Be The Change Project 2018感想(すみと)

 

宮畑 澄人

 呼ばれていく国インドと言われていますが、僕も例に漏れず、気づけばインドの地に降り立っていました。インドについて、特にいいイメージを持っていたわけではありませんが、飛田さんに「インド行く?」と聞かれ、二つ返事で「行きますわ」の言葉が出て来ました。今思えば、いつも優柔不断な僕としては、不思議な瞬間でした。
そして、実際に行ってみれば、心の底から本当に行ってよかったと思えることばかりでした。その中でも特に印象的だった、サラ大学ワークショップとスラムをピックアップして書きます。

ーーサラ大学ワークショップ

今回、学生でもなければ、英語も話せない僕は傍観者として離れて見ていようと思っていましたが、これも何かの運命か、僕もある1チームに参加することになりました。そこには参加して見ないと分からないことが詰まっていました。
まず、僕のチベタンへの勘違い(悪い言い方をすると差別心)が浮き彫りになりました。チベタンはどうしても入ってくる世界の情報が制限されていてあまり知識がなく、議論の幅が狭いのではないかと思っていました。しかし、実際に話してみれば、バックグラウンドの知識量も非常に多く、それを表現する能力、独創的な発想力、それを表現する言語能力(人によっては、チベット語、英語、中国語、ヒンドゥー語を話せるというのにもビックリ)を併せ持っていて感心を通り越して、気づけば僕は肩身が狭くなっていました。(笑)


考えてみれば、ここにいる奨学生達は命からがら亡命して、家族とも離れ離れになって、その中で強く学びたいという気持ちを持って大学に通っているのだから、必死に情報も仕入れるだろうし、アウトプットする力も鍛えているだろうと納得できます。また、これが石川代表から聞いていた、チベットの教育のレベルの高さなのだと体感しました。
あとは、命の考え方の違いにも驚きました。チベタンは人生50年が基準であり、明日もあるとは限らないと考えているようです。明日や未来があるのが当たり前と思える日本人は恵まれているという考え方もできますが、裏を返せばだからこそ「今」に全力を尽くせない原因でもあるのだと感じました。

ーースラム

スラムは僕がインドで一番楽しみにしていて、実際に一番印象に残った場所でした。僕は、明確にスラムで何かをしたい・知りたいと思っていた訳ではなく、折花を子供達にあげて、喜んでもらいたいという漠然とした思いでした。スラムの方や子供達と会うまで、僕の中にスラムの人たちは「恵まれていない人」というイメージがありました。なので、少しでも笑顔になってくれればという思いでした。しかし、会ってみれば子供達の元気さと曇りのない瞳と笑顔に圧倒されてしまいました。僕が折花をあげると想像以上にみんな喜んでくれて、「ほしい!ほしい!」とそこら中から手が伸びてきました。集合写真を撮るときも、子供達は折花を掲げていてくれて本当に嬉しかったです。僕があげたはずなのに、言葉で言い表せられない何かをもらったような気分でした。


僕は、あの笑顔と喜びようを見た後、対極に日本人の顔を思い浮かべました。もっと物が豊かにあって、エキサイティングな遊び道具や遊び場を持っている国民なのにあんな顔をしているのかと。スラムの子供達は生と死の狭間で毎日暮らしているのに、キラキラした目をしていて、毎日安全に暮らせている日本の子供達は暗い顔をしている。その様子を目の当たりした瞬間、僕は何が幸せなのか分からなくなりました。これを書いている現在でもモヤモヤしています。インドで特大の人生のテーマをぶつけられた思いです。インドに行くまでにも、このようなテーマで考えたこともありましたが、現実に目にした後では、このテーマの重みは比べられないものになりました。インドという地で、今後ずっと意識すべき宿題を頂きました。

 

ーーまとめ

インドでは、毎日刺激的で、貴重な体験をさせていただきました。ダライ・ラマ法王とお会いして写真を撮れたり、チベット奨学生と交流できたり、チベット医学を知れたり、センゲ首相やリンポチェから直接お話を聞けたり、ノルブリンカでチベットの伝統工芸品やそれが伝承されていく様を見たり、デリーではスラムへ行ったりと、普通の旅行やバックパッカーでは体験できないことばかりでした。偏に、石川代表をはじめ、レインボーチルドレンの方々が積み重ねて来られたものなのだと感じました。このような貴重な体験をさせて頂き、心より感謝しております。本当にありがとうございました。
あと、インド人の国民性を表すような、ダラムサラのインド人タクシー運転手が連呼していた、「No problem. It’s India!」が印象的でした。日本で多少困ったことがあってもこの言葉を思い出そうと思います。「インドに行って価値観変わった!」とあまりベタなことは言いたくなかったのですが、今回の体験は間違いなく今後の人生に影響してくるだろうと思います。

 

Be The Change Project 2018感想(なかしー)

 

京都大学法学部4年 中嶋一揮

今回のBethechangeプロジェクトで学んだことを記したいと思います。
2週間インドで過ごしたこと、そこで得た様々な経験は本当に新鮮で、書きたいことがたくさんあるのですが、ここでは大きく2つに絞って述べたいと思います。

①チベット仏教の精神性について

恥ずかしながらこれまで仏教について深く学んだことが無く、今回のスタツアでリンポチェのteachingやダライ・ラマ法王と世界中の科学者によるMind&Lifeに参加させて頂き、初めてチベット仏教について考える機会がありました。チベット仏教はインドから直接伝わった仏教であるため、日本社会に行き届いている仏教的価値観とは大きく異なることが多く、自分にとって納得感のある教え、なかなか心の中で上手く咀嚼できない教えが混在しているという印象を受けました。
リンポチェが仰っていたのは「日本人は日々急ぎすぎており、内省の時間が無く、心の平穏が無い。物質的な喜びを求めすぎているため心が満たされることが少ない」という趣旨のものでした。本当にそうだと感じていて、私たち日本人は資本主義的価値観に知らず知らずのうちに内包され、真の喜びを得にくくなっています。
皆真の喜びを得て生きたいし、仏教の教えを信じると「心の平穏が得られる。苦しみから逃れられる」と言います。もし本当にそうなら、信じて生きたいものです。
しかしそのために、煩悩から解放されるための修行を行うということについて、確かにそうすべきだけど、そのステップに障壁が大きいと思いました。まず最初に思ったのが、仮に人間100年生きるとして、煩悩を滅するのに80年かかるとしたらその人生は幸せなのか?ということでした。しかし仏教の考えからするとこれは完全に間違いです。仏教の教えでは、人は「輪廻転生」するので、現世で煩悩を滅し善く生きれば、人は再び生まれ変わり、来世で自身の心に平穏が訪れます。これは非常に不思議な感覚です。日本人からすれば違和感があります。もし生まれ変わると信じていればお墓は作らないし葬式もするか分かりません。
一方、無下に輪廻転生を否定することもできません。論理的に正しいとも言えないし、論理的に否定することもできません。
ただ、輪廻転生の考えに立てば、幸せを長いスパンで捉えることになるので、先程私が持った疑問は解消されるので、現世で修行を続けることには納得感がありました。輪廻転生についてはもっと勉強したいし、仏教を知るヒントが隠されていると思いました。
以上、個人の人生に紐づけて仏教について考えてみましたが、もっと社会に、世界における仏教の必要性についても深掘らなければならないなと感じました。

②スラムで感じた「小さな経済圏で生きる」ことについて

デリーでスラム街を案内して頂きました。そこで学んでいる子供達からも感じたことが多かったのですが、スラムで成立していた一つの社会のようなものに大きく興味を持ちました。訪れたスラムの一つにはかなり多くの人が住んでいて(失念したのですがおそらく1万人以上)そこでは食品も日用品も売っており、散髪屋も電気屋もありました。豊かさこそ無いですが、そこには確かに一つの社会、経済圏が成立しており、住民達は生きていくことができています。(病気・公衆衛生・犯罪・公害など問題は山積みではありますが)
ここの人々は、先進国における物質的豊かさ・成長・成功などの資本主義に規定された価値観で生きている人よりも幸せと感じているかもしれない、とまで思いました。(先程の仏教的価値観とも繋がってますね)
だから日本人もそう生きるべきだとは思いませんが、今後少子高齢化で人口が減少し、高度成長期のように物質的豊かさだけを求めているだけで幸せになれる時代は終わっている中で、一人一人が幸せだと感じられる社会の設計が重要で、具体的には「東京に行く」とか「タワーマンションに住む」とかが幸せだというのでは無い社会の方が皆生きやすくなるだろうと考えるようになりました。
そのように個々の価値観が変容した社会であれば、その中で「小さな経済圏」が地方であれ都会であれ、コミュニティ内でいくつも設計され、今よりも幸せに生きる人々を増やせるのでは無いでしょうか。

以上感じたことについて記しました。この他にも、チベット人学生とのダラムサラでのワークショップでたくさんの気づきがあったことや、ダラムサラのタクシーで携帯を紛失し、なんと返ってきたこと、デリーで食中毒に感染し、半年間作ってきたワークショップの本番に参加できなかったこと波乱万丈ありましたが、自己内省を怠らず行うと共に、これも良い経験と捉え、人生に活かしていきたいです。

最後にこのような経験をさせて頂いた、石川さんを始めとしたレインボーチルドレンの皆さん、一緒にツアーで共に過ごした個性豊かみんなに感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございました。
今回のツアーはクラウドファンディングで支援して下さった方々やレイチルの皆さんのお陰で参加出来たのであって、これらの投資を将来的に参加者が何かしらの形で社会に還元しなければならないと考えています。
ここで得た学びを忘れず、次のステージに向かって頑張って行きます!

