みらいの貯金箱100個完成!

こどもたちのみらいの貯金箱100個が完成しました。
そして、なんと石川県の漆塗りスペシャルバージョンも登場です!

<完成への道すじ>
設計デザインから制作までをボランティア(プロボノ)で募集し、Ms建築設計事務所さんと羽根建築工房さんにご協力いただきました。子どもたちの未来とともに地球環境にも配慮し、ナチュラルで他にないデザインを考えた結果「無垢材を使った天然木の募金箱」の構想が浮上しました。
試作モデル10個が完成の後、設置先のスペースを考慮してサイズダウンで再設計し、年明けより100個の制作がスタート。消費増税で建設業界は人手が足りないほど忙しい中、大工さんたちが休憩時間や休みの日を利用してひとつひとつ完成していきました。そんな中、もっとスペシャルなものを作りたいと、石川県の漆職人さんもプロジェクトに加わり、20個ほどが漆塗りバージョンとして、この4月末ついに100個が完成しました。

▼漆の匠紹介~(有)沢幸沢幸3漆店/沢田欣也様
〒923-0923 石川県小松市東町46
http://www.geocities.jp/urushisawakou/profile.html

健康住宅や自然素材が注目されている中、天然素材でありながら、それでも漆は扱いにくく、高価なものと思われ敬遠されがちです。かつて漆はもっと身近な素材であり、見た目の美しさだけでなく、木材の保護剤としてなど、実用的な面でも使われてきました。20 ~ 30 年ほど前まで北陸地方では住宅の柱、床、建具などに漆塗り(拭き漆)することはごく一般的なことでした。今日では漆塗りの家もめっきり少なくなってきましたが、漆は現代の生活にも充分に活かせる素材です。フローリングを中心に「自分で塗ることも可能」をテーマに、アドバイスと提案を続けております。

沢幸2

貯金箱1

完成したみらいの貯金箱を運ぶ様子。みんな笑顔です。写真右から、Ms建築設計事務所代表三澤さん、羽根建築工房和田さん、レインボーチルドレン代表石川、Msの戎野さん。早く日本全国にお嫁にいきますように!

貯金箱2

杉や栗、タモなど様々なバージョンがあります。無垢材の香りがプンプンです♪

lp-1

こどもたちのみらいの貯金箱プロジェクトでは、設置協力先と設置協力先をご紹介頂けるサポーターを募集しております。全国どこでも可能です。 サポーターの皆さまには、設置先様への協力依頼と、年に2回程度の集金業務、フライヤー補充をお願いしております(支部所在地では直接管理も可能です)。設置協力先さまおよびサポーターの皆さまは、「みらいの貯金箱」ページでご紹介をさせていただきます。

全国へみらいの貯金箱が旅立つお手伝いをして下さい!

お問合わせより、お待ちしております。

*漆バージョンは飲食店様優先とさせていただきます。

IMG_0230

こどもたちのみらいの貯金箱プロジェクト
【制作協力】
有限会社羽根建築工房 代表 羽根信一様 http://hanebou.com
【設計協力】
Ms建築設計事務所  建築家 三澤康彦様 http://www.ms-a.com/profile/
【漆塗協力】
有限会社沢幸漆店 代表 沢田欣也様 http://www.geocities.jp/urushisawakou/profile.html

スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 伊藤明香(大阪支部長/大阪)

混沌としたスラム街の中の小さな小さな学校で彼らと出会った。「これ学校なの?!」っていうような小さな小さな建物に、小さな子供から中学生くらいの子供まで一緒に座っていた。友達同士ではしゃぐ子供たちの笑顔は、とても眩しくて輝いて見えた。そんな子供たちをみていたらワクワクが込み上げてくるそんな気がした。 一目みただけで貧しいと分かるような生活や教育を受けているのに、堂々としていて自信溢れるスラムの子供たちの姿をみて、「尊敬」の気持ちが溢れた。 可哀想とか、助けてあげたいとかなんてこれっぽっちも思わなかった。 一人一人の瞳が澄んでいて力強く、熱い血を感じた。
その素晴らしい彼らの生きる道に少しでも選択の幅が広がるようなお手伝いをさせて頂きたいと思った。 彼らのことをもっともっと知りたくなったし、もっともっとたくさんの人に見てもらったり知ってほしいと思った。 こんなに楽しそうに生きている子供たちの姿を今の日本人に見てほしいと思った。
全てのツアーに参加できませんでしたが、私は彼らに出逢えて本当に良かったと思いました。大阪で毎日死んだような毎日を過ごしていた私に希望を与えて下さいました。そして、また尊敬できる方々に出逢えて、光栄でした。 私はまだまだ彼らのお手本になれる大人ではないなと痛感しました。子供は大人の背中を見て育つ。 どんな良い教育を受けても大人がダメなら子供もダメになる。日本でもインドでも、世界的に子供に胸を張って生きれる大人になるのが私の今の目標です。 ありがとうございました。

スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 木村ひとみ(銀細工アーティスト/京都)

たいてい、初めての土地に一歩踏み出す時、パーッと目の前に広がる風景の印象は、これからの旅がどんなものになるかを想像させる。
夜のデリー空港に着いた。初めてなのに夜中のデリーの埃っぽい空気に妙に馴染んでしまった。普通にその街に入り込んだように思った。甲高くやかましいクラクションの音も、確かにうるさいとは思いながらも耐えられない音ではないし、ぶつかりそうになりながら追い越し追い越されていく車の走行もごく普通の日常として自然に馴染んでいた。
私は日本でうわさに聞いていた物乞いの子供たちに近づきたくないと構えていた。 それなのに、それなのに、ごみ溜めのどぶ川のような臭いのするスラムの中に入り込んだとき、構えて硬くなっていた自分は一瞬うちに吹っ飛んでいた。 気がつけば彼らと握手しハグし笑っていた。彼らを抱きしめていた。 子供たちが受け入れてくれたんだ。とっても素直に、私たちを遠くから来た親しい友人として。 彼らにとって援助をしてくれる大事な特別な日本人ではあるけれど、子供たちにはそんなことは考えていない。彼らのキラキラした眼は遠方からの友人を素直に受け入れていた。 貧困で劣悪な環境であっても子供たちの目は輝いていた。 彼らは競って私たちにノートを見せてくれた。算数や理科のノート。 ああ…こんな環境なのに彼らはちゃんと学んでいるんだ。しっかりと観察もしている。
今回日本から持参したクレパスで色画用紙に絵を描いてもらった。 それらの絵の多くは、おうちがあって、山があって、太陽が輝いている。 インドの国鳥であるクジャクを描く子供も多い。蓮の花を描く子もいる。国旗を描く子もいる。 彼らは幼い時から愛国心を培っている。 日本の子供たちはどれほど愛国心を持っているだろうか?と、ふと思う。 貧困と身分差別は彼らの将来の大きな壁となってくるだろうけど、たぶん大人になっても愛国心は変わらないだろう。
今の私たちができることは、友情を深めること。 握手をして、ハグをして、一緒に笑って、踊って、Facebookの交換をして、また会おうねって。 また、会いたいと思う。

スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 森口和子(NPO法人おとくにパオ設立代表/京都)

(バラナシへ)バラナシへ向かうオートリキシャの旅はもう最高でした。埃はすごいけど、目の前を通り過ぎる風景という風景は、どこを切り取っても色合いといいカタチといい素敵に絵になる景色で、ビデオ持ってくれば良かったと思いながらスマホで写真と動画を撮りまくりました。バラナシの町に近づくとだんだんと、リキシャと自転車と車と人と牛と喧騒とごった返しと…いろんなもののひしめき合う街路に圧倒されつつも、これぞインド、聖なるガンガーにやってきたという思いで気持ちが高揚していきました。

(マザーベイビースクール訪問)デリーでの衝撃的で感動的なスラムの学校訪問の後で、しかも事前の予備知識がほとんどない状態(孤児院見学と聞いていた)での訪問だったこともあり、第一印象は“意外な感じ”でした。のどかな環境、細部まで気持ちのこもった手作りの建物、なんて素敵な学校じゃないか、聞くと今は孤児はいないとのこと、こんな環境の学校で学べるここの子どもたちは幸せそうだと…しかし、ガンジスの対岸のこの地域は貧困層が高く、カースト制や差別など厳しい現実の中、子どもたちの教育事情も厳しいと聞き、創設者マザーベイビーの想いとそれを実現しようと動いた日本人のことを知り、これがここに本当に必要だったこと、また継続的な支援が必要なことを改めて感じました。

子どもたちが実際に勉強している姿を見ることはできなかったけれど、多くの日本人がボランティアで汗を流し思いを一つにして建築に携わった話や、スタッフとして此処に来てそのまま3年4年居ついてしまったHIROYOさんの、さらっと話す言葉の中に見える子どもたちへの愛、どれもが暖かく、力強く、ここで子どもたちがこれからもずっと学び続けられるように、私たちのできることをしていきたいと心から思いました。

