スラム第3期計画の中止について

 

レインボスクール建設の中止について

いつもレインボーチルドレンを応援いただき、誠にありがとうございます。この度、レインボースクール第3期計画における、スラム(シャディプール)学校建設計画を中止することを決定致しました。中止に至った経緯と背景をご報告致します。

レインボースクール第3期計画

 

建設費用の見積もり額について

新学校建設を決定した昨年10月以降、建設着手を急ぐ現地に対して正確な見積額の提示を求めました。

当初出てきた概算提示額は、建設計画現場を視察した上でのこちら側の所定経費に対し、2倍ほどの金額でした。当然受け入れる訳にはいかず、他ルートで現地の材料調達費・人件費の把握を進めながら交渉を重ねました。

しかし、この金額が必要最低限だとする現地建設責任者はいっこうに譲らず、我々の提示額を受け入れてもらえることができませんでした。

学校建設予定地でみなさんと一緒に 2015.10.2
学校建設予定地で周辺住民と一緒に 2015.10.2
我々が提示額を譲りたくなかった理由

もちろん提示額をすんなり受け入れ、早期に着手することは可能です。しかし、デリーのスラムは政府の政策によって否応無しに突然撤去される事実があります。我々には、皆様よりお預かりした大切な支援金を無駄にしたくはないという想いがありました。

事実、シャディプールのスラムは移設計画の青写真が存在し、一部移転住居の提供も開始されています。しかし、留まりたい住民側の意向との狭間で、”いつ”それが実行されるのかは不明でした。

新しい学校の建設を待ち望む子どもたちがいる一方で、将来の撤去を踏まえて最低限の設備で学ぶ場を早く提供したい我々の想いと、余分な設備と人件費を盛り込みたい現地責任者との交渉でした。

1002スラム•サージャン宅訪問_3455
シャディプールスラムの子どもたちと

 

突然のスラム撤去報道

そこへ電撃のニュースが走りました。ニューデリー西部で突然スラム撤去が始まり、またたく間に1200世帯がブルドーザーで壊されたのです。

delhi-slum-demolition_650x400_41450082397

スラム撤去の報道

ちょうど見積り段階のタイミングで起きた別のスラムの撤去報道は、厳しい現実の実例でした。シャディプールのスラムにおいても「まだ(撤去は)ないかも知れない」ではなく、「将来確実にある」へと認識は変わりました。

「(撤去は)ない」と答えていた現地関係者は沈黙しました。それ以降、現地はこの事実に触れず、交渉も進みにくくなりました。

インドにおける学校建設の現実

インドでは学校建設は大人たちにとってはビジネスになります。数十万~数百万の建設予算は、現地ではまだまだ巨額な金額です。建設や運営に絡んで外国や政府から入るお金が、彼らの生活を潤す仕組みです。

学校の建設によって恩恵を受けるのは子どもたちだけではなく、そこへ関わる大人たちも含まれてしまうのです。それは決して現地NGOも例外ではありません。全てではありませんが、一般的なインド人がイメージする学校建設は、残念ながらそのようなものです。

その意味においても、直接関与することや、現地パートナーとの関係は非常に重要だと言えます。

1002スラム•サージャン宅訪問_617
学校建設予定地周辺

 

一番大事なことは

明日突然撤去されるかもしれないスラムでは、建物の上物にお金をかけることが大事なのではなく、学校という建造物の前に、まずは教育を受けたい子どもたちが当然の権利として教育を受けられる機会を生み出すことが一番大切だと考えました。

その時に、ニューデリーのメトロ高架下で行われている青空教室の存在を知りました(訪問レポート後述)。学校という建物に拘っていた我々は、壁がなくても、机がなくても、教える大人たちと学びたい子どもたちが集まれば、そこは学校なのだと気付かされました。

教育の本質に目を向けること

レインボーチルドレンは、今本当に一番必要で、無駄にならないこと、に大切な支援金を使いたい。インターン以外に現地人材がいない我々にとって、建設計画やその後の学校の運営を任せる現地責任者は重要です。信頼を預けることができて、教育の本質への想いに共感できるパートナーとして、今回の現地責任者は不適でした。教育への想いよりビジネスへの想いが強かったのです。

一度走り出すと後ろに戻れないのが学校建設です。将来の後悔を未然に防ぐためにも、シャディプールのレインボースクール計画を白紙に戻すという判断に至りました。

 

今後のスラムプロジェクト取り組み

学校建設計画をあきらめない!

しかし、レインボースクールは必ず実現させます!
政府が関与しないスラムという難易度が高い区域において、様々な障害を乗り越え、時期を探りながら、スラムの問題を解決するための学校・地域コミュニティ一体型の提案に取り組んでいきます。
そのためにも、この問題を研究する研究生・専門家で参加・助言をしていただける方がおられましたら、ぜひともご協力ください。今後もさらに多くの方の参加をお待ちしています。
NPOレインボーチルドレンへのお問い合わせ

 

学校建設以外の方向性

学校という建物にこだわらない方向の一つの選択肢として、メトロ高架下の青空教室支援に対するアプローチを始めました。

  • インド・橋の下の青空教室訪問 (2016.2)
    メトロ高架下で220人のスラムの子どもたちが学ぶ、Free school under the bridge in Delhiを訪問しました。

青空教室

青空教室訪問レポートへ

 

ストリートチルドレンへの関心

スラムの質素な住居さえ失った子どもたちへの、基本的住居と基礎的教育支援についての支援に対するアプローチを始めました。

  • インド・ストリートチルドレンNGO視察 (2016.2)
    路上の子どもたちを保護する18のシェルター等を運営するNGO Sallam Baalak Trustを訪問しました。SBT

ストリートチルドレン視察レポートへ

 


 

レインボーチルドレンは、これからもインドのスラム問題について真正面から取り組んで参ります。今後もあたたかく見守っていただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

<スラムプロジェクト>

社会的背景と問題意識レインボースクール計画スラムの子どもたちを支える橙

 

デリーの日本人宿 サンタナデリー

 

インドでの活動拠点のひとつ、スラムのあるデリーには日本人宿サンタナデリーがあります。ニューデリー駅から徒歩10分、メインバザールからは徒歩1分というアクセスの良さで、多くの日本人バックパッカーの拠点となっている人気ゲストハウスです。

プリー、コルカタ、デリー、バラナシ、京都に展開するサンタナグループのひとつです。

ようこそインド・サンタナへ

サンタナグループでは日本とインドの懸け橋となるべく、日々、草の根活動に勤しんでいます。
60年前のプリーでの外国人用レストランから始まったサンタナは、今ではインドのデリー・コルカタ・バラナシ・プリーに日本人宿を広げています。そして今年、京都にもゲストハウスをオープンしました。各宿には日本人スタッフも常駐しており安全・安心・高いコストパフォーマンスのサービスを提供しています。

また、ビジネスやご家族でご利用いただける「ホテル・サンタナ」、日本語も教えている現地小学校「チャンドラ・セカール・アカデミー」、日印交流のためのインド側NGO「India Japan Friendship Center」、日本側NPO「インド日本友の会」を運営。サンタナはインドでの、バックパッカー・観光旅行・チケット手配・ボランティア・ビジネス・各種習い事、などのサポートを行います。インドをより深くより多面的に知り、思いっきり遊ぶための情報が満載!!