 

Be The Change Project 2018感想(かれん)

 

ストーニーブルック大学経営学部卒業 松本佳恋

4月から社会人になるにあたり、今しかできないことをしようと思い選んだのがBe the change projectの参加でした。渡航前から色々な噂を聞いていたインド。その中でも惹かれたのは「何が起こるか分からないのがインド」という言葉。アメリカの大学を5月に卒業してからバイトばかりの平凡な日々を送っていた私は刺激を求めてインドに行きました。

滞在した二つの街、ダラムサラとデリーはとても対照的な街でした。空気が綺麗で毎朝ヒマラヤ山脈をみて1日をスタートできるダラムサラ。道路は常に渋滞でクラクションが止まらないシティらしさが満載のデリー。
これまで神戸・大阪・ニューヨークと都会での生活が中心で都会を好んできた私ですが、デリーから夜行バスで12時間乗って着いたダラムサラは、インドだというのを忘れてしまうほど居心地がよかったです。

 

何が起こるか分からないインドでは実際、帰国前日にほぼ全員でお腹を壊すと言うハプニングがあり、「これがインドか〜」と最終日に実感しました。と共に、それ以外は特に大きなハプニングも個人的な大きな変化もなかったのが正直な印象です。4月からの日本での社会人生活に不安と疑問を持っていた私は、インドへ行くことで何らかの答えを見つけようとし、インドに勝手な期待をしすぎていた・インドに求めすぎていたのかもしれません。

 

ですが、たくさんの刺激と学びはありました。
一つは社会人になっても一生学び続けたい、もっと勉強したい!と感化されたことです。
私は勉強がしたくて海外大学を進学先に選びました。そして実際入学から卒業までの3年間、暇があれば勉強をする毎日を送っていました。ですが3年間勉強した内容にはチベット難民が登場することはありませんでした。レインボーチルドレンとの出会いがなければ、チベット難民について知ることもチベット人に出会うこともなかったと思います。そう考えると自分の持っている知識はまだまだ少なく、世界の現状をまだまだ自分は知らないのだと実感しました。自分が知らない世の中についてもっと知りたい。今まで興味を示してこなかった難民問題や発展途上国についてもっと勉強したい。もっといろんな国に行って自分の目でその国のリアルを知りたい。そう強く思うことができたのはわたしにとって大きな収穫だと思います。就職してからは今まで以上に視野を広くもち、忙しいのを理由にすることなく様々なイベントや勉強会への参加を積極的に行っていきたいと思います。

もう一つは就職して企業に所属しても「ただ毎日仕事に行って帰るだけの社会人」になるか、「誰かあるいは何かに変化をもたらすことのできる社会人」となるかは自分次第だということへの実感です。
アメリカの自由でユニークさが受けいれられる環境が居心地よく、日本帰国前から日本で働くことに関してネガティブなイメージを持っていた私。日本のルールだらけの就職活動に違和感を持っていた私。そんな私は日本の教育を変えたいと思いながらも(言いながらも)、最終的には卒業後の進路に日本のメーカー企業を就職先に選びました。たくさん考えて今の自分に一番良い道を選んだと内定を受諾した時は思っていましたが、時間が経つに連れて大学院への進学を決めた友人をうらやましく思ったり、他にもっといい選択肢があったのではと他の何かを探したりする自分がいました。そんな中でチベット奨学生とレインボーチルドレンを運営されている石川代表に出会うことができました。
ワークショップで出会ったチベット奨学生は皆、自国への愛と思い入れがすごかったです。「チベットのために」というフレーズを彼らから聞く度に自分の日本に対する思い入れとの差を感じました。毎日を大切に、そして前向きに生きている彼らはきっとチベット社会に変化をもたらすリーダーとなるのだろうなと思うと自分は日本のためにあるいは世界のために何ができるのかと考えました。
そして石川代表がチベットで大きな変化を与えているのをダラムサラでの教育省訪問で感じました。仕事と同時並行でNPOを立ち上げ、今では奨学生100名をサポートするまでになったレインボーチルドレン。石川代表を見て、就職先と関係ない分野であっても、企業外でも、自分にも社会を変えるためにできることがあるはずと思うことができました。
自分に何ができるのかまだまだ答えは見つかっていませんが、就職することを理由に何かを諦めたり、制限をつけたりする必要は全くないとこのタイミングで再確認でき本当によかったです。

Facebookでたまたま見つけて知ることになったレインボーチルドレンでしたが、あの時駄目元で石川代表にメールをした半年前の自分を全力で褒めたいと思います。それだけ自分にとって価値のある12日間でした。4月からは新しい場所でレインボーチルドレンと今回のBe the change projectで出会った人たちとのご縁を大切に自分らしく頑張っていきたいと思います。

 

Be The Change Project 2018感想(りゅうと)

 

神戸学院大学現代社会学部2年 美並立人

 大学2年生の時に参加した「sports for tomorrow」というスポーツを通した国際貢献事業でカンボジアに行ったことがきっかけで国際協力に興味を持つようになりました。しかし、自分がどのように国際協力に関わっていけばいいのかわからず、迷っているときに、Facebook でレインボーチルドレンの活動を見つけました。「このプロジェクトに参加すれば、自分の視野を広げることができるかもしれない!」と思ったのと、単純に「インド、ダラムサラにいってみたい!」と思ったのが応募のきっかけです。(笑) 私は他のメンバーのように「教育を変えたい!」「チベット人について知りたい!」という様な明確な目標があったわけではありませんでした。

 

ーー初インドで

実際にインドについてみると、まず「空気が汚い!」(笑)事前に知ってはいましたが、さすが世界 No1の空気の汚さなだけはあるなと感じました。その他にも、交通の多さ、鳴り止まないクラクション、道端に落ちている無数のゴミなど、日本では考えられないことばかりでした。特に衝撃的だったのは移動の時に私たちの荷物を、バスの上に括り付けていたいたことです。


しかし、そのようなカオスの中で、お年寄りや子供が物乞いをしているのをみると、やはり私達の普段住んでいる環境がどれだけ恵まれているかを感じました。

 

ーーWS を通して

今回のメインである WS を通して、特に印象に残ったことが2つあります。

1 つ目は、どんなバックグラウンドを持っていようと幸せに感じる瞬間は一緒だということです。チベット人奨学生は、自分たちの学びやアイデンティティを守るため、命がけで山を越えてきた過去があることを私達は知っていました。それは、日本で何不自由なく暮らしてきた自分には想像できないほど過酷なものだろうと思っていました。しかし、「自分が幸せに感じる瞬間」について話し合うときに、私が「おいしいものを食べるとき」「友達と他愛ない話をしているとき」というと、「me too!」と言ってくれる学生がいたのです。その瞬間、「思うことは一緒なんだな」と感じました。

2 つ目は、英語が通じなくても仲良くなれるということです。私の WS のグループは、二人を除いて、あまり英語が喋れる学生がいませんでした。しかし、アイスブレイクやポストイットにかいてあることに共感することで自然と笑顔が生まれ、仲良くなることができました。この WS を通して、言語よりも大切なことを身をもって体験することができたと思います。

日本チベット学生会議inダラムサラ

 

ーー参加した日本人学生から

私は、今回のプロジェクトに参加して、最も刺激を受けたのは、一緒に参加した日本人学生です。インドに行く前、WS の設計にあたって意見のぶつかり合いなどで何度も1からWS を設計し直したり、電話でミーティングなどを重ねていきました。そのような濃い時間を共有するうちに、メンバーそれぞれの思考力、発想力、英語力、知識、考え方などから自分に足りないものはなんなのか、これから何をしていかないといけないのかを見つけることができました。先ほど、自分にはこのプロジェクトに参加するに当たって明確な目標はないと言いましたが、日本人の学生メンバーのおかげで、刺激を受け、また、今の自分を見つめなおすことができたことが、このプロジェクトに参加した一番の収穫だったと思います。

 

ーーレインボーチルドレンのスタッフへ

今回のプロジェクトに参加できたことは、自分のこれからの人生にとってとても貴重な体験になると思います。このような機会を体験できたのは、代表の石川さんを初めとするスタッフのみなさんが積み上げてきたことがあってこそです。これからも、何らかの形でこの「レインボーチルドレン」の活動にかかわっていけたらと思います。そして、自分も大人になって、「他の誰かのため」に行動できる大人になりたいと思います。

 

Be The Change Project 2018感想(さえ)

 

