2015秋のスタツア感想文~理事佐藤の場合


 

虹のスタディツアー。

感想を一言で言うと”たくさんの笑顔”です。
村の子どもたち、大人たちの笑顔です。
人々の笑顔は、人々の心を豊かにしてくれます。

水質浄化装置YOU4号機の設置場所となったサンダーナ村は、人口約1万人。
問題の溜池は、アオコ、メタンガス(悪臭)が発生する透視度0cmで結構な汚濁でした。
家畜の水場と聞いていましが、飲料用の井戸と15m程しか離れておらず、水位も追従している状況で、
村人も汚染されていることを認知してました。

でも、YOUはこれくらいの汚濁度合いを想定して設計しています。浄化に持ってこいです。
しかし、ひとつ問題もありました。
スラム設置も念頭に置いていたため、
小型化し過ぎてパワー不足でした。
でも、次回来るまでにアオコの減少くらいはと期待しながらの設置です。
溜池の水質改善は、井戸水の水質改善と連動します。
村人たちは一丸となって取りかかってくれました。

このプロジェクトは、
去年、石川代表のアイデアで、レイチルのプロジェクトの中に、
YOUプロジェクトを組込んで頂きました。
そのおかげさまで、僕は夢をひとつ叶えることができました。
石川代表、北條副代表、サージャン支部長、ダイジンダル、村の子どもたち、大人たち、日本から応援してくれた方々。。

一人ひとりが起こした奇跡でした。
プロジェクトの達成のために、
一人ひとりが主人公となれました。
”みんなで浄化のために力を合わせて作業して楽しかった”
です。
”日本人が来て、池の浄化をして帰った”
ではありません。
人々の心はひとつになりました。

水質浄化装置YOUに込めた想い。
人々のために生き続けてほしい。
人々の笑顔の中で生きてほしい。

myhome

プロジェクト達成した後、村人たちの前でスピーチをさせて頂きました。
人の想いは、言葉や文化の壁を越えると実感しました。
力を合わせて設置したYOU4号機は、
現在、村人たちに守られ、元気に村人たちのために稼働してます。


そして、帰路について石川代表の言葉に涙が溢れました。
子どもたちが笑顔で準備してくれたYOUの200mの電源ケーブル。
YOUのケーブルが、笑顔の子どもたちの心を繋いだ。
天国の由悠(ゆう)くんが子どもたちと遊びたかったのかな。
石川さんに言われて僕もそう感じました。
北條副代表のやさしさにも本当に感動しました。
YOUに込めた想いを聴いてくれたとき、
北條さんのやさしさに癒やされました。
北條さんのやさしさが、僕の心の中に深く染みこんで来ました。

RainbowChildren、
子どもたちの笑顔が輝き出したら、世界が虹色になった。
今回の村にあふれた沢山の笑顔、
様々な色を放つ笑顔。
子どもたちの笑顔は、
虹色の光となって奇跡を起こすと実感しました。

僕は、2016年1月から新しい挑戦をします。
虹のスタディツアーの経験のおかげさまで、
人生を掛けるだけの価値を見い出せました。
僕の残りの人生は、
世界中の人々と、笑顔と共に、
環境への応急手当てのために使います。
人々の笑顔のために生きられることのしあわせ。
僕はRainbowChildrenのみなさまのおかげさまで、
自信を持って進むことができます。

僕もRainbowChildrenの仲間たちのように、
光を放って、石川代表の進む道を照らすお手伝いができれば嬉しいです。
僕も虹の光のひとつとなれたらいいな。

理事 佐藤貴志