【Nepal project その後 & Kid’s camera project in Pokhara②】


 

(レポート:副代表 三村優子)

今回、ネパールでもう一箇所、新たに訪問した場所がありました。
それは、首都カトマンズから西に約200kmの、標高800m地帯に位置するポカラ。
白く輝く山群の峰々、美しい湖が織りなすこの街は、ネパール屈指のリゾート地、トレッキングの基地でもあり、海外ツーリストにも人気のピースフルな場所です。

カトマンズより小型のセスナで約25分、陸路ならバスで5〜6時間です。
雲の上にそびえ立つ、美しい峰々を見ながら

ここポカラには4つのチベット難民キャンプがあり、その中のひとつ、Tashi Palkhiel Tibetan Refugee Campを訪れました。

心地好い陽気の中、タルチョがたなびくピースフルな場所
高台からはモナストリーが見えます
ヤギともよくすれ違います
カトマンズとはまた違う、大自然に囲まれたポカラ

当時、ガイドを務めてくれたひとり、Menkyiは今や一児のママとなり、ご主人の実家に帰省しているところでした。

とてもしっかりしていたミンキー、包容力たっぷりのお母さんの表情になっていました。
温かいファミリーのお宅でホームステイ。そして徒歩1分のところにあるMount Kailash Schoolを訪問しました。
1963年に創設された緑に囲まれた学校。

現在は、わたしたちも地震の後訪れたSnow Lion Foundationが管轄しています。

グラウンドからは魚の尻尾を意味する雄大なマチャプチャレが見えます。

空気を少しお届けします。

この学校には、7つのクラスがあり、下は5歳から上は16歳まで、全部で136名の子どもたちが通い、約7年で卒業します。

学校にはホステルも併設され、そこにはムスタンやマナンなど山間部の僻地に生まれて通学が困難な子供たち68名が暮らしているそうです。

チベタンスクールですが、ネパール人の子どもも一緒にチベット語やネパール語、英語を学んでいます。

翌日から試験が始まるとのことで、先生は準備の真っ最中
ここネパールでも教育についてはインドのチベタンスクールと一貫した考えで、伝統教育と近代教育のどちらも取り入れた教育を行なっています。

今回ポカラを訪れた1番の目的は、キッズカメラプロジェクトの次の候補校を探すためでした。

ネパールではすでに、震災の被害が大きかった、カトマンズにあるSRONGTSEN BHRIKUTI BORDING HIGH SCHOOLの生徒会へカメラを10台寄贈しています。@2015秋スタディツアー

自然豊かなポカラで育った子どもたちの撮る写真は、きっとまた一味違ったものになると確信し、友人のサポートのもと、校長先生にプロジェクトの提案をさせていただきました。

すると、写真部やカメラの課外活動のようなものは特にしていないけれど、子どもたちはいつも写真を撮ることに興味があり、このプロジェクトは子どもたちにとってとても幸せでありがたいことだと大賛成していただきました。

校長先生のTenzin Woser先生。

とても紳士で優しい先生です。

翌日から始まる試験に備えて、子どもたちは帰宅していたので会うことはできませんでしたが、
このあとTenzin先生が10名のキッズフォトグラファーを選出し、報告いただけるお約束になっています。

キッズフォトグラファーが決まったら、またポカラを訪れたいと思います。

来月はいよいよキッズカメラ初の写真展イベントin横浜
そして今年は、写真コンテストにも挑戦していきたいと思っています。

引き続きこのプロジェクトも温かく応援していただけると嬉しいです!

キッズカメラプロジェクトについて
↓↓
http://rainbowchildren.holy.jp/kidscamera