(余談ですが)日頃子どもたちとかかわる活動を続けている中で思うことは、どんな環境にいようとも、子どもにとって一番大切なことは「未来を夢見ること」であり、大人が子どものためにしなければいけないことは子どもが夢を思い描ける“今”を保障することではないかということです。「未来を夢見ること」が、「今を生きる力」になると思うからです。恵まれた環境の中で保護され育つ日本の子どもたちの中に、未来に夢を描くことができず、現実逃避してひきこもる子どもたち、狭い閉鎖された世界の中で息苦しく暮らす子どもたちを多く見ていると、瞳を輝かせていたインド、チベットの子どもたちこそが、本来の子どもの姿に思えてきます。本当にみんなきれいな目をしていましたね。

(ガンガーにて)インドといえばガンガー、生と死の混同した命蠢くところ、そして何もかもを呑み込んで過去も未来もなくただ黙々と流れる大いなる川。そこに自分がいることの不思議さと自然さ。じっと何時間でも座って眺めていたいと思う気持ちと、ここは私たちよそ者の来るべきところではないという後ろめたさ、けれどもう一度行きたいと今思う…。
なんと魅力的な国、インド!!

<He’s hand-差し出される手->

たくさんの手に出会った たくさんの手と握手した
ハロー ナマステ ハロー ハロー

小さな手 きゃしゃな手 カサカサしていて埃っぽくて
でも何の疑いも 何の媚もなく 差し出される たくさんの手
ハロー ハロー ハロー 幸せは ここにもある

ドブの臭いが立ち込め 汚水があふれる 細い迷路の 入り組んだ家々の中 路地の中
父がいて 母がいて 祖母がいて 祖父がいて
生まれがあって 死があって 恋があって 愛があって
罵り合いがあって 怒りがあって 哀しみがあって 涙があって
笑顔があって 笑い声があって 歌があって 踊りがあって
音があって 匂いがあって くらしがあって 今日があって
朝があって 夜があって
ニワトリがいて 犬がいて ニワトリがいて 犬がいて……

幸せは ここにも ある

 

スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 大西裕(製薬会社勤務/奈良)

