奨学生file.46 Lobsang Thupten


 

Lobsang Thupten

第8回スタツア秋 292縮小

 

  • 東チベット、カム出身。2000年頃にインドへ亡命。両親がより良い教育環境で子ども育てたいという思いがあり、インドへ彼を送ることを決めた。彼自身もインドの亡命を切に願っており、ここへ来ることはカルマだと感じている。
  • 父親はチベットで小さな商売をしている。母親は家事をしている。5人兄弟姉妹で、僧として海外で暮らしている弟もいる。
  • インド到着後は、両親の意向もあり南インドの寺院で勉強し、その寺院を卒業。寺院で勉強しているときから、チベット語の詩や文学に興味を持ち始め、独自に勉強をするようになった。そうして、サラ大学に進学し、自身の興味分野を深めている。サラ大学での勉強は、チベットの歴史以外はすでに寺院で勉強してきたものであり、難しさを感じることはない。
  • サラ大学を卒業後は、南インドの寺院に戻ることを考えている。良い教師になることが目標であり、その前にはまずきちんと教育を受けた人になることが求められるし、そのような人材になりたい。そのため、どの科目の講義も興味をもって学び続けることができている。
  • 週末はマクロードガンジに行ったり、詩を書いたりして過ごしている。他にも部屋の掃除や洗濯などの日常的な活動もする。好きなことはエクササイズなどの体を動かすこと。
  • 「支援してくださり、本当にありがとうございます。ベストを尽くせるよう頑張ります!」

「サラ大学では珍しく、英語を流暢に話すことのできるチベット仏教僧の学生です。話している間も冗談を度々挟みながら、気さくに話してくれました。」