レインボーチルドレンは、インド・チベットの若い世代から未来のリーダーを育成する奨学金を運営するNGOです。
現在インドでの活動をメインに、2つのプロジェクトに取り組んでいます。
2つのプロジェクト
インドの中のチベット、チベット難民の子どもたちがインドの大学や大学院で学んでいます。2017年には100名在学を達成し、現在も第6期生が進学しています。
インドの首都デリー最大のスラムから、デリー中のスラムの子どもたちへ教育を届けるために、スラム出身の若きリーダーの育成に取り組んでいます。
教育は世界を変える!
貧困・環境等の理由から生まれもった輝きを活かせない、世界の子どもたちを支援します。
支援を受けた子どもたちが、自分の力では取りのぞくことができない外的要因をクリアし、社会のために使命を果たすサポートをします。そして子どもたちの世代で、国境のない世界を実現するという大きな目標を達成できればと強く願います。
‘ Education is the most powerful weapon which WE can use to change the world ‘
利他 altruism+compassion
無償の愛 unconditional love
ひとつの地球 without borders
目指すのは、ひとつの地球
今地球上には様々な問題が存在します。戦争、人口問題、環境問題、資源とエネルギーの問題、都市問題など数えるとキリがありません。グローバル化は更に格差、貧困を生み出し、このまま進むと取り返しのつかないことになるという危機感がありながら、確かな処方箋を出せずにいます。地球レベルでは解決方法があっても、権利や主張が絡み合い、簡単には物事が進まないのです。問題は非常に複雑です。
しかし、どうでしょう。地球儀を見ながら考えると、「こうしたら良いのに」と簡単に解決法が浮かびませんか?難しくしているのは人間が勝手に引いた線なのです。国、民族、宗教でこちらとあちらに分け、先進国と新興国と途上国であちらとこちらに分ける。そのことが争いや支配を生み、対立を生み、問題を難しくさせるのです。
「認め合う」 「分かち合う」
このたった2つができるだけで、今の地球は何万倍もいい星になると考えます。多様性を認め合い、自分のことだけを考えず他と分かち合うこと。これだけで殆んどの問題が解決できるのではないでしょうか。
レインボーチルドレンは、
- 慈悲の文化と利他の精神が浸透するチベット
- 分かち合うコミュニティを形成するスラム
はその解決の鍵を握っていると考えます。
また、インドという国は、多様な民族、宗教、文化、価値観、身分制度など様々な線が引かれた中で成り立っている国です。世界一複雑な多様性を内包しつつ調和するインドは、これからの地球上の様々な問題を解決するモデルになるのではないでしょうか。
事実、チベットもスラムも精神的な幸福度は日本人を上回っています。心の豊かさは我々日本人が学ぶべき立場にあると考えます。そして、そこから育つ次世代の子どもたちは、ひとつの地球として考えることのできる、未来の各分野のリーダーになるポテンシャルを持っていると考えています。
高等教育を通じたリーダー育成
高等教育とは中等教育(日本では高校・義務教育)終了後の、大学または大学院を指します。
レインボーチルドレンでは、現在変えられない社会的問題を自ら変えていく、未来のリーダーたちを育成することを目標としています。
地球上の様々な問題は、直接我々の手で問題を解決することは難しいかも知れませんが、子どもたちの未来で解決することは可能かも知れません。子どもたちの未来に投資をするのです。そのことが遠回りのように見えて、実は近道だと考えています。
また、国際協力の場合、我々先進国の価値観を押し付けるのではなく、支援を受ける側が自分たちの手で選択をしていくことが重要だと考えています。社会的問題解決を自分たちの手で選択するためには、人材の育成が不可欠です。そのための高等教育なのです。
教育は世界を変える!
(レインボーチルドレン奨学金の大学生たち)