Tシャツ製のわらじ?!日本文化をチベットへ伝える

この秋にインドで行う奨学生ミーティングの準備を進めています。テーマは文化交流です。

年に2回の奨学生ミーティングでは、新入生の入学直後にあたる秋は「文化交流」を、春はリーダーシップ育成を目指す「Be The Change Project」に取り組みます。

※来年春開催のBe The Change Project 2018 では、現在ワークショップの企画に取り組む関西の学生を12名募集しています(9/30応募締め切り)。詳しくは募集ページまで。

今回は在学する奨学生が100名に到達して始めて行う奨学生ミーティングとなります。デリーで50名、ダラムサラで50名規模の学生たちに伝える今回の日本文化は「WARAJI」です。

昨年秋の「竹籠」同様に、作ってそのあと使えるもの、日本の文化に親しんでもらい、その他の日本文化にも興味をもってもらえるもの、にしました。

ですが、2時間のワークショップで完成させるには、稲藁で作るにはあまりにもハードルが高いので、布で作れる布わらじにチャレンジすることにしました。

材料は捨ててもよいTシャツや布切れなど、身の回りのものを使います。日本のもったいない文化を伝えることもできそうです♪

 

まずは布わらじ作りに挑戦!

ということで、昨日メンバー3人で布わらじ作りを習ってきました。

茨木ほくちの会の千提寺集落で町おこしに取り組む、中谷早苗さんを中心とする3名の女性たちが先生です。

まず最初は、Tシャツの袖や襟首などを落として、縦に3枚に切ります。これが裁ちばさみでないと切りづらいので、インドでどうするか思案中です。大量のハサミを飛行機に持ち込むと捕まりますよね、笑

実際、この準備に時間がかかりそうです。

次に、わらじの芯となる荷造りロープを張ります。長さを加減しないと、ずっとこの姿勢で作業することになるので、腰を痛めます。。

そこからは写真を撮る余裕もなく、集中タイムです。

最初の片方に1時間半弱(ハサミ作業含む)、もう片方に1時間弱。

ひとつのことに集中するのは、瞑想のような作業で気持ちいいですね。

完成しました!!

で、いきなり完成です!!合間は写真がないので、完成品だけお見せします。

細くなったり、長さが合わなかったり、個性が出て作った人にはとても愛着がわく世界にひとつだけのMy WARAJIの完成です♪

お昼休憩には、インドより美味しい自慢のカレーや、自家栽培の野菜をたくさんご馳走してくださいました!

3人のWARAJIお師匠さんたち、ありがとうございました!

インドのワークショップを成功させてまた報告しますね。

さて材料の準備をどうする?

今回の奨学生ミーティングでは、対象のチベット人学生たちが100名です。

布わらじ作りには、1足あたり最低でもTシャツ2枚が必要となります。

練習用も含めるとその数250枚。

どうしましょう。。。

そこへ協力くださったのが、以前スタディツアーに参加下さった黒川さんです。

黒川さんは、衣類専門のリユース・リサイクル事業を経営されています。

今回のTシャツ250枚急募のSOSを快く引き受けてくださいました。本当にありがとうございます。

株式会社Kurokawa
〒676-0805  兵庫県高砂市米田町米田1097
TEL 079-432-7769 FAX 079-431-4509
キングファミリー83店舗(直営・FC含む/平成28年 5月現在)
ちゃくちゃくちゃく21店舗(直営・FC含む/平成28年 5月現在)

あとは前日にツアー参加者全員で特訓?!

一足先にインド入りし、奨学生たちとの交流を続けているインターンの五郎くんは、既にWARAJIマスターです。実は、五郎くんは兄弟子であり、先に茨木の師匠たちに布わらじ作りを習っていたんですね。

現在は奨学生13名がいるノルブリンカで、学生たちに布わらじつくりを教えています。写真は学生たちの作品ですが、さすが普通科と言えどもチベット伝統工芸を継承するノルブリンカの生徒ですね。

手先が器用そうです。

そして、今回訪印するメンバー8名は、まだ3名以外は布わらじ作りの経験がありません。

インドに到着した当日は、全員で布わらじ作りの特訓になりそうです。

 

今回の奨学生ミーティングは、

  • 10月1日デリー、チベタンユースホステル、対象50名
  • 10月4日ダラムサラ、サラ大学宿泊、対象50名

の予定です。

うまく成功できますように!

 

【関西発】「日本×チベット」の架け橋をつくる!インドスタディーツアー参加学生募集!(インターン適用)

 

応募締め切りは2017年9月30日です。

インド12日間 60,000円!!

インド、スタディツアー、インターン

Be the change project 2017実践報告

▶事前研修6日間 ※参加必須

会場:大阪市北区天満橋1丁目8−30大阪アメニティパークmap
(11月~3月の日曜日13:00~17:00)

第1回 2017年11月 5日
第2回 2017年11月26日
第3回 2017年12月17日
第4回 2018年 1月14日
第5回 2018年 2月 4日
第6回 2018年 2月25日
予備日 2018年 3月 4日

▶スタディツアー

派遣先:インド(デリー、ダラムサラ)12日間
2018年3月8日~3月19日

▶プロジェクトの振り返り(大阪市内)

2018年3月末日までの1日 (日程未定)

主催:NPO法人レインボーチルドレン 協力:Edu×らぼ


Be The Change Project とは?

インド、スタディツアー、インターン
インドで難民として暮らすチベット人奨学生

プロジェクトのヴィジョン

本NPOが支援する在印チベット人奨学生と、日本人学生との交流を通して、日本、チベット双方の学生から、平和的な未来のリーダーを育てたい!

※ チベット人奨学生について
政治的理由から故郷を追われ、インドで難民として暮らす彼らは、苦境のなかで文化と信仰を守ろうとしている。そんな彼らが、世界に羽ばたくリーダーとして成長することを願って、本NPOは奨学金支援を行っている。

チベットプロジェクトについて

 

プロジェクトのミッション

インド、スタディツアー、インターン
「あなたが世界に望む変化に、あなた自身がなりなさい。」by ガンジー

事前研修では、インドでは誰もが知っているガンジーの言葉をテーマに、参加者自身が、どんな世界を望み、どう行動していくべきかを考える対話型のワークショップを企画します。
インドスタディツアーの中で、チベット人奨学生を招き、企画したワークショップを実施します。

インド、スタディツアー、インターン

 

プロジェクトのゴール

① チベット人奨学生に新たな学びの機会を提供すること
② あなた自身が、旅と挑戦を通して、自分の可能性を自覚し、人として成長すること

Be the change project 2017実践報告

 

