2015春スタディツアー vol.8 (3日目)【インドの家庭料理、初体験!】


2015年3月7日(土)②

前回からの続きです。

午前中はグジャラティスクールで、スラムプロジェクトのミッションを遂行。
3/11に再度訪問予定だが、今日出来るだけのことはやっておいて、お昼にはスラムを後にする。

午後はデリー支部長のサージャンの自宅へ。
インドの家庭料理をご馳走してくれるとのこと。

何度もインドには来てるけど、生の家庭料理は初体験!
楽しみ〜!(^^)

ところで、サージャンの自宅って、どんなところなんだろう?
どうやら自宅は、シャディプールのスラムから歩いていける距離らしい。

街中の商店街を抜けて、細く暗い路地を入って行く。
路地の突き当たりにあるビルに到着。
image

ヘェ〜、ここがサージャンの自宅なんだぁ!

以前から話では聞いてはいたけど、サージャンはビルを一棟持っている。
そして、この上層階に家族と一緒に暮らしている。
他の部屋は賃貸として、他の人に貸しているらしい。

階段を上って行く途中、このビルの住人がナマステ!と笑顔で挨拶してくれる。

見知らぬ日本人の突然の訪問。
にもかかわらず、住人の方々は自然と筋肉が弛んでくるような微笑みで話しかけてくる。
まるで自分は、ここの家族の一員なのかと錯覚するような笑顔だ。

日本での自分自身を振り返ってみる。
私自身、日本での挨拶は笑顔で出来ているだろうか。
見知らぬ人や外国人とコミュニケーションを取る際に、相手が心地良いと思える表情で挨拶できているだろうか。

人間社会において、コミュニケーションの一番の基本は挨拶だ。
その挨拶を笑顔で行おうと意識するだけでも、世の中を変えることにつながる社会貢献活動だろう。
まずは身の周りで手軽にできることからやろうとする意識が大事なんだと、ここでも気付かされる。

サージャンのビルは現在5階建。
そして、将来的にはさらに上の階に部屋を増築するとのこと。

んん!?増築!?
インドではそんなことできるの!?

日本の建築基準法では、増改築には公道に2メートル以上接していないといけない。
それに当てはめたら、サージャン宅は間違いなく再建築不可物件。
日本の役所建築指導課の人が聞いたらビックリやわ。
※日本では建築基準法の規制に加えて、消防法、都市計画法、宅地造成等規制法、水道法や下水道法、浄化槽法…って、まだまだあります、品確法、建築士法、建設業法、バリアフリー法など、さまざまな建築関連法規の規制を受けます。
こうして見ると、ホント日本ってルールの多い国ですね(^^;;

さて、ここでサージャンファミリーのご紹介。
まずは、とーっても頼りになるレイチルのデリー支部長、Sajan(サージャン)
image

ホーリー祭りでは身体を張って女性陣を守ってくれた、正義感あふれる長男Moni(モニ)
image

現在ヨーロッパに留学中の長女Priya(プリヤ)
image

ファッションデザイナーとして活躍中の次女Preeti(プリーティ)
image

笑顔が素敵な奥さんのOm(オム)
image

そしてみんなのアイドル、愛犬のMax(マックス)
image

サージャンファミリーって、みんな美男美女(+美犬!?)の一家なんだね!

ランチの準備が出来るまで、屋上で一休み。
こんな眺めの良い家に住んでるサージャンが、羨ましい!
image image

屋上のベッドに横になる。
イヤー、サイコー!気持ちイイー!
ゆっくりと流れるインド時間を堪能する。
おっと石川さん、そのまま爆睡しちゃダメですよ!
image

ランチが出来るまで、サージャン宅を堪能しながら各々時間を過ごす。
インドにはもう4回来ているが、インドの家庭にお邪魔するのは初体験。
インドをより深く知るのには、これは貴重な体験だわ。

モニの部屋にお邪魔する。
image
モニは将来日本と取引をする仕事をするために、只今日本語を勉強中。
机の上や壁には日本語の文字。
image image

外国人が日本語を勉強するって、めっちゃ大変だろうなぁ。
日本語にはひらがな、カタカナ、さらに漢字まであるし。
英語なんてアルファベット26文字しかないやん。
そう考えたら、日本語をペラペラ喋れる日本人が、英語を喋れないっていうのがおかしいよね。
うん!そうだよ、英語なんて簡単、簡単!(←なのに、私は喋れない)

