Vol.56 (6日目)【サージャンからの告白】


Vol.56 (6日目)【サージャンからの告白】

2013年11月23日(土) 【サージャンからの告白】

前回からのつづきです…

石川さんとかなりゆっくり食事を堪能した後、ホテルへ帰る。

部屋に戻ろうとすると、フロントの従業員からコッチコッチと他の部屋へ案内された。

んん!?なぜ?

案内された部屋は、私たちが泊まっている部屋と違って、めっちゃ広くオシャレな作り。

部屋に入るとあれ?何でサージャンがいるの!?
打ち合わせの後、友達のところに飲みに行くって言っていたはずだけど?

サージャンの目が先ほど別れた時と明らかに違う。
うつろな目で話しかけられる。
何かが違うゾ!サージャン、どうしたん!?

部屋を見渡すと、テーブルの上には40度を超えるウイスキーの瓶が、空っぽになって転がっている。

これ1人で空けたん!?

かなり酔っ払っているから目の焦点が合ってないゾ〜!(>_<)

話を聞くと私たちと別れた後、サージャンは明日の私たちのスケジュールの確認と手配をしてくれていた。

ところが明日観光予定のタージマハルが休みで、観光できないことが判明!

4時間以上かけて現地に行ったとしても、遠くから写真撮影くらいしかできないらしい。

そのことを今日中に私たちに直接会って謝りたいと、友達のところに飲みに行かず待っていたそうだ。

ひどく酔っ払ったサージャンが、私たちにたどたどしい日本語で伝えてくる。

「もし明日何も知らずタージマハルに行って、中に入れないことがわかったら、今回石川先生を通じて初めて会った直樹さんに申し訳ない。
そして今回私を紹介してくれた、私の大事な友人、石川先生に対しての評価を下げたくない。
石川先生はすごい人だから。
私はどう思われてもいい。
私は石川先生のパシリですから。
私は日本人の心をよく分かっているつもり。
せっかく紹介してくれた人のことを、悪く思って欲しくない。
だから直接会って話したくて、友達のところへ行かずここで待っていた。
日本人以外のお客さんなら、悪いけど友達のところに飲みに行っていた。
相手が日本人でなければ、直接謝ろうとわざわざ待っていたりしない。
私は日本人のこころ、良くわかっていますから。」

謝罪の言葉を直接会って伝えるために、サージャンは私たちが帰ってくるまで待っていてくれたのだ。

謝るだけなら、石川さんに電話で伝えるだけで済むことなのに…。

かなり酔っ払っているサージャンが、たどたどしい日本語で私たちに伝えてきた言葉。

逆にそれが心からの言葉のように伝わってきて、私たちも感動した。

日本の文化というか、人としておもてなしをするとはどういうことか、その本質をインド人のサージャンから教えてもらった。

「これからみんなでレインボーチルドレンを盛り上げていきましょう!」と3人で固い握手をする。

これには石川さんもこころを打たれたようで、サージャンをレインボーチルドレンのデリー支部長に任命!とのこと(^^)

※過去にサージャンの紹介動画をUPしてます。
インド旅行の際には、サムライの心を持ったサージャンが経営するホテルサンライズへ!
サージャンから、効率的にインドをまわるためのアドバイスや相談にのってもらえますよ!
https://www.facebook.com/photo.php?v=206805256157938

23時30分過ぎに部屋に戻り就寝。

明日はインドの旅最終日。
一日アーグラー観光して、インドの歴史を楽しむゾ〜!(≧∇≦)

つづく…。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レインボーチルドレンへの応援クリックはこちら!(^^)/
http://bit.ly/19OG5I7