Be The Change Project 2017 参加者アンケート

 

2017年春に開催した奨学生ミーティング「Dream and Action workshop」の参加者アンケート結果です。

日時:2017年3月14日および19日、各3時間

開催場所・対象人数:ダラムサラ/サラ大学/47名・デリー/ダライラマビューロー/11名

アンケート回収:有効回答31名(参加58名中)


参加した場所

性別

これまでの参加回数

これまで年に2回奨学生ミーティングを実施しています。ゲームを主とした親睦を深める交流や、互いの文化を伝える文化交流でしたので、学生を主体としたワークショップは2017春が初めての開催となりました。

ワークショップの満足度(7段階評価)

Extremely satisfied 非常に満足:51.6%
Moderately satisfied そこそこ満足(適度に満足):41.9%
Slightly satisfied おおむね満足(少し、若干満足):6.5%

100%の参加者が満足と答えています。

 

ワークショップの感想(自由記述)

  • まず、このワークショップを開催してくださったことに感謝したいと思います。私はこのワークショップの一員になれてとてもうれしかったです。私にとっては、グループ活動やワークショップで企画された小規模なゲームで楽しい学習でした。私は、私たちのライフスタイルの改善のために、今後ももっとワークショップに参加したいと願っています。
  • 私はこのワークショップで素晴らしい時間を過ごしました。それは私が立っている、そして私の内なる目標が何であるか、私自身を内省しました。私は他の仲間のグループメイトからも学ぶことができました。私はこのワークショップはとてもすばらしく、教育的であったと思います。
  • ゲームの準備ができていて、とても面白かったです。私も楽しみました。このような計画を立てることができれば、それは私たちの活動にも役立つと思います。みなさんの優しさに感謝しています。
  • それはまさに”非暴力”について学ぶワークショップであり、私は、”非暴力”が私たちの将来の世界を変える可能性があるとも信じています。まさにこのワークショップのように!
  • 非常に熱心なワークショップでしたし、楽しかったです。私はこのようなワークショップがとても好きです。将来の夢について考えるのはとても興味深く、素晴らしい機会でした。
  • 私は再会を本当に楽しみました。ワークショップの運営は素晴らしかったです。みなさんに感謝したいと思います。
  • とても面白かったです。私はこのようなことを初めて経験しました。夢と行動のワークショップとしてこのリーダーシップ・ワークショップの内面を取り上げることはとても面白かったです。
  • みなさんに会えたことは嬉しかったですし、それは私の人生の素晴らしい瞬間でした。私が行ったワークショップはとてもすばらしく、あらゆる分野でより良くなったり、私の夢を達成するための知識を得ることができるようなものだったと思います。こんなワークショップが続くなら、私たちにとって非常に役に立つでしょう。
  • わたしたちの将来の夢を力づけてくださり感謝したいと思います。 3度目に皆さんにお会いするのはとても楽しいものでした。ワークショップの活動は、みなさんの私たちの夢に対する心からの関わりを示していて、この関わりは日本とチベットの人々の結びつきの架け橋になっていると思います。
  • 夢と行動のワークショップに関して、私はいくつか言いたいことがあります。まず、ワークショップ自体はよく運営され、すべての資料が適切に準備されていました。しかし、私は大人としては何か退屈で、それほど対話的ではないと感じました。スポンサーとして、なぜあなたは資金援助をしているのか、奨学生たちの実際の状況はどうなのかを知ることが重要であると思います。難民の生徒の中には、他の人よりもみなさんの助けが必要な人もいます。それを知るためにもっと対話をする時間を設ける必要があると思います。
  • ワークショップは私たちの学校生活の中でとても重要でした。それは私たちに自信を与えてくれました。
  • ワークショップはわたしにとってポジティブな印象でした。めったにしない自分自身を反映することができる良い機会でした。
  • 楽しく、魅力的で、エネルギッシュで、非常に役に立つものでした。
  • ワークショップは素敵でシンプルです。私はワークショップをとても楽しみました。
  • 私はこのワークショップから多くを学びました。とても楽しかったです。
  • まず私がこのワークショップの一員であること自体、まるで喜ばしい幸運のような気分になりました。テーマであったリーダーシップは、私たちの責任感を気づかせてくれ、私たちがした活動は、リーダーシップをもった人生へ向けて、私の強さ弱さを認識するのを助けてくれました。
  • 楽しかったです。多くの新しい人を知り、多くの新しいことを学びました。
  • ワークショップはお互いに仲良くなるのにとても素晴らしかったです。私は本当に楽しみました..私たちに対するみなさんの心からのサポートに感謝します..💓
  • ワークショップは良かったし、楽しかったです。
  • まずはじめに、温かい”タシデレ”をレインボーチルドレンの奨学金のスポンサーみなさまに伝えたいと思います。私はワークショップの間、本当に幸せで楽しみました。そして、私はこのワークショップに概ね満足しました。実際には、ワークショップの目的はお互いに親しみを感じることでした。そのためにグループを作り、今はお互いに本当に仲良くすることができています。ありがとうございました。
  • 私はワークショップで本当に楽しかったです。実際、ワークショップの目的はお互いに親しみを感じることです。そのワークショップを通して私はすべてのメンバーにより親しみを感じることができました。
  • 素晴らしかったです。そして多くのことを学びました。
  • 私は本当に幸せでした、そしてレインボーチルドレン奨学金のすべてのスポンサーに感謝します。ワークショップを開催することの目的は、お互いの親睦を深めることです。私はワークショップの間中、すべてのメンバーにより親しみを感じました。
  • まずこのようなワークショップを受ける機会を作って下さったことに感謝したいと思います。そしてとても興味深いものでした。
  • 非常に魅力的なワークショップでした。
  • ワークショップは本当にうまくいきました。非常に教育的でした。それから多くを学ばせていただきました。
  • ワークショップは素晴らしいです。私はとても多くのことを学び、楽しい時間を過ごしました。素晴らしいワークショップに感謝しています。
  • 簡単にできるワークショップで、とてもよかったです。

