Vol.60 (7日目)【おい、あんたしつこいぞ!いいかげんにしろ!】


Vol.60 (7日目)【おい、あんたしつこいぞ!いいかげんにしろ!】

2013年11月27日(水) 【おい、あんたしつこいぞ!いいかげんにしろ!】

前回からのつづきです…

今日のインドはかなり暑い!

観光していても、暑さで頭がぼーっとしてくる。

まさか、熱中症!?

ヤバイよ!ヤバイよ!倒れる前に、休憩も兼ねてランチしよ!

繁華街を車で通って行くが、今日はインド最大の観光スポット、タージマハルが休みのためほとんどの店はやっていない。

ここアーグラーの経済は、私たちのような観光客によって支えられているんだね〜。

ドライバーのランディに連れて来られたのは、Riya Restaurantというインドカレーのお店。

ドアを開けて店内に入ると電気も付けておらず真っ暗。

味はそこそこだったが、感動する程のものでもなかった。

これで二人で1500ルピー(チップ込みで約3000円)はちと高いなぁ~...

ここと比較すると、デリー観光の時にランチで寄った『Taste of INDEA』は良かった!

食後、ドライバーのランディー紹介のお土産屋さんへ。

ランチのお店といい、お土産屋さんといい、ランディーは私たちを連れて行くお店はすでに決めているようだ。

ふと、サージャンが昨晩言っていた言葉を思い出す。

「明日ドライバーがいろいろなお土産屋さんに連れていくと思うけど、自分が良いと思ったら買って。良くないと思ったら買わないでいいから。」

んん!?そんな当たり前のことをサージャンは何で言ってきたんだろう?

あの時はサージャンの言葉が理解できなかった。

しかし、この店でその言葉の裏に隠された意味を理解することになる。

このお土産屋さんは大理石をメインに扱うお店のようだ。

店内には綺麗に彫刻された大理石の商品が、所狭しと並んでいる。

店内の商品を詳しく見る前に、売っている大理石の商品ができるまでの作業工程を、目の前で説明を交えながら実演してくれる。

カラフルな大理石をひとつひとつ削る。

それを大きな大理石に埋め込んでいく。

その表面をひたすらヤスリで磨いていく。

完成したものを上から触ってみると、凸凹がまったくない。

元々の石に新たに石を埋め込んでいるとは思えないくらい滑らかだ。

こうして長い時間をかけて、ひとつの商品として完成させていくのかぁ!

大理石でできた商品はなぜ高い値段なのか、実演体験させてもらってその理由がよく理解できた。納得。

しかし、この後の店の対応があかん!

実演と説明が終わると、店員は店内のお土産を次から次へと見せてくる。

私と石川さんそれぞれに店員が付き、私たちが相談しないように別々に引き離す。

明らかに私たちに商品を買わせようと必死になっている。

こちらが購入の意思がないことを伝えているのに、売り込みを一切やめることはない。

しかも勧めてくる商品はどれも綺麗だけど、異常に高い!

かなり強引に接客されて、この時点で購買意欲は0。

店員「いくらなら買う?」

私「私たちはチャリティ商品になるものを探しに来た。しかし商品が高すぎるし該当するのがない(−_−#)」

店員「じゃあ、値段下げるよ。」

私「値段だけじゃない。買うとしても次回来た時に担当者を連れて来て、彼が決めて買う(−_−#)」

店員「支払は現金の方がいいけど、カードでもいいよ。」

私「今日この店で買う気はない!おい、あんたしつこいぞ!いいかげんにしろ!(−_−#)」

※実はドライバーは観光客を店に連れていくだけで、お店から紹介料という形でお金をもらえるらしいという事実を帰国後知りました。
また、購入した金額の何割かは連れてきたドライバーにリベートとして支払われるそうです。
お客を連れてきた時点でお店側はドライバーにお金を渡すので、お客に何か商品を買ってもらわないとお店側はマイナスになってしまうんです。
ランディーのおこなっている行為は良い悪いではなく、これがインドという国の文化なんですね(^^;;

もし商品や店の対応が良ければ、今後この店の商品をチャリティ商品として継続して購入することで、取引先としてお付き合いしていく選択肢もあった。

しかし、こんな接客を受けたらビジネス対象としてとても考えられるわけがない。論外。

こんな店はとっとと早く出よう!

と、帰ろうとしたその時、違う部屋にいた日本人の男性が私たちに助けを求めてきた。

どうやらインド人とトラブっているようだ。

つづく…。

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