1
プリーではこの年末年始に楽しげな野外ライブがあります!

 

その日本人宿サンタナデリーのオーナーのちーちゃんが、先日学校建設計画を進めているスラムを訪れてくれました。ガイド役はインターンのゆうかちゃん。

S__98000899 S__98000900

インド滞在は長いそうですが、初めてデリーのスラムを訪れた体験をブログに綴ってくれました。

 

わたしは、”アルプス一万尺”で一躍人気者に!!

何回歌ったか分かりませんが、女の子たちの喜ぶ姿が可愛くて☆

f:id:indiasantana:20151125001931j:image:w360

だんだんノってきてインドっぽい振り付けにアレンジされていったりして面白かったです。

☆ブログ全文はコチラ→ indiasantanaの日記

 

スラムの子どもたちの歓迎を受けて、楽しい経験ができたことと、今後できることがあれば手伝いたいとの、ありがたい言葉をいただきました。

第8回スタツア秋 014縮小1399252469973imageimage1415795823058141579589556514157954610191415795610910OLYMPUS DIGITAL CAMERAPicsArt_1415796943414141579638675314157957448071415796117855141579551119014276386439451002スラム•サージャン宅訪問_3455

汚い、くさい、危険、、との先入観があるスラムですが、これまでスタディツアーでスラムを訪れた参加者はみなスラムのとりこになっています。そして、僕もスラムはパワースポットだと思っています。

やはり、直接訪れて自分で体験してみないと分からないですね。ただ、危険な場所が存在するのも事実です。確かな情報のもとに、きちんとガイドを伴って、マナーを守った訪問をすることが必要だと考えます。

現在計画中のレインボースクールが開校した暁には、現地スラムツアーを計画しています。スタディツアーでなくても、デリーを訪れた日本人ツーリストがこのスラム体験ができるように。もうしばらくお待ちください。

インドでは思うように計画が進んでいきませんが、着々と各プロジェクトを進行中です。

 

☆12月寄付月間☆虹色のみらいへ寄付をお願いします

かざして募金ロゴ_ヨコ200x40_charge200x40_credit

  • 100円より
  • SoftBankユーザーはケータイ利用料とまとめて寄付ができます
  • docomo、au等の他ユーザーはクレジットから寄付ができます

学校をつくります!レインボースクール@スラム

 

ついにインドのスラムで学校をつくることになりました!

昨年からのスラム学校建設プロジェクトは紆余曲折がありました。学校建設のためにReadyfor?で資金を募り、いざ現地を訪れた際にいま学校は不要だという最終判断を下し、閉鎖の危機にあったグジャラティスクールの経営支援へと方向転換をしたのが昨年の秋でした。それより1年が経過した今回は、同じスラムでレインボーチルドレンが目指す学校づくりを始めることが決まりました。

 

レインボースクール開校に向けての準備

学校についてはこれから順次レポートをしていく予定ですが、概要だけ先にお伝えしておきます。

【開校時期】 2015年12月もしくは2016年1月

【場所】 インド・デリー市内シャディプール駅近郊のスラム

【建物】 既存の住居を改築し、2教室約40~50名が学べる学校となる予定です

【予算】 約50万

 

学校の設計について 

最短年内の開校を目指すというスケジュール感のため、帰国後さっそく打ち合わせをしてきました。

第六回スタディツアー参加の近藤くんです。

20151025_124649

神戸大学の大学院で彼が研究したのは「スラムにおける建築設計」。昨年秋にスタディツアーに参加し(研究のため10日間ほど早く前のり)実際にスラムに滞在して練り上げ、今年春に完成発表した論文は芦澤竜一賞を受賞していました。

春先にレインボーチルドレン合同で論文発表イベントをやろう!と言っていたのですが、ネパール震災以降の対応で実現できていませんでした。今回スラムで学校改築を始めるにあたり、真っ先に浮かんだのが近藤くんです。彼に相談を持ちかけて、スラムでの学校づくりの設計部分にアドバイスをもらおうと考えたのです。

20151025_134634

そこで初めてみた彼の研究論文に感動しました。

というより、衝撃をうけました。

20151025_134641

提案されている「地場産材を活用したコモンワークプレイス」。

例えば、この建築の提案内容は学校や住宅としても適用可能なのです。

模型として作られている学校は、つい今月ネパールで視察し、その快適な学びの空間に心を奪われた「竹の学校」だったのです。雨が降るたびに1階部分が浸水するスラムですが、1階部分を補強した従来のレンガ造り、2階部分を竹にすることで、あの明るくて涼しい教室を実現していたのです。

20151025_134706
2階部分が竹で設計されたスラムの学校
カトマンズで視察した竹の学校 2015.10.9
カトマンズで視察した竹の学校 2015.10.9
快適な竹の教室の内部 2015.10.9
快適な竹の教室の内部 2015.10.9

そして、単に住居、学校という単体の建物ではなく、彼が提案しているのは、ソーシャルデザインにおける街づくりの提案でした。

20151025_134644

スラムの中にコワーキングスペースの提案。それは女性たちが工芸品などを制作する共同ファクトリーを、それをとりまく子どもやトイレ、排水の問題の解決とともに街づくりの提案でした。しかも住人たちが自分たちでできるように、簡易さとコスト面が配慮された設計でした。

20151025_13470220151025_134648

頭の中のどこかにあった、まだイメージにも言葉にもなっていなかった世界が、目の前にありました。

今回改築する平屋の学校は、将来の2階部分増設を視野に入れていました。

その増設する教室は竹の教室になることが頭の中で決定した瞬間でした。

そして、スラム全体の環境を改善する街づくり。。。

 


 

今は社会人1年目として設計会社で働いている彼の夢は、この街づくり設計をスラムで実現すること。

1級建築士になる2~3年後にその夢をレイチルと共にするかも知れません。

 