 

改善点があれば教えてください(自由記述)

  • 私は、このような状況に直面することに、さらに自信が持てるようなグループ活動のワークショップに参加でき、本当に楽しめました。
  • 将来、グループ活動に参加する機会があれば、私はさらに幸せです。
  • このワークショップの印象は、私は特別に高く評価しています。
  • 会場が非常にごちゃごちゃしていると感じました。
  • グループ分けについては、既に知り合っている人同士が一緒になってはいけないと感じました。グループ分けのために、メモを使い男女混合にするのはどうでしょうか?
  • 私たちが次回、ドレスコードで参加できたら素晴らしいと思います。
  • いいえ!改善点はありません。
  • 楽しいものでしたが、その特定の時間にすべてを完了することができなかったため、時間が長くなるともっと楽しいでしょう。
  • 私たちが学ぶだけでなく、楽しく過ごせるように、ゲーム形式のワークショップ。
  • 私たちが相互作用できるもっと長い時間の交流があるといいです。
  • 主催者が流暢な英語を話す人と一緒に来てくれれば素晴らしいと思います。ワークショップでの貴重な時間を節約し、参加者とリソース担当者とのコミュニケーションを向上させると思います。
  • 私はワークショップと一緒に小さなゲームを行えば、より活気に満ちたものになると思います。
  • 私たちの会合の時間はとても短いので、次回の会合でもっと時間を取ればより良くなると思います。
  • この作業に対する私の見解によると、本当に私の知識を向上させ、活動を通してたくさんの新しいアイデアや思考でオープンマインドにさせてくれるものでした。これは、私たちが次の旅でもっと楽しくエネルギッシュな活動を期待する”余白”となり、来年の出会いまでの出発日へとすでにカウントダウンが始まっていたのだと思います。
  • 私は、もっと活動的な内容だったらよかったなぁと思います。
  • はい、私はワークショップを通して前にあなたに言いました。私たち自身はより親しくなりましたが、スポンサーはワークショップに参加しなければなりません。そうすればもっと面白くなり、私たちの見解や問題も分かち合うことができます。
  • 全てが素晴らしかったという代わりになるような、そのような提案は特に私からはありません。
  • 私は言いたいことは何もありませんが、私の考えではレインボーチルドレン奨学金のスポンサーのすべてがワークショップで私たちと一緒に参加できるようになるともっと良いと思いました。次回のワークショップで、スポンサーがすべて来てくれることを願っています。ありがとうございました。
  • 私は言うことは何もありません。しかし、私の見解では、ワークショップでレインボーチルドレン奨学金のスポンサーのすべてがそこにいることができるなら、もっと良いと思います。
  • 私たち全員が一緒であれば、それが良いと思います。
  • 私は何も言うことはありませんが、私はレインボーチルドレン奨学金のすべてのスポンサーがワークショップの間、そこにいることができるならば、もっと良いという私の思いを共有したいです。なぜなら学生達がどのようにワークショップに参加しているかがわかるからです。
  • 私は楽しませてもらったので改善点はありません。皆さん、本当にありがとうございます。
  • すべてのワークショップには新しいアイデアがあり、私はすべてに満足しています。
  • 今のところ、具体的な提案はありません。

