私たちレインボーチルドレンが支援する奨学生の一人、テンジン・サンドゥプが通う大学にお邪魔してきました。
大学を卒業した後、世の中で活躍する彼の姿を早く見たいものです。
彼が学ぶ大学は大自然に囲まれていて、何と景色の素晴らしいことか!
つづきはブログで!(^^)
※現在READYFOR?にて、スラム学校建設のためのクラウドファンディングにチャレンジ中です!
このインドのスラムプロジェクトの成功が、世界各地にあるスラムを改善する第一歩となります。
ぜひ皆様のお力をお貸しください。
▼READYFOR? 世界のスラムを救うプロジェクト~スタートはインド学校建設
https://readyfor.jp/projects/slumschool
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2014年3月15日(金) 7日目-2
午前中はノルブリンカでチベットの伝統文化に触れて、ランチも満喫!
次は14時に奨学生テンジン・サンドゥプの通う大学でトゥプテンと待ち合わせ。
レインボーチルドレンが支援している奨学生は、実際にはどんなキャンパスライフを送っているんだろう。
タクシーが待つ駐車場へと向かう途中、小さな子供から物乞いを受ける。
インドにしばらく滞在していると、こうしたバクシーシにも慣れてしまう。
ここでは物乞いに会うのは特別なことではなく、普通の日常そのものだ。
そばにいたもう1人の女性が物乞いをしに近づいて来た。
彼女にもお金を渡そうとすると、なぜか「お金はいらない」と言って受け取らない。
え?なんで?
この女性はいったい何を要求しているのだろう?
一緒にいた裕君が、女性が何を言っているのか訳して教えてくれた。
「お金はいらない。その代わりそこのお店で私の代わりにお米を買ってきて欲しい。私たちにはお店の人はお米を売ってくれないから」
これこそが廃止されているはずのカースト制度が、日常生活に根付いてしまっている現実か。
彼女たちが求めているのは、お金じゃない。
彼女たちは、お金を儲けることが目的ではない。
彼女たちにとっては、たとえお金があったとしても買いたいものが買えない現実。
生きていくためには、物乞いせざるを得ないのが彼女たちの日常なのだろう。
※これはあくまでこの女性の言っていることが本当である、という前提での推測です。
疑った見方をすれば、彼女はあえてお金を受け取らなかったのかもしれない。
情に訴えて私たちにお米を買わせれば、彼女が手に入れる金額はただお金をもらうよりも結果的には大きいですから。
他にも、粉ミルクが欲しいなどと言ってお店に連れていかれるパターンなんかもあります。
バクシーシに遭遇した時どのような行動を取るか。
ここインドでは、ホント自分の感性が試されます。
お店に確認すればはっきり分かったと思いますが、本当は彼女はお米を買うことが出来たのかもしれない。
しかしたとえ彼女が嘘を付いていたとしても、辛い環境で生きているこの人たちになら騙されてもいいと私は思いました。
日本人として生まれ育った自分が、自分のできる範囲でできる限りのことはしてあげたい。
私はそう思っています。
私は駐車場の隣にある店に入り、お米を一袋買ってプレゼントしてあげた。
90ルピー(約160円)
奨学生のキャンパスライフを撮影するため、待たせていたタクシーで大学へと向かう。
大自然の中をしばしドライブ。
車で走る分には気持ちいいけど、電車もなく交通手段も十分ではないこの場所に、毎日通うとなると大変だろうなぁ。
程なくして大学に到着。
すでに奨学生のテンジン・サンドゥプとトゥプテンが、大学の入口の前で待っていてくれていた。
久しぶり!って言っても一昨日一緒に食事したばっかりか(^^;;
ちなみに彼の生い立ちから将来の夢など、テンジン・サンドゥプの詳細をコチラに記載しています↓
☆奨学生File.7 テンジン・サンドゥプ紹介
テンジン・サンドゥプの案内で、学校内を散策。
あちこちから野鳥の鳴き声が聞こえてくる。
ホント自然に囲まれたいいところだなぁ!
ゴパールプルのチベット子供村(TCV)もそうだったが、この大学もとにかく景色、環境が最高!
