グジャラティスクール
デリーに約50あるスラムの中でも最大規模の約2万人がひしめきあって暮らしているスラム。スラム内に二つの学校をもつネルー先生は奥様のジョセフィン先生と二人で13年間ボランティアで奮闘されています。
受け持つ子どもたちの数は約600人。
2階建ての簡素な学校は二つの教室しかなく、子どもたちは交代制で学んでいます。
毎日学ぶことができないのですが、すし詰め状態で元気に学んでいます。
ここでは3歳から10歳までが学び、成績とマナーが優秀であればインドの公立の学校に移ることができます。さらに優秀であれば、ベルギーのサポートで私立の学校に移ることができるのです。(現在まで82名を輩出)
そしてなんと、私立の学校から大学に進学することができれば、インドのエリートビジネスマンになることだってできるのです。
それは世襲スパイラルからの脱出を意味します。
職業選択の自由は教育から!
でも、教室のキャパシティが十分でなく、子どもたちに学ぶ機会が与えられていません。
「ネルー先生、ここに学校を作りましょう!」
レインボースクール
ネルー校長先生はもともと学校建設のための場所を探していました。でもそれはスラムからは遠く離れた場所で、子どもたちが通える距離ではありませんでした。
さらに、資金的に建物まで作る余裕もありませんでした。
そして、このスラムはインド政府が決定した移転計画があり、学校建設は難しいことが判明しました。
そこで、ネルー校長から情報で、デリーのスラムより更に支援を必要としているメーラトというスラムがあることを知ります。
医療の支援、衛生上の支援、水や電気の支援も必要な劣悪な環境です。
レインボーチルドレンは、土地の選定から関わり、メーラトで学校を作ることを決定しました。子どもたちが毎日学べる安全で快適な学校を建設するという計画です。
- 第1期計画(2014年5~9月)
- 第2期計画(2014年10月~2015年4月)
- 第3期計画(2015年7月~2016年1月)