ゆうかのインド奮闘記⑥ 教育省主催リーダーシップワークショップ


 

新年あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

現地インターンのゆうかです。
今年初めての投稿はダラムサラからお届けします!

 

ここは小チベットとも言われていて、チベット亡命政府やダライ・ラマ法王の寺院などもあり、たくさんのチベット人が住んでいます。

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少し雪をかぶったヒマラヤと豊かな自然に囲まれて、ほっと一息できる街。個人的には、好きな街ベスト3に入るくらい大好きなところです。

 

 

そんなダラムサラで、年末年始にかけてリーダーシップワークショップが行われていたので、少し参加させて頂きました!

これは毎年、チベット亡命政府・教育省が主催しているワークショップで、高校1年生にあたるチベット人の学生たちがインド、ネパール各地から集まります。

参加人数は約300人。

各校のトップの学生たちが参加しています。

リーダーシップws3

レクチャーはロブサン・センゲ首相やチベット仏教の高僧、Voice of Tibetのジャーナリストなど各界を先導する方々によって行われ、朝から夜まで様々なアクティビティが8日間続きます。

リーダーシップとは何か議論したり、亡命政府を訪問したり、チベットの状況や中道アプローチに関して学びを深めたりすることは、次世代のリーダーとなる学生の視野を広げる機会となっているようです。

リーダーシップws2

学生たちの積極的に参加している姿が印象的でした。レクチャーのあとは競うように手が上がり、内容の濃い質疑応答が繰り返されています。

また学生によると、普段接点のない他校の学生と共同生活することも刺激となっているようでした。

レクチャーのあとにはバスケットボールやサッカーの大会もプログラムに組み込まれ、賑やかな声が響いています。

バスケ

 

 

チベットの人々がチベット社会や言語、宗教、そして次世代を担う若者たちに対して働きかけている姿を見ると、色んな想いが込み上げてきます。

チベット社会を構成する一つひとつの要素に対する敬い、
それを守り抜こうとする想い、そしてそれを発展させる行動。

ここダラムサラにチベット社会があることも、
決して当たり前のことではなく、多くの人々の努力と
ダライ・ラマ法王の想いがあったから。

大人たちの期待と努力、そしてそれに必死についていく若い世代。

過去から未来へと着実に受け渡されているものがあることを実感しました。