同志社女子大学 看護学部 2年 関家紗愛

私がレインボーチルドレンの日本チベット学生会議で学んだことは3つあります。

1つ目は対話の大切さです。日本人学生とワークショップをつくる過程を通して、そしてチベット学生との関わりを通して対話がいかに大切かを学びました。ワークショップをつくることがメンバー全員初めてだったため、初めはみんな手探りの状態からスタートしました。またワークショップの対象が一度も会ったことのないチベット人奨学生だったため、文献を読み、実際彼らに関わったことのある方々の話を聞きながら彼らを想像してワークショップ作成をする必要がありました。ワークショップ作成に対するメンバーの思いは強く、考えの違いから衝突することもしばしばあり、ワークショップを根底から考え直すことも数回ありました。その過程の中でお互いが諦めず対話することで解決の糸口が見えてくるということ、そして対話の大切さを学びました。またワークショップ中のチベット奨学生との平和に関する話し合いの中で、一人一人の考え方や視点の違いを知ることでお互いに何か気づきを得ることが出来ました。今回の議論では想定していたほど深い議論を交わすことが出来ませんでしたが、お互いの事を知る一歩は対話であるということを心から感じました。

ダラムサラでのワークショップ
デリーでのワークショップ

2つ目に学んだことは現地に行かなければわからないことがあるという事です。現地に行く前までは本やインターネットを通して学んだ知識をもとにチベット人はこのような人たち。という固定観念を持ち、彼らを一般化して考え、自分たちとは異なる他者として気付かぬうちに認識していました。しかし現地で実際彼らと関わってみて、当たり前の事だけれども、一人一人異なる個性が有り決してチベット人難民とひとまとめに考えられないということに気付かされました。また彼らと対話をする中で、自分と共通すること、また異なることを感じ、実際に会うまで遠い存在だった彼らを一人一人近い存在として捉えられるようになりました。これはとても些細なことのようですが、何かチベット社会について学ぶときやチベット問題について考える時、実際に現地で自分が関わった人々の顔が思い浮かぶことはとても大切なことだと思います。なぜならその事により、その関連事項が身近に感じられ積極的に学ぶ姿勢を持てたり、またそれが何かのアクションを起こすきっかけになり得たりするからです。また、それ以外にもインド、デリーでの大気汚染・衛生環境を身をもって知ることも、ある程度は文献で知ることができますが、現地に行かなければ体感できません。また、インドのスラム街で学ぶ子ども達の様子・スラムの雰囲気も同様に現地に行かなければ体感できないことです。スラムと言えば敬遠されがちですが、そこには人々の生活があり秩序があり人々が暮らしていることを、短時間訪れただけですが感じました。このように、現地に行く前までは文献を読むなどして知ったつもりになっていたことが多々ありましたが、現地に行くことでしか得られない新たな発見や気づきがありました。それと同時に現地の人々に十分に目を向けられていなかった自分の視野の狭さに気付かされました。

スラムスクールにて
スラム街の中央を走る線路前で

3つ目に学んだことは、様々な視野を常に持ち物事の背景を知る姿勢を持つ必要性です。チベット人奨学生と関わる中で、チベット人奨学生達の置かれている現状をある程度しか理解しておらず狭い視野で彼らについて考えていた自分を反省する事が多々ありました。例えば、私たちが関わったチベット人奨学生は数名のチベット語しか話せない学生を除いて、英語が堪能であり英語で自分の意見をしっかりと伝えられていました。またCTAの小学校を訪れた際は生徒は4カ国語を同時に学んでおり、その高度な教育に驚かされました。このように聞けばチベット人の教育の質の高さを書いているだけのように見えます。しかしチベット国内でチベット語教育が禁止されていること、チベット語の使用が規制されていることを考えると、それらの言葉を習得せざるを得ない現状が見えてきます。私はあるチベット人奨学生の友達と話している中で、「日本人は英語が話せる人があまり多くないというけど、自分たちの言語(日本語)により多くの重点を置けることはいいことだね。私たちは英語が話せるけれど、自分たちの言語(チベット語)を正確に話せる人が少ない。英語教育によって失われているものがあるよ。」ということを言われました。このように表面的なことのみをみて彼らの背景を知らなければ、見えてこないものがあります。その為には、様々な視点を持つために情報を収集した現地へ赴いたり、実際現地の人々と話をしたりすること、そして様々な視点を常に持つことを心掛け物事を考えること、そして物事の本質を見極めようと努力することが大切であるということを学びました。

 

インドへの渡航と事前研修を含めた今回のプロジェクトでは決して日本では学べない今後の人生において大切な事を学び、かけがえのない経験しました。第一回日本チベット学生会議は終了しましたが、今後も何らかの形でプロジェクトを通して出会ったチベットの人々やスラムスクールの子ども達と関わっていきたいと思っています。今回のプロジェクトを自分自身の将来への大きな一歩としてこれからさらに前進していこうと思います。

日本チベット学生会議inダラムサラ
日本チベット学生会議inデリー

 

クラウドファンディング達成報告<御礼>

クラウドファンディング目標達成!!

2017年10月17日より募集を開始したクラウドファンディングは、12月14日で全59日間の募集期間を終了し、皆さまのたくさんの応援・ご支援により目標金額を達成することができました。ここにあらためまして、ご報告と心よりの御礼を申し上げます。ありがとうございました。

募集サイト:Readyfor VOYAGE(寄付月間公式認定企画)

募集ページ:https://readyfor.jp/projects/bethechange2018

支援者数:165人

支援総額:1,675,000円(目標金額の115%)

開始当初のプレスリリース(Value Press)では、みんなの応援ランキング1位を1週間キープし、

<応援ボタンの呼びかけにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました>

本日11月4日発売のソーシャル&エコマガジン「ソトコト」12月号にチベット難民の支援として掲載していただき、

<記事にして頂いたVOYAGEの田才さん、ありがとうございました>

11月7日時点では、募集ページに賛同のいいね!が1,000人を超え(最終1,590いいね!)、

<プロジェクトにご賛同いただいた皆さま、ありがとうございました>

11月15日には、オルタナSとYahoo!ニュースに同時掲載いただき、

<オルタナSのライターの方、ありがとうございました>

シェア10円、シェア100円のシェア祭りでは、700名以上の皆さまがシェアで応援くださり、

<シェアで応援くださった皆さま、ありがとうございました>

<スポンサーの株式会社Kurokawa様、ありがとうございました>

〆切前日の12月13日には、奈良新聞に応援記事を掲載いただきました。

<奈良新聞記者の小幡さま、ありがとうございました>

そして、Facebookでの賛同のいいね!応援シェア、プロジェクトページへのいいね!を合計すると、総勢なんと8,000名以上の皆さまに応援頂くことができ、無事に第一ゴールの145万、ネクストゴールの165万を達成し、最終165人の支援者さまより、総額1,675,000円のご支援をいただくことができました。

<応援くださった総勢8,000名の皆さま>

<ご支援くださった165名の皆さま>

本当にありがとうございました。心より深く御礼申し上げます。

レインボーチルドレンのメンバー、Edu×らぼの仲間たち、プロジェクト参加の学生たちも頑張ってくれました。

頑張ってくれたみんな、エールを送り続けてくれた皆さま、Readyfor Voyageの小谷さん、田才さん、VOYAGE4期として同じ航海に参加して励まし合えた国際協力5団体の皆さま、本当にありがとうございました。

そして、レインボーチルドレン立ち上げから今回のプロジェクト決定までを支えてくださったすべての皆さまへ、ありがとうございました!

 


 

Readyforのプロジェクトページには、日本チベット学生会議の誕生秘話や、参加学生の自己紹介、チベット学生のエピソードなど全36話を新着情報として掲載しています。今後も支援者さまへの報告のために3月まで掲載を続けていきます。ぜひ、そちらもご覧ください。

プロジェクトページ新着情報:https://readyfor.jp/projects/bethechange2018/announcements

 

【関西以外学生対象】日本チベット学生会議参加者募集!(インドスタディツアー)

Readyforで日本中より8,000名を超える応援を受けたBe The Change Projectで、全国より10名の学生を追加募集!!

インド、スタディツアー、インターン

▶事前研修1日間 ※参加必須

日時:2018年2月25日(日)13:00~17:00
会場:大阪市北区天満橋1丁目8−30大阪アメニティパークmap
*場所変更可能性あり
先行して研修を受けている関西学生の<第6回目>の研修に合流して、完成したワークショップの演習に共に取り組みます。<第4・5回目研修>にもサテライト参加を案内する可能性があります。

▶スタディツアー

渡航先:インド(デリー、ダラムサラ)12日間
2018年3月8日~3月19日

主催:NPO法人レインボーチルドレン 協力:Edu×らぼ


Be The Change Project とは?