プロジェクト参加費

一人60,000円

内訳:
36,000円 チベット人奨学生への奨学金寄付
24,000円 プロジェクトの運営経費

※あなたの寄付でチベット人奨学生ひとりが半年間大学に通うことができます!
※ツアーの渡航費、宿泊費用となる約10万円は、同時募集のクラウドファンディングで賄う予定であるため不要となります(参加学生負担なし)。

 

その他かかる費用

VISA取得費用・海外旅行傷害保険・関西空港までの交通費(目安1万円程度)、現地食費(目安1万5千円程度)、予防接種費用(個人差あり)等は別途自己負担となります。

※トータル費用目安は、参加費6万円+諸費用1万円+食費1万5千円=「約8万5千円」+予防接種費用(個人差あり)となります。
※予防接種等の諸費用、キャンセルポリシーはプロジェクト詳細へ。

 

募集要綱

募集人数:12名
募集対象:関西圏の大学・大学院に通う学生
受入形態:本プロジェクトを遂行するインターンとして
参加条件:以下を全て満たすこと
①プロジェクトの目的を理解し、ワークショップの企画・運営に主体的に取り組むことができること。
②事前研修とスタディツアーの全日程に参加できること。
③中学英語レベルの日常会話ができること。
④プロジェクト途中・終了後の課題や感想文の提出が出来、それらの公表を了承すること。(大学名・専攻・氏名・写真を含みます)
⑤インドは開発途上国であるリスクを承知し、自己責任において参加が可能であること。(未成年者は保護者の承諾が必要です)

 

応募方法・選考

こちらの応募フォームより必要事項を記入・送信ください。

 

<先着優先>応募者多数の場合、申込み内容または面接にて決定します。

応募締め切り:2017年9月30日(土)23時59分フォーム送信まで

※諸費用、キャンセルポリシーはプロジェクト詳細へ。

インド、スタディツアー、インターン

 

応募・選考スケジュール

募集開始 2017年9月1日
応募締め切り 2017年9月30日
選考期間 応募~2017年10月10日(先着優先)
参加確定連絡 2017年10月11日
参加申込書提出 2017年10月18日
参加費振込〆切 2017年10月23日

*選考にあたっては、メールでの質問やスカイプ面談を行うこともあります。

インド、スタディツアー、インターン

 

プロジェクト詳細

★事前研修内容

 【第1回】 プロジェクトの説明
 【第2回】 ワークショップのつくり方
 【第3回】 コンセプトをつくる
 【第4回】 問を立てる
 【第5回】 活動を組み立てる
 【第6回】 やってみる

*第6回は、大学生によるワークショップの自演を英語で行います。結果を受けて再設計が必要な場合は、予備日もしくは自主ミーティングを行い完成を目指します。

 

★事前研修でワークショップをつくること

ワークショップは講義のような一方向的で受動的な学びの場ではなく、その場にいる人達が相互に協力しながら何かを作り出し、新しい気付きや発見を得る能動的な学びの場です。

そんなワークショップを企画する上で大切なのは、「共感力」「想像力」「創造力」の3つ。

今回のツアーに当てはめて考えると、チベット人奨学生が置かれてきた社会的な背景、どのような事を考え、何を求めているのだろうかといったことに深く”共感”し、本当に彼ら・彼女らに必要な対話や学びは何かを”想像”し、それらを得ることができるワークショップを”創造”する。

参加される皆さんには、全6回のワークショップの準備を通して上記の能力を養ってもらうと共に、チベット人奨学生に対して深く理解をしてもらいます。

 

★インドでのスケジュールと内容

インド、スタディツアー、インターン
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<デリー>

  • 奨学生50名とのワークショップ(デリーの大学で学ぶ奨学生)
  • 現地社会問題の視察(スラム奨学生がガイド)

<ダラムサラ>

  • 奨学生50名とのワークショップ(サラ大学・ノルブリンカで学ぶ奨学生)
  • 奨学生との共同生活(サラ大学宿泊)
  • マインドフルネス体験
  • 高僧との対話
  • チベット亡命政府視察(ロブサン・センゲ首相、ノドゥプ教育大臣面談予定)

<宿泊予定先>

★ロケーションイメージ図

インド、スタディツアー、インターン
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★チベット人奨学生に関して

彼らに出会うと、その魂の美しさと思慮深さに心打たれる。
平和を愛し他者に尽くす、精神性。
物事を深く考え問い続ける、知性。

「チベット」という国名は、今、地図上に存在しない。難民としてインドで暮らす彼らは、その苦境の中で文化と信仰を守ろうとしている。

困難な状況下で奨学金なくして学べない彼らを支援したい。また、彼らと共に日本人学生も学び、国籍、文化、信条あらゆる違いを乗り越える平和的な社会のリーダーを育てたい。

参照:チベットの社会的背景と問題意識

★前回 Be The Change Project 2017について

インド、スタディツアー、インターン

2017年春に「Dream and Action workshop」と題して、デリー・ダラムサラ2箇所において奨学生65名を対象としたワークショップを行いました。ワークショップの後、奨学生たちにアンケートをとったところ、100%が満足したと回答しており、次回の開催を楽しみにしています。

インド、スタディツアー、インターン
ダラムサラの会場となったサラ大学にて 2017.3
インド、スタディツアー、インターン
デリーの会場となったダライ・ラマビューローにて 2017.3

詳しくは、Be The Change Project 2017 実施報告およびBe The Change Project 2017 参加者アンケートをご覧ください。

 

★他のスタツアと違うポイント

インド、スタディツアー、インターン

  • 教育がもつ可能性を再認識することができます。
  • 自分たちで企画したワークショップをインドで開催できます。
  • チベット難民問題を深く理解することができます。
  • 同世代で境遇の異なるチベット人奨学生と繋がることができます。
  • アイデンティティについて考える機会になります。
  • 首相や大臣と対話する機会があります。

★こんな学生にオススメ、こんな学生に来て欲しい

  • 途上国支援に関心があり、NGOの国際支援現場を体験したい。
  • 自分の目で見て、肌で感じたい。
  • パックツアーではできない体験を通じて、社会問題を深く理解したい。
  • 学生時代に困難な課題にチャレンジした経験を積みたい。
  • 国際支援や教育系のNGOでインターンを経験したい。
  • 自分に何ができるのかを模索している。
  • 「教育」「リーダー」「難民」「チベット」「インド」「スラム」というワードに興味がある。

★こんなことを学びます、得られること

  • 対話型ワークショップ(フューチャーセッション)の企画・運営を学ぶことができます。
  • 視野を広げ、新たな価値観を得ることで、多面的な見方を身につけることができます。
  • アジアにおける同世代学生との交流が新たな仲間作りへ繋がります。チベット人奨学生だけでなく、スラムから大学院へ通う奨学生とも友達になれます。
  • 就職活動において自信をもって経験を語ることができます。
  • プロジェクトの成功体験がその後の人生の財産となります。
  • 2022年に人口世界一となるインドが抱える諸問題を肌で体験できます。

★過去のインターン生・スタディツアー参加者の感想

初めまして。インターンの五郎です!