2014年3月14日金曜日 チベット難民政府があるインド北部のダラムサラに着いたのは昨日のお昼過ぎ。 バレンタインデーに手作りチョコをくれた家族にお返しできなかったなぁと、思いながら、ホワイトデーなんて全く関係なしのこの地で、ヒマラヤから上る力強い朝日を浴びている。 なんだこの透明感のある青空。 頭の中で考えている事と、ロケーションのギャップに、ちょっとニヤけてしまう。
(7:30)ホテル前でヒマラヤバックにメンバー全員で写真撮影。そりゃこの景色見たら撮らずにはおれない。 歩いてプラプラと15分、朝のチベット寺院の見学に来た。テロ対策も兼ねているのだろう、鞄を持って中には入れない。入口付近に掛けてある大きな垂幕には沢山の人物写真が並んでいる。チベット本土で中国共産党への抗議で焼身自殺をされた僧侶達だ(詳しくは前回のスタディツアーブログを参照)。心から合掌。あなた方の思いを考えると涙が出ます。 寺院の中に進むとちょうど2階での読経が終わった僧侶たちが1階に降りてきた。 あ、昨日お友達になった(勝手にお友達扱いでごめんなさい)高僧のゲシェラだ。一番前で歩いてくる。本当に偉いんだ(めっちゃ失礼(笑))。その後、問答や寺院内を見学して神聖な朝の散歩は終了。
(9:30)中央チベット政権教育省の公用車(四駆のSUV)2台で大臣の待つ教育省へ移動。すごいVIP待遇だな。Rainbow Childrenのスタディツアーって、もしかして私が思っているより凄い活動に参加させてもらっているのでは。。 10:00教育省に到着し、大臣の部屋へ通される。こんなカジュアルウエアでこれから大臣に会うんだ。このスタディツアー、毎日何回か変なギャップにニヤけてしまう。 大臣登場。国会中であるにも関わらず、一時抜け出してきて頂いたらしい。 1959年チベット亡命政府発足。やさしい笑顔で挨拶していた大臣の顔が真剣になり、思いをお話しいただいた。 『チベットが置かれている現状を多くの人に知ってもらいたい。特に若い人達に。 西洋の大学生は年に2回ほどダラムサラに訪れて2~4週間のホームステイをしていて、こちらの大学で学生同士が論議をしている(教育省もサポート)。 本当は、日本、韓国、ベトナム等の同じ人種、文化の人達にもっと来てほしいし知ってほしい。 東洋の文化を1人1人が考え、守っていく事が大事なんだ。 日本は民主主義の国だから、皆さんが他の人にこのチベットの状況を伝えていき、大きな力になる事を期待している。 日本からは多くの支援をして頂いており、本当にありがとうございます。』 と最後は感謝の気持ちを心を込めて話されていたのが印象に残る。 Rainbow Childrenはチベット人学生への奨学金制度を提供しており、進捗や今後の計画を石川代表がご説明され、大臣もとても嬉しそう。 国会中の大臣は議会に戻られ、
(13:00)私達は、またまたVIPな公用車で学校(TCV)訪問をする為にゴパールへ移動。 道中なんと教育省のオゴり♪でランチ。食べ放題のカレーはとても美味しかった。 『シャラ ヤポチュ チュセラ(ご馳走様でしたのハズ)』
(14:00)ゴパールプルTCV到着。 1~12年生(1200名) ヒマラヤがドドーンと見える、最高のロケーション。こりゃリゾート地に最適だな。 敷地内に寮棟が点在し、それぞれの棟に管理人のご夫婦がおり、彼らが子供たちの両親代わり。部屋は男女に分かれていて二段ベッドが何台か置いてある。 テレビは週1~2回だけ広間で全員で視るらしい。日本の子供とはエライ違いだ。 教育は3年生まではチベット語で、4年生からは英語で授業が進められる。 PC教室もあり、学生たちが読書感想文を英語で作成中だった。 こんな学校が日本にあったら、是非自分の子供を入学させたい。 子供たちはみんなとても気持ちのいい挨拶をしてくれる『タシデレー(こんにちはー)』。 この子供たちが今後のチベットを支える原動力となる事を考えると、卒業後に大学で教育を受ける機会を提供しているRainbow Childrenの奨学金制度の意味は計り知れない 私達に出来ることは何があるのだろうか? 大きな事じゃなくていい。 小さくても全然いい。 出来ることから始める。 実際にやってみるっていうことが大事なんだ。
その日の夜、ダライラマ法王の日本語通訳をされているマリアさんと食事し、とても大切な事を学んだ。 『チベット仏教は、幸せになるにはどうしたら良いかを教えてくれる。』 『昨日と明日の間に生きる、今日をどうやって幸せに生きるかを考えているのよ』
スタディツアーを計画して頂いた石川代表、北条さん、一緒にツアーを回った仲間達に感謝です!本当にありがとうございました。

スタディツアー参加者感想文(2014春)

第五回春スタ参加 本郷千佐音(大学生/奈良)

2014年春のスタディーツアーに参加した大学生です。このスタディーツアーへの参加がインドへの初渡航でもありました。デリーに降り立った瞬間、目に映るものすべてが新鮮で衝撃的でしたが、スラムでの光景・すべての出来事は予想をはるかに上回る心をあったかくしてくれるものでした。

みなさんは、「スラム」と聞いて何を思い浮かべますか?私はこれまでネットや本で得た知識として「貧しい」「汚い」「危険」「暗い」などが頭にインプットされていました。しかし、実際に訪れてみると、すべての既成概念が覆りました。

街の小道からスラム街へ抜ける最中、出会う人たちみんなが笑顔でハローと挨拶してくれました(*^^*)物乞いされちゃうのかな?と最初はびくびくしていたのですが、これはシンプルに出迎えてくれるスラムの素直さ優しさの表れでした。小道を抜け、まだ少し不安に思いながらスラム街を進んでいくと、小さな建物の二階に案内されました。ここはなに?と思いながら階段を登ると、小さな部屋にぎゅうぎゅうに集まった子どもたちがペンとノートを片手に座っていました。壁にはSCHOOLの文字。「ここは学校なんだ」と、気が付いたときの、あの衝撃は一生忘れられません。そしてSCHOOLの文字の下には「MUST GO ON」(= 止まるわけにはいかない、進み続ける)と描かれていました。思わず涙が溢れました。こらえきれず、ベランダへ出て声を出しながら泣きました。感動の涙です。学校って、黒板があるところでも机があるところでもないんだなと。学びたいと思った人たちが集えば、そこはもう学校です。設備云々ではありません。学ぶ意志そのものの集合体が学校です。ちっぽけな概念にとらわれ、学校を定義していた自分が情けなくなりました。こんなキラキラした子どもたちの瞳には、どんな未来が映っているのだろうかと、逆に日本の学生はなにを思い毎日学校に通っているのだろうかと、いろいろな考えや思いが交差しました。そして、スラムの学校は素晴らしい学びの場だと感じました。設備はまだまだかもしれませんし、もっと広い方がいいかもしれません。でも、それは私たちでもお手伝いできることです。本人たちの強い学ぶ意志がこれほどあるのだから、これからもっともっと良くしていけるに違いないと確信できました

