(レポート:副代表 三村優子)
2017春のインドでのスタディーツアーを終えて、1年半ぶりとなるネパールへ向かいました。
まず最初に向かった先は、首都カトマンズ。
2015年4月25日に発生したネパール地震の際、レインボーチルドレンが緊急支援を行なった首都カトマンズにあるジャワラケルキャンプのことはまだ記憶にも新しいことかと思います。
2015秋のスタディツアーで訪れたときは、復興ままならぬネパールに追い打ちをかけるかのようなオイルショックまっただなかでした。
この時、地震直後よりキャンプのガイドをしてくれたリンジン・ミンキー・ドルマと再会しました。
地震で痛々しくひびが入っていたボーダナートのステューパは、再建されとても美しく生まれ変わっていました。朝も夜もこのステューパの周りでの多くの人々のコルラ(巡礼)が行われています。
今回の2017春スタツアでは、デリーでの奨学生ミーティングでこのキャンプ出身であるペマちゃんと再会した翌日、ペマちゃんの実家を訪れ、懐かしい家族と笑顔の再会を果たしました。
チベタンラグのチャリティ販売企画で携わった、ペマちゃんママが働くハンディクラフトセンターは、倒壊の診断を受けたのち、取り壊しが始まっていましたが、今やすっかりとさら地になっていました。
その代わり、仮設の工場で今もお母さんたちが元気に機織りしているとのことでした。
ふたりともお元気そうでなによりでした。
そして、ペマちゃんの妹が通うAtisha schoolの仮設校舎は、今や新校舎に変わり、子供たちは元気に学校に通っていて、当時のガイドをしてくれたひとり、ペマちゃんのお姉さんRinzinは今もこの学校で先生をしているとの嬉しい報告がありました。
つかの間の訪問ではありましたが、この一年半での復興への道のりのひとつひとつの軌跡を垣間見ることができました。