そして、急いでいる今回のリフォームに関しては、専門家視点からのいくつかのアドバイスをもらいました。
これから年内完成に向けて、動き出します。

続く。

TEDxShimizu佐藤理事プレゼン

 

去る3月にTEDxShimizuで、レインボーチルドレンの佐藤理事がプレゼンテーションをしました。

メンバーは3月のスタディツアーでインド訪問中でしたので参加できませんでしたが、帰国後にアップされたYou Tubeを見て感動しました。


以前から、憧れていたTED、TEDxだったので、
自分がここに立たせて頂いたことに、
心から感謝している。

プレゼン内容は、僕の研究に込めた想い。
仕事ではなく、個人でも進められる、
エネルギーの源。

未来を生きる子どもたちに、
より良い世界を残したい。
僕たち人間が汚した自然を
僕たち自身の手で浄化できたら。
僕のような普通の会社員でもできること。
”自分も何かやってみよう”っていう、
キッカケになれば嬉しい。
みなさん、よろしければご視聴ください。

まずは、ご覧ください。

 

佐藤さんと、YOUの研究にかける思いは昨年Ready For? のプロジェクトで詳しく紹介させて頂きました。

▼2014.5.27記事 (いいね!数490)

https://readyfor.jp/projects/slumschool/announcements/9850

▼2014.5.28記事 (いいね!数338)

https://readyfor.jp/projects/slumschool/announcements/9883

 

ちなみにYOUはレインボーチルドレンのメンバーでもあります。

▼公式サイト メンバー紹介ページ

http://rainbowchildren.holy.jp/member

 

10626347_783993285055308_5522792450568774183_ocontent_f513622261fc75eb27fa0f8c392875b7bc7dc1fb

この秋、佐藤さんとYOUはインドのスラムに行く予定です。

皆さま、「水質浄化装置YOUプロジェクト」をぜひ応援ください!

「やれば出来る」は魔法の合いことば

 

NO LIMITS!~済美生に限界なし~

先月末に愛媛の済美高等学校で文化祭が行われました。

済美高校はスラムプロジェクトにおいて沢山の応援をして頂いている、中四国一のマンモス校です。

NO LIMITS! は今年の文化祭スローガン。

いい言葉ですね~。

登山家の栗城くんの「NO LIMIT」は、レインボーチルドレンの設立にも影響を受けた言葉です。

20141113_193316

オープニングのプログラム⑤では、

本郷先生の家庭クラブとボランティア部がコラボして取り組んでいる

「インドのスラム街の学校を応援しよう!」の発表がありました。

1414653597044

 

生徒数1700名

教職員200名

父兄を合わせるとなんと2500名以上!の参加だったとのことです。

壇上の二人は緊張したでしょうね。

 

 

20141113_195755

 

(呼ばれて行く国インドDVDの部分上映)

 

(生徒発表)

 

スラム街の大人たちは、子どもを働かせ、その稼ぎをあてにします。なぜ大人たちは働かないのでしょうか。それは、子どもの頃に学校に行くことができなかったからです。そのために、まともな仕事に就くことができず、貧困から抜け出せないのです。

このような状態を打開するために、子どもたちに新しい学校をプレゼントしようと始まったプロジェクトでしたが、今月に入りベルギーのNGOがすでに開校している学校が閉校になりそうなので助けてほしいとの連絡があり、急遽デリーにある学校を引き継ぐことになりました。
そこで、現在回収している文房具はそちらの学校に送ることに、アルミ缶リサイクルの積立金は、この学校のインターネット開設のために役立てることになりました。ご了承ください。

(スラムの学校の様子動画上映)

(レインボーチルドレンよりのサンクス動画上映)

14158727062951415872712697
1415872722618141587267127914158727104981415872679072

私たちが今着ているTシャツは、スラムの子どもたちが描いた絵がプリントされています。こんな素敵な絵をこれからも描き続けることができるよう支援の輪を広げていきたいと思います。

この後10時から、ゲームや手作りシュシュの販売を行います。売り上げは文房具を送るための費用にしますので、ぜひ114教室にお越しください。部員一同お待ちしています。

1414653580566
地球へのラブレターTシャツを着た部員のみなさん
1414653600208
文房具は段ボール4箱以上集まりました

 

1414653582315

14146535918151414653589045

野球部の子達も募金に来てくれました。

安楽投手も来たのでしょうか。

 

最後に甲子園でも有名な済美高校の学園歌を紹介します。

「やれないことは何もない」とスラムで教えられ、

「やれば出来る」とこの歌に再び励まされました。

済美高校の皆さま、ありがとうございます!

これからもよろしくお願い致します!!

光になろう

陽光(ひかり)の中に まぶしい笑顔
今 済美(ここ)にいるから出会えたね
共に学ぼう  これからは
「やれば出来る」は
魔法の合いことば
腕をとり 肩を組み
信じてみようよ
すばらしい明日が 展(あ)けるから
力いっぱい この青春(とき)を生きよう
明るく 勁(つよ)く
「世世その美を済(な)す」ために
ひとりひとり
存在の足跡 確かに
無限に広がる可能の宇宙に
今 飛翔の時
このまま 光になろう
世界に充ちる 光になろう
世界に燦(きら)めく 光になろう

1414586969921

1414587165647
インターネットがつながれば済美高校のみんなと話したいです!

 

かざして募金ロゴ_タテ

☆☆マンスリーサポーター募集中☆☆ ~ 一緒に世界を変えてみませんか?

ソフトバンクのスマホなら、携帯料金と一緒に簡単にご寄付いただけます。
それ以外の方は、クレジットカードでのお支払いも可能です。

ソフトバンクのスマホをご利用の方はこちら
http://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=167

ソフトバンのスマホ以外の方はこちら
http://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=167

スラムからのラブレター

 

スラムの子どもたちから日本の皆さまへのサンクスメッセージを編集した動画が完成しました。

READYFORのスポンサーへの引換券として贈らせて頂いたものですが、まだご覧になられていない方、代理購入でREADYFORのメールが届いていない方にお贈りします。

また、facebookでの「シェアで10円」キャンペーンには、2回も上限2000シェアを超える記事拡散にご協力いただきました。応援頂きました2000名を超える皆さまにもお届けしたいと思います。

この場をお借りしまして再度御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

撮影協力(出演)はこの10月に訪れたデリーのグジャラティスクールの子どもたちと、スタディツアー参加者の皆さんです。グジャラティスクールはスラムプロジェクトの新たな支援先として決定した、スラムの小さな学校です。(建物は小さいですがここで学ぶ子どもたちは600名にもなります)

子どもたちの元気な様子をぜひご覧ください!!

