2015春スタディツアー vol.5 (2日目)【狂喜乱舞!世界一カラフルでクレイジーなインドの「ホーリー祭!」③】 


2015年3月6日(金)③

前回からの続きです。

ホント、どうしたらいいんだろう…

ホーリー祭りの最中にみんなとはぐれてしまい、さらに迷子になってしまったアラフォーオヤジ。
サージャンや石川さんに電話しても、何故かつながらない。

独り途方に暮れている間、他のメンバーたちはというと…
何と彼らも、トンデモナイ事態に巻き込まれていたのだった!

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それでは、場面を切り替えてみましょう!

北條:石川さ〜ん!そちらの様子はどうだったんですか〜?
ペンを回しますので、実況中継をお願いしま〜す!

石川:はい!こちら石川です!
こちらもトンデモナイ状況が、繰り広げられていました!
こちらの実況は、ワタクシ石川がお送りします!

サージャンを先頭に、荒れ狂う人混みを突き進んで行く。
流れに身を任せ、何とかメイン会場の入り口までやってきた。

寺院の中に入ろうとしたが、靴を脱いで入らないといけないようだ。
下を見ると、脱ぎ捨てられた靴が散乱しまくっている。

やっとメイン会場までたどり着いたものの、一度靴を脱いだら二度と戻ってこないと確信。
せっかくの機会だが、寺院の中に入ることは断念した。

我先にと、寺院の中に入ろうと押し寄せる人々。
その流れに逆流して、ムリヤリ人混みを脱出。
ぐるっと出口の方へ回る。

ふと周りのメンバーを確認すると、
あれ!?北條さんがいない!?∑(゚Д゚)

とりあえず出口から流れに沿って、路地の突き当たりまで移動。

北條さんもそのうち来るだろうと、ここで北條さんを待つことにする。
今日はお休みの商店のシャッターの前。
流れていくスマイルゾンビの濁流に、流されないように。見つからないように。

でも、次から次に襲いかかってくるスマイルゾンビたち。
そしてやっぱり女性が狙われる。

とにかく女性は守らなきゃ!(←レインボーチルドレンは弱者の味方)

女性たちをストールで覆い隠して、ここに女性がいるのを分からなくする。

それでもスマイルゾンビたちは、女性を見付けるやいなや、彼女たちの隣に座りこんでくる。
それと闘う、我が男性陣たち。

「おい!こら!嫌がってるだろ!」
「だから、やめろって!」

ヤバイ、これではエンドレスの闘い。
終わりがない。
早く北條さんと合流して、ここを脱出しないと!

しかし、待てども待てども北條さんが来る気配がない。
この間、サージャンがもう一度探しに寺院の方へ。
しかし間もなくして、首を横に振って帰ってきた。

北條さんを見捨てて前に進める訳もない、でもこのままここにいても攻撃を受け続けるだけ。
どうするべきか!?決断しなければ!

北條さんを見つけなきゃいけないのはわかっている。
しかし、この群衆の中でこのまま立ち止まっているのも危険な状況。

お母さーん、オウチに帰りたいよー…(T_T)
と、女性たちは放心状態。

ボディーガードの男性陣にも、苛立ちがつのってくる。

「あっ!そう言えば北條さんの携帯は!?」
「あかん!俺もサージャンもバスに置いてきてる!」
「どこいったんや!北條さん!!」

寺院の方から流れてくる人混みの中に北條さんの姿を見つけようとするけど、期待は薄い。
この濁流の中では、北條さんがいたとしても分かる確率は半分もない!?
みんな色まみれで、きっと見分けもつかないだろう。

「あかん!一旦バスに戻ろう!」
「まずは女性たちを安全なとこに移動させて、北條さんをまた探しに来よう!!」

30分くらい待ったところで、苦渋の決断。
北條さんを(一時)見捨てることに。

頼む!北條さん!
戻って来るまで生きててくれ!

僕たちは我が身の危険を感じ、仕方なく移動。
とにかく自分たちの安全を第一に考えることだけで、頭がいっぱいだった。
まずは女性たちを避難させることが先決だ。(←ドラマでよくある「俺のことはいいから、みんな先に行ってくれ!」の本人いないバージョン)

女性四人と男性五人の隊列は、屈強なサージャンを先頭にその後サージャンに隠れるように女性たちが続く。
その周りを残り男性四人でガードしながら濁流を突き進んでいく。

しかし、先頭サージャンの死角をついて、スマイルゾンビたちは隊列の崩れをたくみについてくる。
女性たちは再び攻撃にさらされる。
一歩一歩前に進む度に繰り広げられる、レインボーチームとスマイルゾンビとの戦い。

すると、前方にさらにやばそうな狂乱状態の10人くらいのグループが目に入ってきた。
※このホーリーの日は普段お酒を飲まないヒンドゥー教徒もお酒を飲んだり、中には薬をやっていたりする者もいます。

集団で騒いでいる光景は、明らかに今までのスマイルゾンビたちと様子が違う。

彼らの近くを通り抜けようとすると突然、メンバーの女性3人がその集団に強引に引き寄せられた!