 

次回どういうワークショップを望みますか?(自由記述)

  • リーダーシップスキルやコミュニケーションスキルの開発に関するワークショップ。 😀🌈
  • みなさんが次回にやりたいことなら何でも。
  • 私はみなさんの勤労に満足しています。
  • 次のワークショップでは手工芸や絵画をやることができたらなあと思います。ありがとうございました。
  • アート工芸、私が一番好きなこと。アート工芸を次のワークショップでできたら楽しいでしょう。
  • 私たちがワークショップでもっと時間を取れば素晴らしいと思います…私はワークショップが好きです。
  • 次回のワークショップでは、絵画や手工芸をしたいです。
  • 美術工芸、私はほとんどそれに時間を費やし、楽しむのが好きです。 美術工芸が次回のワークショップで行われるといいですね。
  • 次のワークショップでは、手工芸は楽しく、気楽でいいと思います。実際には、長い時間をかけての私たちが相互作用を必要とすることは良いことだと思います。
  • 私はみなさんで決定してくれるワークショップで満足です。
  • ありがとうございます
  • 今後はもっと対話型のプログラムを見たいと思います。ありがとうございました
  • みなさんのどんなワークショップにもとても感謝しています。ありがとうございました
  • リーダーシップのワークショップとビジネスワークショップです。私は日本の視点からビジネスについて学びたいです。
  • 間違いなく次のワークショップでは演説法ができたらと思います。
  • 次回のワークショップでは、「学生の視野と責任」について。
  • 次回のワークショップが教育に関連したものであれば楽しいものになるでしょう。
  • より多くのゲームや活動的なもの。
  • 私はもっとプレゼンテーションに挑戦しようとします。
  • 私はアートに関連したワークショップをしたいです。学生がより創造的になるように。
  • 次回は..私はなにかこう、みなさんがどのように奨学金に対して努力されてるのかを知れるものがいいです。少なくとも私たちはそれがちょっと大変なことだと分かっているから。 😊
  • 私はすべてのレインボーチルドレンメンバーとゲームをしたいです。ワークショップと一緒に…
  • 私は、半年後どのようなワークショップを開催するかはみなさんの選択だと思います。私は、スポンサーのみなさんがいかにお金を節約してチベットの子供たちの奨学金にあてているかがわかるようなワークショップを開催した方が、はるかに役に立つと思いました。それを通して、私たちはスポンサーのみなさんがどのように苦労しているかを知るでしょう。それが本当に私たちに役立つことだと願っています。
  • 私は、次のワークショップは何かみなさんの経験にまつわるものがいいと思います。私たちレインボーチルドレン奨学生のために、いかにお金を節約し苦労しているか、というようなものです。改めてとても感謝しています。次のワークショップで皆さんの経験を共有してくれることを願っています。そして、みんなで一緒に過ごせますように。
  • 教育システムと学習スキル
  • 私は次のワークショップは、スポンサーの方々が私たちレインボーチルドレン奨学生のためにいかにお金を節約し苦労しているのかというようなものがいいと思いました。その活動を通して、私たちもまたある程度の知識を得られるでしょう。次のワークショップではみなさんが経験を分かち合ってくれることを願っています。ありがとうございました
  • もっと活動的に感じさせるようなゲームをすること。
  • 今回のようなワークショップ。
  • 私はこの世界でリーダーシップとチャンスをもたらす方法についてのワークショップを開催してほしいです。
  • すみません、特に考えつかないですが、役に立ち楽しいものならなんでもしたいと思います。
  • 日本とチベットの意見交換。

 

 

Be The Change Project 2017 実施報告

 


インドに住むチベット人大学生・大学院生に対して奨学金を支援し、社会を変えるリーダー育成を目指すNPOレインボーチルドレンと、教育をテーマにフューチャーセッションをしているEdu×らぼ(えでゅらぼ)の共同プロジェクトとして、Be The Change Project 2017をインドで開催しました。

2017年3月10日〜20日に開催されたスタディツアーに、Edu×らぼから2名が参加し、チベット人奨学生約60名と英語でフューチャーセッションをしてきました。

今回は、ガンジーの言葉
「Be the Change, what do you want to see in the world」
をコンセプトに、奨学生それぞれが創りたい未来を描き、未来を生み出すリーダーとしてのアクションを考えるワークを行ってきました。

Dream and Action workshop 資料PDF

 