 

【構成】

1、子どもたちからのサンクスメッセージ

2、スラムプロジェクト変更についてお知らせ

3、gooddo応援クリックご協力のお願い

 

かざして募金ロゴ_ヨコ☆☆マンスリーサポーター募集中☆☆ ~ 一緒に世界を変えてみませんか?

ソフトバンクのスマホなら、携帯料金と一緒に簡単にご寄付いただけます。
それ以外の方は、クレジットカードでのお支払いも可能です。

ソフトバンクのスマホをご利用の方はこちら
http://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=167

ソフトバンのスマホ以外の方はこちら
http://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=167

スラムプロジェクトの変更について

 

レインボーチルドレン(特定非営利活動法人Rainbow Children Japan) は、スラムプロジェクトに於いてスラムでの新しい学校建設の計画を変更し、既存の学校に対する経営支援およびIT教育支援および高等教育支援へとプロジェクトを変更することを決定致しました。「世界のスラムを救うプロジェクト~スタートはインド学校建設」においてご支援を頂きましたスポンサーの皆様へ、計画変更のお詫びとともにこれまでの経緯、変更の理由、今後の計画についてご説明申し上げます。

 

S.C.E.DTRUST
現地NGO S.C.E.D.TRUST

【変更までの経緯】

▼緊急SOS

9月にデリーのスラム学校(グジャラティスクール)のネルー校長先生から緊急連絡が入りました。これまで13年にわたり支援を受けてきたベルギーの団体から突然に支援先変更の通知があり、緊急事態に陥っているとのことでした。経営資金が途絶え、既に先生たちへの給与支払いがストップし、10月よりは子どもたちへの給食もストップしてしまうとのこと。グジャラティスクールはこれまで何度も通って絆を深めてきた子どもたちがいるスラムの学校で、ネルー校長先生は今回学校建設計画にあたりメーラトでの建設を推薦した本人であり、現地NGOメンバーとして学校建設計画の中心となっていた人物です。

1414661150579
吉田氏とスラムの家族たち

▼事前調査

日本からの現地への事実確認・実態把握のやり取りと並行して、スラム写真家の吉田氏が現地に到着し現状把握に努めました。今回の学校建設着手を目前にしてメーラトとデリーのスラムに関しての総合的な調査をスラム写真家の吉田氏に依頼していたため、我々団体が到着する3週間前より現地に入り約1カ月間の調査を予定していたのです。吉田氏は実際にアジア各地のスラムで現地の家に滞在し寝食を共にしてきたスラムの専門家です。スラムの住人の目線で捉えた吉田氏の現地レポートの結果は、ネルー校長からのSOS内容と同じでした。このままでは廃校に追い込まれる可能性が濃厚だということ、彼が過去見てきた、支援が途切れた後に廃墟となっているアジア各地の学校と同じ道をたどる可能性があるということでした。

▼問題意識

今回スラムへの学校建設プロジェクトをすすめていくにあたり、日本の慈善団体やNPO・NGOがアジア各地に数千と建設してきた学校の中で、決して少なくない数の学校が今では単なる集会所となり、物置となり、廃墟となっている事実について当初から問題意識をもっていました。今回メーラトで予定している学校建設に関しては決してそうはなってならないとの思いから、現地が本当に学校建設を望んでいるのか(子ども、大人、地域として)、本当に学校建設が必要なのかを確認するために吉田氏に調査を依頼していました。

▼視察出発前計画

建設決定の前に現地視察の際に確認したかったのは以下の2点です。1点は、スポンサーの皆さまよりお預かりした学校建設のための資金が、メーラトが本当に必要としている支援となるのかどうか。もう1点は、これまで絆を深めてきたグジャラティスクールが目の前で同じような事態に陥ろうとする時に、別の地で新たな学校建設計画を進めることが正しいのかどうか。このことを現地で確認するために、デリー・メーラト両方のスラムで現地を見て、当事者の話を聞いて、また吉田氏よりの調査結果と併せて現地で判断することにしました。またグジャラティスクールの緊急支援として、ツアー参加者15名より給食代の募金を募り、現地へ届ける準備も並行しました。

15566505606_cb596e0c6d_k
世界最大級のスラム

▼現地視察と変更の決定

スラムスペシャルと題して開催された今回のスタディツアー。ファンディング成立後初めての現地視察となった今回のツアーは、一般参加者も含めて10/3から10/14まで12日間を様々なスラムを訪問してきました。メーラト、デリーのスラムは勿論、ムンバイの世界最大級のスラム、首都デリーでも異なるスラムを訪問し、なるべく多くの比較対象をもつことでスラム支援の判断材料を整えることが目的でした。またグジャラティスクールの子どもたちが通う公立学校、私立学校も訪問し、校長先生や教師から話を伺い、授業見学も実施してきました。これはスラムの教育支援をする上で、インドの教育事情を把握し、スラムの子どもたちが通っているスラム外の学校を直に見ることは貴重な機会となりました。
それらの判断材料も合わせ、メーラト・デリーの両スラムを視察した結果、メーラトでの学校建設は今回は着手すべきでないと判断、それよりも団体のビジョンを達成するためにはメーラトでの新しい学校建設の計画を変更し、デリーのグジャラティスクールに対する支援へとプロジェクトを変更することを優先すべきだという結論に至りました。

 

【変更の理由】

1414587093781
メーラトの劣悪な環境

▼事前調査より判明したこと

吉田氏の事前調査で判明したことは、メーラトにはほぼ使われていない学校が二つあり、必要なのは学校という建物ではなく教育に対する親たちの意識改革や啓蒙教育であることが分かりました。教会が建てた学校と現地団体が建てた学校が存在しますが、約300人いる子どもの中で片方の学校に通うのはたったの20人程度であり、1週間メーラトに滞在した吉田氏も、学校はあるにもかかわらず開いているのを見たことがないというのが現状でした。また、ゴミ山に隣接して形成されたスラムのため衛生環境が極端に悪く、水を含めた衛生対策や親を含めたモラル教育が優先項目であるということでした。結果、レインボーチルドレンのプロジェクトとしてメーラトでの新たな施設としての学校建設は不要との調査結果でした。

