奨学生file.48 Tenzin Kalden


 

Tenzin Kalden

第8回スタツア秋 301 (960x720)

 

  • インド東北部で生まれる。東北部にあるチベット人居住地区は最も貧しい地域と言われている。火を起こすのですら困難な状況にある地域。政府はそこの住民をカナダなどへ移住させる計画を立てており、住人らがインドを離れているが、彼自身は国外へ出る意志はない。2013年来、その地域には帰っていない。
  • 父親は学校の職員をしている。母親はデリーでウィンタービジネスをしているため、実家を離れている。兄弟は他にいない。一人の子供にすべてを分け与えたいという父親の以降から兄弟はいない。
  • TCVチャントラに通い、11~12年生はUTCVに通い、コマスを専攻。デリーの大学に進学しようと思っていたが、試験で良い成績を残すことができなかった。そのため、一年間浪人し、サラ大学のPre-Collegeで勉強した。その後、3番目の成績でサラ大学に入学した。もともとチベット語に興味を持っていたことが進学理由。「興味さえあれば、なんでも学ぶことができる」
  • 将来は翻訳家になりたい。特にこどもの童話を訳したいと思っている。現在、ロブサンセンゲ首相は、CTAを通して通訳者を探しているため、そのポジションに入ることを目指している。これまで4冊ほどの本を翻訳してきた。職に就く前にできる限り翻訳の経験を積めるように努力している。
  • 週末などは映画を見たり、短いストーリーを翻訳しCTAに送ったりしている。サッカーが好きだが、ダラムサラにはグラウンドがなく、練習ができない。広い土地がないダラムサラではバスケットボールが流行っているが、バスケにはあまり興味がない。

 

「質問する前に彼の方からたくさん話してくれるくらい明るく社交的。質問した内容の他にも、楽しかった経験や思い出などもたくさんシェアしてくれました。」