Tシャツ製のわらじ?!日本文化をチベットへ伝える


この秋にインドで行う奨学生ミーティングの準備を進めています。テーマは文化交流です。

年に2回の奨学生ミーティングでは、新入生の入学直後にあたる秋は「文化交流」を、春はリーダーシップ育成を目指す「Be The Change Project」に取り組みます。

※来年春開催のBe The Change Project 2018 では、現在ワークショップの企画に取り組む関西の学生を12名募集しています(9/30応募締め切り)。詳しくは募集ページまで。

今回は在学する奨学生が100名に到達して始めて行う奨学生ミーティングとなります。デリーで50名、ダラムサラで50名規模の学生たちに伝える今回の日本文化は「WARAJI」です。

昨年秋の「竹籠」同様に、作ってそのあと使えるもの、日本の文化に親しんでもらい、その他の日本文化にも興味をもってもらえるもの、にしました。

ですが、2時間のワークショップで完成させるには、稲藁で作るにはあまりにもハードルが高いので、布で作れる布わらじにチャレンジすることにしました。

材料は捨ててもよいTシャツや布切れなど、身の回りのものを使います。日本のもったいない文化を伝えることもできそうです♪

 

まずは布わらじ作りに挑戦!

ということで、昨日メンバー3人で布わらじ作りを習ってきました。

茨木ほくちの会の千提寺集落で町おこしに取り組む、中谷早苗さんを中心とする3名の女性たちが先生です。

まず最初は、Tシャツの袖や襟首などを落として、縦に3枚に切ります。これが裁ちばさみでないと切りづらいので、インドでどうするか思案中です。大量のハサミを飛行機に持ち込むと捕まりますよね、笑

実際、この準備に時間がかかりそうです。

次に、わらじの芯となる荷造りロープを張ります。長さを加減しないと、ずっとこの姿勢で作業することになるので、腰を痛めます。。

そこからは写真を撮る余裕もなく、集中タイムです。

最初の片方に1時間半弱(ハサミ作業含む)、もう片方に1時間弱。

ひとつのことに集中するのは、瞑想のような作業で気持ちいいですね。

完成しました!!

で、いきなり完成です!!合間は写真がないので、完成品だけお見せします。

細くなったり、長さが合わなかったり、個性が出て作った人にはとても愛着がわく世界にひとつだけのMy WARAJIの完成です♪

お昼休憩には、インドより美味しい自慢のカレーや、自家栽培の野菜をたくさんご馳走してくださいました!

3人のWARAJIお師匠さんたち、ありがとうございました!

インドのワークショップを成功させてまた報告しますね。

さて材料の準備をどうする?

今回の奨学生ミーティングでは、対象のチベット人学生たちが100名です。

布わらじ作りには、1足あたり最低でもTシャツ2枚が必要となります。

練習用も含めるとその数250枚。

どうしましょう。。。

そこへ協力くださったのが、以前スタディツアーに参加下さった黒川さんです。

黒川さんは、衣類専門のリユース・リサイクル事業を経営されています。

今回のTシャツ250枚急募のSOSを快く引き受けてくださいました。本当にありがとうございます。

株式会社Kurokawa
〒676-0805  兵庫県高砂市米田町米田1097
TEL 079-432-7769 FAX 079-431-4509
キングファミリー83店舗(直営・FC含む/平成28年 5月現在)
ちゃくちゃくちゃく21店舗(直営・FC含む/平成28年 5月現在)

あとは前日にツアー参加者全員で特訓?!

一足先にインド入りし、奨学生たちとの交流を続けているインターンの五郎くんは、既にWARAJIマスターです。実は、五郎くんは兄弟子であり、先に茨木の師匠たちに布わらじ作りを習っていたんですね。

現在は奨学生13名がいるノルブリンカで、学生たちに布わらじつくりを教えています。写真は学生たちの作品ですが、さすが普通科と言えどもチベット伝統工芸を継承するノルブリンカの生徒ですね。

手先が器用そうです。

そして、今回訪印するメンバー8名は、まだ3名以外は布わらじ作りの経験がありません。

インドに到着した当日は、全員で布わらじ作りの特訓になりそうです。

 

今回の奨学生ミーティングは、

  • 10月1日デリー、チベタンユースホステル、対象50名
  • 10月4日ダラムサラ、サラ大学宿泊、対象50名

の予定です。

うまく成功できますように!