1414586969921
メーラトのゴミ山と子どもたち
1414587073964
メーラトの学校にて

▼メーラト現地視察での判断

学校を見学したところ、机やイスはないが広さは十分確保されており、子どもが来てくれれば教育できる環境は十分にあると判断しました。問題は子どもを通わせるように親たちを説得することです。ただ、ゴミ山で日銭を稼ぐことがこのスラムの形成理由でもあり、説得にはかなり時間がかかると予想されました。また、ゴミ山スラムゆえの衛生問題が大きく横たわっており、水や食べ物からの健康被害やトイレ・下水といった問題に対する支援のほうが優先項目であることが分かりました。これに関しては、既存の支援団体やちょうど設立目前であることが確認できた現地NGOが取り組んでいく方が望ましく、よって現時点でのメーラトでの新たな学校建設は必要ないと判断しました。必要のない学校施設を作っても使われない可能性が濃厚だということが現地で確認できたのです。
あと、ネルー校長がなぜこのメーラトを学校建設地として推薦したのかについては、学校建設と水道・電気などのインフラをセットにして地方政府に陳情したことが窺われ、長年デリーにおいてスラム支援をしてきたネルー校長の、デリーより酷い状況であるメーラトに対しての気持ちの現れだと理解しました。それはメーラト現地に行って、目で見て、手で触れて、耳で聞いて、鼻で嗅いで、初めて理解できたものでした。それほどメーラトの状況は他と比べて酷いものであったと言えます。

 

1414587335146
グジャラティスクールではラブレインボー教室を開催

▼デリー現地視察での判断

2000人の子どもたちが住むシャディプールのスラムにおいて現在600名以上の子どもたちをグジャラティスクールで教え、13年間にわたり子どもたちに関わってきたネルー校長と奥様のジョセフィン先生の果たしてきた役割は大きいと再認識しました。文具代が払えないために公立学校へ行けない子どもたちに、マナーを含めた基礎教育と給食を無償で提供し、全てのスラムの子どもたちが初等教育を受けられるように活動してこられました。学校に行かせることが理解できなかった親の説得や、公立学校へ行くために必要なIDの整備、そして過去82名の生徒を私立学校にも送り出してきました。

ネット接続のないパソコン
ネット接続のないパソコン

でも問題は、今まで経営資金のほぼ全てをベルギーの支援に頼ってきたことだと言えます。前回春に訪問した時点まではスラム内にもう一つの学校(リトルキングダムスクール)も運営していましたが、今回のベルギー支援打ち切りにより既に閉鎖されていました。そして驚いたのは、スラムからデリー大学に通うある生徒が平日フルタイムで働きながら土日に大学で学んでいるという事実でした。過去何千人という子どもたちを教えてきた中でも恐らくトップクラスの成績の青年です。将来が非常に有望ですが、果たしてその環境で十分に学べるのでしょうか。疑問が残りました。また、グジャラティスクールの子どもたちは設置された4台のパソコンで器用に絵を描いて見せてくれる場面がありました。でもインターネットが繋がっていない環境で、ただパソコンに慣れ親しむだけという使い方に過ぎないのす。このパソコンが外の世界に繋がったら子どもたちの世界はどれだけ広がるだろうと感じました。

 

公立学校にて
公立学校にて

▼公立学校と私立学校見学での判断

インドでは公立学校は授業料・教科書・制服は無料です。IDがあり希望すれば誰でも通うことができます。ノートや筆記用具だけが自己負担となります。公立学校は人口の多さより女子は午前・男子は午後という形態をとっており、学校で十分に学ぶ時間はとれませんが、たくさんの宿題が出されます。子どもの頑張り次第で大学まで進学する学力をつけることも十分に可能です。事実大学へ進学する生徒もたくさんいますし、デリーで最も学力の高い学校は私立ではなく公立学校であることも後で知りました。見学した公立学校の先生たちはとても優秀だとも感じました。新しいモディ政権の政策により、公立学校での教育がこれから拡充されていく流れにあることも大事な要素です。

私立学校にて
私立学校にて

私立学校はそれなりの授業料がかかりますが、午前午後とも授業を受けることが可能です。比較的裕福な家庭の子どもたちが通うこともあり、ほぼ100%が大学へ進学します。見学した私立学校では、勉強だけでなくマナーや道徳教育にも力を入れており、学校ごとに特色があるようです。また、スラム出身だからと言って他の子どもたちから差別を受けたりいじめを受けることは全くないそうです。この点については多少の不安があったので安心できました。もともとがインド社会は民族・宗教・言語・カーストの多様性社会であるため、出自を問わず実力があれば評価されるという土壌が整いつつあるようです。また、公立はヒンディー語での授業、私立は英語での授業という違いがあります。語学については英語を習得することが就職にも有利であることは間違いないですが、英語が飛び交うインドにおいては日本での科目授業のそれほどは問題にならないとも言えます。シャディプールのスラムからは費用的な理由から公立学校に通うことになりますが、公立の午前午後のみという授業形態から、グジャラティスクールのような補完的な役割をするアフタースクールが必要だということが理解できました。

 

▼もともとの学校建設までの経緯

年に二回グジャラティスクールの子どもたちを訪ね、授業をプレゼントして絆を深めてきた中で、この子どもたちのためになる支援をしたいと考えたのがスタートでした。現在の小さな小さな二階建ての校舎を増築してもっと多くの子どもたちが学べる環境を作りたいという提案に、ネルー校長は別のメーラトでの学校建設を薦めました。理由は、シャディプールは政府が既に土地の売却を済ませている為いつ立ち退きになるか分からないということ、またグジャラティスクールよりメーラトの方が支援を必要としているということ(この時点ではベルギーの支援は安定して見えました)、でした。レインボーチルドレンとしては相手が望まない支援でなく、広くインドのスラムという問題に対して学校建設という解決方法を選択し、メーラトの学校建設プロジェクトが始まりました。

▼総合的な判断

今回現地を視察して導かれた結論は、メーラトにおける新たな学校建設は必要ないとの判断です。デリーのグジャラート校の存続危機により、スラムプロジェクトの支援先をデリーのグジャラティスクールへ変更し、継続的な支援をしていくという団体方針の決定に至りました。

 『スラムから大学へ!~レインボーチルドレンの高等教育支援第2プロジェクト』

1414586711566
Slum Children E.D.TRUSTとの緊急ミーティング

【グジャラティスクールとの協議決定内容】

インド滞在の最終10/11にネルー校長と奥様のジョセフィン先生と協議しました。グジャラティスクールを運営する現地NGOのSLUM CHILDREN EDUCATIONAL AND DEVELOPMENT TRUSTの代表者はジョセフィン先生です。

Slum Children ED Trust

1414661155830
長時間に及んだ協議の様子

緊急運営支援 (協議決定)