2017年3月14日:ダラムサラ/サラ大学/47名

サラ大学、ノルブリンカ大学の奨学生たちと

以下ギャラリーとなっています。写真をクリックorタップするとポップアップしますので、右側・左側の矢印で連続してご覧になれます。

2017年3月19日:デリー/ダライラマビューロー/11名

デリーの様々な大学で学ぶ奨学生たちと

開催後に参加した奨学生たちに採ったアンケートはこちら。なんと満足度100%でした!→ Be The Change Project 2017 参加者アンケート

 

レインボーチルドレンの辿った五年間の軌跡

 

2012年3月の初めてのチベット難民社会訪問から数えて、11回目となる訪問を終えて帰国しました。インド訪問自体は14回目となりました。

当初個人として3名の大学生の進学支援を始めてから、在学100名を目標に活動してきましたが、今年(2017年秋)はその100名を達成できる予定です。

その5年・100名という区切りの年に当たり、春か秋の訪問時にダライ・ラマ法王に謁見して報告したいと考えていましたが、2月時点では残念ながら我々がダラムサラに滞在する期間中には法王様は海外におられる予定でした。

忙しく世界中を巡られている法王様がダラムサラの公邸におられる期間に調整して訪問することは、なかなか難しいのです。メンバー全員がそれぞれの仕事を持ち、それぞれの予定をやりくりしてインドへ向かうというのが現在の姿なので、直前に日程を調整することは困難です。

ですので、春、秋どちらかで奇跡的にタイミングが合うことを願っていました。すると、法王さまが海外へ出発される日程が先送りになり、追加で2日間のティーチングが開催されることが発表されました。出発3週間前のことです。

ティーチングがあるということはダラムサラにおられるということで、謁見するチャンスかも知れないと教育省を通じて法王庁に意向を伝えました。しかし、3月10日のアップライジングデーや12日のウーマンデーを挟み、諸外国からも様々な団体が訪問します。予定は分からぬまま日本を出国することになりました。

「運が良ければ今回、駄目なら次回の秋に。」

ダラムサラ滞在中は他の予定がぎっしり詰まっていました。こちらももし実現すれば、どこに予定を滑り込ませたらいいのか分からないほどです。すべては運と教育省の采配に任せて、目の前のプロジェクト活動に集中することにしました。

ライ・ラマ法王が神変大祈願祭の法話を行なわれたツクラカン中庭の光景。2017年3月12日、インド、ヒマチャール・プラデーシュ州 ダラムサラ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

ダラムサラ到着初日に、12時間のバス移動で到着したその足でティーチングに参加し、いつものようにお姿を拝見しました。最近は会場に入るセキュリティチェックも年々厳しくなっていますが、教育省の配慮によって特別にお堂の中のお顔が拝見できる場所で法話を聞きました。最近は大勢の聴衆の中でお会いすることは普通になりましたが、個別に時間を頂いて謁見することはまったく別のことです。

ツクラカンの中庭で法話を行なわれるダライ・ラマ法王。2017年3月12日、インド、ヒマチャール・プラデーシュ州 ダラムサラ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

チベット仏教の頂点であり、チベット社会の中心にいる法王さまに謁見することは、外国人である我々にとっては勿論ですが、チベット人にとっても特別なことです。願ってもその機会はそう巡って来ません。この時点では聴衆の一人となり謁見は諦めていました。

その夕方に教育省との会議が予定されていました。ノドゥプ教育大臣、教育省幹部と次期奨学生の選考について、いつもより長い時間話し合いました。

教育省にて大臣、教育省幹部と。2017年3月13日(撮影:北條直樹)

その会議が終わりに近づいたころ、担当者から「明日の早朝6時半に謁見が決まった!明日はフランスの団体と日本のレインボーチルドレンだけだ。」と告げられました。翌日は6つ7つの予定が詰まった一番ハードな日でしたが、早朝は何もないベストタイミングです。ひとつの予定だけを一日先に変更して、謁見に臨むことになりました。

公邸前でダライ・ラマ法王と。2017年3月14日(撮影:法王庁)

早朝6時半から1時間ほど待ってようやく謁見が実現しました。握っていただいたその手は温かく、とても柔らかい慈愛に満ちた手でした。ご多忙の中(この直後はツクラカンのティーチング会場へ移動されました)で公邸内のお部屋ではありませんでしたが、初めてきちんとお会いすることができました。教育省担当者より団体説明を伝えるのでこちらから話してはいけないということで言葉を交わすことはありませんでしたが、以前ティーチング会場で日本語通訳のマリアさんより紹介いただいた際のお言葉「Thank you」とは異なる

