申し上げます。

このサイトの「お問い合わせ」→「情報公開について」のページへ掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

掲載は、定款、事業報告書、活動計算書の三点です。

各項目について、ご質問・ご意見がございましたら可能な限り何でもお答えしますので、お問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。

 

また、第二期よりスラム学校建設プロジェクトも始まりました。

チベット奨学生は2017年100名体制に向けて、毎年25名づつ増加させていく計画です。

 

今後もレインボーチルドレンを応援くださいますよう、お願い申し上げます。