自分「お腹の調子が悪いんだ」 インド人「何か変なもの食べた?」 自分「いいや、食べてないよ」 インド ...
続きを読む

2017春のスタツア感想文①~たてくんの場合(大学院生・大阪)

私は、今回のスタディツアーに奨学生を対象にしたワークショップの運営という役割でスタディツアーに参加し ...
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【初めてのインド訪問】帯広畜産大学共同獣医学課程4年黒澤拓斗

今回、一か月のインド訪問を決めた理由は貧困を見るためである。インドは現在、めざましい発展をとげている ...
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ゆうかのインド奮闘記 まとめ①

ナマステ〜 お久しぶりの元現地インターン、ゆうかです。私の任期は終了したので、今日は日本から更新しま ...
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現地インターンやボランティアを体験した学生のブログページ、過去11回のスタディツアーに参加した82名の体験が詰まったスタディツアー参加者の感想文もぜひご覧ください。

 

★キャンセルポリシー

出発前に緊急の個々理由で参加をキャンセルする場合、まずはご一報ください。キャンセル返金は以下となります。

参加確定~2017年12月31日 40%
~2018年2月28日 20%
2018年3月1日以降  0%

*参加確定は、参加申込書提出および参加費の受領いずれも完了した日となります。
*ツアー参加費の内訳60%は奨学金寄附への充当であり、キャンセル時もお返しできません。ただし、次回参加の際は免除させていただきます。

 

★安全面に関して

インドへのスタディツアーは個人旅行の団体行動として企画しています。旅行会社の企画ツアーとすると倍近くの旅行費用となりますが、経済的負担が厳しい大学生が参加できるように旅費部分の負担を無くしました。旅行費用はできる限り安い手段を使い最低限に抑えて企画し、その費用は助成金で賄う計画です。

ですのでリスク管理は自己責任となり、アクシデント発生時の責任は団体として負い兼ねます。キャンセル時の費用負担・海外旅行傷害保険の加入・予防接種の判断はもちろん、未成年者は保護者の承諾のもとにご参加ください。

レインボーチルドレンは過去11回(2017秋で12回)スタディツアーを行っており、インドにおけるリスク回避には積み上げてきた経験があります。今回のプロジェクトで訪れる訪問先も危険地域は含まれておりません(外務省危険情報:2017.9現在)。

・外務省海外安全ホームページ(インド)http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html#ad-image-0

しかし世界のどこへ行っても、突発的な災害や危機、不慮の事故から身を守るのは自分であることを肝に銘じて、応募ください。

 

★Q & A

Q.レインボーチルドレンとはどんなNPOですか?

インド、スタディツアー、インターン

レインボーチルドレンは2012年にインドで活動を開始したNPOです。6年目となる現在、認定NPOを申請中ですが、認定されると奈良県で2番目の認定NPOとなります。認定NPOは税制上の優遇措置を認められたNPO法人で、全国に僅か2%しか存在しません。(認定NPO:1,026 / NPO:51,704, 2017.7現在, 総務省HPより)

メインとなる奨学金事業(高等教育)では、今年度100名がインドの大学・大学院で学びます。対象となるチベット難民・スラムの若者から未来のリーダーへの育成に取り組んでいます。

奨学金事業、活動資金の90%以上を一般個人・企業よりの寄附で運営し、またGoogle・Yahoo!・Softbank等の非営利活動法人向けサポートを得て運営しています。詳細は本サイトの各情報をご覧ください。

Q.インドは危ない国と聞いたのですが。

開発途上国としての危険度は他の国とさほど変わりはありません。テロが多発する欧州や、殺人強盗が多いアフリカや中南米と比べると、生命に関わる危険度はむしろ低いと言えます。ただ、自覚の不足した日本人旅行客が軽犯罪の被害に遭うことが多く、ぼったくり・スリ・睡眠薬強盗の被害は後を絶ちません。レインボーチルドレンでは年2回、過去12回のスタディツアーを行っており、こうした分かりやすい危険は回避できると思われます。

Q.VISA取得や海外旅行傷害保険の加入方法、予防接種について経験がないので分からないのですが。

いずれも事前研修で説明を行い、サポートする予定です。
・インドのVISA取得は正確に書類記入ができれば難易度は高くありません。申請は個々となりますが、しっかりとサポートします。費用は1,550円です。
・海外旅行傷害保険は必ず加入ください。推奨プランをネット加入の場合3,280円程度です(三井住友海上/アジア11日間タイプAの場合)。
・トラベルクリニックで予防接種を受ける場合、種類にもよりますが診察代を含めて3万円~7万円程度かかります。

在インド日本国大使館(インド赴任・旅行前に受けておきたい予防接種) http://www.in.emb-japan.go.jp/Japanese/Medical_New/vaccines2.html

Q.英語はどれくらい話せたらよいですか?

ワークショップの共通言語は英語となります。参加者のチベット人奨学生は、チベット語・英語・ヒンディー語・中国語を話します。共同作業であるワークショップにおいては、「自分の意見を話す・相手の意見を聞く」という英語コミュニケーション能力は必須条件となります。ただ一部自己亡命者(難民1世)はチベット語しか話せない場合もあります。グループワークなのでお互いが助け合う意識をもって臨めば、翻訳ツールも使いながらカバーできると思います。

Q.ワークショップの設計などしたことがないので不安です。

第2回目の事前学習で対話型ワークショップの設計を学びます。第3回目以降は学生自身に設計してもらいますが、Edu×らぼスタッフからアドバイスを受けながら進めてもらいます。第6回目は作り上げたワークショップを自分たちでやってみて、必要な修正を加えた後にインドでの本番実施となりますので、安心してご参加ください。

Q.国内全6回の事前学習で行けない日があります。

「国内6回+インド」は必須条件となります。予め参加できない日がある場合は参加資格を満たさないことになります。プロジェクト参加確定後にどうしても行けない日が発生した場合はご相談ください。

 

その他、応募を判断するための質問がある場合は、遠慮なくこちらよりお問い合わせ下さい。

 

インド、スタディツアー、インターン

 


 <追記情報>

Q.クラウドファンディングについて教えて下さい。

Readyfor VOYAGEにて10月半ばより開始することが決定しました。Readyfor VOYAGEは過去3期27のプロジェクトにおいて総支援金額1億円を突破した、国際支援に特化したプログラムです。今回第4期メンバーとして、他の5団体の仲間(クルー)と共にチャレンジします。

ちなみに、Readyforでのクラウドファンディングは、3年振り2度目のチャレンジとなります。前回(世界のスラムを救うプロジェクト)の成功体験をもとに、今回も必ず成功させます。ただし、今回のBe The Change Project 2018は、クラウドファンディングの成否にかかわらず必ず実施しますので、ご安心ください。

Q.スタディーツアーとインターン両方の記載がありますが、どちらの募集でしょうか?