「Appreciate!」

という言葉を頂戴しました。

チベット国会議事堂にて。2017年3月13日(撮影:北條直樹)

この日はチベット亡命政府の国会が始まる日で、首相・7人の大臣・議員や政府関係者が集まった議会で、全員が名前を呼ばれ起立し紹介を受けました。公の場で紹介されて感謝の拍手をされるのはこれが初めてのことで、とても光栄な出来事でした。

チベット国会の様子。2017年3月14日(撮影:北條直樹)

その直後が休憩時間だったのですが、退席されるロブサン・センゲ首相に感謝を伝えると、「後で来てください。」とのこと。予定になかったことなので驚きましたが、後に教育省から確認をとると、最終日13時半に首相官邸まで来てほしいとのことでした。

実はこの1月に大阪で講演があった際にも呼ばれて訪問したのですが、スケジュールがずれあまり時間が取れなかったことを気にされていたみたいで、改めて時間を取ってくださったようです。そのご配慮に感激しました。

官邸にてロブサン・センゲ首相と。2017年3月16日(撮影:北條直樹)

センゲ首相はいつもユーモアたっぷりで、ずっと笑わせてくれます。ハーバードで博士号をとったインテリジェンスと、政治のトップとして難民社会のハードな舵取りをするリーダーシップ、日本が好きな奥様お嬢様の話をされるときの優しさ、そして神戸牛と日本酒が好きでとてもユーモアな一面をもつリーダーです。実は年齢がひとつ違いというのも親近感を抱く一因だと思います。

ロブサン・センゲ首相と。2017年3月16日(撮影:北條直樹)

そして、思わぬ感激の出来事が!レインボーチルドレン奨学生が今年100名になることを記念して、政府として公式な感謝の盾を下さったのです!

チベット亡命政府より戴いた盾。2017年3月16日(撮影:北條直樹)

これは新しくデザインされたもので対外的に渡すのは初めてだとのことです。なんという光栄!そしてこれまで日本に対してこの盾を渡すのも初めてだとのことです。人は予想外のことや予想以上のことに対して感動が生まれますが、まさにサプライズな出来事で、その内容も身に余ることで本当に感激しました。

最後には、来年訪日する時には大阪滞在を2日間確保し、レインボーチルドレンの事務所を訪問するという約束をしました。(団体事務所を建設しないとならないですね)

ロブサン・センゲ首相とメンバー全員で。2017年3月16日(撮影:チベット亡命政府)

こうして、ダライ・ラマ法王という宗教のリーダーと、ロブサン・センゲ首相という政治のリーダー、今のチベットの2人のリーダーにレインボーチルドレンが歩んできたこれまでを評価いただくというメモリアルな訪問となりました。

この一連の模様は、日本代表団の訪問として、チベット亡命政府の公式サイトであるtibet.netに3枚の写真と共に紹介されました。

 

これも、ご支援いただいている個人や企業・団体の皆さま、関係者の皆さま、共に同じ方向に向かって頑張ってくれるメンバーの仲間たちのお陰です。本当にありがとうございました。

そして、この活動を続けていけるのも、チベットやスラムの若者たち、子どもたちがいるからです。今回もたくさんの感動の瞬間がありました。たくさんの輝く虹が見えました。

サラ大学で42名の奨学生たちと。2017年3月15日(撮影:北條直樹)
デリーで10名の奨学生たちと。2017年3月19日(撮影:北條直樹)
ペトンスクールで新たなキッズカメラたちと。2017年3月15日(撮影:北條直樹)
デリーで元奨学生たちと。2017年3月17日(撮影:北條直樹)
デリーで卒業生たちと。2017年3月17日(撮影:北條直樹)
デリーで元奨学生・卒業生たちと。2017年3月17日(撮影:北條直樹)
スラムで新たなキッズカメラたちと。2017年3月18日(撮影:北條直樹)
スラムの奨学生リーダー・サンタンと。2017年3月18日(撮影:北條直樹)

これまで5年間歩んできた道は決して平坦ではありませんでしたが、真っすぐに進んできました。学校建設、高等教育支援、リーダー育成と徐々に明確になってきた目標は、「認めあい」「分ちあえる」ひとつの地球という最終ゴールに向けて、未来のリーダーたちにバトンを渡すまでこれからも進んでいきます。

「教育は世界を変える!」

これからもよろしくお願い申し上げます。

 

10日間のプロジェクト活動の報告はこれから随時アップしていく予定です。

 