インド、スタディツアー、インターン
インドで難民として暮らすチベット人奨学生

プロジェクトのヴィジョン

本NPOが支援する在印チベット人奨学生と、日本人学生による「第1回日本チベット学生会議」を通して、日本、チベット双方の学生から、平和的な未来のリーダーを育てることを目的とする。

※ チベット人奨学生について(大学生・大学院生)
政治的理由から故郷を追われ、インドで難民として暮らす彼らは、苦境のなかで文化と信仰を守ろうとしている。そんな彼らが、世界に羽ばたくリーダーとして成長することを願って、本NPOは100名に対して奨学金支援を行っています。

チベットプロジェクトについて

 

プロジェクトのミッション

インド、スタディツアー、インターン
「あなたが世界に望む変化に、あなた自身がなりなさい。」by ガンジー

事前研修では先行スタートしている関西学生が、インドでは誰もが知っているガンジーの言葉をテーマに、参加者自身が、どんな世界を望み、どう行動していくべきかを考える対話型のワークショップを、全6回の研修で企画設計しています。
今回の追加募集となる関西以外の学生は、その第6回目の研修に合流してワークショップの演習を行い、またインドスタディツアーの中で、日本チベット学生会議において日本代表学生20名としてワークショップを実施します。

 

プロジェクトのゴール

① チベット人奨学生に新たな学びの機会を提供すること
② あなた自身が、旅と挑戦を通して、自分の可能性を自覚し、人として成長すること

プロジェクト参加費

一人約125,000円

内訳:すべて実費のみ
インド航空運賃(燃油サーチャージ込)約65,000円
インド現地宿泊費(8泊)約20,000円
インド現地食費 約15,000円
インド国内交通費 約10,000円
VISA取得費用・海外旅行傷害保険・関西or成田空港までの交通費 約15,000円
予防接種費用は別途自己負担(個人差あり)

※予防接種等の諸費用等はプロジェクト詳細へ。

 

募集要綱

募集人数:10名
募集対象:関西圏以外の大学・大学院に通う学生
参加条件:以下を全て満たすこと
①プロジェクトの目的を理解し、ワークショップの企画・運営に主体的に取り組むことができること。
②事前研修とスタディツアーの全日程に参加できること。
③中学英語レベルの日常会話ができること。
④プロジェクト途中・終了後の課題や感想文の提出が出来、それらの公表を了承すること。(大学名・専攻・氏名・写真を含みます)
⑤インドは開発途上国であるリスクを承知し、自己責任において参加が可能であること。(未成年者は保護者の承諾が必要です)

 

応募方法・選考

こちらの応募フォームより必要事項を記入・送信ください。

 

<先着優先>応募者多数の場合、申込み内容または面接にて決定します。

応募締め切り:2017年1月7日(日)23時59分フォーム送信まで

※諸費用等はプロジェクト詳細へ。

 

関西代表学生について

関西学生10名は9月に実施した募集で集められました。翌10月にチベット亡命政府訪問した際、Be The Change Project 2018は初の「日本チベット学生会議」として公式に行うことが決定し、関西だけでなく全国の学生を集め、日本代表学生として臨むことが決定しました。すでに関西学生は年内3回の研修を終え、現在ワークショップの設計に取り掛かっています。

帰国後、Readyforにて会議開催費用の一部をクラウドファンディングで募り、その情報は雑誌ソトコト、オルタナS、Yahoo!ニュース、奈良新聞にも取り上げられ、総勢8,000名を超える応援の下に1,675,000円の調達に成功しました。Readyforの新着情報には、関西学生の応募動機や現在の抱負、国内事前研修の様子など全35回にわたって紹介されています。ぜひこちらをご覧ください。

 

応募・選考スケジュール

募集開始 2017年12月20日
応募締め切り 2018年1月7日
選考期間 応募~2018年1月10日(先着優先)
参加確定連絡 2018年1月11日迄
参加申込書提出 2018年1月18日

*選考にあたっては、メールでの質問やスカイプ面談を行うこともあります。応募者多数の場合、来年度以降の運営を考慮し、関東の学生を優先して選考します。

インド、スタディツアー、インターン

 

プロジェクト詳細

★事前研修内容(関西学生ベース)

第1回 2017年11月 5日
第2回 2017年11月26日
第3回 2017年12月17日
第4回 2018年 1月14日
第5回 2018年 2月 4日
第6回 2018年 2月25日
予備日 2018年 3月 4日
 【第1回】 プロジェクトを知る
 【第2回】 奨学生を知る
 【第3回】 コンセプトをつくる
 【第4回】 ワークショップをつくる①
 【第5回】 ワークショップをつくる②
 【第6回】 ワークショップをやってみる
ワークショップを完成させる

*第6回は、大学生によるワークショップの自演を英語で行います。結果を受けて再設計が必要な場合は、予備日もしくは自主ミーティングを行い完成を目指します。

 

★事前研修でワークショップをつくること

ワークショップは講義のような一方向的で受動的な学びの場ではなく、その場にいる人達が相互に協力しながら何かを作り出し、新しい気付きや発見を得る能動的な学びの場です。

そんなワークショップを企画する上で大切なのは、「共感力」「想像力」「創造力」の3つ。

今回のツアーに当てはめて考えると、チベット人奨学生が置かれてきた社会的な背景、どのような事を考え、何を求めているのだろうかといったことに深く”共感”し、本当に彼ら・彼女らに必要な対話や学びは何かを”想像”し、それらを得ることができるワークショップを”創造”する。

参加される皆さんには、全6回のワークショップの準備を通して上記の能力を養ってもらうと共に、チベット人奨学生に対して深く理解をしてもらいます。

 

★インドでのスケジュールと内容

インド、スタディツアー、インターン
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<デリー>

  • 奨学生50名とのワークショップ(デリーの大学で学ぶ奨学生)
  • 現地社会問題の視察(スラム奨学生がガイド)

<ダラムサラ>

  • 奨学生50名とのワークショップ(サラ大学・ノルブリンカで学ぶ奨学生)
  • 奨学生との共同生活(サラ大学宿泊)
  • マインドフルネス体験
  • 高僧との対話
  • チベット亡命政府視察(ロブサン・センゲ首相、ノドゥプ教育大臣面談予定)

<宿泊予定先>

★ロケーションイメージ図

インド、スタディツアー、インターン
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★チベット人奨学生に関して

彼らに出会うと、その魂の美しさと思慮深さに心打たれる。
平和を愛し他者に尽くす、精神性。
物事を深く考え問い続ける、知性。

「チベット」という国名は、今、地図上に存在しない。難民としてインドで暮らす彼らは、その苦境の中で文化と信仰を守ろうとしている。

困難な状況下で奨学金なくして学べない彼らを支援したい。また、彼らと共に日本人学生も学び、国籍、文化、信条あらゆる違いを乗り越える平和的な社会のリーダーを育てたい。

参照:チベットの社会的背景と問題意識

★前回 Be The Change Project 2017について

インド、スタディツアー、インターン

2017年春に「Dream and Action workshop」と題して、デリー・ダラムサラ2箇所において奨学生65名を対象としたワークショップを行いました。ワークショップの後、奨学生たちにアンケートをとったところ、100%が満足したと回答しており、次回の開催を楽しみにしています。

インド、スタディツアー、インターン
ダラムサラの会場となったサラ大学にて 2017.3
インド、スタディツアー、インターン
デリーの会場となったダライ・ラマビューローにて 2017.3

詳しくは、Be The Change Project 2017 実施報告およびBe The Change Project 2017 参加者アンケートをご覧ください。

 

★他のスタツアと違うポイント

インド、スタディツアー、インターン

  • 教育がもつ可能性を再認識することができます。
  • 自分たちで企画したワークショップをインドで開催できます。
  • チベット難民問題を深く理解することができます。
  • 同世代で境遇の異なるチベット人奨学生と繋がることができます。
  • アイデンティティについて考える機会になります。
  • 首相や大臣と対話する機会があります。

★こんな学生にオススメ、こんな学生に来て欲しい

  • 途上国支援に関心があり、NGOの国際支援現場を体験したい。
  • 自分の目で見て、肌で感じたい。
  • パックツアーではできない体験を通じて、社会問題を深く理解したい。
  • 学生時代に困難な課題にチャレンジした経験を積みたい。
  • 国際支援や教育系のNGOでインターンを経験したい。
  • 自分に何ができるのかを模索している。
  • 「教育」「リーダー」「難民」「チベット」「インド」「スラム」というワードに興味がある。

★こんなことを学びます、得られること

  • 対話型ワークショップ(フューチャーセッション)の企画・運営を学ぶことができます。
  • 視野を広げ、新たな価値観を得ることで、多面的な見方を身につけることができます。
  • アジアにおける同世代学生との交流が新たな仲間作りへ繋がります。チベット人奨学生だけでなく、スラムから大学院へ通う奨学生とも友達になれます。
  • 就職活動において自信をもって経験を語ることができます。
  • プロジェクトの成功体験がその後の人生の財産となります。
  • 2022年に人口世界一となるインドが抱える諸問題を肌で体験できます。

★過去のインターン生・スタディツアー参加者の感想

初めまして。インターンの五郎です!

自分「お腹の調子が悪いんだ」 インド人「何か変なもの食べた?」 自分「いいや、食べてないよ」 インド ...

2017春のスタツア感想文①~たてくんの場合(大学院生・大阪)

私は、今回のスタディツアーに奨学生を対象にしたワークショップの運営という役割でスタディツアーに参加し ...

【初めてのインド訪問】帯広畜産大学共同獣医学課程4年黒澤拓斗

今回、一か月のインド訪問を決めた理由は貧困を見るためである。インドは現在、めざましい発展をとげている ...