今回のプロジェクトは長期に及ぶためあくまでも「インターン」となりますので後日インターン申込書を提出いただきます。従来行ってきたスタディツアーは、10日間前後のツアー日程にのみ参加してもらうものでしたので、事前の研修は含まないものでした。今回は国内で全6回の研修の後に、来年3月の訪印において研修成果の場を迎えます。

Q.チベットやインドの民族や歴史と教育のあり方について学ぶことはできるのでしょうか?

全6回の事前研修第1回目は、レインボーチルドレンの活動とチベット人奨学生の背景を理解いただくために、チベット難民の現状やその教育の現状について説明します。残り5回は、100名のチベット人奨学生と行うワークショップを設計していく工程となります。もちろんその都度必要な質疑には応えていく予定です。

そして、今回は残念ながらインドについて学ぶ場面はほぼありません。インドの教育や民族性について研修で触れることはありますが、今回はチベットプロジェクトがメインです。また、3月訪印時には現在支援するスラムの小学校は訪問する予定です(スラムプロジェクト)。

 

Be The Change Project 2017 参加者アンケート

 

2017年春に開催した奨学生ミーティング「Dream and Action workshop」の参加者アンケート結果です。

日時:2017年3月14日および19日、各3時間

開催場所・対象人数:ダラムサラ/サラ大学/47名・デリー/ダライラマビューロー/11名

アンケート回収:有効回答31名(参加58名中)


参加した場所

性別

これまでの参加回数

これまで年に2回奨学生ミーティングを実施しています。ゲームを主とした親睦を深める交流や、互いの文化を伝える文化交流でしたので、学生を主体としたワークショップは2017春が初めての開催となりました。

ワークショップの満足度(7段階評価)

Extremely satisfied 非常に満足:51.6%
Moderately satisfied そこそこ満足(適度に満足):41.9%
Slightly satisfied おおむね満足(少し、若干満足):6.5%

100%の参加者が満足と答えています。

 

ワークショップの感想(自由記述)

  • まず、このワークショップを開催してくださったことに感謝したいと思います。私はこのワークショップの一員になれてとてもうれしかったです。私にとっては、グループ活動やワークショップで企画された小規模なゲームで楽しい学習でした。私は、私たちのライフスタイルの改善のために、今後ももっとワークショップに参加したいと願っています。
  • 私はこのワークショップで素晴らしい時間を過ごしました。それは私が立っている、そして私の内なる目標が何であるか、私自身を内省しました。私は他の仲間のグループメイトからも学ぶことができました。私はこのワークショップはとてもすばらしく、教育的であったと思います。
  • ゲームの準備ができていて、とても面白かったです。私も楽しみました。このような計画を立てることができれば、それは私たちの活動にも役立つと思います。みなさんの優しさに感謝しています。
  • それはまさに”非暴力”について学ぶワークショップであり、私は、”非暴力”が私たちの将来の世界を変える可能性があるとも信じています。まさにこのワークショップのように!
  • 非常に熱心なワークショップでしたし、楽しかったです。私はこのようなワークショップがとても好きです。将来の夢について考えるのはとても興味深く、素晴らしい機会でした。
  • 私は再会を本当に楽しみました。ワークショップの運営は素晴らしかったです。みなさんに感謝したいと思います。
  • とても面白かったです。私はこのようなことを初めて経験しました。夢と行動のワークショップとしてこのリーダーシップ・ワークショップの内面を取り上げることはとても面白かったです。
  • みなさんに会えたことは嬉しかったですし、それは私の人生の素晴らしい瞬間でした。私が行ったワークショップはとてもすばらしく、あらゆる分野でより良くなったり、私の夢を達成するための知識を得ることができるようなものだったと思います。こんなワークショップが続くなら、私たちにとって非常に役に立つでしょう。
  • わたしたちの将来の夢を力づけてくださり感謝したいと思います。 3度目に皆さんにお会いするのはとても楽しいものでした。ワークショップの活動は、みなさんの私たちの夢に対する心からの関わりを示していて、この関わりは日本とチベットの人々の結びつきの架け橋になっていると思います。
  • 夢と行動のワークショップに関して、私はいくつか言いたいことがあります。まず、ワークショップ自体はよく運営され、すべての資料が適切に準備されていました。しかし、私は大人としては何か退屈で、それほど対話的ではないと感じました。スポンサーとして、なぜあなたは資金援助をしているのか、奨学生たちの実際の状況はどうなのかを知ることが重要であると思います。難民の生徒の中には、他の人よりもみなさんの助けが必要な人もいます。それを知るためにもっと対話をする時間を設ける必要があると思います。
  • ワークショップは私たちの学校生活の中でとても重要でした。それは私たちに自信を与えてくれました。
  • ワークショップはわたしにとってポジティブな印象でした。めったにしない自分自身を反映することができる良い機会でした。
  • 楽しく、魅力的で、エネルギッシュで、非常に役に立つものでした。
  • ワークショップは素敵でシンプルです。私はワークショップをとても楽しみました。
  • 私はこのワークショップから多くを学びました。とても楽しかったです。
  • まず私がこのワークショップの一員であること自体、まるで喜ばしい幸運のような気分になりました。テーマであったリーダーシップは、私たちの責任感を気づかせてくれ、私たちがした活動は、リーダーシップをもった人生へ向けて、私の強さ弱さを認識するのを助けてくれました。
  • 楽しかったです。多くの新しい人を知り、多くの新しいことを学びました。
  • ワークショップはお互いに仲良くなるのにとても素晴らしかったです。私は本当に楽しみました..私たちに対するみなさんの心からのサポートに感謝します..💓
  • ワークショップは良かったし、楽しかったです。
  • まずはじめに、温かい”タシデレ”をレインボーチルドレンの奨学金のスポンサーみなさまに伝えたいと思います。私はワークショップの間、本当に幸せで楽しみました。そして、私はこのワークショップに概ね満足しました。実際には、ワークショップの目的はお互いに親しみを感じることでした。そのためにグループを作り、今はお互いに本当に仲良くすることができています。ありがとうございました。
  • 私はワークショップで本当に楽しかったです。実際、ワークショップの目的はお互いに親しみを感じることです。そのワークショップを通して私はすべてのメンバーにより親しみを感じることができました。
  • 素晴らしかったです。そして多くのことを学びました。
  • 私は本当に幸せでした、そしてレインボーチルドレン奨学金のすべてのスポンサーに感謝します。ワークショップを開催することの目的は、お互いの親睦を深めることです。私はワークショップの間中、すべてのメンバーにより親しみを感じました。
  • まずこのようなワークショップを受ける機会を作って下さったことに感謝したいと思います。そしてとても興味深いものでした。
  • 非常に魅力的なワークショップでした。
  • ワークショップは本当にうまくいきました。非常に教育的でした。それから多くを学ばせていただきました。
  • ワークショップは素晴らしいです。私はとても多くのことを学び、楽しい時間を過ごしました。素晴らしいワークショップに感謝しています。
  • 簡単にできるワークショップで、とてもよかったです。