難しい日本語を日々必死に勉強しているモニの姿を思い浮かべると、英語を喋れない自分、イヤ、喋れるように努力してない自分が恥ずかしくなってきた。

よっしゃあ!
次のツアーまでには(カタコトでも)英語を喋れるようになってやる〜!_φ( ̄ー ̄ )

あっ、勢いで日本国民1億2千万人の皆様に宣言しちゃった!あはは(笑)
でも、日本語もよく聞き取れてないのに、宣言しちゃって大丈夫か?俺!?(←ボランティアで英語を教えてくれる、奇特な家庭教師急募!(^^;;)

モニの部屋では、クリエイターのレイくんが得意のギターで熱唱中。
レイくん、カッコイイぞ〜!
image

下のリビングでは、サージャンの昔の写真を見せてもらう。
image

えぇ!?これサージャン!?
メッチャ若くてイイ男!
しかも痩せててお腹が出てない!(笑)
奥さんのオムもキレイ!
子供の頃のモニもカワイイ!

image(←サージャン、オム、モニ)
image(←俳優駆け出し時代)
image(←軍隊時代)
image(←旧オフィスにて)

キッチンでは奥さんのオムによる、チャパティクッキング教室が開催中!
女性陣の目は真剣そのもの。
image image image

カレーの味付けはサージャン担当。
シェフ!美味しいカレーをよろしくお願いします!
image

しばらくすると、サージャンファミリーの愛情たっぷりランチが完成!
そのカレーのお味はというと…

う、美味ぁーーーい!*\(^o^)/*

これが本場インドの家庭料理の味なんだね!
このスイーツも美味しいよ!
image image image image image

楽しい時間はあっちゅー間に過ぎていく。
ところでこんなノンビリしてるけど、時間は大丈夫?
今日の夕方には、長距離バスに乗ってダラムサラに向かう予定になってるんだけど。
※本来は前もって今日の朝出発の飛行機のチケットを手配していましたが、出発直前になって航空会社から欠航の連絡が入りました。なので、急きょバスのチケットを手配した経緯があります。ホント、インドでは何が起こるかわからない。瞬時にその場で解決策を迫られる。これもインドの洗礼ですね(^^;;

何度バスの時間を確認してもサージャンは「大丈夫!大丈夫!」とサラッと聞き流すだけ。
インド時間って、こんな感覚なの!?
一度荷物を取りにホテルに帰らなきゃいけないけど、ホントにホントに大丈夫!?

結局、時間ギリギリまでサージャン宅で宴を楽しむ。
気が付けば時計の針は16時20分。
インド時間恐るべし!
バスの出発時間はたしか17時00分って聞いてたけど、これってヤバくね!?

急いでサージャン宅を後にする。
ビルの上からサージャンファミリーのお見送り。
image
※今後、スラムツアーがスタートしたら、参加者はサージャン宅に招待される企画が持ち上がってます!お楽しみに!

ご馳走サマでした〜!
またお邪魔しま〜す!

タイミングの悪いことに、外は土砂降りのスコール。
時間もないのでオートリキシャでホテルに直行。
それっ!急げ〜!

17時前にホテルに到着。

荷物を抱えて手配していたマイクロバスに乗ってダラムサラ行きのバス停へ。
しかし、向かう途中ですでにバスの出発時刻17時を過ぎている…。

17時20分、バス停に到着。

バスは?バスは?バスは…?
あ、あった!良かった〜!*\(^o^)/*

出発時間を再度サージャンに確認したら、どうやら17時30分の出発だったみたい。
なんだ〜、それならちゃんと教えてよ〜!
ホント、ドキドキしっ放しだったよ!

無事にダラムサラ行きのバスに乗車。
前回と違って、ちゃんと席がリクライニングするぞ!
私のギックリ腰ちゃんも何とか持ちそうだ。
さぁ!これからダラムサラまで長旅の始まりだぁ〜!

バスはひたすら北上して、一路天空の地ダラムサラを目指してひた走る。
途中休憩所に止まると、売り子がバスの中に入ってきた。
そして、乗客にホレホレと勝手にお菓子を配っていく。

ん?これって、サービス!?
タダでもらっちゃっていいの!?

ってそんな訳ない、後からちゃんとお金を請求された(笑)
でも種類を選ばせることもせず、強引に押しつけてるだけやん(^^;;
これって新手の詐欺じゃないの!?
オレオレ詐欺じゃなくて、ホレホレ詐欺だー!

