2014春☆スタディツアー Vol.24 (8日目)【目の当たりにしたチベット問題】


ダライラマ法王のティーチング終了後、チベット問題の現実を目の当たりにしました。

日本人にとっては遠く離れた他国の問題かもしれませんが、同じ地球人としてこの問題に少しでも関心を持ってもらえたら嬉しいです。

詳細はブログで!(^^)

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2014年3月16日(土) 8日目-2

ダライラマ法王のティーチング終了後、一度ホテルに戻り屋上でチャイTIME。
今日のランチはモモを食べに露店へ。
手軽に食べられるモモは、ダラムサラに住む人たちのソウルフードやね。
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マクロードガンジの広場にある寺院の屋上から撮影。
朝は天気悪かったけど、回復してくれて良かった!

降り注ぐ日差しが強くて、時計焼けもくっきり。
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午後はロブサンの事務所を訪問。
そうだ、ロブサンへの差し入れを買っていこう。
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ロブサンの仕事場は、私たちの宿泊しているホテルから歩いて数分。
事務所のバルコニーからの眺めも最高!
ロブサン、イイとこ住んでる〜!
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普段はただのおちゃらけたチベット人に見えるロブサン。
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しかし部屋にはたくさんの書類や機材で溢れていて、デキる男『ビジネスマンロブサン』の姿を垣間見る。
お、ロブサンがミスチベットを開催した時の雑誌もある。
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もっと多くの人にチベットのことを知ってもらいたい。
プロモーターとして世界に向けてチベットの情報を発信し続ける、それがロブサンの仕事だ。

お菓子をつまみながら、バルコニーでみんなで談笑。
ロブサンは相変わらず、チャラい会話で場を盛り上げてくれる。
人を楽しませるのがホント好きだなぁ!

ここで聞こうかどうか迷ったけど、気になっていたことをロブサンに質問してみた。

「中国人の侵略行為によって、今チベット本土の領土は中国に奪われてしまっている。ロブサンはチベット難民として、中国人のことをどう思っているの?」

かなりデリケートな問題だけど、ロブサンは真剣な眼差しで答えてくれた。

「中国人に対しては憎むとかそういう感情はない。
人間はみな同じ。
チベット問題は中国共産主義との戦いであって、中国人は何も悪くない。
これから中国人ともっと仲良くなって、チベットの現状を中国で広めてもらうように努力する。
一生懸命仕事するのは祖国のためにつながると思っているから。
自分が正しいと思うことを実践するだけだよ」

自分が辛い思いをさせられているのに、そんな相手に対して普通このような感情を持てるだろうか。
もし自分が同じ立場なら、相手に対して憎しみしか持てない気がする。
チベット人って、なんて寛大な心を持った民族なんだろう。

最高の眺めをバックに、みんなでパチリ!
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ロブサンとトゥプテンに別れを告げ、ホテルへと戻る。
明日の朝にはダラムサラを出発してしまうので、チャリティ商品の買い出しするのはこの時間が最後。

アクセサリーになるような石を品定めしながら、露店をいろいろと回る。
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マンダラアートは前回と同じ店で購入。
店の従業員たちは前回来た私たちのことを覚えていてくれた。
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チャリティ商品の買い出しも無事終えると、なんと石川さんがここでスッキリと剃髪するらしい!
もうすっかり現地に馴染んでいる(^^;;
頭髪から髭剃り、そしてちょいとハードなインド式マッサージ。
ってゆーか、カットよりマッサージの時間の方が長い気が(笑)
これでTOTAL150ルピー(約260円)は安っ!

石川さんがカットしてもらっていると、店の外では多くのチベット人が列をなしてデモ行進している。

何だろうとよく見てみると、今日の午前中また本土でチベット人が焼身自殺があったらしい。
彼の遺書には「中国人とは仲良くすべき」というロブサンと同じ想いが綴ってあるという。

133)ロプサン・バルデン:20歳、ンガバ・キルティ僧院僧侶、生死不明。
2014年3月16日、アムド、ンガバ、キルティ僧院近くの「勇者の道」で焼身。部隊に連れ去られその後の消息は不明。
彼は遺書を残している。詳しくはコチラ↓
<続報>ンガバの焼身者の遺書 16日の焼身はやはり2カ所で2人 内地129人
(チベットNOW@ルンタより抜粋)

チベット人だけではなく、世界中から多くの人が集まり注目されるダライラマ法王のティーチング。
1人でも多くの人にチベットの現実を知ってもらおうと、もしかしたら注目されるこの日に合わせて焼身自殺を図ったのかもしれない。

自らの命を犠牲にしてまで訴えているチベット問題。
中国人とは仲良くすべきという想いを持ちながら行った焼身自殺。
遺書には父母、兄弟、親戚や同級生への感謝と謝罪の言葉が記されている。

この遺書には、なぜ自分は焼身自殺をするのかという理由が書かれていない。
いや、残された親族に被害が及ぶことを危惧して、書きたくても書けなかったのかも知れない。
もし自分なら遺書を書く時には、自殺に至った動機を記すだろう。
本当の真実とはいったい何なのかはわからない。
けれど、自らの身体に火を着けなければならなかった20歳の僧侶がいたことだけは確かな事実だ。

世界中の人々がチベット問題をもっと取り上げて地球規模の社会問題となれば、こうした悲しい出来事はなくなるに違いない。
このブログを通して、少しでもチベット問題やチベット人に関心を持つ日本人が増えてくれることを切に願います。
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亡くなった僧侶のご冥福をお祈り致します。

つづく…

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