 

改善点があれば教えてください(自由記述)

  • 私は、このような状況に直面することに、さらに自信が持てるようなグループ活動のワークショップに参加でき、本当に楽しめました。
  • 将来、グループ活動に参加する機会があれば、私はさらに幸せです。
  • このワークショップの印象は、私は特別に高く評価しています。
  • 会場が非常にごちゃごちゃしていると感じました。
  • グループ分けについては、既に知り合っている人同士が一緒になってはいけないと感じました。グループ分けのために、メモを使い男女混合にするのはどうでしょうか?
  • 私たちが次回、ドレスコードで参加できたら素晴らしいと思います。
  • いいえ!改善点はありません。
  • 楽しいものでしたが、その特定の時間にすべてを完了することができなかったため、時間が長くなるともっと楽しいでしょう。
  • 私たちが学ぶだけでなく、楽しく過ごせるように、ゲーム形式のワークショップ。
  • 私たちが相互作用できるもっと長い時間の交流があるといいです。
  • 主催者が流暢な英語を話す人と一緒に来てくれれば素晴らしいと思います。ワークショップでの貴重な時間を節約し、参加者とリソース担当者とのコミュニケーションを向上させると思います。
  • 私はワークショップと一緒に小さなゲームを行えば、より活気に満ちたものになると思います。
  • 私たちの会合の時間はとても短いので、次回の会合でもっと時間を取ればより良くなると思います。
  • この作業に対する私の見解によると、本当に私の知識を向上させ、活動を通してたくさんの新しいアイデアや思考でオープンマインドにさせてくれるものでした。これは、私たちが次の旅でもっと楽しくエネルギッシュな活動を期待する”余白”となり、来年の出会いまでの出発日へとすでにカウントダウンが始まっていたのだと思います。
  • 私は、もっと活動的な内容だったらよかったなぁと思います。
  • はい、私はワークショップを通して前にあなたに言いました。私たち自身はより親しくなりましたが、スポンサーはワークショップに参加しなければなりません。そうすればもっと面白くなり、私たちの見解や問題も分かち合うことができます。
  • 全てが素晴らしかったという代わりになるような、そのような提案は特に私からはありません。
  • 私は言いたいことは何もありませんが、私の考えではレインボーチルドレン奨学金のスポンサーのすべてがワークショップで私たちと一緒に参加できるようになるともっと良いと思いました。次回のワークショップで、スポンサーがすべて来てくれることを願っています。ありがとうございました。
  • 私は言うことは何もありません。しかし、私の見解では、ワークショップでレインボーチルドレン奨学金のスポンサーのすべてがそこにいることができるなら、もっと良いと思います。
  • 私たち全員が一緒であれば、それが良いと思います。
  • 私は何も言うことはありませんが、私はレインボーチルドレン奨学金のすべてのスポンサーがワークショップの間、そこにいることができるならば、もっと良いという私の思いを共有したいです。なぜなら学生達がどのようにワークショップに参加しているかがわかるからです。
  • 私は楽しませてもらったので改善点はありません。皆さん、本当にありがとうございます。
  • すべてのワークショップには新しいアイデアがあり、私はすべてに満足しています。
  • 今のところ、具体的な提案はありません。

 

次回どういうワークショップを望みますか?(自由記述)

  • リーダーシップスキルやコミュニケーションスキルの開発に関するワークショップ。 😀🌈
  • みなさんが次回にやりたいことなら何でも。
  • 私はみなさんの勤労に満足しています。
  • 次のワークショップでは手工芸や絵画をやることができたらなあと思います。ありがとうございました。
  • アート工芸、私が一番好きなこと。アート工芸を次のワークショップでできたら楽しいでしょう。
  • 私たちがワークショップでもっと時間を取れば素晴らしいと思います…私はワークショップが好きです。
  • 次回のワークショップでは、絵画や手工芸をしたいです。
  • 美術工芸、私はほとんどそれに時間を費やし、楽しむのが好きです。 美術工芸が次回のワークショップで行われるといいですね。
  • 次のワークショップでは、手工芸は楽しく、気楽でいいと思います。実際には、長い時間をかけての私たちが相互作用を必要とすることは良いことだと思います。
  • 私はみなさんで決定してくれるワークショップで満足です。
  • ありがとうございます
  • 今後はもっと対話型のプログラムを見たいと思います。ありがとうございました
  • みなさんのどんなワークショップにもとても感謝しています。ありがとうございました
  • リーダーシップのワークショップとビジネスワークショップです。私は日本の視点からビジネスについて学びたいです。
  • 間違いなく次のワークショップでは演説法ができたらと思います。
  • 次回のワークショップでは、「学生の視野と責任」について。
  • 次回のワークショップが教育に関連したものであれば楽しいものになるでしょう。
  • より多くのゲームや活動的なもの。
  • 私はもっとプレゼンテーションに挑戦しようとします。
  • 私はアートに関連したワークショップをしたいです。学生がより創造的になるように。
  • 次回は..私はなにかこう、みなさんがどのように奨学金に対して努力されてるのかを知れるものがいいです。少なくとも私たちはそれがちょっと大変なことだと分かっているから。 😊
  • 私はすべてのレインボーチルドレンメンバーとゲームをしたいです。ワークショップと一緒に…
  • 私は、半年後どのようなワークショップを開催するかはみなさんの選択だと思います。私は、スポンサーのみなさんがいかにお金を節約してチベットの子供たちの奨学金にあてているかがわかるようなワークショップを開催した方が、はるかに役に立つと思いました。それを通して、私たちはスポンサーのみなさんがどのように苦労しているかを知るでしょう。それが本当に私たちに役立つことだと願っています。
  • 私は、次のワークショップは何かみなさんの経験にまつわるものがいいと思います。私たちレインボーチルドレン奨学生のために、いかにお金を節約し苦労しているか、というようなものです。改めてとても感謝しています。次のワークショップで皆さんの経験を共有してくれることを願っています。そして、みんなで一緒に過ごせますように。
  • 教育システムと学習スキル
  • 私は次のワークショップは、スポンサーの方々が私たちレインボーチルドレン奨学生のためにいかにお金を節約し苦労しているのかというようなものがいいと思いました。その活動を通して、私たちもまたある程度の知識を得られるでしょう。次のワークショップではみなさんが経験を分かち合ってくれることを願っています。ありがとうございました
  • もっと活動的に感じさせるようなゲームをすること。
  • 今回のようなワークショップ。
  • 私はこの世界でリーダーシップとチャンスをもたらす方法についてのワークショップを開催してほしいです。
  • すみません、特に考えつかないですが、役に立ち楽しいものならなんでもしたいと思います。
  • 日本とチベットの意見交換。

