Ngawang Wangmoさん。彼女はデリー大学のIndra Prasth colleageの2年生です。
専攻は心理学!
人の心理、人間の脳の働き、行動学などを学んでいます。
、、、と言われても講義内容がよく分からないので、あれこれ質問していたら、
「一言で言えば、、、、“人”について学んでいるんですよ」
と教えてくれました(笑)。
「大学卒業後は修士に進み、教育心理学を学ぶつもりです。その後はチベットの教育機関で働きたいと思います。チベットの教育を良くしたいです。教育心理学を用いて、より良い教育体制を構築したり、教育心理学を活用した生徒の指導方法を先生に教えていきたいと思ってます」
チベットではまだ心理学を活用した教育の実績はなく、彼女がやれば、チベット教育の中で初となるそうです。
「中学、高校にいた時、チベットの教育体制はもっと改善していかなくちゃいけないと感じていました。それを担任の先生に相談すると、今学んでいるこの心理学について教えてくれました。それで私はこの学科を専攻することに決めたんです。」
「現在、私達の国はありません。インドで難民として生きています。今までと違うことをして、色々と変えていかないといけないと思っています。そうしないと国を持つ機会を失くしてしまうと思っています。」
「現在の教育は試験や知識が重要視されすぎていると感じています。もちろんこれらも重要ですが、それだけではないと思います。就職する時も学歴だけでなく、面接で人物面を判断しています。試験に必要なことを教えるだけでなく、考え方やコミュニケーション手法等も教えるべきと思っています。」
「私たちの代表ダライ・ラマも言ってました。“賢いとか、大学卒、教授、エンジニアであることが価値あることではなく、価値あることは{良い人間、良い心}であることです。”と私はこの言葉に影響を受けました。私はこの考え方を教えていきたい、教える教育体制を作りたいと思っています。」
「昔の人に比べると、私はとても幸せで恵まれていると感じています。今は奨学金のおかげで、大学へ行ける人が増えましたが、昔は多くなかった。高等教育を受けようとしても、財政的な問題であきらめるしかなかった。
私は小さい頃から親元を離れて、小学校に通っていました。何百というチベットの子供達が小さい頃から親元を離れ、学校に通っています、このことを大学の心理学の先生に話すと驚いてました。先生は小さい子供と親が一緒にいることの重要性を心理学的な面で知っていますので。でも寮の人達や先生たちが良くしてくれたので、私は幸せでした。
兄はカナダへ出稼ぎに行っています。私の家族が住むArunachal Pradesh州は貧しい州なので、働く機会が多くなく、仮に働けても暮らしていくのに十分な給料は中々手に入りません。なので、チベット政府とカナダ政府が協力して、Arunachal Pradesh州のチベット人がカナダで働けるようにカナダ政府が手配するという制度があります。それで兄はカナダへ行っています。兄は自分がカナダでどんな仕事をしているか私に教えてくれません。でも家族に、そして私に毎月お金を送って、私達を支えてくれています。
小さい頃から働かずに済み、大学に行け、勉学に集中できている私は恵まれていると思います、感謝しています。その中で、私はSNSやネットからチベットの人々の現状や様々な困難について聞きます。そうするとやはり、私は私のチベット社会へ貢献したい、何かをしていきたいと感じます。なので、私はチベットの教育体制を変えていきたいと思います。」
小柄なNgawang Wangmoさんですが、、、語る言葉、想いは真っ直ぐで、力強かったです!!