学校を訪問したあとは、スラムを探検しました(*^^*)たっくさんの笑顔が溢れていて、手を繋いで案内してくれたり、一生懸命に自己紹介をしてくれたり、本当にわずかなお小遣いの中から私たちへのお菓子を買ってきてくれたり…。涙が溢れることばかりでした。
この時点ですべての既成概念がポジティブに転換されていました。あれ?本やネットに書いてあった、「貧しい」「汚い」「危険」「暗い」ってなに?確かに生活は日本人の私たちとは異なる次元かもしれません。でも、そんな中でお菓子を買ってきてくれたりご飯をおすそ分けしてくれたり、金銭がどうのこうの以上に他者に尽くすその気持ちが育まれる環境を、私は「豊か」だと感じました。こんなに心がきれいな人たちに出会えて幸せだと心から感謝しました。そしてみんな底なしに明るい!本当にたくさんの笑顔で溢れていました。

また、スラムに暮らす同い年世代の子たちは、日本の学生となんら変わりません。おしゃれだってしたいし、恋だってする。日本の学生と同じように流行りの服を着て、スマートフォンだって使いこなせちゃう。スラムに暮らす理由は金銭的に貧しいからだけじゃない、守りたいものがたくさんあるからだと感じました。抜け出せないのではなく、離れたくない理由がある。住み続ける理由がある。そんなことをみんな背中で伝えてくれていました。

また、印象深い出来事をひとつ紹介します。とある同い年くらいの男の子が、「僕の自慢のお母さんなんだ!一番尊敬してるんだ!」と、お母さんを遠くから連れてきてくれて頬にキスをしながら紹介してくれました。日本に暮らして高級車に乗ってる学生より何百倍もイケメン!!!と衝撃でした。家族に愛の言葉や感謝の言葉を素直に伝えられるって、素晴らしい。スラムのみんなは周りを幸せにするチカラが天下一品!と感動しました。

そして、スラムを去る頃には、私はスラムのファンになっていました(*^^*)みんなの言葉や笑顔すべてに癒され、活力をもらい、ここは私のパワースポット!と心がほっこりしていました。

【一度しかない人生のうちで、これほどまでに価値観がひっくり返る瞬間ってどれほどあるのだろう。まだまだ自分の知らない「世界」がある。そして、まだまだ私に「できること」がある。】そう感じました。自分の人生に、自分のできることに、無意識に上限を設定していませんか?一度しかない人生、ぜひスラムを訪れていただきたいです。そして、スラムに学校を建てるというチャレンジに、一緒に挑戦していただきたいです。一日一日を幸せに生き切る彼らとの触れ合いのなかで学ぶことは計り知れないと思います(*^^*)。

また、スタディーツアーの醍醐味は「共同学習」にあると考えています。私は大切な妹を誘って参加させていただきました。その他、理事の石川さんをはじめ、経歴も年齢も参加した経緯も異なる社会人の方々と共にツアーに参加できたことに心から感謝しています。忘れられない上質な時間でした。ひとつの事実に対しても、解釈は何通りもあり、それをシェアすることで何乗にも学びの質が高まります。ぜひ、大切な方と共に参加していただきたいです。そしてレインボーチルドレンの皆さんは本当に素敵な方ばかりで、学生の私にはかけがえのない出会いとなりました。石川さんたちの本気の思いに触れ、一緒に教育で世界を変えていく同志になっていただけると最高です(*^^*)

ぜひ、私たちとスラムの子どもたちの新しい明日への一歩を踏み出しましょう(*^^*)!子どもたちの10年後、20年後がたのしみでなりません(*^^*)!