 

ロブサン・センゲ首相来日講演へ参加してきました

 

昨日、来日されているチベット亡命政府(中央チベット政権CTA)のロブサン・センゲ首相の講演会に参加してきました。

「知っておかなければならないチベットの今」と題されたテーマでは、60年前の中国の侵攻により祖国を失いその後の迫害を受けてきたチベットの歴史を重ね合わせ、「チベットを知ることが中国を知ることにつながり、尖閣・南シナ海などの国境問題の解決につながる」と話されました。

決して遠い出来事ではなく、日本を含む中国と隣接する国家や、中国が進出しているアフリカ諸国が、自分のこととしてチベット問題を学ぶことが重要であるということです。

さらに、「チベット問題の解決は、武力紛争が絶えない世界に平和と非暴力をもたらす大きな可能性がある。そして解決できると確信している」と力強く締めくくられました。

お会いするのは昨年10月のダラムサラの首相官邸以来でした

3度目となる今回の来日では、東京・大阪での講演に加え、昨年発足した日本チベット国会議員連盟(超党派82名)での講演も含まれています。今日以降も、京都、東京とハードな日程をこなされ、まもなく始まる議会(国会)に備えてインドへ帰国されます。

奥様とペトンスクールに通うお嬢様も一緒でした

 


(ウィキペディアより抜粋)

ロブサン・センゲ(Lobsang Sangay、1968年 – )は、チベット人の法学者(専攻:国際法、立憲民主主義、紛争解決)、政治家。インドのダラムサラに拠点を置く中央チベット行政府(チベット亡命政府)の公選による第2代首相(正式にはシキョン(政治最高指導者))。

1968年にインド・西ベンガル州ダージリン郊外のチベット人亡命社会で生まれた。誕生日は公式書類上では3月10日とされているが、これは1959年のチベット蜂起が発生した日を借りたものであり、正確な誕生日は本人も知らない。このことについて彼は「自分の誕生日すら知らないという事実に、私がどんな人生を送ってきたかが集約されている」と語っている。

ダージリンの中央チベット学校を卒業後、デリー大学で英文学と法律学を学び卒業。1992年、チベット青年会議執行部委員。1996年、アメリカのハーバード大学ハーバード・ロー・スクールに留学し、2004年に法学博士号(Ph.D in Law)を得た。博士論文は『亡命チベット政権の民主主義と歴史(1959〜2004)』。その後、ハーバード大学ロースクールの上級研究員を務めた。

ロブサン・センゲはチベット問題の平和的・非暴力的解決を望むダライ・ラマ14世の立場を尊重し、中国憲法の枠組みの中での自治権付与を求めている。彼は香港・マカオの一国二制度がチベットにとって最善の制度だとして、暴力を伴う抵抗運動に否定的な見解を示している。

チベット亡命政府首相としては400ドル(日本円で約3万円)の月給しか受け取っておらず、これはインド全体の平均月収の3万ルピー(日本円で約4万5,000円)と比べてもきわめて低いが、本人は亡命政府首相としての職務に情熱を燃やし、収入についてはまったく問題とはしていない。

(転載終了)


 

センゲ首相は難民二世としてインドで生まれ、奨学金を得てデリー大学、ハーバード大学と進学した、レインボーチルドレンの奨学生たちと同じ境遇の人物です。ハーバード大学で教鞭をとられた後に、チベットの初代首相となるために帰国した現チベット難民社会の政治的リーダーであり、それはまさにレインボーチルドレンが掲げる「リーダー育成」のひとつのロールモデルだと考えています。

講演後お声が掛かり、控室にて

講演では、若い世代が(自分のように)勉強を頑張り、これからのチベット社会を牽引していくことに大きな期待を述べられました。

亡命政府の政策の中央の柱でもある高度な人材の輩出(高等教育)をレインボーチルドレン奨学金は担っています。現在65名の奨学生(大学・大学院)は、今年度に目標としてきた100名を達成する予定です。

現在チベット難民社会は全世界に広がり、センゲ首相の様に欧米で学ぶ優秀な学生や、その専門性を世界で活かす人材が増えてきました。チベット人のもつ利他の精神や平和の遺伝子が世界に拡がっていく未来を、レインボーチルドレンは描いています。

いつもユーモアたっぷりのセンゲ首相です。来月またダラムサラでお会いしましょう!

