第5期決算終了の報告
この度、第5期の決算を終えまして、所轄庁への事業報告および税務申告・納税(収益事業は今期減免申請)を完了しましたことを報告申し上げます。
活動を支えて下さっている支援者の皆さまに深く御礼申し上げます。
所轄庁報告様式について
所轄庁(奈良県庁)へ報告を済ませた、事業報告書、貸借対照表(B/S)および活動計算書(P/L)を、過去4期分と共に掲載しております。
年次会計報告書について
財務諸表の主要指標をダイジェストとして説明致します。
1.経常収益
受取寄附金の内訳は次のようになります。
一般個人寄付 | 815,400 |
特定個人寄付 | 3,260,049 |
個人都度寄付計 | 4,075,449 |
ロボットペイメント(旧クラウドペイメント) | 220,403 |
かざして募金 | 198,631 |
ヤフー募金 | 44,289 |
LIFULL SOCIAL FUNDING(旧JGマーケティング) | 24,420 |
Readyfor | 1,388,492 |
JAMMIN | 101,330 |
クラウドファンディング計 | 1,876,235 |
みらいの貯金箱 | 45,069 |
阪急H2Oサンタ | 291,136 |
募金箱計 | 336,205 |
寄附金合計(円) | 6,389,219 |
物品販売事業収益(収益事業)の内訳は次のようになります。
BASE Shopチャリティ収益(2017年度は停止) | 0 |
事業収益合計(円) | 0 |
雑収益の内訳は以下のようになります。
gooddo いいね・楽天買い物等獲得金 | 764,476 |
受取利息 | 12 |
経常収益合計(円) | 7,153,707 |
※クラウドファンディングの5項目については、広義の〔インターネットを介した不特定多数よりの資金調達〕としてまとめています。
2.事業費
事業費の内訳は以下のようになります。
レインボーチルドレン奨学金 | 6,115,204 |
奨学金事業支出計 | 6,115,204 |
BeTheChangeProject2018に係る事業経費 | 1,351,408 |
奨学金事業に係るその他事業経費 | 310,081 |
事業費合計(円) | 7,776,693 |
※管理費項目となる人件費・旅費交通費・会議費等、団体管理のための費用は支出しておりません(メンバーの年2回インドへの渡航費もすべて自費ボランティアで活動しています)。
※BeTheChangeProject2018の経費に関しては、クラウドファンディング手数料を除いています。Readyforより振り込まれた実額以降の経費を表します。
3.対前年の変化
- 受取寄附金の減少(対前年マイナス4%)
マンスリサポーター、かざして募金(ソフトバンク)・ヤフーネット募金等の定期寄付は、ほぼ横ばいであった。個人の銀行振込・ゆうちょ振込の都度寄付もほぼ変わらなかったが、前年度のルピー募金2,645,295円(2016.12.9付レート)という特殊要因がなくなり、微減となった。
みらいの貯金箱(募金箱)については年末回収を行わず、収入金額としては減少した。その分翌年度の回収金額に寄与するものとして期待したい。また、阪急百貨店を経営するH2Oリテイリングが展開するH2Oサンタへの継続的な参加により、安定した募金額に繋がった。
またBe The Chanege Project 2018において、Readyforにてクラウドファンディングを実施し、総勢165人より1,388,492円の収入を得た。次年度はメインとなるチベット難民奨学金事業へ継続的に寄付を頂けるように取り組みたい。
- 物品販売事業収益の停止(対前年マイナス100%)
EC物販事業はこれまでの方式を転換する時期となった。従来のチベットやインドより買い付けてきたアイテムの単なる販売を1年間停止し、新年度に行う収益事業の準備期間とした。これは収支がマイナスであっても年間7万円を超える住民税が賦課されることを避けるため、年度として収益事業を停止する届出・申告を行ったものである。新年度途中よりの再開を準備中であり、今後も寄付以外の収益事業には力を入れていきたい。
- 経常収益の減少(対前年マイナス27%)
前年度におこなったプロボノ助成金がゼロであったため(昨年度は300万円)その金額が減少値となった。基本的にメインの奨学金事業そのものへ助成金を受けることできないので、恒常的に助成を受けることは考えにくい。ただ、プロジェクト単位や、内部管理や設備システム投資に関して該当する助成金があれば、今後も積極的に活用していきたいと考える。
- 奨学金支援事業支出の増加(対前年2%)
2017年度は合計100名のチベット奨学生がインドの大学・大学院で学ぶことができた。また、スラムにおける奨学生もデリーの大学院を修了した。結果、レインボー奨学金奨学生は合計101名となった。
しかし、前年度にルピー募金による前納を行っていたため、対象奨学生の増加がそのまま奨学金支出とはならず、事業支出としては若干の増加となった。
- 事業費合計支出の減少(対前年マイナス28%)
上記、プロボノ助成-納品が減少した分が合計支出の減少につながった。しかし、当初目標の100名を達成した奨学金事業においてはチベット難民学生100名・スラムの学生1名の大学・大学院進学という社会的インパクトを生み出し、さらに卒業した学生が立ち上げたスラムの学校で学ぶ約40名の子どもたちの初等教育支援が実現された。高等教育支援は支援単価が高く支援数そのものは大きくできないが、卒業後に生み出される社会的インパクト期待は無限である。新年度は、法人として5期取り組んできた成果を卒業生の進路や就職先として報告できるタイミングでもあるので、大きく期待するとともに彼ら彼女らが様々なリーダーとして活躍する未来に希望を描きたい。
メインとなる奨学金事業は当初目標であった在学100名を達成しました。今後は卒業生を輩出しつつ、卒業後やその先の進路を踏まえた取り組みに移行していくフェーズとなります。高等教育を通じた未来のリーダー育成のためには、プロジェクトの内容をもっともっと進化させていく必要があります。それには、さらに多くの支援者の皆さまに支えていただかねばなりません。これからも、世界を変えていくリーダーの卵たちを応援いただきます様、宜しくお願い申し上げます。
- 100名の奨学生を支えるためには、600名のマンスリーサポーターが必要です(インドの大学費用年間約7万円、月千円サポーターとして計算)。ご支援をよろしくお願い申し上げます。
- みらいの貯金箱(募金箱)を全国に100個設置を目標にしています。設置にご協力いただける貯金箱サポーターを募集しています。