Vol.42 (6日目)【今年のレインボーチルドレンの奨学生たち】


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2013年11月12日(火) 【今年のレインボーチルドレンの奨学生たち】

前回からのつづきです…

『インドで初めてのおつかい』から戻ってくる。

本日は11時から、今年のレインボーチルドレンの奨学生達と、ホテルの屋上でランチミーティング。

集合時間にきちんと来たのは、女性二人だけ。
これがインドの時間の感覚なのか。

女の子の一人はお父さんと参加。
よく考えれば、可愛い自分の娘がホテルで日本人の男性と待ち合わせすると聞けば、確かに親なら誰でも心配になるだろう。

こちらの認識の甘さ。
きちんとご両親に対しても、一言添えておく心遣いが必要だと痛感。

女の子のお父さんは私たちを見て安心したのか、すぐに帰っていった。

予定の30分を過ぎたので、屋上でランチミーティング開始。

Vol.42 (6日目)【今年のレインボーチルドレンの奨学生たち】2

各自の自己紹介してもらう。
これまでの経緯、家族構成、ほとんどが片親だ。
おそらく辛く苦しい幼少期を過ごしてきたのだろう。

彼らに将来の夢を聞いてみる。
まだはっきりと決まっていない様子。

将来よりも、今目の前の現実を必死に生きるしかなかった彼らには、仕方のないことかもしれない。

今度は自分自身の自己紹介。
The manager of Tokyo branch(東京支部長)と拙い英語で伝える。

今回のランチミーティングは、大学進学の道を勝ち取った彼らを応援していくと同時に、支援していくレインボーチルドレンの活動を、理解してもらうことも目的である。

サージャンに通訳をお願いする。
サージャンはこちらが伝えたいこと、行間を読んで通訳をしてるくれるので非常に助かる。

奨学生たちに向かって「私たちが、奨学生の皆さんの学費を援助するのではない。

皆さんは大変な環境にもかかわらず、頑張って勉強してきている。
その努力が実を結ぶように、日本で共感する多くの日本人がチャリティ商品を購入したり、毎日応援クリックしたりして、学費の資金援助をしてくれている。

皆さんの頑張りや、チベットを取り巻く問題を日本に伝えていくのがレインボーチルドレンの活動。

私たちは、レインボーチルドレンの活動に共感してくれる多くの日本人と皆さんとの、橋渡し役にしか過ぎない。

私たちの後ろには、多くの日本人が応援していることを、忘れないで欲しい。

皆さんは今、自分のために一生懸命に勉強していると思う。

ただ5年後10年後の将来においては、自分のためだけではなく、奨学生の皆さんには自分の国、生まれ育った場所、君たち後輩のために一生懸命になれる人間になって欲しい。

中央チベット政権で働くチベット人は、ロブサン•センゲ首相を始め、全員が奨学生である。

役人に限らず、国を動かせるくらい影響力ある人になれば、その人数が多ければ多いほど、チベットという国を取り巻く環境が変わっていく。
国として国際的にも認められる。

そうなった時に初めて、レインボーチルドレンとして行なってきた活動が報われる。
そんな未来がやってきたら私たちは嬉しい。」

私は自己紹介と同時に、彼らにそういった趣旨の言葉を伝えた。

食後は全体写真撮影と、一人一人と握手して終了。

ランチミーティングの後は、サージャンに同行してもらい、インドのスラム街を見学に行く予定。

スラム街は耳学問程度の知識しかないので、実際にどんな体験ができるのか、非常に楽しみ!

つづく…。

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