ゆうかのインド奮闘記 まとめ①

ナマステ〜 お久しぶりの元現地インターン、ゆうかです。私の任期は終了したので、今日は日本から更新しま ...

現地インターンやボランティアを体験した学生のブログページ、過去11回のスタディツアーに参加した82名の体験が詰まったスタディツアー参加者の感想文もぜひご覧ください。

★安全面に関して

インドへのスタディツアーは個人旅行の団体行動として企画しています。旅行会社の企画ツアーとすると倍近くの旅行費用となりますが、経済的負担が厳しい大学生が参加できるように旅費部分の負担を無くしました。旅行費用はできる限り安い手段を使い最低限に抑えて企画し、その費用は助成金で賄う計画です。

ですのでリスク管理は自己責任となり、アクシデント発生時の責任は団体として負い兼ねます。キャンセル時の費用負担・海外旅行傷害保険の加入・予防接種の判断はもちろん、未成年者は保護者の承諾のもとにご参加ください。

レインボーチルドレンは過去11回(2017秋で12回)スタディツアーを行っており、インドにおけるリスク回避には積み上げてきた経験があります。今回のプロジェクトで訪れる訪問先も危険地域は含まれておりません(外務省危険情報:2017.9現在)。

・外務省海外安全ホームページ(インド)http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html#ad-image-0

しかし世界のどこへ行っても、突発的な災害や危機、不慮の事故から身を守るのは自分であることを肝に銘じて、応募ください。

 

★Q & A

Q.レインボーチルドレンとはどんなNPOですか?

インド、スタディツアー、インターン

レインボーチルドレンは2012年にインドで活動を開始したNPOです。6年目となる現在、認定NPOを申請中ですが、認定されると奈良県で2番目の認定NPOとなります。認定NPOは税制上の優遇措置を認められたNPO法人で、全国に僅か2%しか存在しません。(認定NPO:1,026 / NPO:51,704, 2017.7現在, 総務省HPより)

メインとなる奨学金事業(高等教育)では、今年度100名がインドの大学・大学院で学びます。対象となるチベット難民・スラムの若者から未来のリーダーへの育成に取り組んでいます。

奨学金事業、活動資金の90%以上を一般個人・企業よりの寄附で運営し、またGoogle・Yahoo!・Softbank等の非営利活動法人向けサポートを得て運営しています。詳細は本サイトの各情報をご覧ください。

Q.インドは危ない国と聞いたのですが。

開発途上国としての危険度は他の国とさほど変わりはありません。テロが多発する欧州や、殺人強盗が多いアフリカや中南米と比べると、生命に関わる危険度はむしろ低いと言えます。ただ、自覚の不足した日本人旅行客が軽犯罪の被害に遭うことが多く、ぼったくり・スリ・睡眠薬強盗の被害は後を絶ちません。レインボーチルドレンでは年2回、過去12回のスタディツアーを行っており、こうした分かりやすい危険は回避できると思われます。

Q.VISA取得や海外旅行傷害保険の加入方法、予防接種について経験がないので分からないのですが。

いずれも事前研修で説明を行い、サポートする予定です。
・インドのVISA取得は正確に書類記入ができれば難易度は高くありません。申請は個々となりますが、しっかりとサポートします。費用は1,550円です。
・海外旅行傷害保険は必ず加入ください。推奨プランをネット加入の場合3,280円程度です(三井住友海上/アジア11日間タイプAの場合)。
・トラベルクリニックで予防接種を受ける場合、種類にもよりますが診察代を含めて3万円~7万円程度かかります。

在インド日本国大使館(インド赴任・旅行前に受けておきたい予防接種) http://www.in.emb-japan.go.jp/Japanese/Medical_New/vaccines2.html

Q.英語はどれくらい話せたらよいですか?

ワークショップの共通言語は英語となります。参加者のチベット人奨学生は、チベット語・英語・ヒンディー語・中国語を話します。共同作業であるワークショップにおいては、「自分の意見を話す・相手の意見を聞く」という英語コミュニケーション能力は必須条件となります。ただ一部自己亡命者(難民1世)はチベット語しか話せない場合もあります。グループワークなのでお互いが助け合う意識をもって臨めば、翻訳ツールも使いながらカバーできると思います。

Q.既に研修中の関西学生と、今回募集の学生の違いを教えてください。

関西代表学生は9月に公募で集められました。6か月に渡るプロジェクトであり、インターン生として全6回の国内事前研修を受け、インドで行うワークショップの企画・設計を行っています。今回募集する全国の学生は3月のスタディツアーに参加し、関西学生と合流して日本チベット学生会議に臨みます。ワークショップに関して現地の説明だけでは運営が難しく、国内6回目の研修に参加してもらうことで、事前にワークショップの目的や流れを把握し、日本代表学生としてのチームワークを発揮できると考えています。

Q.Readyforで2020年アジア学生会議開催予定と書いてありました。

今回の第1回日本チベット学生会議は、すでに第2回(2019年3月)の準備にも取り掛かっています。第2回よりは、経験した学生を中心に東西(関西・関東学生)同時進行で計6回の国内研修を予定しています。そして翌年2020年には東京でアジア学生会議を開催する計画を進行中です。同じくアジアで高等教育や学生会議に取り組むNGO・学生団体と共同で、アジアの各地域・民族代表の学生たちと国際会議を開催する予定です。現在1回生・2回生の学生は、アジア学生会議運営のコアメンバーとして手伝ってもらえると嬉しいです。

 

その他、応募を判断するための質問がある場合は、遠慮なくこちらよりお問い合わせ下さい。

 

インド、スタディツアー、インターン

 


【関西発】「日本×チベット」の架け橋をつくる!インドスタディーツアー参加学生募集!(インターン適用)

 

応募締め切りは2017年9月30日です。

インド12日間 60,000円!!

インド、スタディツアー、インターン

Be the change project 2017実践報告

▶事前研修6日間 ※参加必須

会場:大阪市北区天満橋1丁目8−30大阪アメニティパークmap
(11月~3月の日曜日13:00~17:00)

第1回 2017年11月 5日
第2回 2017年11月26日
第3回 2017年12月17日
第4回 2018年 1月14日
第5回 2018年 2月 4日
第6回 2018年 2月25日
予備日 2018年 3月 4日

▶スタディツアー

派遣先:インド(デリー、ダラムサラ)12日間
2018年3月8日~3月19日

▶プロジェクトの振り返り(大阪市内)

2018年3月末日までの1日 (日程未定)

主催:NPO法人レインボーチルドレン 協力:Edu×らぼ


Be The Change Project とは?

インド、スタディツアー、インターン
インドで難民として暮らすチベット人奨学生

プロジェクトのヴィジョン

本NPOが支援する在印チベット人奨学生と、日本人学生との交流を通して、日本、チベット双方の学生から、平和的な未来のリーダーを育てたい!

※ チベット人奨学生について
政治的理由から故郷を追われ、インドで難民として暮らす彼らは、苦境のなかで文化と信仰を守ろうとしている。そんな彼らが、世界に羽ばたくリーダーとして成長することを願って、本NPOは奨学金支援を行っている。

チベットプロジェクトについて

 

プロジェクトのミッション

インド、スタディツアー、インターン
「あなたが世界に望む変化に、あなた自身がなりなさい。」by ガンジー

事前研修では、インドでは誰もが知っているガンジーの言葉をテーマに、参加者自身が、どんな世界を望み、どう行動していくべきかを考える対話型のワークショップを企画します。
インドスタディツアーの中で、チベット人奨学生を招き、企画したワークショップを実施します。

インド、スタディツアー、インターン

 

プロジェクトのゴール

① チベット人奨学生に新たな学びの機会を提供すること
② あなた自身が、旅と挑戦を通して、自分の可能性を自覚し、人として成長すること

Be the change project 2017実践報告

 

プロジェクト参加費

一人60,000円

内訳:
36,000円 チベット人奨学生への奨学金寄付
24,000円 プロジェクトの運営経費

※あなたの寄付でチベット人奨学生ひとりが半年間大学に通うことができます!
※ツアーの渡航費、宿泊費用となる約10万円は、同時募集のクラウドファンディングで賄う予定であるため不要となります(参加学生負担なし)。

 

その他かかる費用

VISA取得費用・海外旅行傷害保険・関西空港までの交通費(目安1万円程度)、現地食費(目安1万5千円程度)、予防接種費用(個人差あり)等は別途自己負担となります。

※トータル費用目安は、参加費6万円+諸費用1万円+食費1万5千円=「約8万5千円」+予防接種費用(個人差あり)となります。
※予防接種等の諸費用、キャンセルポリシーはプロジェクト詳細へ。

 

募集要綱

募集人数:12名
募集対象:関西圏の大学・大学院に通う学生
受入形態:本プロジェクトを遂行するインターンとして
参加条件:以下を全て満たすこと
①プロジェクトの目的を理解し、ワークショップの企画・運営に主体的に取り組むことができること。
②事前研修とスタディツアーの全日程に参加できること。
③中学英語レベルの日常会話ができること。
④プロジェクト途中・終了後の課題や感想文の提出が出来、それらの公表を了承すること。(大学名・専攻・氏名・写真を含みます)
⑤インドは開発途上国であるリスクを承知し、自己責任において参加が可能であること。(未成年者は保護者の承諾が必要です)