 

日本初!スラムに学校をつくろう!@インド

5/1よりスラム学校建設のため、READYFOR(レディーフォー)にてクラウドファンディングを開始しました。

クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の個人から支援金を集めるサービスです。新しい資金調達の手段として注目されており、世界中で500以上のクラウドファンディングサービスが存在します。READYFORは、2011年のオープンから約754プロジェクトの資金調達を行い、これまで日本最大の合計で3万8千人から約4億6千万が支援されています。7割以上のプロジェクトが目標金額を集めており、特に自治体やNPOでの社会問題を解決するプロジェクトへの支援が集まりやすくなっています。

▼READYFOR https://readyfor.jp/

READYFORは『オールオアナッシング方式』つまり150万の目標を達成できなかった場合には、1円の建設資金も獲得できません。皆さまのご支援と応援がプロジェクト成功の鍵を握っています。よろしくお願い申し上げます。 → 2014年6月9日に205万を集め達成しました。

(プロジェクト本文)

インドのスラムに学校を!子どもたちの笑顔のためのプロジェクト

インドのスラムの子どもたちへ日本初となる学校をプレゼントしたい!!

NPO法人「レインボーチルドレン」代表の石川です。私たちは現在「教育は世界を変える!」ことを信じて、インドを中心にスラム地区の支援やチベット難民の支援を行っています。今まで何度かスラム地区の学校を訪ねて小さな支援を続けてきましたが、今回いよいよインド北部のメーラトという都市にあるスラム地区で「日本初となるインドのスラムでの学校建設」を始めることになりました。

インドのメーラトにあるスラム地区に学校を建てるための資金が必要です!

スラムの子どもたちに素敵な学校をプレゼントするために皆様のご協力をお願い致します。

 

(子どもたちの瞳の輝きに元気をもらっています)

ビッグインドに学校を作って子どもたちにビッグスマイルを届けたい!!

12年後には世界一の人口となる、経済成長も著しいインド。日本の人口にほぼ等しい、1億人以上の人々がスラムで暮らしていると言われています。根強く残るカーストの慣習と広がる経済格差により、スラムの人口は更に増え続けています。日本では到底考えられない住環境の中、子どもたちは生まれ、育ち、やがて大人になり、結婚し、子どもが生まれ、その子どもはまたスラムで育ち・・・この流れは世襲されていきます。

スラムの人達はアウトカースト(カーストに属さない)です。そして、神の子(ハリジャン)とも呼ばれています。それはかつて、ガンジーが差別用語を使うことなく、スラムの人達をそう呼んだことに由来します。

メーラトはインド北部のウッタル・プラデーシュ州にあり、首都デリーの北東約60キロメートルに位置する人口117万人の都市です。このメーラトのスラム地区にレインボーチルドレンスクール(Rainbow Children School)という学校を作り、子どもたちへプレゼントします!

 スラムを上から見た風景。屋根はビニールシート?

(スラムを上から見ると屋根にはビニールシート)

 

(やっと一人が通れる狭い路地を抜けると・・・)

 

(ハリジャン=神の子たちがお出迎え!)

そう!『教育は世界を変える!』

学校を作ることによって「学ぶ環境」というプレゼントに、子どもたちは大喜びしてくれます!学習環境が十分でない子どもたちですが、学ぶ意欲は旺盛です。デリーのスラムでは、優秀な成績を修める子どもは奨学生制度等を使って、政府や私立の学校に転校することも可能となります。未来は広がり、大学へ行くことも夢ではなくなります。ただ、このスラムではそのような学ぶ環境がないというのが現状です。でも今回、私たちが学校を作ることによって彼らが学び、力をつけ、スラムの環境を脱し、一般企業に就職し、豊かな暮らしを手にすることも可能となります。

 

(デリーのスラムの学校では停電もしばしば)

感動をプレゼントしようと思っていたけど、とてつもない感動と幸福感をプレゼントしてもらったのは私でした。

レインボーチルドレンでは、毎年春・秋の2回行うスタディツアーで、デリー最大のスラム(katputhli colony slum)に設けられた、とても小さな学校を訪れています。 私が初めて神の子(ハリジャン)と呼ばれるスラムの子どもたちと出会ったのは、2013年3月でした。スラム訪問にあたり“折り紙教室”を考えた私は、先生として子どもたちの前に立ちました。折り紙を学ぼうとする、子どもたちの輝く瞳に囲まれて、自分でも説明のつかない感動が湧き上がりました。子どもたちに喜んでもらおう、感動をプレゼントしようと思っていましたが、とてつもない感動と幸福感をプレゼントしてもらったのは私の方でした。