緊急対応として3ヶ月(10-12月)の運営資金を支援する。年末にレポートの提出を義務付け追加3ヶ月の支援を続行するかを決定するが、最大6ヶ月で打ちきりとする(1-3月迄)。その期間をRainbow Children Schoolとする。それまでにグジャラティスクール自身が安定運営をできる方策を見出だすこと。外部からの支援に全てを頼る体制ではなく、自立体制を目指していくこと。レインボーチルドレンはそのためのサポートをしていく。(提案あり下記)

奨学金支援 (協議決定) 

レインボーチルドレンは高等教育を支援する団体です。グジャラティスクールの来年の12年卒業生に対して、大学進学の奨学金を2015年よりスタートする(来年の卒業生は7名)。全日制大学への進学は最低82%のインド統一試験結果が必要となるので、クリアすることが条件となる。初年度にもし対象者がいない場合のオプションとしては、ディプロマ対象の専門学校も検討する。

1414586677273
チベットの学生たち

▼デリーの大学に通うチベット奨学生を先生として派遣 (帰国後決定)

チベットプロジェクト(Rainbow Children Scholarship)ですでに大学進学をサポートしているチベットの秀才学生たちを、グジャラティスクールへ週1回程度教師派遣することを検討する。現在の12年生の公立学校での勉強時間不足を補い、また大学進学の82%のスコアを獲得するための試験対策強化のため。その場合チベットの学生へアルバイト代報酬を支払う。

▼インターネット接続によるIT教育支援 (帰国後決定)

グジャラティスクールのパソコンをネット接続する支援も検討する。スラムから外の世界に子どもたちをつなげ、将来の夢を創造する。またeラーニングの導入や、勉強におけるDVD学習や教材の動画ダウンロード、Skypeでの進学強化へも応用が可能。日本の学校や学生とオンラインで繋がることも可能。無線Wi-Fi設置に月千ルピー程度必要。

▼インド政府の給食無償提供について (提案事項)

給食に関してはインドでは申請すると国が無料で支援する仕組みがあり、申請するようサージャン(デリー支部長)から提案。そうなると運営経費は先生給与だけとなり運営がかなり楽になります。→国への申請案件であり現在未定

15404189427_f21645d4bf_b
ダラヴィスラムツアーのNGO

スラムツアーの立ち上げについて(提案事項)(団体決定)

今回ムンバイで現地NGOが主催する世界最大級のダラヴィスラムツアーに参加できたことはとても勉強になりました。世界へダラヴィの現状を知ってもらうことが支援につながり、主に子どもたちの教育支援へと形を変えていました。この経験を参考にして、レインボーチルドレンでもグジャラティスクールのあるシャディプールでスラムツアーを立ち上げます。首都デリーで50ほどあるスラムの中でも最大級のスラムです。デリーはあらゆるインド旅行の玄関口であり滞在する場所ですので、日本からも諸外国からもアクセスに優れています。年2回のスタディツアーだけでなく日本からの希望者はいつでも見学することが可能となり、もちろん世界中から見学に訪れてもらうことを視野に入れています。運営主体はレインボーチルドレン、スラムツアーのコーディネートはデリー支部で設計していきます。見学ツアー参加費は、グジャラティスクールの運営資金や大学奨学金等に充当します。自らの資源で自立していくための経営サポートです。ツアー立ち上げに、専用サイト構築、宣伝動画作成、事務所整備、スタッフ育成、ユニフォーム作成、等に50万円の予算を予定します。

1414586735472
最後はがっちりと握手で終わりました。左から北條副代表、石川代表、ジョセフィン代表、キングCEO,ネルー校長

以上ですが、今回メーラトでの学校建設を試みたことで、レインボーチルドレンの方針・強みが明確になり、団体としては意義のある結果となりました。
もともと学校建設をする前提として大学進学までの高等教育支援とのつながりを模索していたのですが、初等教育を担うグジャラティスクールと高等教育を担うレインボーチルドレンがタッグを組むことで、スラムでの強力な教育支援体制を確立できると考えます。たくさんの大学卒業生を輩出することで(大卒は企業就職率100%)、スラムの子どもたちに夢と希望を与えることができればと考えます。
また、第1プロジェクトであるチベットプロジェクトの奨学生たちと、第2プロジェクトであるスラムプロジェクトの子どもたちが繋がることによって、「レインボープロジェクト」がさらに前進する形となりました。

 『スラムから大学へ!~レインボーチルドレンの高等教育支援第2プロジェクト』

1414587283475
スラムの子どもたちから日本のスポンサーの皆様へのお礼

【資金計画について】

READYFORより手数料を差し引いて振り込まれた資金が1,712,872円。
スポンサーへの引換券経費290,867円を差し引き、残1,422,005円がプロジェクト運営予算です。

▼グジャラティスクールの最大6か月の運営資金386,400円(Rs192,000)
▼グジャラティスクールのインターネット接続に年間24,000円(Rs12,000)
▼グジャラティスクールに派遣するチベット学生への報酬で年間120,000円(Rs60,000)
▼グジャラティスクールから大学への進学奨学金4年間で約280,000円×1名分
▼シャディプールのスラムツアー立ち上げ予算約500,000円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・合計1,310,400円を資金計画とします。

*2年目よりのインターネット接続、チベット学生への報酬は、一般会計より計上します
*2名目よりの大学奨学金は、一般会計より計上します
*スラムツアーよりの収益は、グジャラティスクールの運営資金他上記項目を補てんします

これによりグジャラティスクールの6か月間のつなぎ運営資金、継続的に自主運営するための基盤づくり、子どもたちへのIT教育支援、チベット学生による進学授業、そしてまずは1名の子どもが来年より大学へ進学し4年間学業だけに集中できる環境を提供することができます。
これはレインボーチルドレンにとっても、学校建設という初等教育からスタートして10年以上かかることが1年で実現することを意味します。さらにチベットプロジェクトと交流することにより、学習環境において不利なスラムの子どもたちが大学へ進学できる確率が格段に高まります。二つのプロジェクトが繋がります。

 

1414675209746

【スポンサーの皆様へ】

今回このような事情で学校建設計画を変更することととなり、誠に申し訳ございません。団体として学校を建設しようとプロジェクトを始めた経緯、また現地での状況が変化したこと、それに対し真摯に対応策を考え行動したことに偽りはございません。レインボーチルドレンの活動ビジョンである高等教育支援を常に念頭におき、現地スラムに対して真に意味のある支援を追求して参りました。結果として形態は変わりましたが、グジャラティスクールを一時期レインボーチルドレンスクールとして運営支援し、その後も経営支援を継続することで間接的に学校を運営し、またスラムから大学進学という奨学金支援を決定することができたことについて、双方にとって望ましい解答を得ることができたと考えております。
また、グジャラティスクールへの6か月以上先の運営資金支援はないものとして学校側へ努力を促していますが、その努力結果によって部分的な支援を継続していく準備はあります。その場合はレインボーチルドレンの一般会計より可能な範囲で支援内容を決定しますが、スラムツアーの立ち上げを急ぎ早期に収益化につなげていきたいと考えます。
何卒、ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