 

 

Be The Change Project 2017 実施報告

 


インドに住むチベット人大学生・大学院生に対して奨学金を支援し、社会を変えるリーダー育成を目指すNPOレインボーチルドレンと、教育をテーマにフューチャーセッションをしているEdu×らぼ(えでゅらぼ)の共同プロジェクトとして、Be The Change Project 2017をインドで開催しました。

2017年3月10日〜20日に開催されたスタディツアーに、Edu×らぼから2名が参加し、チベット人奨学生約60名と英語でフューチャーセッションをしてきました。

今回は、ガンジーの言葉
「Be the Change, what do you want to see in the world」
をコンセプトに、奨学生それぞれが創りたい未来を描き、未来を生み出すリーダーとしてのアクションを考えるワークを行ってきました。

Dream and Action workshop 資料PDF

 

2017年3月14日:ダラムサラ/サラ大学/47名

サラ大学、ノルブリンカ大学の奨学生たちと

以下ギャラリーとなっています。写真をクリックorタップするとポップアップしますので、右側・左側の矢印で連続してご覧になれます。

2017年3月19日:デリー/ダライラマビューロー/11名

デリーの様々な大学で学ぶ奨学生たちと

開催後に参加した奨学生たちに採ったアンケートはこちら。なんと満足度100%でした!→ Be The Change Project 2017 参加者アンケート

 

レインボーチルドレンの辿った五年間の軌跡

 

2012年3月の初めてのチベット難民社会訪問から数えて、11回目となる訪問を終えて帰国しました。インド訪問自体は14回目となりました。

当初個人として3名の大学生の進学支援を始めてから、在学100名を目標に活動してきましたが、今年(2017年秋)はその100名を達成できる予定です。

その5年・100名という区切りの年に当たり、春か秋の訪問時にダライ・ラマ法王に謁見して報告したいと考えていましたが、2月時点では残念ながら我々がダラムサラに滞在する期間中には法王様は海外におられる予定でした。

忙しく世界中を巡られている法王様がダラムサラの公邸におられる期間に調整して訪問することは、なかなか難しいのです。メンバー全員がそれぞれの仕事を持ち、それぞれの予定をやりくりしてインドへ向かうというのが現在の姿なので、直前に日程を調整することは困難です。

ですので、春、秋どちらかで奇跡的にタイミングが合うことを願っていました。すると、法王さまが海外へ出発される日程が先送りになり、追加で2日間のティーチングが開催されることが発表されました。出発3週間前のことです。

ティーチングがあるということはダラムサラにおられるということで、謁見するチャンスかも知れないと教育省を通じて法王庁に意向を伝えました。しかし、3月10日のアップライジングデーや12日のウーマンデーを挟み、諸外国からも様々な団体が訪問します。予定は分からぬまま日本を出国することになりました。

「運が良ければ今回、駄目なら次回の秋に。」

ダラムサラ滞在中は他の予定がぎっしり詰まっていました。こちらももし実現すれば、どこに予定を滑り込ませたらいいのか分からないほどです。すべては運と教育省の采配に任せて、目の前のプロジェクト活動に集中することにしました。

ライ・ラマ法王が神変大祈願祭の法話を行なわれたツクラカン中庭の光景。2017年3月12日、インド、ヒマチャール・プラデーシュ州 ダラムサラ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

ダラムサラ到着初日に、12時間のバス移動で到着したその足でティーチングに参加し、いつものようにお姿を拝見しました。最近は会場に入るセキュリティチェックも年々厳しくなっていますが、教育省の配慮によって特別にお堂の中のお顔が拝見できる場所で法話を聞きました。最近は大勢の聴衆の中でお会いすることは普通になりましたが、個別に時間を頂いて謁見することはまったく別のことです。

ツクラカンの中庭で法話を行なわれるダライ・ラマ法王。2017年3月12日、インド、ヒマチャール・プラデーシュ州 ダラムサラ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

チベット仏教の頂点であり、チベット社会の中心にいる法王さまに謁見することは、外国人である我々にとっては勿論ですが、チベット人にとっても特別なことです。願ってもその機会はそう巡って来ません。この時点では聴衆の一人となり謁見は諦めていました。

その夕方に教育省との会議が予定されていました。ノドゥプ教育大臣、教育省幹部と次期奨学生の選考について、いつもより長い時間話し合いました。

教育省にて大臣、教育省幹部と。2017年3月13日(撮影:北條直樹)

その会議が終わりに近づいたころ、担当者から「明日の早朝6時半に謁見が決まった!明日はフランスの団体と日本のレインボーチルドレンだけだ。」と告げられました。翌日は6つ7つの予定が詰まった一番ハードな日でしたが、早朝は何もないベストタイミングです。ひとつの予定だけを一日先に変更して、謁見に臨むことになりました。

公邸前でダライ・ラマ法王と。2017年3月14日(撮影:法王庁)

早朝6時半から1時間ほど待ってようやく謁見が実現しました。握っていただいたその手は温かく、とても柔らかい慈愛に満ちた手でした。ご多忙の中(この直後はツクラカンのティーチング会場へ移動されました)で公邸内のお部屋ではありませんでしたが、初めてきちんとお会いすることができました。教育省担当者より団体説明を伝えるのでこちらから話してはいけないということで言葉を交わすことはありませんでしたが、以前ティーチング会場で日本語通訳のマリアさんより紹介いただいた際のお言葉「Thank you」とは異なる