スラム初訪問の時に感じた、説明がつかないその感情の正体を理解したのは、半年後のスタディーツアーで再びスラムを訪問した時でした。
折り紙やバルーンアート教室の先生となり、再び子どもたちの輝く瞳に囲まれた時、その無垢な光のなかに神を感じました。神の子(ハリジャン)と呼ばれる理由が腑に落ちた瞬間でした。

貧しいスラムの生活であっても、その社会には義理人情や助け合いの精神があり、貴賎に何の意味も見出さず、目を輝かせて「今」を生きる子どもたちは純粋そのものの存在です。その純粋無垢なエネルギーに触れると、魂のレベルで感動に震え、自然と涙が溢れてくることに気がつきました。

Vol.50 (6日目)【折り紙教室】

(折り紙教室中の石川先生です)

  

 (Rainbow Children Japan×SLUM CHILDREN E.D.T )

レインボーチルドレンスクール開校までの道のり

メーラトは首都デリーから少し離れた中都市(人口は広島市と同じ規模)ですが、最近のインドにおける地価高騰の影響を受けています。ある程度の規模の学校を作ろうとすると、概算で200万ルピー(日本円で約400万円/土地建物)の予算が必要となります。まず手始めに、80万ルピー(日本円で約150万円/土地建物)で実現可能な小さな学校を作ります。下記のような段階を踏んで、プロジェクトを進めることを決定しました。

  1. 小さな学校を作れる規模の土地確保 ⇒2014年9月に用地取得予定
  2. 電気・水道引き込み、貯水タンク設置 ⇒2014年末迄の予定
  3. 学校の建物の建設開始 ⇒2015年1月予定
  4. レインボーチルドレンスクールのスタート ⇒2015年7月予定
  5. 土地の買い増し、教室や施設の増設、政府の認可取得へ(次回プロジェクト)

学校の名称は「Rainbow Children School (レインボーチルドレンスクール)」とし、授業料無料のフリースクールとして開校します。NPO法人レインボーチルドレンが開設し、インドのNPO法人のSLUM CHILDREN EDUCATIONAL AND DEVELOPMENT TRUSTが学校運営や現地協力を行います。

 

(今春のスタディツアーでは、地球へのラブレターを開催)

 

(完成した地球へのラブレターを手に集合写真)

【引換券について】

  • 支援額3,000円 ⇒ ①+②
  • 支援額5,000円 ⇒ ①+②+③
  • 支援額10,000円 ⇒ ①+②+③+④
  • 支援額30,000円 ⇒ ①+②+③+④+⑤
  • 支援額100,000円 ⇒ ④+⑤+⑥
  • 支援額250,000円 ⇒ ④+⑤+⑦

①子どもたちから感謝の声を動画と写真で

購入者のお名前を書いたプレートを持って、「日本の○○さま、ありがとうございまーす!!」と元気な大合唱を動画&写真にしてメールでお届けします。

②お名前を掲載

公式サイト「協力企業・団体・個人」ページに、スラム学校建設の協力者として全員のお名前を掲載させていただきます。

コチラ⇒http://rainbowchildren.holy.jp/sponser

③インド政府御用達「アパ・キ・パザンド社」の最高級チャイ

デリー空港でしか買えない、インド政府が各国の国賓へ贈るインド最高級国賓紅茶です。紅茶鑑定士のカプール氏が選定するSAN-CHAブランドのチャイをお土産としてお届けします。

④スラムの子どもたちが書いた「地球へのラブレター」Tシャツ

かけがえのない地球という星を大切にしたいという想いを、20×20センチの宇宙に描いた、母なる地球へのラブレター。この夏イタリアで展示される作品をTシャツにしてお届けします。

その時の様子はコチラ⇒http://rainbowchildren.holy.jp/archives/1865

 

(デザインはイメージです。絵は実物。)

⑤完成した学校の壁面に名前のプレートを設置

完成した学校の子どもたちが学ぶ教室の壁面に、購入者全員のお名前を書いたメモリアルプレートを設置します。ステンレス製で永久に掲示されます。完成後に訪れていつでも見学することができます。

(イメージ)

(イメージ画像です。)

★スタディツアーで建設中の学校へご招待

現地3日間コース

スタディツアーで、学校の建設現場視察を含む現地3日間のツアーへご招待します。子どもたちと触れ合い、夢の学校が完成していく過程を一緒に見に行きましょう!

