今回の春スタディツアーでのハイライトの1つは、ダライ・ラマ法王のティーチングです。
年に1回お膝元のダラムサラ、チベット寺院で行われるティーチングには、世界中から沢山のツーリストが訪れます。
ダラムサラは年間を通じて外国人ツーリストが多く国際色豊かな街ですが、最も賑やかなのがこの時期です。
なので去年はあえて時期をずらして訪れたのですが、前回マリアさん(ダライ・ラマ法王第一日本語通訳、レインボーチルドレンも通訳をお願いしています)から、
「せっかく遠い日本から来るのにもったいない、次から聞いた方がいいわよ!」
とアドバイス(命令?!)を受けたのです。
2年ぶりのダラムサラでのティーチング。
今年は3月16日午前中から、毎年恒例のジャータカ法話だそうです。
ダライ・ラマ法王は先週、ホワイトハウスでオバマ米大統領と会談をしてましたが、3月初旬までアメリカの各地でティーチングを行ってから、ダラムサラに戻ってきます。
そこからまたデリー、イタリア、ラダックと超多忙な方です。
スケジュールは法王庁HPで公開されています。コチラhttp://www.dalailama.com/teachings/schedule
昨年11月は日本へ来日され、僕もホテルオークラで「科学者との対話」に参加しました。今年も4月11、12日に京都大学こころの教育センターでお話をされます。高野山にも行かれる予定があったはずです。
では、日本でも聞けるのになぜわざわざダラムサラまで聞きに行くのか?
まず、話の内容です。
各国を巡って講演をされる時には、その国に向けたメッセージを話されます。日本でも震災後は復興に向けた内容の話が多かったと思います。
ダラムサラでは、法話(ティーチング)ですので、毎年ジャータカ法話を分かりやすく説いて下さいます。
もちろん日本語ではありませんから、各国の通訳がいて、日本人の我々はFMラジオを通してマリアさんの通訳を受けます。
そして、場所です。
やはりダラムサラは亡命政府があり、法王のお住まいもあり、また聴衆の多くはチベット人です。今のチベットがここにあります。沢山のチベット僧やチベットの人々と、そして多くの海外ツーリストがひしめくように集まるチベット寺院の雰囲気は、他では味わえないものでしょう。
毎年訪れるツーリストが多いのもうなずけます。
思い出せば、2012年の3月、僕はその場にいました。
学校を作る場所を求めて、初めてダラムサラを一人で訪れました。
初めてのインド、初めてのチベットで分からないことだらけで、宿を取るにも苦労していました。
そして、日本から持参した携帯ラジオではインドの周波数を拾えず、ティーチングに参加はしたものの、ダライ・ラマ法王のたった一言さえ聞き取れず、三時間近くただ座っているだけだった、、、という経験があります。
いやー、つらかったです。あの時は。
寒いし、一人ぼっちで心細いし、話の内容が全く分からないし。
今では遠い思い出話のようです。
それから2年後の今回。
ダラムサラは第二の故郷のような場所となり、奨学金プロジェクトも何とか順調に進み、そして総勢8名のスタディツアーとして訪れます。(1名はデリー合流解散)
「初めてとなる」ダラムサラのティーチング、実は楽しみにしています。
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