2016春のスタツア感想文②~麻衣の場合(タイルアーティスト・横浜)


 

昨年、秋のスタツアに続いて2度目の参加となりました。

秋のツアーで訪れたインド@ダラムサラの地。そこには、ダライ・ラマ法王様の暮らす公邸とナムギャル寺があり、周辺にはチベット難民の方々が暮らしています。

そこで出会ったチベタンの方々、チベット仏教、文化、精神、芸術、チベット民族が今置かれている現状、焼身抗議についてなど、様々な事柄に心をとらわれました。また訪れたいって強く願った街でした。

そして今回の春のツアーが「チベットスペシャル」とのことで迷わず参加を決めました。

 

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今回は、5日間滞在したダラムサラ。そして大好きな街ダラムサラで41歳の誕生日を迎えることができました。

しかも嬉しいことに!素敵な仲間たちが、私の愛する蛙ちゃんに変身してお祝いしてくれて、最高のお誕生日でした。

みんな!!一緒に過ごせて幸せです。一生の思い出をありがとう。

 

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さて、今回のツアーでは、今後の「生き方」について自分を見つめ直す様々な体験をすることができました。

ギュト密教学堂のチャド・リンポチェの法話会での「カルマのお話」。自分がしてきたことは、カルマとなって自分自身に再びかえってくるという。誰かを傷つけたら苦しみとなって自分自身に再びかえってくる。

自然環境をこのまま破壊していったら、今以上に汚染された世界で生きていく事になる。今以上に困難な時代を生きる事になる。

では、私ができる事は何だろうか。

そう考えたときに思い浮かんだのは、

「ダラムサラのゴミ問題を解決したい」

でした。ダラムサラに限らず、インドでは路上、川、野山、高架下・・・様々な場所にゴミが捨てられています。ダラムサラの地からゴミ問題を解決できたらインド全土のゴミ問題の改善につながるかもしれない。

ダラムサラで新たに見つけた「生き方」となりました。

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また、自らの命を燃やしてチベットの平和を願うチベット民族の焼身抗議について深く考える機会を持ちました。

世界中で紛争は絶えません。

家族、民族そして国の平和の為だからといって、誰かを傷つけ命を奪う。生まれた環境や受けてきた教育によって、暴力も正義だと信じる人々もいると思います。自分の大切な人を殺されたら、その悲しみは、私の想像を超える苦しみになると思います。

だからといって誰かを傷つけ命を奪う事は正義なのでしょうか。

非暴力の精神を貫き、誰かを傷つけるのではなく自分自身の命を燃やしてチベットの平和のためにたたかう焼身抗議活動を知ったときにそう感じました。

それでも自分の命を燃やす事は、家族や仲間の悲しみになってしまいます。これ以上の抗議活動が起こらない事を願います。

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改めて感じる事は、「教育の重要性」でした。

世界中の子供たちが、それぞれの民族が抱えてきた過去の問題を乗り越え、認め合い許しあう事を学んでいけたら平和な世界が築けると思います。レインボーチルドレンの「教育は世界を変える!」活動をこれからも支援していきたいと思いました。

 

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最後に、素敵な仲間との出会い一緒に貴重な体験ができた事に感謝します。

自分にできない事、自分が持っていない世界を持つ仲間と過ごす時間はとても学びが多いです。一人ではできない事も、みんなの協力があって事が進んでいく流れがとても心地よかったです。

そして、6ヶ月のインターン生活を終えたゆうかちゃん。お疲れさまでした。ゆうかちゃんからのレポートは、毎回心にしみました。ゆうかちゃんのこれからがとても楽しみです。

6ヶ月のインターン生活が始まったダイちゃん!一瞬一瞬に向き合い素敵な時間を過ごしてね。

みなさま!11日間ありがとう〜!!これからもよろしくお願いします。