(3日間の宿泊費、交通費、世界遺産観光が含まれます。デリー往復の航空代と食費はご自己負担となります。)

日本発着10日間コース

約10日間の人生を変える感動のスタディツアーへご招待します。学校の建設現場視察を含みます。子どもたちと触れ合い、夢の学校が完成していく過程を一緒に見に行きましょう!ダラムサラの教育省ミーティングやチベット学校訪問、奨学生とのミーティングにも参加します。 (10日間の航空券、宿泊費、交通費、世界遺産観光が含まれます。食費は自己負担となります。)

スタディツアー説明はコチラ⇒http://rainbowchildren.holy.jp/support-join/studytour

子どもたちの笑顔が輝きだしたら、世界が虹色になった~レインボーチルドレン

5/1よりスタートです。皆さまのご協力、応援をよろしくお願い申し上げます。

※このRadyfor?プロジェクトは2014年5月1日より40日間行われ、当初募集金額の150万円を大幅に上回る205万円を集めて終了致しました。その後、2014年10月に学校建設計画を変更し、既存のスラム学校(グジャラティスクール)の経営支援をしながら高等教育への道を目指す、「スラムプロジェクト~スラムから大学へ」へ取り組んでおります。計画変更の発表について⇒http://rainbowchildren.holy.jp/archives/3558

チャリティ新入荷!第一弾

3月の春☆スタディツアーで仕入れてきたアイテムを、BASEの直営チャリティショップにアップしました。

今回は、定番のマントラアートやチベタンビーズ以外にも、様々なアイテムを準備しました。
数が多いので、順次アップしていく予定です。

レインボーチルドレンでは、
①チベット(ダラムサラ)で適正価格で仕入れた商品を
②日本において適正価格でチャリティ販売し
③販売純利益の100%をチベットの奨学金に充当しています。

現在、現地までの渡航費用や仕入費用、国内での商品化のための費用等を個人ボランティアでまかなっているため、販売収益の殆どが奨学金に充てられる仕組みになっています。

ダラムサラ現地での商品購入や材料の購入は、
①それで生計を立てるチベットの人々の生活を支えることにつながり、
②チベットの伝統芸術文化を守ることにもつながります。
③そして、日本で入手困難なこれらのアイテムを手にされた皆様には、笑顔をお届けします。
④その結果、皆様が購入されたお金はチベットの子どもたちの奨学金として教育を支えます。

アイテムの購入が教育支援につながるチャリティ商品です。

インドの大学に進学するには、学費と寮費を含めて年間一人当たり約7万円がかかります。
奨学金プロジェクトは2017年に常時100名を支える計画です。(予算約700万円)

****************************************************************

まずは第一弾「22アイテム37商品」の一部をご紹介します。

37商品すべてはBASEショップの「新入荷」表示をご覧ください。

Base-logo_color

BASE増税前sale!!

4月よりの消費税改定により、BASEショップでのチャリティ商品も消費税率を5%から8%に改定致します。

そこで3月末までの1週間(3/30まで)、『増税前sale!!』を開催します。

~セールは終了致しました~

この3月のチベット(ダラムサラ)訪問で仕入れてきたNEWアイテムの販売をスタートしました。今までと異なるジャンルのアイテムも多数仕入れて参りました。ぜひご覧ください。
↓     ↓     ↓     ↓     ↓
BASE用トップ画像2

 

↓毎日クリック♪
クリックが奨学生5人分の費用になります。
『NPO法人 Rainbow Children』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

奨学生File.04 テンジン・ラプテン

 

奨学生File.04 テンジン・ラプテンくん紹介

NPOレインボーチルドレン チベットプロジェクト 奨学生紹介

Tenzin Rapten(ラプテン)。(2013秋のラプテン)

CSTというインド政府運営のチベット人学校卒で、インド東部のオリッサ出身です。

過疎地域のオリッサはダラムサラのように支援が行き届いておらず、レインボーチルドレン奨学金がスタートした時に指定した3地域のひとつです。
NPOレインボーチルドレン チベットプロジェクト 奨学生紹介

2014春奨学生ミーティングではこちら。髪ものびて雰囲気変わりましたね。

マイブームはダンス。

大学ではウェスタンダンスのサークル所属とのこと。

NPOレインボーチルドレン チベットプロジェクト 奨学生紹介

せっかくなので、ホテルのロビーで自慢の技を披露してもらいました!

NPOレインボーチルドレン チベットプロジェクト 奨学生紹介

将来の目標は化学者。2014秋には再びダンスを披露してもらい、学業とともにダンスの向上もしっかり確認できました。