結局、今日の晩飯はこのお菓子とミネラルウォーター。
image

夜中に何度も立ち寄る休憩所。
image
少し肌寒くなってきているので、一杯のコーヒーを飲んで体を温める。

日の出までにはまだ時間がある。
辺りはまだ暗い。
夜空を見上げると、月には暈(かさ)が被っていた。
今日の天気は悪そうだ。

デリーを出発して、はや12時間が経過。
もうすぐダラムサラに到着するかなという時、いきなりひょうが降ってきた!
窓の外を見ると、ありゃ?雪が積もってる。
こりゃバスの中でも寒い訳だ。
同じインドなのに、デリーとダラムサラでははっきりと体感できるほど気温差がある。

私たちが向かっているダラムサラのマクロードガンジーは標高2,000メートル超。
富士山で言うと、五合目あたりか。
高低差もあるので、高山病になる可能性もあるから注意しておかないと!
image(←たとえ突っ込みのスペシャリスト)
※ちなみに標高が100mあがると気温は0.6℃下がると言われています。標高0mの地上と比べると、標高2000mの場所では12℃ほど気温が下がります。地上が熱帯夜の25℃だと仮定すると標高2000mでは25℃マイナス12℃で、現地は13℃という計算。これはもう、夏の気温というよりは冬の昼間といった気温ですね。ダラムサラを訪れる方は、コンパクトに持ち運べるダウンジャケットを持参すると重宝しますよ。
レイチルではツアー参加者に、ユニクロのウルトラライトダウンを持参することを毎回オススメしています。
image
柳井社長!これからも宣伝しますので、ぜひレイチルとコラボしてください!(笑)

バスは山道で止まったまま、何故か動かない。
どうしたのだろうと待っていると、どうやら悪天候のせいで、この先バスでは行けないらしい。

急きょ上のマクロードガンジーからタクシーが迎えに来る。
1台につき200Rs(約400円)払って終点まで登っていく。
まだ夜も明けていないのに、観光客相手のお仕事は忙しい。
image

早朝小雨の降る中、やっと目的地のダラムサラに到着。
image

ダラムサラに帰ってきたよ〜!(≧▽≦)

今回のダラムサラ滞在予定は3日間。
ここはヒマラヤ山脈など素晴らしい景色が望める場所だけに、晴れてくれるといいな。
image(←2014春スタディツアーにて)

ここダラムサラは中央チベット政権(CTA)やダライラマ法主公邸があり、チベット亡命社会の中心地。
中国の侵略行為によって、多くの亡命チベット人が難民として生きることを強いられている。
世界的な社会問題であるチベット問題に対して、『教育』を通じて問題解決に取り組んでいるのがレインボーチルドレンのチベットプロジェクト。
高度な教育を受けて社会に巣立って行った子供たちが、将来世界で活躍するリーダーとして自らの手でチベット問題を解決していく。

長い年月をかけ世界を変えようと活動しているのが、チベットプロジェクトなんです。
※インド旅日記は私個人の日記なので、ちょっと面白おかしく書いています(^^;;
でもレインボーチルドレンって、ホントはマジメな団体なんですよ(笑)
チベット問題やチベットプロジェクトの詳細をよくご存知ない方は、ぜひコチラをご覧ください。

【シェア拡散希望•ネパール緊急支援】
レインボーチルドレンで運営する奨学金の大学生、ペマちゃんはカトマンズのチベット難民キャンプ出身です。幸い両親は無事でしたが、国や大きな団体レベルの支援が行き届かない難民キャンプは、これからの復興の期間において大変な苦労をすることが予想されます。
今回ペマちゃんを通じて、支援金に限定したチベット難民キャンプ支援を行います。被災されたチベット難民のために、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
現地の状況や、支援方法の詳細はコチラです。

つづく…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
毎日の応援クリックだけで、日本からでも年間4~5人の有望な奨学生を救うことができます!
一日一クリック!手軽な社会貢献に、ぜひご協力ください!(^^)
『NPO法人 Rainbow Children』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

さらに、下記リンクの投稿をシェアするだけで「シェア数×10円」が、インドの難民とスラムの子どもたちが大学にいくための奨学金に変わります!
※「シェア数×10円」は投稿日から1カ月間・上限2万円となります。シェアはコチラから。

励みになりますので、こちらもクリックいただけると嬉しいです!
にほんブログ村 旅行ブログ インド旅行へ
にほんブログ村