「Appreciate!」

という言葉を頂戴しました。

チベット国会議事堂にて。2017年3月13日(撮影:北條直樹)

この日はチベット亡命政府の国会が始まる日で、首相・7人の大臣・議員や政府関係者が集まった議会で、全員が名前を呼ばれ起立し紹介を受けました。公の場で紹介されて感謝の拍手をされるのはこれが初めてのことで、とても光栄な出来事でした。

チベット国会の様子。2017年3月14日(撮影:北條直樹)

その直後が休憩時間だったのですが、退席されるロブサン・センゲ首相に感謝を伝えると、「後で来てください。」とのこと。予定になかったことなので驚きましたが、後に教育省から確認をとると、最終日13時半に首相官邸まで来てほしいとのことでした。

実はこの1月に大阪で講演があった際にも呼ばれて訪問したのですが、スケジュールがずれあまり時間が取れなかったことを気にされていたみたいで、改めて時間を取ってくださったようです。そのご配慮に感激しました。

官邸にてロブサン・センゲ首相と。2017年3月16日(撮影:北條直樹)

センゲ首相はいつもユーモアたっぷりで、ずっと笑わせてくれます。ハーバードで博士号をとったインテリジェンスと、政治のトップとして難民社会のハードな舵取りをするリーダーシップ、日本が好きな奥様お嬢様の話をされるときの優しさ、そして神戸牛と日本酒が好きでとてもユーモアな一面をもつリーダーです。実は年齢がひとつ違いというのも親近感を抱く一因だと思います。

ロブサン・センゲ首相と。2017年3月16日(撮影:北條直樹)

そして、思わぬ感激の出来事が!レインボーチルドレン奨学生が今年100名になることを記念して、政府として公式な感謝の盾を下さったのです!

チベット亡命政府より戴いた盾。2017年3月16日(撮影:北條直樹)

これは新しくデザインされたもので対外的に渡すのは初めてだとのことです。なんという光栄!そしてこれまで日本に対してこの盾を渡すのも初めてだとのことです。人は予想外のことや予想以上のことに対して感動が生まれますが、まさにサプライズな出来事で、その内容も身に余ることで本当に感激しました。

最後には、来年訪日する時には大阪滞在を2日間確保し、レインボーチルドレンの事務所を訪問するという約束をしました。(団体事務所を建設しないとならないですね)

ロブサン・センゲ首相とメンバー全員で。2017年3月16日(撮影:チベット亡命政府)

こうして、ダライ・ラマ法王という宗教のリーダーと、ロブサン・センゲ首相という政治のリーダー、今のチベットの2人のリーダーにレインボーチルドレンが歩んできたこれまでを評価いただくというメモリアルな訪問となりました。

この一連の模様は、日本代表団の訪問として、チベット亡命政府の公式サイトであるtibet.netに3枚の写真と共に紹介されました。

 

これも、ご支援いただいている個人や企業・団体の皆さま、関係者の皆さま、共に同じ方向に向かって頑張ってくれるメンバーの仲間たちのお陰です。本当にありがとうございました。

そして、この活動を続けていけるのも、チベットやスラムの若者たち、子どもたちがいるからです。今回もたくさんの感動の瞬間がありました。たくさんの輝く虹が見えました。

サラ大学で42名の奨学生たちと。2017年3月15日(撮影:北條直樹)
デリーで10名の奨学生たちと。2017年3月19日(撮影:北條直樹)
ペトンスクールで新たなキッズカメラたちと。2017年3月15日(撮影:北條直樹)
デリーで元奨学生たちと。2017年3月17日(撮影:北條直樹)
デリーで卒業生たちと。2017年3月17日(撮影:北條直樹)
デリーで元奨学生・卒業生たちと。2017年3月17日(撮影:北條直樹)
スラムで新たなキッズカメラたちと。2017年3月18日(撮影:北條直樹)
スラムの奨学生リーダー・サンタンと。2017年3月18日(撮影:北條直樹)

これまで5年間歩んできた道は決して平坦ではありませんでしたが、真っすぐに進んできました。学校建設、高等教育支援、リーダー育成と徐々に明確になってきた目標は、「認めあい」「分ちあえる」ひとつの地球という最終ゴールに向けて、未来のリーダーたちにバトンを渡すまでこれからも進んでいきます。

「教育は世界を変える!」

これからもよろしくお願い申し上げます。

 

10日間のプロジェクト活動の報告はこれから随時アップしていく予定です。

 

 

ロブサン・センゲ首相来日講演へ参加してきました

 

昨日、来日されているチベット亡命政府(中央チベット政権CTA)のロブサン・センゲ首相の講演会に参加してきました。

「知っておかなければならないチベットの今」と題されたテーマでは、60年前の中国の侵攻により祖国を失いその後の迫害を受けてきたチベットの歴史を重ね合わせ、「チベットを知ることが中国を知ることにつながり、尖閣・南シナ海などの国境問題の解決につながる」と話されました。

決して遠い出来事ではなく、日本を含む中国と隣接する国家や、中国が進出しているアフリカ諸国が、自分のこととしてチベット問題を学ぶことが重要であるということです。

さらに、「チベット問題の解決は、武力紛争が絶えない世界に平和と非暴力をもたらす大きな可能性がある。そして解決できると確信している」と力強く締めくくられました。

お会いするのは昨年10月のダラムサラの首相官邸以来でした

3度目となる今回の来日では、東京・大阪での講演に加え、昨年発足した日本チベット国会議員連盟(超党派82名)での講演も含まれています。今日以降も、京都、東京とハードな日程をこなされ、まもなく始まる議会(国会)に備えてインドへ帰国されます。

奥様とペトンスクールに通うお嬢様も一緒でした

 


(ウィキペディアより抜粋)

ロブサン・センゲ(Lobsang Sangay、1968年 – )は、チベット人の法学者(専攻:国際法、立憲民主主義、紛争解決)、政治家。インドのダラムサラに拠点を置く中央チベット行政府(チベット亡命政府)の公選による第2代首相(正式にはシキョン(政治最高指導者))。

1968年にインド・西ベンガル州ダージリン郊外のチベット人亡命社会で生まれた。誕生日は公式書類上では3月10日とされているが、これは1959年のチベット蜂起が発生した日を借りたものであり、正確な誕生日は本人も知らない。このことについて彼は「自分の誕生日すら知らないという事実に、私がどんな人生を送ってきたかが集約されている」と語っている。