自分が学生の時には、ネオンギラギラな都会に憧れて誘惑に流されまくりだった(^^;;
しかし、本来はこうした自然に囲まれて勉強に打ち込める環境が、学生の時には必要なんだと今は思える。
もし学生時代にこんな素晴らしい環境で学んでいたら、自分ももっとマシな人間になっていただろうに(笑)
教室にはたくさんの机と椅子が並んでいる。
多くの若い学生が、未来への希望を胸に日々勉強に励んでいる姿が目に浮かぶ。
運動場に出ると、目の前にはさらに素晴らしい眺め!
ここで走り回ったらどんなに気持ちがいいだろう!
こうして実際に彼らが学んでいる学校を訪れると、より親近感が沸くものだ。
私たちレインボーチルドレンの支援がなければ、このような環境で学ぶ機会を手に入れることができなかった奨学生たち。
奨学生が学ぶ大学を訪問して少しずつでも彼らの生活を日本に伝えていけば、日本で応援してくれている人たちも彼らのことをもっと身近に感じてもらえるかも知れない。
校内で見学していると、警備員に職務質問される。
君たちは何者だ?
ここの学生ではないだろう?
どうやら不審人物と思われたようだ。
そりゃそうだ。
学生に見えない見知らぬ日本人がこんなところでワイワイ騒いでいたら、確かに怪しいわ。
連行されずに良かった。危ない危ない(^^;;
大学内を見学した後、再会を約束して奨学生とは別れ、ホテルへとタクシーで向かう。
ホテルのあるマクロードガンジーのタクシー乗り場に到着。
ここでトラブル発生!
私たちとは別の、もう一台のタクシーのドライバーのおっちゃんが何やらいちゃもんつけてきた。
どうやらノルブリンカを見学する時間は聞いていたらしいが、大学訪問で待機させられたのは初めに聞いていなかったとのこと。
そこで待たされた分の200ルピーを追加で請求したいようだ。
おっちゃんはすごい剣幕で、怒鳴っている。
何だと!?話が違うぞ!?
私たちを乗せてきたドライバーとは話がついているのに。
冗談じゃない!それはそっちの連絡ミスだろう。
私たちを乗せてきたドライバーと話をさせろと、再度タクシーに乗っていざ決戦!
みんなはちょっとここで待っててや!
文句を言ってるおっちゃんに、私たちを乗せてきたドライバーから再度説得してもらうが、納得していない様子。
おっちゃんは車を置いてくるからそこで待ってろと言うが、私たちに非があるとは思えない。
後はドライバー同士で勝手に話し合ってくれ。
おっちゃん達に付き合うのも馬鹿馬鹿しいので、バイバーイ!
と、おっちゃんの居ぬ間に勝手に帰ってきた(笑)
ここから夕食までは各自フリーTime。
疲れた身体を癒そうと、裕君と一緒にマクロードガンジにあるマッサージ店dream massageへ。
17時からなら空いているとのことなので、予約する。
それまではお店の前のカフェでラッシーTime。50ルピー(約90円)
初めは裕君が気になっているというマッサージ店に行こうとしてたけど、よく考えたらここは危険と隣り合わせのインド。
知らない街でよくわからない店に入って、裸のままマッサージ中に突然襲われて金品全て持っていかれちゃった何てことも考えられる。
日本と違っていつどんなトラブルに巻き込まれるかわからない。
まあ、インドに限らず日本でも知らない店に入ってぼったくられたなんてことは、よく聞く話だしね。
しかし、トゥプテンに紹介してもらったこのお店は、どうやらトゥプテンの友達とのこと。
ご夫婦でやってる知り合いの店であれば、裸でマッサージしてもらっている最中に襲われる心配もないので安心安心(^^)
30分だけ上半身のマッサージをしてもらう。
リンパを流してもらったことで、首のあたりが軽くなった。
400ルピー(約690円)で、ん〜スッキリ!
19時半にロビーに集合して、今夜の夕食はチベット料理に決定!
食事をしていると、あれ?ゲシェラ登場。
なぜかゲシェラとはどこでも会う。
まさに神出鬼没!
みなさんもマクロードガンジを訪れた際には、必ず1回はゲシェラに会うと思いますよ!(笑)
つづく…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
毎日の応援クリックだけで、日本からでも年間4~5人の有望な奨学生を救うことができます!
一日一クリック!手軽な社会貢献に、ぜひご協力ください!(^^)
励みになりますので、こちらもクリックいただけると嬉しいです!
にほんブログ村