グイッ!ガッ!
グリグリグリッ!
(◎_◎;)

強引に頭に色粉を塗りつけられ、身体中にもムリヤリなすりつけられる!

嫌がる彼女たちは逃げようとするが、男たちに押さえつけられ、なすがまま。
さらに次々と彼女たちの身体に伸びてくる何本もの男たちの手!

ピピーッ!レッドカード!
これはあかん!!w(°0°)w
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嫌がる女性たちを見たモニが、ブチ切れて男たちに殴りかかる!
巨漢サージャンも殴り込む!
さらに奥さんのオムまで飛び込んでいったー!

ウォ、ウォ、ウォリャー!!

サージャンは3人ほどを相手に押し戻し、凄む威圧感で相手をたじろかせる!
その横から、オムが蹴り入れる(笑)

ボカッ!ドカッ!ドスッ!

スマイルゾンビ10名 VS サージャン一家3名。
人数的にこちらは不利なはず。
なのにサージャンファミリーの迫力に、男たちは恐れおののき退散していく。

いつも優しい笑顔で接してくるサージャンファミリーだが、この時の形相はまさに大魔神!
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恐るべし、サージャンファミリー!
イヤイヤ、なんと正義感あふれるサージャンファミリー!
レインボーチルドレンの守り神降臨だ!

一方、その横ではレイくんVS別の10名の乱闘!
レイくんは囲まれてシャツを破られ脱がされ引き回される。
こっちもヤバイ状態!

レイくん!逃げて!こっちこっち!

僕がレイくんを引き戻す。
レイくんを何とか救出成功。

危なかった〜!(^^;;

この最悪の状況は脱出!
しかし、安全を確保するにはバスを停めた場所まで、歩いて向かわなければならない。

歩いて行けば待ち受けているのは、あの『ハッピー、ホーリー!』の嵐。
また同じように強引に襲われる危険がある。
だからと言ってオートリキシャに乗っても、格好の標的になるだけ。
結局、色粉を投げつけられても逃げ場のないオートリキシャに乗っていくしか、選択肢はなかった。

オートリキシャに乗り込み、バスを停めた場所に向けて走り出す。
街を走り抜けて行くオートリキシャは、スマイルゾンビたちにとっては自分たちが楽しむための格好のエサ。

『ハッピー、ホーリー!』

キタ━(゚∀゚)━!!
次々と色粉や色水が投げつけられる。
道幅の狭いところでは、車内に手を伸ばし、直接なすりつけてくる。

ウワァ!ヒェー!ヾ(;☆ω☆)ノ

オートリキシャ乗った後も、決して安全ではない。
窓もさえぎる囲いもなく、抵抗虚しくされるがまま状態。

すると、スマイルゾンビたちの度を越えた攻撃に、ついにモニがブチ切れる!
モニの正義の魂に、再び火がついた!

アムロ行きます!じゃなくて、モニ行きます!
モニ、発進!ウォリャー!!
image(←こっちは地球を守るアムロ)

勢い良くオートリキシャを飛び降りて、スマイルゾンビたちに殴りかかっていく!
ってモニ、スゴ過ぎ!(^^;;

勇猛果敢に僕たちを守ってくれる、正義感の強いモニ。
それでも僕たちの顔や身体は、さらにカラフルな色粉に染まっていく。

あちこちから標的にされるオートリキシャ。
しかし、バスを停めた場所まで、このまま走り続けるしかなかった。

やっと着いた!

バスに戻った時はみんなホーリー祭りを楽しんだなんて、とても言える状態ではなかった。
それよりも、無事に帰ってこれた安堵感。

生きて帰れて良かった〜!(←みんなのホンネ)
※なぜなら過激なホーリー祭りは、参加者が亡くなってしまったなんて記事が、毎年新聞に載るくらいです。

ホーリー祭りに『参加』するには相当な覚悟がいる。
『見学』するだけで十分だ。
イヤ、見学するのももういいかな(^^;;

スマイルゾンビたちに囲まれていた状態では、写真なんて撮る余裕もなかった。
でも、ここなら安心。
スマイルゾンビたちと戦った達成感に満たされながら、写真撮影タイム。
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大変な思いをしたけど、これも貴重な体験だったね〜!
今となっては、私たちがスマイルゾンビだわ(笑)
あはは〜!d(⌒o⌒)b

みんなの顔には、やっと笑顔が戻っていた。
みんな無事で帰ってこれたことが一番。
みんなホント良かった、良かった!(^^)

みんな…ん!?

あ、みんなじゃなかった!
そういえば、忘れてた!
北條さんがいないじゃないか!(笑)

そう。

みんなが『安堵感』に包まれている頃、
ひとり『悲壮感』に包まれている、アラフォーオヤジがいた。

その北條さんはというと…

みんなを探し歩いている間に、来た道もわからなくなって、さらに迷子になっていた。

果たして、みんなと無事に再会できるの!?

つづく…

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