 

応募方法・選考

こちらの応募フォームより必要事項を記入・送信ください。

 

<先着優先>応募者多数の場合、申込み内容または面接にて決定します。

応募締め切り:2017年9月30日(土)23時59分フォーム送信まで

※諸費用、キャンセルポリシーはプロジェクト詳細へ。

インド、スタディツアー、インターン

 

応募・選考スケジュール

募集開始 2017年9月1日
応募締め切り 2017年9月30日
選考期間 応募~2017年10月10日(先着優先)
参加確定連絡 2017年10月11日
参加申込書提出 2017年10月18日
参加費振込〆切 2017年10月23日

*選考にあたっては、メールでの質問やスカイプ面談を行うこともあります。

インド、スタディツアー、インターン

 

プロジェクト詳細

★事前研修内容

 【第1回】 プロジェクトの説明
 【第2回】 ワークショップのつくり方
 【第3回】 コンセプトをつくる
 【第4回】 問を立てる
 【第5回】 活動を組み立てる
 【第6回】 やってみる

*第6回は、大学生によるワークショップの自演を英語で行います。結果を受けて再設計が必要な場合は、予備日もしくは自主ミーティングを行い完成を目指します。

 

★事前研修でワークショップをつくること

ワークショップは講義のような一方向的で受動的な学びの場ではなく、その場にいる人達が相互に協力しながら何かを作り出し、新しい気付きや発見を得る能動的な学びの場です。

そんなワークショップを企画する上で大切なのは、「共感力」「想像力」「創造力」の3つ。

今回のツアーに当てはめて考えると、チベット人奨学生が置かれてきた社会的な背景、どのような事を考え、何を求めているのだろうかといったことに深く”共感”し、本当に彼ら・彼女らに必要な対話や学びは何かを”想像”し、それらを得ることができるワークショップを”創造”する。

参加される皆さんには、全6回のワークショップの準備を通して上記の能力を養ってもらうと共に、チベット人奨学生に対して深く理解をしてもらいます。

 

★インドでのスケジュールと内容

インド、スタディツアー、インターン
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<デリー>

  • 奨学生50名とのワークショップ(デリーの大学で学ぶ奨学生)
  • 現地社会問題の視察(スラム奨学生がガイド)

<ダラムサラ>

  • 奨学生50名とのワークショップ(サラ大学・ノルブリンカで学ぶ奨学生)
  • 奨学生との共同生活(サラ大学宿泊)
  • マインドフルネス体験
  • 高僧との対話
  • チベット亡命政府視察(ロブサン・センゲ首相、ノドゥプ教育大臣面談予定)

<宿泊予定先>

★ロケーションイメージ図

インド、スタディツアー、インターン
画像クリックでPDF表示


★チベット人奨学生に関して

彼らに出会うと、その魂の美しさと思慮深さに心打たれる。
平和を愛し他者に尽くす、精神性。
物事を深く考え問い続ける、知性。

「チベット」という国名は、今、地図上に存在しない。難民としてインドで暮らす彼らは、その苦境の中で文化と信仰を守ろうとしている。

困難な状況下で奨学金なくして学べない彼らを支援したい。また、彼らと共に日本人学生も学び、国籍、文化、信条あらゆる違いを乗り越える平和的な社会のリーダーを育てたい。

参照:チベットの社会的背景と問題意識

★前回 Be The Change Project 2017について

インド、スタディツアー、インターン

2017年春に「Dream and Action workshop」と題して、デリー・ダラムサラ2箇所において奨学生65名を対象としたワークショップを行いました。ワークショップの後、奨学生たちにアンケートをとったところ、100%が満足したと回答しており、次回の開催を楽しみにしています。

インド、スタディツアー、インターン
ダラムサラの会場となったサラ大学にて 2017.3
インド、スタディツアー、インターン
デリーの会場となったダライ・ラマビューローにて 2017.3

詳しくは、Be The Change Project 2017 実施報告およびBe The Change Project 2017 参加者アンケートをご覧ください。

 

★他のスタツアと違うポイント

インド、スタディツアー、インターン

  • 教育がもつ可能性を再認識することができます。
  • 自分たちで企画したワークショップをインドで開催できます。
  • チベット難民問題を深く理解することができます。
  • 同世代で境遇の異なるチベット人奨学生と繋がることができます。
  • アイデンティティについて考える機会になります。
  • 首相や大臣と対話する機会があります。

★こんな学生にオススメ、こんな学生に来て欲しい

  • 途上国支援に関心があり、NGOの国際支援現場を体験したい。
  • 自分の目で見て、肌で感じたい。
  • パックツアーではできない体験を通じて、社会問題を深く理解したい。
  • 学生時代に困難な課題にチャレンジした経験を積みたい。
  • 国際支援や教育系のNGOでインターンを経験したい。
  • 自分に何ができるのかを模索している。
  • 「教育」「リーダー」「難民」「チベット」「インド」「スラム」というワードに興味がある。

★こんなことを学びます、得られること

  • 対話型ワークショップ(フューチャーセッション)の企画・運営を学ぶことができます。
  • 視野を広げ、新たな価値観を得ることで、多面的な見方を身につけることができます。
  • アジアにおける同世代学生との交流が新たな仲間作りへ繋がります。チベット人奨学生だけでなく、スラムから大学院へ通う奨学生とも友達になれます。
  • 就職活動において自信をもって経験を語ることができます。
  • プロジェクトの成功体験がその後の人生の財産となります。
  • 2022年に人口世界一となるインドが抱える諸問題を肌で体験できます。

★過去のインターン生・スタディツアー参加者の感想

初めまして。インターンの五郎です!

自分「お腹の調子が悪いんだ」 インド人「何か変なもの食べた?」 自分「いいや、食べてないよ」 インド ...

2017春のスタツア感想文①~たてくんの場合(大学院生・大阪)

私は、今回のスタディツアーに奨学生を対象にしたワークショップの運営という役割でスタディツアーに参加し ...

【初めてのインド訪問】帯広畜産大学共同獣医学課程4年黒澤拓斗

今回、一か月のインド訪問を決めた理由は貧困を見るためである。インドは現在、めざましい発展をとげている ...

ゆうかのインド奮闘記 まとめ①

ナマステ〜 お久しぶりの元現地インターン、ゆうかです。私の任期は終了したので、今日は日本から更新しま ...

現地インターンやボランティアを体験した学生のブログページ、過去11回のスタディツアーに参加した82名の体験が詰まったスタディツアー参加者の感想文もぜひご覧ください。

 

★キャンセルポリシー

出発前に緊急の個々理由で参加をキャンセルする場合、まずはご一報ください。キャンセル返金は以下となります。

参加確定~2017年12月31日 40%
~2018年2月28日 20%
2018年3月1日以降  0%

*参加確定は、参加申込書提出および参加費の受領いずれも完了した日となります。
*ツアー参加費の内訳60%は奨学金寄附への充当であり、キャンセル時もお返しできません。ただし、次回参加の際は免除させていただきます。

 

★安全面に関して

インドへのスタディツアーは個人旅行の団体行動として企画しています。旅行会社の企画ツアーとすると倍近くの旅行費用となりますが、経済的負担が厳しい大学生が参加できるように旅費部分の負担を無くしました。旅行費用はできる限り安い手段を使い最低限に抑えて企画し、その費用は助成金で賄う計画です。

ですのでリスク管理は自己責任となり、アクシデント発生時の責任は団体として負い兼ねます。キャンセル時の費用負担・海外旅行傷害保険の加入・予防接種の判断はもちろん、未成年者は保護者の承諾のもとにご参加ください。

レインボーチルドレンは過去11回(2017秋で12回)スタディツアーを行っており、インドにおけるリスク回避には積み上げてきた経験があります。今回のプロジェクトで訪れる訪問先も危険地域は含まれておりません(外務省危険情報:2017.9現在)。

・外務省海外安全ホームページ(インド)http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html#ad-image-0

しかし世界のどこへ行っても、突発的な災害や危機、不慮の事故から身を守るのは自分であることを肝に銘じて、応募ください。

 

★Q & A

Q.レインボーチルドレンとはどんなNPOですか?

