スラムプロジェクト最終寄付金について

 

<はじめに〜スラムの未来の貯金箱について〜>

元奨学生サンタンが暮らす、デリー最大のスラムにおけるスラムプロジェクトに関してご報告させていただきます。

まず、これまでレインボーチルドレンで管理してきた「スラムの未来の貯金箱」についてご説明いたします。

「スラムの未来の貯金箱」 は、2020年2月に行われた、「レインボーチルドレン×Jammin スラムスクール応援チャリティー」によってご支援いただいた寄付金全額を「スラムの未来の貯金箱」という形で、現地駐在ボランティア三輪さんに厳重に管理していただき、計画的かつ継続的に必要経費のみ都度現地にて寄付を行ってきたものになります。

「スラムの未来の貯金箱」についてのレポート
↓↓
http://rainbowchildren.holy.jp/archives/15728

上記のレポートを公開したのが、2021年4月。
デリーではロックダウンを経て、スラムスクールが再開できそうな兆しが見えてきた頃でした。
しかし、この直後、インドでは爆発的なコロナ感染第2波のパンデミックが訪れ、ピーク時には新規感染者数が40万人を超え、事実上医療体制が崩壊するという緊急事態に陥ってしまいました。

そのため、スラムスクールは再度休校へ。
サンタンは、次回の再開は、情勢を鑑みてさらに慎重に行うことに決定しました。
この間、サンタン自身は本業である観光業をほぼ完全に失っていたため、なんとか別のアルバイトを見つけ、自力で生計を立ててきました。
同時に、オンラインツアーなど、この環境下で出来る最大限の方法を模索していましたが、従来のツアーのようになかなか最善の方法で軌道にのせることがかないませんでした。


このような背景に伴い、「スラムの未来の貯金箱」のレポートはスラムスクールの再開まで一旦中断となりました。
ただし、スラムスクールが休校していようが、土地の賃料(家賃と呼ばれるもの)は毎月発生するため、毎月の賃料はこの「スラムの未来の貯金箱」から充てられていました。


<スラムの未来の貯金箱①②の現状内訳・残高>

ここで、2022年10月時点での「スラムの未来の貯金箱」内訳と残高について整理してお伝えしておきたいと思います。

■2020年2月に行われたRainbowChildren×JAMMINチャリティーイベントによる日本での寄付総額:
157,653円(≒104,500ルピー)

上記寄付総額を貯金箱①②に分けて管理し、2022年10月時点での残高は以下になります。

■貯金箱① 子どもたちの文房具や教材費用
14,500-5,440=9,060ルピー(≒ 15,642円)

■貯金箱②学校の運営・維持費用(土地の賃料)
90,000-3,000×18ヶ月(2021年3月〜2022年9月)=36,000ルピー(≒ 63,936円)
※当初のレポートでは月5,000ルピーと記載しましたが、その後サンタンより訂正があり、月3,000ルピーに修正されました。

■ 貯金箱①+ 貯金箱②総残高
45,060ルピー(≒ 80,026円)

 

コロナ禍により一時職を失っていたサンタンにとって、ここまで土地の賃料の支払いを安心して維持できたことはとても大きな救いとなりました。
チャリティーイベントでご支援くださった皆様、本当にありがとうございました。


<スラムプロジェクト最終寄付と内訳について>

前述の「スラムの未来の貯金箱」のレポートの一旦中断により、報告できていなかったのが

■貯金箱③今後の子どもたちの学習環境向上用

についてです。
この貯金箱の目的は、将来的にスラムスクールの学習環境向上を目指すための設備の初期費用等に充てることでした。

団体としては今回が最終寄付となるため、賃料や教材のように消費して後に残らない物ではなく、何らか形として残り、さらにそこから発展していけるものへの投資に充て、スラムの子どもたちの未来へと繋げてほしいという願いから、この貯金箱③へと最終寄付金100,000ルピー(≒ 172,802円)を送りました。

この100,000ルピーにはレポート中で触れていた、2021年度開催のH2OサンタNPOフェスティバル@阪急うめだ本店における寄付金全額が含まれるため、併せて内訳を下記にご報告いたします。

<2021年2月>
●JAMMINチャリティーTシャツ販売分・・・4,900円
●ブライスオークション配当寄付分・・・ 12,5298円

<2021年7月>
●会場設置募金箱・おもしろ募金箱分・・・ 17,585円
●JAMMINチャリティーTシャツ販売分・・・6,300円
●香り玉プロジェクト物販寄付分・・・8,130円

計162,213円(≒93872ルピー)