年末に学校側から提出を受けるレポート、および来年3月の春スタディツアーでの半年後の現地の様子については、サポーターの皆様へ必ず報告致します。

1414675133516

【返金受付について】

今回の計画変更および資金計画について、ご賛同を頂けない場合は返金の受付を致します。
大変お手数ですが、返金希望先の指定とともに下記までご連絡くださいます様よろしくお願い致します。

(受付窓口) alico3113161@gmail.com レインボーチルドレン代表石川まで
(返金受付期限) 2014年11月30日まで

1414675267866

【引換券について】

高級チャイ、地球へのラブレターTシャツ、呼ばれて行く国インドDVDについては順次発送しております。サンクス動画についても近日メールにてご案内予定です。
完成した学校に掲示する予定であったネームプレートについては、グジャラティスクールに次回3月訪問時に掲示する予定です。

今後とも、レインボーチルドレンの活動へのご理解、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

レインボーチルドレン代表 石川辰雄

『スラムから大学へ!~レインボーチルドレンの高等教育支援第2プロジェクト』

スラム学校建設プロジェクトが、いよいよ始まります!

スラム学校建設プロジェクトの開始が近づいて参りました!

詳細はコチラ↓
▼日本初!スラムに学校をつくろう!@インド

インドのスラムに学校を建設するのは、日本初の試みです。
全てが手探り状態で進行していますが、同じように共感して頂ける方と次々とご縁がつながっています。

学校建設のコンセプトは、『みんなでスラムに学校を!』

支援の方法にはいくつかありますが、その引換券のうちの一つに、完成した学校の壁面に名前のプレートを設置というものがあります。

完成した学校の子どもたちが学ぶ教室の壁面に、ギフト購入者全員のお名前を書いたメモリアルプレートを設置します。
ステンレス製で永久に掲示されます。
完成後に訪れていつでも見学することができます。

この世に生まれた証として、あなたの人生の1ページを代々後世まで永久に残しませんか?

「おじいちゃん(orおばあちゃん)は、昔スラムの学校建設に協力してるんだよ」
って、将来お孫さんに鼻高々で自慢出来ます(笑)

皆様の応援ご協力、よろしくお願い申し上げます(^^)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
毎日の応援クリックだけで、日本からでも年間4~5人の有望な奨学生を救うことができます!
一日一クリック!手軽な社会貢献に、ぜひご協力ください!(^^)
『NPO法人 Rainbow Children』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

日本初!スラムに学校をつくろう!@インド

5/1よりスラム学校建設のため、READYFOR(レディーフォー)にてクラウドファンディングを開始しました。

クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の個人から支援金を集めるサービスです。新しい資金調達の手段として注目されており、世界中で500以上のクラウドファンディングサービスが存在します。READYFORは、2011年のオープンから約754プロジェクトの資金調達を行い、これまで日本最大の合計で3万8千人から約4億6千万が支援されています。7割以上のプロジェクトが目標金額を集めており、特に自治体やNPOでの社会問題を解決するプロジェクトへの支援が集まりやすくなっています。

▼READYFOR https://readyfor.jp/

READYFORは『オールオアナッシング方式』つまり150万の目標を達成できなかった場合には、1円の建設資金も獲得できません。皆さまのご支援と応援がプロジェクト成功の鍵を握っています。よろしくお願い申し上げます。 → 2014年6月9日に205万を集め達成しました。

(プロジェクト本文)

インドのスラムに学校を!子どもたちの笑顔のためのプロジェクト

インドのスラムの子どもたちへ日本初となる学校をプレゼントしたい!!

NPO法人「レインボーチルドレン」代表の石川です。私たちは現在「教育は世界を変える!」ことを信じて、インドを中心にスラム地区の支援やチベット難民の支援を行っています。今まで何度かスラム地区の学校を訪ねて小さな支援を続けてきましたが、今回いよいよインド北部のメーラトという都市にあるスラム地区で「日本初となるインドのスラムでの学校建設」を始めることになりました。

インドのメーラトにあるスラム地区に学校を建てるための資金が必要です!

スラムの子どもたちに素敵な学校をプレゼントするために皆様のご協力をお願い致します。

 

(子どもたちの瞳の輝きに元気をもらっています)

ビッグインドに学校を作って子どもたちにビッグスマイルを届けたい!!

12年後には世界一の人口となる、経済成長も著しいインド。日本の人口にほぼ等しい、1億人以上の人々がスラムで暮らしていると言われています。根強く残るカーストの慣習と広がる経済格差により、スラムの人口は更に増え続けています。日本では到底考えられない住環境の中、子どもたちは生まれ、育ち、やがて大人になり、結婚し、子どもが生まれ、その子どもはまたスラムで育ち・・・この流れは世襲されていきます。

スラムの人達はアウトカースト(カーストに属さない)です。そして、神の子(ハリジャン)とも呼ばれています。それはかつて、ガンジーが差別用語を使うことなく、スラムの人達をそう呼んだことに由来します。

メーラトはインド北部のウッタル・プラデーシュ州にあり、首都デリーの北東約60キロメートルに位置する人口117万人の都市です。このメーラトのスラム地区にレインボーチルドレンスクール(Rainbow Children School)という学校を作り、子どもたちへプレゼントします!

 スラムを上から見た風景。屋根はビニールシート?

(スラムを上から見ると屋根にはビニールシート)

 

(やっと一人が通れる狭い路地を抜けると・・・)

 

(ハリジャン=神の子たちがお出迎え!)