インド、スタディツアー、インターン

レインボーチルドレンは2012年にインドで活動を開始したNPOです。6年目となる現在、認定NPOを申請中ですが、認定されると奈良県で2番目の認定NPOとなります。認定NPOは税制上の優遇措置を認められたNPO法人で、全国に僅か2%しか存在しません。(認定NPO:1,026 / NPO:51,704, 2017.7現在, 総務省HPより)

メインとなる奨学金事業(高等教育)では、今年度100名がインドの大学・大学院で学びます。対象となるチベット難民・スラムの若者から未来のリーダーへの育成に取り組んでいます。

奨学金事業、活動資金の90%以上を一般個人・企業よりの寄附で運営し、またGoogle・Yahoo!・Softbank等の非営利活動法人向けサポートを得て運営しています。詳細は本サイトの各情報をご覧ください。

Q.インドは危ない国と聞いたのですが。

開発途上国としての危険度は他の国とさほど変わりはありません。テロが多発する欧州や、殺人強盗が多いアフリカや中南米と比べると、生命に関わる危険度はむしろ低いと言えます。ただ、自覚の不足した日本人旅行客が軽犯罪の被害に遭うことが多く、ぼったくり・スリ・睡眠薬強盗の被害は後を絶ちません。レインボーチルドレンでは年2回、過去12回のスタディツアーを行っており、こうした分かりやすい危険は回避できると思われます。

Q.VISA取得や海外旅行傷害保険の加入方法、予防接種について経験がないので分からないのですが。

いずれも事前研修で説明を行い、サポートする予定です。
・インドのVISA取得は正確に書類記入ができれば難易度は高くありません。申請は個々となりますが、しっかりとサポートします。費用は1,550円です。
・海外旅行傷害保険は必ず加入ください。推奨プランをネット加入の場合3,280円程度です(三井住友海上/アジア11日間タイプAの場合)。
・トラベルクリニックで予防接種を受ける場合、種類にもよりますが診察代を含めて3万円~7万円程度かかります。

在インド日本国大使館(インド赴任・旅行前に受けておきたい予防接種) http://www.in.emb-japan.go.jp/Japanese/Medical_New/vaccines2.html

Q.英語はどれくらい話せたらよいですか?

ワークショップの共通言語は英語となります。参加者のチベット人奨学生は、チベット語・英語・ヒンディー語・中国語を話します。共同作業であるワークショップにおいては、「自分の意見を話す・相手の意見を聞く」という英語コミュニケーション能力は必須条件となります。ただ一部自己亡命者(難民1世)はチベット語しか話せない場合もあります。グループワークなのでお互いが助け合う意識をもって臨めば、翻訳ツールも使いながらカバーできると思います。

Q.ワークショップの設計などしたことがないので不安です。

第2回目の事前学習で対話型ワークショップの設計を学びます。第3回目以降は学生自身に設計してもらいますが、Edu×らぼスタッフからアドバイスを受けながら進めてもらいます。第6回目は作り上げたワークショップを自分たちでやってみて、必要な修正を加えた後にインドでの本番実施となりますので、安心してご参加ください。

Q.国内全6回の事前学習で行けない日があります。

「国内6回+インド」は必須条件となります。予め参加できない日がある場合は参加資格を満たさないことになります。プロジェクト参加確定後にどうしても行けない日が発生した場合はご相談ください。

 

その他、応募を判断するための質問がある場合は、遠慮なくこちらよりお問い合わせ下さい。

 

インド、スタディツアー、インターン

 


 <追記情報>

Q.クラウドファンディングについて教えて下さい。

Readyfor VOYAGEにて10月半ばより開始することが決定しました。Readyfor VOYAGEは過去3期27のプロジェクトにおいて総支援金額1億円を突破した、国際支援に特化したプログラムです。今回第4期メンバーとして、他の5団体の仲間(クルー)と共にチャレンジします。

ちなみに、Readyforでのクラウドファンディングは、3年振り2度目のチャレンジとなります。前回(世界のスラムを救うプロジェクト)の成功体験をもとに、今回も必ず成功させます。ただし、今回のBe The Change Project 2018は、クラウドファンディングの成否にかかわらず必ず実施しますので、ご安心ください。

Q.スタディーツアーとインターン両方の記載がありますが、どちらの募集でしょうか?

今回のプロジェクトは長期に及ぶためあくまでも「インターン」となりますので後日インターン申込書を提出いただきます。従来行ってきたスタディツアーは、10日間前後のツアー日程にのみ参加してもらうものでしたので、事前の研修は含まないものでした。今回は国内で全6回の研修の後に、来年3月の訪印において研修成果の場を迎えます。

Q.チベットやインドの民族や歴史と教育のあり方について学ぶことはできるのでしょうか?

全6回の事前研修第1回目は、レインボーチルドレンの活動とチベット人奨学生の背景を理解いただくために、チベット難民の現状やその教育の現状について説明します。残り5回は、100名のチベット人奨学生と行うワークショップを設計していく工程となります。もちろんその都度必要な質疑には応えていく予定です。

そして、今回は残念ながらインドについて学ぶ場面はほぼありません。インドの教育や民族性について研修で触れることはありますが、今回はチベットプロジェクトがメインです。また、3月訪印時には現在支援するスラムの小学校は訪問する予定です(スラムプロジェクト)。

 

Be The Change Project 2017 参加者アンケート

 

2017年春に開催した奨学生ミーティング「Dream and Action workshop」の参加者アンケート結果です。

日時:2017年3月14日および19日、各3時間

開催場所・対象人数:ダラムサラ/サラ大学/47名・デリー/ダライラマビューロー/11名

アンケート回収:有効回答31名(参加58名中)


参加した場所

性別

これまでの参加回数

これまで年に2回奨学生ミーティングを実施しています。ゲームを主とした親睦を深める交流や、互いの文化を伝える文化交流でしたので、学生を主体としたワークショップは2017春が初めての開催となりました。

ワークショップの満足度(7段階評価)

Extremely satisfied 非常に満足:51.6%
Moderately satisfied そこそこ満足(適度に満足):41.9%
Slightly satisfied おおむね満足(少し、若干満足):6.5%

100%の参加者が満足と答えています。

 

ワークショップの感想(自由記述)

  • まず、このワークショップを開催してくださったことに感謝したいと思います。私はこのワークショップの一員になれてとてもうれしかったです。私にとっては、グループ活動やワークショップで企画された小規模なゲームで楽しい学習でした。私は、私たちのライフスタイルの改善のために、今後ももっとワークショップに参加したいと願っています。
  • 私はこのワークショップで素晴らしい時間を過ごしました。それは私が立っている、そして私の内なる目標が何であるか、私自身を内省しました。私は他の仲間のグループメイトからも学ぶことができました。私はこのワークショップはとてもすばらしく、教育的であったと思います。
  • ゲームの準備ができていて、とても面白かったです。私も楽しみました。このような計画を立てることができれば、それは私たちの活動にも役立つと思います。みなさんの優しさに感謝しています。
  • それはまさに”非暴力”について学ぶワークショップであり、私は、”非暴力”が私たちの将来の世界を変える可能性があるとも信じています。まさにこのワークショップのように!
  • 非常に熱心なワークショップでしたし、楽しかったです。私はこのようなワークショップがとても好きです。将来の夢について考えるのはとても興味深く、素晴らしい機会でした。
  • 私は再会を本当に楽しみました。ワークショップの運営は素晴らしかったです。みなさんに感謝したいと思います。
  • とても面白かったです。私はこのようなことを初めて経験しました。夢と行動のワークショップとしてこのリーダーシップ・ワークショップの内面を取り上げることはとても面白かったです。
  • みなさんに会えたことは嬉しかったですし、それは私の人生の素晴らしい瞬間でした。私が行ったワークショップはとてもすばらしく、あらゆる分野でより良くなったり、私の夢を達成するための知識を得ることができるようなものだったと思います。こんなワークショップが続くなら、私たちにとって非常に役に立つでしょう。
  • わたしたちの将来の夢を力づけてくださり感謝したいと思います。 3度目に皆さんにお会いするのはとても楽しいものでした。ワークショップの活動は、みなさんの私たちの夢に対する心からの関わりを示していて、この関わりは日本とチベットの人々の結びつきの架け橋になっていると思います。
  • 夢と行動のワークショップに関して、私はいくつか言いたいことがあります。まず、ワークショップ自体はよく運営され、すべての資料が適切に準備されていました。しかし、私は大人としては何か退屈で、それほど対話的ではないと感じました。スポンサーとして、なぜあなたは資金援助をしているのか、奨学生たちの実際の状況はどうなのかを知ることが重要であると思います。難民の生徒の中には、他の人よりもみなさんの助けが必要な人もいます。それを知るためにもっと対話をする時間を設ける必要があると思います。
  • ワークショップは私たちの学校生活の中でとても重要でした。それは私たちに自信を与えてくれました。
  • ワークショップはわたしにとってポジティブな印象でした。めったにしない自分自身を反映することができる良い機会でした。
  • 楽しく、魅力的で、エネルギッシュで、非常に役に立つものでした。
  • ワークショップは素敵でシンプルです。私はワークショップをとても楽しみました。
  • 私はこのワークショップから多くを学びました。とても楽しかったです。
  • まず私がこのワークショップの一員であること自体、まるで喜ばしい幸運のような気分になりました。テーマであったリーダーシップは、私たちの責任感を気づかせてくれ、私たちがした活動は、リーダーシップをもった人生へ向けて、私の強さ弱さを認識するのを助けてくれました。
  • 楽しかったです。多くの新しい人を知り、多くの新しいことを学びました。
  • ワークショップはお互いに仲良くなるのにとても素晴らしかったです。私は本当に楽しみました..私たちに対するみなさんの心からのサポートに感謝します..💓
  • ワークショップは良かったし、楽しかったです。
  • まずはじめに、温かい”タシデレ”をレインボーチルドレンの奨学金のスポンサーみなさまに伝えたいと思います。私はワークショップの間、本当に幸せで楽しみました。そして、私はこのワークショップに概ね満足しました。実際には、ワークショップの目的はお互いに親しみを感じることでした。そのためにグループを作り、今はお互いに本当に仲良くすることができています。ありがとうございました。
  • 私はワークショップで本当に楽しかったです。実際、ワークショップの目的はお互いに親しみを感じることです。そのワークショップを通して私はすべてのメンバーにより親しみを感じることができました。
  • 素晴らしかったです。そして多くのことを学びました。
  • 私は本当に幸せでした、そしてレインボーチルドレン奨学金のすべてのスポンサーに感謝します。ワークショップを開催することの目的は、お互いの親睦を深めることです。私はワークショップの間中、すべてのメンバーにより親しみを感じました。
  • まずこのようなワークショップを受ける機会を作って下さったことに感謝したいと思います。そしてとても興味深いものでした。
  • 非常に魅力的なワークショップでした。
  • ワークショップは本当にうまくいきました。非常に教育的でした。それから多くを学ばせていただきました。
  • ワークショップは素晴らしいです。私はとても多くのことを学び、楽しい時間を過ごしました。素晴らしいワークショップに感謝しています。
  • 簡単にできるワークショップで、とてもよかったです。