ダージリンの中央チベット学校を卒業後、デリー大学で英文学と法律学を学び卒業。1992年、チベット青年会議執行部委員。1996年、アメリカのハーバード大学ハーバード・ロー・スクールに留学し、2004年に法学博士号(Ph.D in Law)を得た。博士論文は『亡命チベット政権の民主主義と歴史(1959〜2004)』。その後、ハーバード大学ロースクールの上級研究員を務めた。

ロブサン・センゲはチベット問題の平和的・非暴力的解決を望むダライ・ラマ14世の立場を尊重し、中国憲法の枠組みの中での自治権付与を求めている。彼は香港・マカオの一国二制度がチベットにとって最善の制度だとして、暴力を伴う抵抗運動に否定的な見解を示している。

チベット亡命政府首相としては400ドル(日本円で約3万円)の月給しか受け取っておらず、これはインド全体の平均月収の3万ルピー(日本円で約4万5,000円)と比べてもきわめて低いが、本人は亡命政府首相としての職務に情熱を燃やし、収入についてはまったく問題とはしていない。

(転載終了)


 

センゲ首相は難民二世としてインドで生まれ、奨学金を得てデリー大学、ハーバード大学と進学した、レインボーチルドレンの奨学生たちと同じ境遇の人物です。ハーバード大学で教鞭をとられた後に、チベットの初代首相となるために帰国した現チベット難民社会の政治的リーダーであり、それはまさにレインボーチルドレンが掲げる「リーダー育成」のひとつのロールモデルだと考えています。

講演後お声が掛かり、控室にて

講演では、若い世代が(自分のように)勉強を頑張り、これからのチベット社会を牽引していくことに大きな期待を述べられました。

亡命政府の政策の中央の柱でもある高度な人材の輩出(高等教育)をレインボーチルドレン奨学金は担っています。現在65名の奨学生(大学・大学院)は、今年度に目標としてきた100名を達成する予定です。

現在チベット難民社会は全世界に広がり、センゲ首相の様に欧米で学ぶ優秀な学生や、その専門性を世界で活かす人材が増えてきました。チベット人のもつ利他の精神や平和の遺伝子が世界に拡がっていく未来を、レインボーチルドレンは描いています。

いつもユーモアたっぷりのセンゲ首相です。来月またダラムサラでお会いしましょう!

最後に、昨年10月に撮影したセンゲ首相から日本の支援者の皆さまへのメッセージを公開しました。ご覧ください。

 

チベットからメリークリスマス2016~Merry X’mas from Tibetan Scholarship Students

 
今年もチベットからクリスマスカードが届きました。
ヒマラヤの向こうの奨学生からルピー募金の御礼と共に、メリークリスマス!

今年は今まででもっとも多い58枚が届きました。

中央チベット政権(CTA)教育省からも、ルピー募金の御礼と共に、クリスマスメッセージを頂きました。

奨学生からのクリスマスカードの一部を紹介させて頂きます。
(手紙の箇所はPCに最適化されています。スマホの方は拡大してご覧ください)

(訳:レインボーチルドレンメンバー8名)

58枚のクリスマスカード全部は、レイチル通信会員およびルピー募金者向けの[専用ページ]にて公開させていただく予定です。お楽しみに!

※レイチル通信会員~メルマガ登録者、マンスリーサポーター、みらいの貯金箱サポーター、BASE購入者、イベント参加者

【※ルピー郵送時にメールアドレスをご記入頂いていない方へ※】

<ルピー募金者専用>
活動報告をお届けします

 

 


 

ご報告:今年度の奨学金65名分を教育省へ送金しました(チベットプロジェクト)

 

インドより帰国後10月12日、今年度分のレインボーチルドレン奨学金65名分(チベットプロジェクト)を、チベット亡命政府教育省へ送金しましたことをご報告致します。

ご支援頂いている皆さま、本当にありがとうございました。 “ご報告:今年度の奨学金65名分を教育省へ送金しました(チベットプロジェクト)” の続きを読む

レイチル×Eduらぼ「変える力を育てるプロジェクト」

 

昨日は、Edu×らぼ(えでゅらぼ)と新しく始まったプロジェクトのキックオフミーティングでした。

次回春にインドで奨学生65名(大学生)に行ってもらうフューチャーセッションの内容をこれから半年間で作り上げていきます。

プロジェクトメンバーは、現役高校教師2名、社会人1名、現役大学生2名(1名はインドよりの留学生)、レイチルメンバーです。

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レインボーチルドレンがインドで行っている活動や、支援する奨学生(大学生)たちのバックボーンや大学による違いなどを確認し、ゴールを設定しました。

その過程で、リーダーシップ育成支援プロジェクトと題していたプロジェクト名も、「変える力を育てるプロジェクト」に変更し、目指すところをより明確に定めました。

 

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利他の精神をもつ若者たちに、「対話による問題解決手法(フューチャーセッション)」を伝えること。

Future Sessionとは?

多くの社会問題は、当事者や専門家だけでは解決しにくくなっています。
そんな今こそ、みんなのチカラをかけ算する時。
それぞれが問題を自分ごととして考え、ありたい未来を構想することが大切です。

Future Sessionでは、多様な立場の人を参加者に迎え、
問題そのものをいろんな角度で見つめることからはじめます。
そして、深く、自由に対話し、みんなの「想い」の中から
未来に向けた素敵な答えを紡いでいきます。

誰かに決められたことをやるのではなく、
一人ひとりが主役になってアイデアを生み出し、実現させていく。

社会に変革を起こすための「場 = Future Session」
Our Futures サイトより

フューチャーセッションそのものは欧州発ですが、対話による問題解決という手法は、彼らのリーダー(ダライ・ラマ14世)がチベット問題解決のための平和的手法として実践をつづけ、世界へ説いている平和実現への処方箋に近いものかも知れません。

力での解決はなく、他者と認め合い・分かち合うことができれば、対話によって問題解決の糸口を見つけることができるはずです。その先には心の平和という新しい世界が拡がります。

そこには、認め合い、分かち合える、平和な世界が訪れると信じます。

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「教育は世界を変える」

「奨学金支援(高等教育)から未来のリーダーを育成する」レインボーチルドレンが目指す方向もはっきりしてきました。

政治家、チェンジメーカー、ソーシャルワーカーだけでなく、

次世代のリーダーである教師、
次世代へなにかをつなぐ人、
そして作家や翻訳家や写真家など表現していくクリエイター、
そして企業に勤め社会の問題解決に挑む人、
地域社会のために働く人、
世界平和のために活動する人・祈る人、、

レインボーチルドレン奨学生すべてが、世の中を変えていく当事者=Innovator:イノベーターとして活躍する未来を創造します

You must be the change you want to see in the world.

あなた自身が、この世で見たいと思う変化とならなければならない。

~マハトマ・ガンジー~