最後に、昨年10月に撮影したセンゲ首相から日本の支援者の皆さまへのメッセージを公開しました。ご覧ください。

 

チベットからメリークリスマス2016~Merry X’mas from Tibetan Scholarship Students

 
今年もチベットからクリスマスカードが届きました。
ヒマラヤの向こうの奨学生からルピー募金の御礼と共に、メリークリスマス!

今年は今まででもっとも多い58枚が届きました。

中央チベット政権(CTA)教育省からも、ルピー募金の御礼と共に、クリスマスメッセージを頂きました。

奨学生からのクリスマスカードの一部を紹介させて頂きます。
(手紙の箇所はPCに最適化されています。スマホの方は拡大してご覧ください)

(訳:レインボーチルドレンメンバー8名)

58枚のクリスマスカード全部は、レイチル通信会員およびルピー募金者向けの[専用ページ]にて公開させていただく予定です。お楽しみに!

※レイチル通信会員~メルマガ登録者、マンスリーサポーター、みらいの貯金箱サポーター、BASE購入者、イベント参加者

【※ルピー郵送時にメールアドレスをご記入頂いていない方へ※】

<ルピー募金者専用>
活動報告をお届けします

 

 


 

ご報告:今年度の奨学金65名分を教育省へ送金しました(チベットプロジェクト)

 

インドより帰国後10月12日、今年度分のレインボーチルドレン奨学金65名分(チベットプロジェクト)を、チベット亡命政府教育省へ送金しましたことをご報告致します。

ご支援頂いている皆さま、本当にありがとうございました。 “ご報告:今年度の奨学金65名分を教育省へ送金しました(チベットプロジェクト)” の続きを読む

期待の新メンバー紹介!ナムドルちゃんです

 

「今度は私がレインボーチルドレンに恩返しをする番です!」

この秋のインド訪問では、嬉しい出来事がたくさんありました。そのひとつ、レインボーチルドレンにまた新たなメンバーが加わりました。

しかも、将来図で描いていた元奨学生からの参加です。チベットと日本の絆を強めていく流れが、ここからも始まりそうです。本拠地ダラムサラでの活動の幅がさらに広がることを期待します。

レインボーチルドレン奨学金2期生(2014)のテンジン・ナムドル、愛称「ナムちゃん」です。まずは、この多彩な表情をご覧ください。

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  • 名前 : テンジン・ナムドル
  • 誕生日 : 1991年5月
  • 生まれた場所 : インド、ヒマーシャルプラデーシュ州、Kangra
  • 居住地 : McLeod Ganj、ダラムサラ

わたしの名前はテンジン・ナムドルです。
1991年5月、Kangraの病院で生まれました。
それは、わたしの亡父がチベット亡命政府・経済省で仕事に就くことが決まった大変良き日でした。そういうわけで、わたしたち家族は今までここダラムサラに定住してきました。

mussoorieにあるチベット人学校で育ち、そして、亡命政府教育省から大学進学のための奨学金を得ました。進学したデリー大学では、理学士や教育学士の学位を得ました。
レインボーチルドレン奨学金制度のおかげで、進学というものがわたしにとって大きな激励になったことをとても幸運に感じています。

卒業後わたしは、チベット人学校で科学を教えるチャンスを得ることになり、Lower TCV Schoolにて、夏期の科学教科インターンシップをしました。そしてまた、チベット医学暦法大学(メンツィカン)でも近代科学について教える機会に恵まれました。
1年間の植物学における修士課程を履修ののち、わたしはチベットの薬草の品質やメンツィカンの実験室での請負に関するインターンシップについて調べていました。

残念なことに、あるやむを得ない事情からそれ以上、わたしの勉強を進めることはできなくなってしまい、仕事をするという家族での責任を取ることを選びました。

わたしはただ、自己を信頼し、そして若い世代の人々が持つ迷いを切り開けるような良き科学教師になりたいと思っています。

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ダラムサラでの卒業生との夕食会

 

昨年ナムドルちゃんは家庭的な事情から、大学院での勉強を途中で断念することになり、レインボーチルドレン奨学金の奨学生ではなくなりました。しかし、その後もインターン学生やメンバーと交流を続け、「香り玉プロジェクト」にも積極的に参加してくれていました。

「レインボーチルドレン奨学金に出会えて私は幸運だった。」

他にも教育省と協働する欧米の奨学金基金・大学がある中で、レインボーチルドレンの奨学金を受けることができて本当にラッキーだったと彼女は語ってくれました。

多くの奨学生たちは、支援者の顔も情報もまったく知らない中で大学生活を送るそうです。レインボーチルドレンは必ず年に2回会いに来ること、奨学生ミーティングでお互いのことや、お互いの文化を知ることで、沢山のインスピレーションを受けていたとのことです。

この秋も香り玉教室を行いました
この秋も香り玉教室を行いました

ナムドルちゃんには、これからダラムサラで行う新たな試みなど、メンバーの一員として活躍してもらいます。

ダラムサラレポートも予定していますので、お楽しみに!

