Vol.13 (2日目)【フマユーン廟(世界遺産)】


【2日目 フマユーン廟(世界遺産)】

2013年10月14日(月) 【フマユーン廟(世界遺産)】

前回からのつづきです…

スラム訪問が延期になり、急遽デリー市内の有名寺院などの観光スポットをいくつか回る。

街に点在している歴史的建造物は、世界遺産に登録されているものもあり、その壮大なスケールに圧倒される。

この日は天気も良く、青空が広がっていて最高の観光日和。遺跡そのものが芸術品となって、なかなか見応えがあった。

★フマユーン廟(世界遺産)
長い流浪の末、ペルシア王の支援を受け、デリーに凱旋したものの半年後に亡くなった、悲劇の皇帝ムガール帝国・第2代フマユーン帝の霊廟。
その妃のハージー•ベーガムがヤムナー川のほとりに建設を命じ、9年もの歳月をかけて完成させました。フマユーンは詩とワインを愛する心優しい皇帝でしたが、政治や軍事の素質を欠いていました。
戦いに敗れ帝国の領土を失い、15年間も外国に亡命していたのです。そして、ようやく帝国を再建したのも束の間、階段から転げ落ちる事故であっけなく死んでしまいました。
彼の死を嘆いた妃は、霊廟の建設に人生を捧げ、帝国皇帝の威厳を示す立派な霊廟を完成させたのです。妃の皇帝に対する愛情の大きさを、感じずにはいられませんね。
その建築スタイルは、世界で最も美しいお墓と言われている、世界遺産のタージ・マハルにも影響を与えたといわれています。
上下2層構造、東西南北に同じ立面を持ち、どの方角から見てもどっしりとしたシンメトリーを望めます。赤砂岩と白大理石がコントラストを織りなす、ムガル建築の代表作です。
1993年、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)世界遺産(文化遺産)に登録されました。広い庭園には野生のリスが走りまわっていて、こころも癒されます(^^)

つづく…。

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