奨学生FILE. Delek Wangyal(6期生)


 

2018年9月9日、奨学生のDelek Wangyal君に会いました。彼はレインボーチルドレンの奨学金でデリー大学に通っている学生です。
彼はインドに北東部にある州で生まれました。お父さん、お母さんがチベットからインドへ移住してきたそうです。小学校の頃から親元を離れ、ダラムシャーラ近くのチベット人学校に通ってました。今はデリー大学で勉強しています。

兄弟は姉2人と兄、弟の5人兄弟で、お姉さんの1人はデリー近くの病院で看護士として働いていて、よく会いに行っていて、先週も会いに行ったと言ってました。

彼の通っているデリー大学はインドでもTOP5に入る大学で、多くの留学生を受け入れています。チベットの学生以外にもアフリカ、中東、ヨーロッパ等、様々な国から学生が来ているそうです。ただ彼のクラスで留学生は彼のみで、他は全てインドの学生の中で頑張っています。「デリー大学のインド人学生は優秀なので、ついていくのが大変」と語っていました。

現在大学2年生、授業は月曜日~土曜日で休みは日曜日のみ、「今はレポートや宿題がいっぱいあり、大変だ!!」。そして、ちょうど学生選挙の時期で「今は大学キャンパスが騒がしい」と語っていました。

Delek君の専攻は政治学。国際関係や民主主義などを学んでいます。大学卒業後はJNUというインドの社会系大学で有名な大学で修士をとって、将来はチベット政府の外交官になりたいと考えています。

Delek君の趣味はサッカーで、授業後はサッカーを楽しんでいます。話を聞いた前日もトーナメントがあったと嬉しそうに喋っていました!!「残念だけど、負けてしまった。。」と言ってました。チベット人でチームを組んでいるそうです。

Delek Wangyal君の生活している寮

サッカー好きな大学生らしいDelek君だと感じましたが、外交官という国にとって重要な仕事をしたいと思っているDelek君の志に驚きました。すごいと思います!!

今回はDelek wangyal君が生活している寮で話を聞きました。
大学から地下鉄で45分の所で、デリー大学のチベット人留学生用の学生寮です。ここで250人ほどの学生が生活をしています。部屋はあまり広くはなく、勉強するときはベットの上に小さな机を置いて勉強していると言ってました。

寮の入り口(チベット学生の寮)

ギターが好きらしく、ベットの近くに置いてありました。チベット音楽を演奏しているそうです。恥ずかしそうにギターを持ってくれました!

ギター演奏