*他のメンバーについてはこちら→メンバー紹介ページ


 

レインボーチルドレンは、単に経済的な高等教育支援だけがしたいのではありません。その先にある、彼ら彼女らが社会に出た将来に、それぞれの場所でリーダーとして活躍する未来を見据えて活動しています。ですので、卒業生や、止む無く進学を断念した元奨学生、自分の道を見つけて社会へ出た元奨学生とも、交流を続けています。

今回のナムドルちゃんのメンバー参加は、その中から生まれた嬉しいニュースでした。

また、今年は11名の卒業生を誕生しました。卒業生の数名はインタビュー動画を撮影して、卒業後の現在や、将来の夢について語ってもらいました。後日公開の予定です。

 

マンスリーサポーター募集中!

第5期生30名を迎え、今年65名となったレインボーチルドレン奨学生(大学生)は、常時100名在学を目標に活動しています。
チベット難民の高等教育をサポートすることは、次世代の高度人材を育成し、リーダーとなる彼らがチベットの文化をつなぐ未来へと繋がります。

また、慈悲・利他の文化・精神をベースにもつ彼らが世界へ広がることは、同じ平和の遺伝子をもつ日本の若い世代と力を合わせて、世界を平和へと導く可能性を秘めていると信じます。

教育機会の平等は、
思想や信仰の自由を守り、
文化やアイデンティティを守り、
さらに世界を平和へと導く種となります。

インドでの一人当たり大学費用は年間約7万円です。
100名奨学生の目標予算は年間約700万です。
それには月千円のマンスリーサポーターが約600名必要です。(現在105名)

ぜひ、マンスリーサポーターとして、未来のリーダーたちを支えてください。
月々千円、3千円、6千円の3コースを、クレジットカードで毎月継続寄付ができます。
http://rainbowchildren.holy.jp/support-join/monthlysupporter

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社会を変えるリーダーへ!リーダーシップ育成プロジェクトwith Edu×らぼ

 

話は遡りますが、2012年に初めてインドを訪れた時に、3タイプの子どもたちに出会いました。

インドに学校をつくりたい!目的で、その場所とご縁を探すために歩いた独り旅でしたので、今でもその子どもたちのことは鮮明に覚えています。

とにかく可愛かったチベットの子どもたち、

なんだか賢そうなインドの子どもたち、

そして、ずっと心を離れない路上の子どもたち。

同じ国の中で、同じ国とは思えないような色んな子どもたちに出会いました。

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最初から、最終目的地と決めていたダラムサラ(チベット亡命社会)の子どもたちは、顔が日本人に似ていることもあって、すごく可愛かったです。

チベット亡命社会の学校は世界中よりの支援によって成り立っていることを知りました。

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そのチベット亡命社会のあるダラムサラの街で出会ったのが、インドの賢そうな少年たちでした。

亡命社会の中で、小奇麗な制服を着て送迎用のスクールバスに乗り込む賢そうな彼らが、とてもまぶしく映りました。

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一方、首都デリーへ戻ると、路上で商売をする子どもたちに出会います。

信号停車中の車の間をぬって、パフォーマンスを見せながら花や雑貨を売りまわっている子どもたちは、きっと学校へは行ってないんだろうな。。

 

同じインドの中にも色んなこどもたちがいる。

世界中から支援を受けて学校に通う子どもたち、

裕福な親がいて私立の学校に通う子どもたち、

学校に行けずに働いている子どもたち。

 

生まれた環境によって教育へのアクセスが異なってしまうのは仕方ないけど、それぞれが生まれ持った才能があるはず。

誰もがその才能を活かせる選択肢をもてる社会にしたい。

それを変えるのは、子どもたち自身の手で。

変える力をもつために高等教育への梯子をかけて、卒業した子どもたちが自分の社会を変えていくリーダーへと羽ばたけるために。

 

今回、Edu×らぼの協力で、「高等教育支援を通じた未来のリーダー育成」へとステップアップするためのプロジェクトが始まりました。

Edu×らぼでは、現役教師や大学生たちと教育の未来を考える取り組みを続けています。

「リーダーシップ育成プロジェクト」

まずは、チベットの子どもたちから。

一歩づつですが、目指す世界へ近づいていきます。