そう!『教育は世界を変える!』

学校を作ることによって「学ぶ環境」というプレゼントに、子どもたちは大喜びしてくれます!学習環境が十分でない子どもたちですが、学ぶ意欲は旺盛です。デリーのスラムでは、優秀な成績を修める子どもは奨学生制度等を使って、政府や私立の学校に転校することも可能となります。未来は広がり、大学へ行くことも夢ではなくなります。ただ、このスラムではそのような学ぶ環境がないというのが現状です。でも今回、私たちが学校を作ることによって彼らが学び、力をつけ、スラムの環境を脱し、一般企業に就職し、豊かな暮らしを手にすることも可能となります。

 

(デリーのスラムの学校では停電もしばしば)

感動をプレゼントしようと思っていたけど、とてつもない感動と幸福感をプレゼントしてもらったのは私でした。

レインボーチルドレンでは、毎年春・秋の2回行うスタディツアーで、デリー最大のスラム(katputhli colony slum)に設けられた、とても小さな学校を訪れています。 私が初めて神の子(ハリジャン)と呼ばれるスラムの子どもたちと出会ったのは、2013年3月でした。スラム訪問にあたり“折り紙教室”を考えた私は、先生として子どもたちの前に立ちました。折り紙を学ぼうとする、子どもたちの輝く瞳に囲まれて、自分でも説明のつかない感動が湧き上がりました。子どもたちに喜んでもらおう、感動をプレゼントしようと思っていましたが、とてつもない感動と幸福感をプレゼントしてもらったのは私の方でした。

スラム初訪問の時に感じた、説明がつかないその感情の正体を理解したのは、半年後のスタディーツアーで再びスラムを訪問した時でした。
折り紙やバルーンアート教室の先生となり、再び子どもたちの輝く瞳に囲まれた時、その無垢な光のなかに神を感じました。神の子(ハリジャン)と呼ばれる理由が腑に落ちた瞬間でした。

貧しいスラムの生活であっても、その社会には義理人情や助け合いの精神があり、貴賎に何の意味も見出さず、目を輝かせて「今」を生きる子どもたちは純粋そのものの存在です。その純粋無垢なエネルギーに触れると、魂のレベルで感動に震え、自然と涙が溢れてくることに気がつきました。

Vol.50 (6日目)【折り紙教室】

(折り紙教室中の石川先生です)

  

 (Rainbow Children Japan×SLUM CHILDREN E.D.T )

レインボーチルドレンスクール開校までの道のり

メーラトは首都デリーから少し離れた中都市(人口は広島市と同じ規模)ですが、最近のインドにおける地価高騰の影響を受けています。ある程度の規模の学校を作ろうとすると、概算で200万ルピー(日本円で約400万円/土地建物)の予算が必要となります。まず手始めに、80万ルピー(日本円で約150万円/土地建物)で実現可能な小さな学校を作ります。下記のような段階を踏んで、プロジェクトを進めることを決定しました。

  1. 小さな学校を作れる規模の土地確保 ⇒2014年9月に用地取得予定
  2. 電気・水道引き込み、貯水タンク設置 ⇒2014年末迄の予定
  3. 学校の建物の建設開始 ⇒2015年1月予定
  4. レインボーチルドレンスクールのスタート ⇒2015年7月予定
  5. 土地の買い増し、教室や施設の増設、政府の認可取得へ(次回プロジェクト)

学校の名称は「Rainbow Children School (レインボーチルドレンスクール)」とし、授業料無料のフリースクールとして開校します。NPO法人レインボーチルドレンが開設し、インドのNPO法人のSLUM CHILDREN EDUCATIONAL AND DEVELOPMENT TRUSTが学校運営や現地協力を行います。

 

(今春のスタディツアーでは、地球へのラブレターを開催)

 

(完成した地球へのラブレターを手に集合写真)

【引換券について】

  • 支援額3,000円 ⇒ ①+②
  • 支援額5,000円 ⇒ ①+②+③
  • 支援額10,000円 ⇒ ①+②+③+④
  • 支援額30,000円 ⇒ ①+②+③+④+⑤
  • 支援額100,000円 ⇒ ④+⑤+⑥
  • 支援額250,000円 ⇒ ④+⑤+⑦

①子どもたちから感謝の声を動画と写真で

購入者のお名前を書いたプレートを持って、「日本の○○さま、ありがとうございまーす!!」と元気な大合唱を動画&写真にしてメールでお届けします。

②お名前を掲載

公式サイト「協力企業・団体・個人」ページに、スラム学校建設の協力者として全員のお名前を掲載させていただきます。

コチラ⇒http://rainbowchildren.holy.jp/sponser

③インド政府御用達「アパ・キ・パザンド社」の最高級チャイ

デリー空港でしか買えない、インド政府が各国の国賓へ贈るインド最高級国賓紅茶です。紅茶鑑定士のカプール氏が選定するSAN-CHAブランドのチャイをお土産としてお届けします。

④スラムの子どもたちが書いた「地球へのラブレター」Tシャツ

かけがえのない地球という星を大切にしたいという想いを、20×20センチの宇宙に描いた、母なる地球へのラブレター。この夏イタリアで展示される作品をTシャツにしてお届けします。

その時の様子はコチラ⇒http://rainbowchildren.holy.jp/archives/1865

 

(デザインはイメージです。絵は実物。)

⑤完成した学校の壁面に名前のプレートを設置

完成した学校の子どもたちが学ぶ教室の壁面に、購入者全員のお名前を書いたメモリアルプレートを設置します。ステンレス製で永久に掲示されます。完成後に訪れていつでも見学することができます。

(イメージ)

(イメージ画像です。)

★スタディツアーで建設中の学校へご招待

現地3日間コース

スタディツアーで、学校の建設現場視察を含む現地3日間のツアーへご招待します。子どもたちと触れ合い、夢の学校が完成していく過程を一緒に見に行きましょう!

(3日間の宿泊費、交通費、世界遺産観光が含まれます。デリー往復の航空代と食費はご自己負担となります。)

日本発着10日間コース

約10日間の人生を変える感動のスタディツアーへご招待します。学校の建設現場視察を含みます。子どもたちと触れ合い、夢の学校が完成していく過程を一緒に見に行きましょう!ダラムサラの教育省ミーティングやチベット学校訪問、奨学生とのミーティングにも参加します。 (10日間の航空券、宿泊費、交通費、世界遺産観光が含まれます。食費は自己負担となります。)

スタディツアー説明はコチラ⇒http://rainbowchildren.holy.jp/support-join/studytour

子どもたちの笑顔が輝きだしたら、世界が虹色になった~レインボーチルドレン

5/1よりスタートです。皆さまのご協力、応援をよろしくお願い申し上げます。

※このRadyfor?プロジェクトは2014年5月1日より40日間行われ、当初募集金額の150万円を大幅に上回る205万円を集めて終了致しました。その後、2014年10月に学校建設計画を変更し、既存のスラム学校(グジャラティスクール)の経営支援をしながら高等教育への道を目指す、「スラムプロジェクト~スラムから大学へ」へ取り組んでおります。計画変更の発表について⇒http://rainbowchildren.holy.jp/archives/3558