奨学生FILE. Tenzing Dechen(6期生)


 

Tenzing Dechenさん。とても流暢な英語で、たくさん語ってくれました。デリー大学のGargi Collegeの2年生で英文学を勉強しています。Gargi Collegeは南デリーにあります。チベット学生寮から通うと遠いので、別のアパートから通ってます。

「英文学ではルネッサンス時代等の古典英文作品を読み、その作品の重要な点、その時代背景などを勉強します。自分で詩を考えて、学内雑誌に投稿するというワークショップもあります。1年時は一般教養として政治学と心理学も取っていました。私はこの英文学をあまり深く考えずに専攻しましたが、実際に専攻すると、英文学は自分で著者の考えることや背景など深く調べていくことが必要だとわかりました。私はこの深く調べる活動が好きで、自分に合っていると感じています。今大学ではストライキが起きてます。講師が講義をボイコットする時があり、講義が一日ない時あります。」

 

「私はMussoorie出身です。家族はみんな元気で、曾祖母は今96歳です。兄弟は弟1人と妹3人います。高校はチベット人学校ではなく、Mussoorieのイングリッシュスクールに通っていました。授業はチベット語でも、ヒンドゥー語でもなく、英語で行います。インド人も私達チベット人も英語を使います。なので、私は英語が上手にしゃべれます。」



「卒業後は修士でジャーナリズムを勉強して、将来はジャーナリストになりたいです。時事問題を扱っていきたいです。インドでは犯罪が多いです。これらの問題について色々と調査していきたいです。」

 

「1年生の時はイベント企画・運営などをするサークルにいましたが、今は忙しくて入っていません。休日は絵を描いたり、本を読んだりして過ごしています。あとたくさん寝ます(笑)」

 

「前回の長期休みではNDTV(インドのテレビ局)でインターンシップとして働いていました。ファッションスタイリストをしてました。テレビ出演者の服を買いにショッピングモールに行っていました。NDTVの人々がどのように仕事をしているかを体験することができました。将来的にこの業界で働きたいので、とてもいい経験になりました。ただ、今は時間がなくできません。データ入力など、家でもできるインターンシップを探しています。あと貧困層の支援をしているNGOでインターンシップをしたいとも思っています。私は時間を大切に使いたいです。なんとなく過ごすのではなく、人を助けるなど、色んな経験をしたいです。」




Tenzing Dechenさん、他の学生とはまた違った雰囲気の人でした。良い意味で学生らしくない、社会人みたいな人でした。イングリッシュスクールやインターンシップなどを経験しているからかなと思いました。

「日本に行きたい」と言ってました!!ウェルカム(笑)!!




今回はMajnu ka tillaのLhasa coffee houseで話を聞きました。ただ、入り口の看板は違う名前だったのでTenzing Dechenさんは迷ってしまってました(笑)。