2014春☆スタディツアー Vol.20 (6日目)【チベット子供村(TCV)訪問】


今回もチベットの子供たちと交流してきました。

今回訪れたのは中央チベット政権(CTA)教育省が管理する学校の中でも、学力No.1の学校です。

日本で言えば開成や灘高レベル!?

長きに渡って世界的に大きな社会問題となっているチベット問題。
いつの日か学校を卒業した彼らが、この問題を解決する大きな存在となってくれることを願って止みません。

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2014年3月14日(金) 6日目-3

教育省でミーティングした後は、子供たちの待つチベット子供村(TCV)へ。

教育省が用意してくれたシボレーに乗車して、トゥプテンと教育省の人達とともにTCVに向けて出発!
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途中でランチTime。
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なんと食事代は全員分、教育省からのオゴリとのこと!
わーい!わーい!*\(^o^)/*
たった1人70ルピー(約120円)だけど、その気持ちが嬉しいね!
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マトンカレーを注文して、インドの地元の食生活を体験。
しかもカレー食べ放題のバイキング形式!
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「ご飯のお代わりは?」
「カレーはもういらないの?」

店員はしきりにお代わりはを勧めてくれる、
気持ちは嬉しいが、さすがにもうお腹いっぱいです!(>_<)
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食後再びTCVに向かってレッツラゴー!
それにしても、ホント今日も天気がめっちゃいいわ!
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気温も寒いどころか、暑いくらい。
Tシャツ1枚でも全然OK!
しかし一年前に石川さんが来た時には、こんなに暑い日は一日もなかったそうだ。
前もって3月のダラムサラは寒いよって聞いていたので、防寒装備でGパンの下にパッチ履いてきたけど、全然いらなかった(^^;;
逆に暑くて脱ぎたい!
※ちなみに関東ではパッチのことモモヒキって言いますね(笑)

窓の外に広がるヒマラヤ山脈の素晴らしい景色。
こうした大自然に囲まれた生活は、現代人が抱えるストレスなんてものとは無縁の生活なんだろうなぁ。

チベット子供村(TCV)ゴパールプルに到着。
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この学校は教育省が管理するすべての学校の中で、No.1の学力を持つ子供たちが集まる学校である。
ちなみにトゥプテンの子供は二人ともこの学校に通っている。
トゥプテンは親として鼻高々だろうね!

この学校では、何故頭のいい子が育つのか。
まず、勉強に集中できるカリキュラムと設備が揃っている。
そしてズバリ!
何よりも周りの環境が素晴らしい!
山の中にあって周りには何もない。
つまり誘惑するものが何もないのだ(笑)(^^;;

大自然に囲まれた環境。
こうした環境で学ぶことが、チベット人の利他精神という心を育てていくいくのだろう。
毎日こんな素晴らしい環境の下で成長していったら、不良になる方が逆に難しいのでは?
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学校の敷地内を散策する。
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出会う子供たちは、みんな礼儀正しく賢そうな顔をしている。
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教室で授業を受けている子供たちの、真剣なまなざし。
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英語のヒアリング教室の設備がすごい!
英語の映画をイヤホンで聞きながら、学んでいる。
ここでは最先端の設備によって、子供たちの学力を引き出しているんだなぁ。
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最新のコンピューター設備もバッチリ!
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図書館には専門書がズラリと並び、とても高校生が読む本だとは思えない。
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▼ゴパールプルTCV
この学校に通う生徒は、1200から1300人ほどで半数は両親が本土にいます。
許可越境できるのは、親が中国政府で働いている家庭だけです。
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28〜30名が共同生活をして寮父両母がいるホームが30あり、10年生の時点で試験を受けて、優秀ならセラクイ校や南インドに転校出来ます。
残る11,12年生が暮らすホステルが3つあります。
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暖房はありません。
洗濯は自分たちで行い、小さい子はお兄さんお姉さんに教えてもらい、食事は一日3食、マザー(寮母)が作ってくれます。
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☆一日のスケジュール
5:30 起床、お祈り
6:00 朝食、掃除
7:00 学校
10:30〜10:45 休憩
10:45 授業
12:30 昼食
13:30 授業
16:00 終了
18:00 夕食
〜20:30 宿題
21:30 消灯

土曜日は半日授業、午後は休み。
日曜は一日休みで、この日だけはここでみんなでTVが見られます。
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2008年以前は、ひとつの学校に年間20人越境入学していました。
しかし、中国とネパールの越境引き締めによって、2008年以降は2人もいません。
そこで、本土だけでなくヒマラヤの子供たちを積極的に受け入れるようになっています。
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1〜5年生まではチベット語での授業を行い、6〜12年生は英語で授業をしています。
チベット本土では、チベット人にもかかわらず母国語であるチベット語での授業が中国共産党によって規制されています。
しかしここでは、きちんと母国語での授業が受けられます。
私たち日本人が、日本語で授業を受けられないようなもの。
普通に学べることが幸せな世界って、理解出来ます!?
本来は当たり前のことなんですけどね。
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3〜5歳の幼稚園クラスには、18人の子供たちがいます。
子供たちはおこづかいとして、一日15〜20ルピーもらっています。
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担任制ではなく1年生から12年生まですべて科目担当制=専門方式で、かつ科目担当も毎年変わり、+ホームの寮父寮母が親代わりに見ています。
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一通り学校を見学させていただいて、大自然の中でのTEA TIME。
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16時前にTCVを後にする。
政府公用車の乗り心地はとても良く、帰りの車内ではウトウトとお昼寝しながら帰ってきた。

ちょうど1時間くらいでホテルへ到着。
朝ランドリーに出していた洗濯物が出来ていた。
277ルピー(約470円)也。

荷物を置いてチャリティ商品の買い出しへ。
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19時からは、ダライラマ法王の日本語通訳として同行している、マリアさんとの食事会。
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マリアさんとは、半年振りの再会だ。
マリアさんと石川さんの出会いは、初めて石川さんがダラムサラに訪れてティーチングに参加した時。
言葉もよくわからない状態で3時間法王の話を聞いていたとのこと。
この時法王の日本語通訳を担当していたマリアさんに石川さんが話しかけたのがきっかけだったそう。

前回はマリアさんのこと良く知らなかったが、ダライラマ法王の日本語通訳を任されるマリアさんって、改めてすごい人だったんだと帰国してから実感したものだった。

マリアさんとの食事中、印象に残った言葉があった。

「チベット人は決して不幸ではない。たった一人の心から尊敬する人が自分の国のトップなんだから」

その言葉に思わずうなってしまった。
私たち日本人は、国の将来を任せている政治家の方々を本当に信頼しているだろうか。
政治家でなくとも、心を満たされるような尊敬する人が1人でも持てるというのは、どれほど幸せなことだろうか。

チベット人は決して不幸ではない。
信じるものを何ひとつ持てないことが、不幸なことなんだと気付かさせる。
幸せはいつも自分の心の中にあるものなのだろう。
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食事会は、食べて飲んで一人250ルピー(約430円)で大満足!(^^)

さらにマリアさんから嬉しい情報が。
明後日のダライラマ法王のティーチングの際には、敷地にブルーシートを敷いて石川さんの名前を貼って席取りしてくれるとのこと。
VIP席でティーチングが聞ける!?
わーい!わーい!*\(^o^)/*

明日は7時半にロビーに集合して、チベット寺院の周りを散歩。
その後ノルブリンカ訪問、奨学生の大学で撮影、ロブサンの事務所へ。
夜は一足先に帰国するひとみさんと和子さんの送別会の予定。

つづく…

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