Jigme Choedon
Jigme Choudonは、 Jamia Hamdard University 看護学科の院生です。
2年間の学びの最終学年です。同じ大学で学ぶ奨学生の一人であるPema Bhutiと同様に、日々忙しく過ごしているようです。キャンパス内にある病院での実習、学校での講義、そして家での課題となかなか休む時間も取れないそうです。看護を学ぶ学生は、日々覚えることがたくさんで、遊んでいられないんだそうです。
Jigmeは、看護学の学士はすでに取得済みです。バンガロールの大学で3年半の学部生生活を終えました。その後、2年ほど病院で勤務し、大学院に戻り学びをさらに深めています。2年間の勤務時は、美容整形を主に担当していたそうです。その経験を活かして、今はさらに専門的にかつ広い分野で学んでいるんだそうです。
将来は、さらに学びを続ける予定で、Master Hospital Administration(MHA)を取得すると話していました。看護師は、立派な仕事であり、看護師として多くの人を救うことができたら…そんな想いで学びを続けているのです。
彼女は7人家族で、5人姉妹の真ん中なんだそう。お姉さんたちは、すでにインドをでてフランスのブティックやホテルのレセプションで働いているそうです。妹たちは、MBAを取るために勉強中で、家族はみな離れ離れに住んでいます。Jigmeのお父さんは、チベット中央亡命政府の財務省で働いているため、彼女の両親はダラムサラに住んでいます。以前は、お父さんの仕事の関係で、チベット人の居住区のあるインド北部のウッタラカンやネパール、南インドなどを転々としていたそうです。
彼女の名前、Jigmeは本来は男の子の名前なんだとか。Jigmeという名前は、生まれた時にリンポチェに付けていただいた名前なのだそうです。Jigmeだけだと男の子になってしまうけど、Choedonは女の子の名前なので、Jigme Choedonと名乗ると女の子だとわかってもらえる、と笑いながら話していました。
彼女は、笑顔の可愛い落ちついた女性です。一度、大学を卒業して働いた経験があるからでしょうか。大人な雰囲気を感じます。周りをみて気遣いのできるお姉さん的存在の奨学生です。
同じ大学のPemaも加えて三人でたくさんの話をしました。ガールズトークは尽きることなく、真面目は話から、楽しい話まで盛りだくさんでした。
さらに学びを深め、素敵な看護師さんとして彼女が活躍する日を心待ちにしています。
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