 

改善点があれば教えてください(自由記述)

  • 私は、このような状況に直面することに、さらに自信が持てるようなグループ活動のワークショップに参加でき、本当に楽しめました。
  • 将来、グループ活動に参加する機会があれば、私はさらに幸せです。
  • このワークショップの印象は、私は特別に高く評価しています。
  • 会場が非常にごちゃごちゃしていると感じました。
  • グループ分けについては、既に知り合っている人同士が一緒になってはいけないと感じました。グループ分けのために、メモを使い男女混合にするのはどうでしょうか?
  • 私たちが次回、ドレスコードで参加できたら素晴らしいと思います。
  • いいえ!改善点はありません。
  • 楽しいものでしたが、その特定の時間にすべてを完了することができなかったため、時間が長くなるともっと楽しいでしょう。
  • 私たちが学ぶだけでなく、楽しく過ごせるように、ゲーム形式のワークショップ。
  • 私たちが相互作用できるもっと長い時間の交流があるといいです。
  • 主催者が流暢な英語を話す人と一緒に来てくれれば素晴らしいと思います。ワークショップでの貴重な時間を節約し、参加者とリソース担当者とのコミュニケーションを向上させると思います。
  • 私はワークショップと一緒に小さなゲームを行えば、より活気に満ちたものになると思います。
  • 私たちの会合の時間はとても短いので、次回の会合でもっと時間を取ればより良くなると思います。
  • この作業に対する私の見解によると、本当に私の知識を向上させ、活動を通してたくさんの新しいアイデアや思考でオープンマインドにさせてくれるものでした。これは、私たちが次の旅でもっと楽しくエネルギッシュな活動を期待する”余白”となり、来年の出会いまでの出発日へとすでにカウントダウンが始まっていたのだと思います。
  • 私は、もっと活動的な内容だったらよかったなぁと思います。
  • はい、私はワークショップを通して前にあなたに言いました。私たち自身はより親しくなりましたが、スポンサーはワークショップに参加しなければなりません。そうすればもっと面白くなり、私たちの見解や問題も分かち合うことができます。
  • 全てが素晴らしかったという代わりになるような、そのような提案は特に私からはありません。
  • 私は言いたいことは何もありませんが、私の考えではレインボーチルドレン奨学金のスポンサーのすべてがワークショップで私たちと一緒に参加できるようになるともっと良いと思いました。次回のワークショップで、スポンサーがすべて来てくれることを願っています。ありがとうございました。
  • 私は言うことは何もありません。しかし、私の見解では、ワークショップでレインボーチルドレン奨学金のスポンサーのすべてがそこにいることができるなら、もっと良いと思います。
  • 私たち全員が一緒であれば、それが良いと思います。
  • 私は何も言うことはありませんが、私はレインボーチルドレン奨学金のすべてのスポンサーがワークショップの間、そこにいることができるならば、もっと良いという私の思いを共有したいです。なぜなら学生達がどのようにワークショップに参加しているかがわかるからです。
  • 私は楽しませてもらったので改善点はありません。皆さん、本当にありがとうございます。
  • すべてのワークショップには新しいアイデアがあり、私はすべてに満足しています。
  • 今のところ、具体的な提案はありません。

 

次回どういうワークショップを望みますか?(自由記述)

  • リーダーシップスキルやコミュニケーションスキルの開発に関するワークショップ。 😀🌈
  • みなさんが次回にやりたいことなら何でも。
  • 私はみなさんの勤労に満足しています。
  • 次のワークショップでは手工芸や絵画をやることができたらなあと思います。ありがとうございました。
  • アート工芸、私が一番好きなこと。アート工芸を次のワークショップでできたら楽しいでしょう。
  • 私たちがワークショップでもっと時間を取れば素晴らしいと思います…私はワークショップが好きです。
  • 次回のワークショップでは、絵画や手工芸をしたいです。
  • 美術工芸、私はほとんどそれに時間を費やし、楽しむのが好きです。 美術工芸が次回のワークショップで行われるといいですね。
  • 次のワークショップでは、手工芸は楽しく、気楽でいいと思います。実際には、長い時間をかけての私たちが相互作用を必要とすることは良いことだと思います。
  • 私はみなさんで決定してくれるワークショップで満足です。
  • ありがとうございます
  • 今後はもっと対話型のプログラムを見たいと思います。ありがとうございました
  • みなさんのどんなワークショップにもとても感謝しています。ありがとうございました
  • リーダーシップのワークショップとビジネスワークショップです。私は日本の視点からビジネスについて学びたいです。
  • 間違いなく次のワークショップでは演説法ができたらと思います。
  • 次回のワークショップでは、「学生の視野と責任」について。
  • 次回のワークショップが教育に関連したものであれば楽しいものになるでしょう。
  • より多くのゲームや活動的なもの。
  • 私はもっとプレゼンテーションに挑戦しようとします。
  • 私はアートに関連したワークショップをしたいです。学生がより創造的になるように。
  • 次回は..私はなにかこう、みなさんがどのように奨学金に対して努力されてるのかを知れるものがいいです。少なくとも私たちはそれがちょっと大変なことだと分かっているから。 😊
  • 私はすべてのレインボーチルドレンメンバーとゲームをしたいです。ワークショップと一緒に…
  • 私は、半年後どのようなワークショップを開催するかはみなさんの選択だと思います。私は、スポンサーのみなさんがいかにお金を節約してチベットの子供たちの奨学金にあてているかがわかるようなワークショップを開催した方が、はるかに役に立つと思いました。それを通して、私たちはスポンサーのみなさんがどのように苦労しているかを知るでしょう。それが本当に私たちに役立つことだと願っています。
  • 私は、次のワークショップは何かみなさんの経験にまつわるものがいいと思います。私たちレインボーチルドレン奨学生のために、いかにお金を節約し苦労しているか、というようなものです。改めてとても感謝しています。次のワークショップで皆さんの経験を共有してくれることを願っています。そして、みんなで一緒に過ごせますように。
  • 教育システムと学習スキル
  • 私は次のワークショップは、スポンサーの方々が私たちレインボーチルドレン奨学生のためにいかにお金を節約し苦労しているのかというようなものがいいと思いました。その活動を通して、私たちもまたある程度の知識を得られるでしょう。次のワークショップではみなさんが経験を分かち合ってくれることを願っています。ありがとうございました
  • もっと活動的に感じさせるようなゲームをすること。
  • 今回のようなワークショップ。
  • 私はこの世界でリーダーシップとチャンスをもたらす方法についてのワークショップを開催してほしいです。
  • すみません、特に考えつかないですが、役に立ち楽しいものならなんでもしたいと思います。
  • 日本とチベットの意見交換。

 

 

Be The Change Project 2017 実施報告

 


インドに住むチベット人大学生・大学院生に対して奨学金を支援し、社会を変えるリーダー育成を目指すNPOレインボーチルドレンと、教育をテーマにフューチャーセッションをしているEdu×らぼ(えでゅらぼ)の共同プロジェクトとして、Be The Change Project 2017をインドで開催しました。

2017年3月10日〜20日に開催されたスタディツアーに、Edu×らぼから2名が参加し、チベット人奨学生約60名と英語でフューチャーセッションをしてきました。

今回は、ガンジーの言葉
「Be the Change, what do you want to see in the world」
をコンセプトに、奨学生それぞれが創りたい未来を描き、未来を生み出すリーダーとしてのアクションを考えるワークを行ってきました。

Dream and Action workshop 資料PDF

 

2017年3月14日:ダラムサラ/サラ大学/47名

サラ大学、ノルブリンカ大学の奨学生たちと

以下ギャラリーとなっています。写真をクリックorタップするとポップアップしますので、右側・左側の矢印で連続してご覧になれます。

2017年3月19日:デリー/ダライラマビューロー/11名

デリーの様々な大学で学ぶ奨学生たちと

開催後に参加した奨学生たちに採ったアンケートはこちら。なんと満足度100%でした!→ Be The Change Project 2017 参加者アンケート