温かいご支援、ご協力いただいた皆さま、あらためて本当にありがとうございました。


<スラムプロジェクト最終寄付の使途について>

ここまで、使途別に貯金箱を分けてスラム宛の寄付金を管理してまいりましたが、最終寄付金をどのように子どもたちの将来に最大限有効活用できるかについて、数ヶ月に渡りサンタンと協議を繰り返してきました。

その結果、この度サンタンが新たに公的に設立する『STREET LEARNING INDIA』というトラスト宛に一括寄付を行う決定に至ったことをご報告させていただきます。

トラスト設立にあたっては、公的な書類の提出や活動していく上で収支報告などが求められ、個人レベルではなく今後より透明性の高い、社会に向けた活動を行っていく必要があります。

今まではサンタンが独立して行っていた観光業の中に、「スラムツアー」としてスラムスクール運営・維持のための事業が盛り込まれていましたが、トラストを設立することによってスラムスクール単独のプロジェクトがより明確化され、国内外から信頼のおける団体として認知される一歩を踏み出せたのではないかと思います。

ここまでレインボーチルドレンで管理してきた貯金箱の寄付金残高と、団体口座を通さず三輪さんに直接送金した個人寄付を全て合算し、下記合計金額をトラスト宛に送金が完了いたしましたことをご報告いたします。

■ 貯金箱①②+③(最終寄付金)合計
145,060ルピー

■直接個人寄付合計
9,236ルピー

計154,296ルピー(≒ 274028円)


<元奨学生サンタンからのメッセージ>

最後に、レインボーチルドレンの元奨学生であり、現在はこのスラムプロジェクトのリーダーとしても活動を続けているサンタンより、サポーターの皆さまへのメッセージを紹介いたします。

「スラムスクールと子どもたちをずっと応援してくださっているサポーターの皆様、本当にありがとうございます。いつも皆様の温かいご尽力に感謝申し上げます。
私たちは、今後も継続して、スラムスクールで子どもたちをサポートできるよう全力で努めていきます。
幸運にも私たちは、いつもサポーターの皆さまからのご支援を受けることができ、そのお陰で教室や図書室を建てることができました。
また、デリー大学で、修士号を取得したいという私の願いを叶えるために支援してくださった日本人サポーターの皆さまにも心から感謝しています。
将来、みなさんが私を必要とする時や、皆さんがインドに来た時はいつでも、次は私が皆さんを助けられるようになりたいと思っています。
Arigato-ありがとう-」


これからもサンタンやスラムの子どもたちへ、どうぞ温かい応援をよろしくお願いいたします。

Street Tours India 公式Facebook
https://www.facebook.com/streettoursindia

 

スラムの未来の貯金箱 in Delhi,India (JAMMINチャリティご報告)

(✏️English below)

コロナ禍において、私たちは厳しい現実を味わってきました。
このスラムで育ったレインボーチルドレン卒業生のサンタンも、インドでのロックダウン後、自身の観光業を失った1人です。
それによって、スラムスクールも長い間閉校されていました。
 
彼はデリー大学を自力で卒業後、彼が育ったコミュニティの環境改善の一助となるために、観光や経営管理について学びたいと考え、レインボーチルドレンの奨学金を得て最終的に修士号を取得しました。
卒業後は、自らの収入でスラムの子供たちのためのフリースクールを運営し、社会問題としてのスラムの現実を啓蒙する活動を行ってきました。
 
最近、ようやくスラムスクールが週3日の日程で開校しました。子供たちみんな元気に学校に戻ってきて、学校で勉強したり友達に会ったりすることができてとても幸せそうです。
 
この危機状況下で、寄付金は彼らにとって非常に貴重であると同時に、その額は限られています。
そのため、皆様から受け取った寄付の使い途について、慎重かつ徹底的に話し合いを重ねてきました。
 
このコロナ禍では、またいつ突然、情勢が変わるかはわかりません。実際、サンタンが職を失ったあとも、閉校しているにも関わらず、教室の家賃は請求され、それを支払えないという期間がありました。大家さんにとってもそれが生活費ですので請求せざるを得ないのが現実です。
スラムでは日本のようなあらゆる種類の社会的救済措置もありません。
 
これらのことを踏まえ、最終的に一度にまとめて全額寄付するのではなく、以下のように計画的かつ堅実な方法で寄付を使っていくことに決定しました。
 
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📝決定した寄付の内訳について
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子どもたちが、今本当に必要なものに、無駄なく使っていけるよう、用途に合わせて貯金箱を3つに分けました。
 
🌈2020年2月に行われたRainbowChildren×JAMMINチャリティーイベントによる日本での寄付総額:
104,500ルピー(≒157,653円)
 
●貯金箱①子どもたちの文房具や教材費用
14,500ルピー(≒21,875円)
👉 当初の使途予定だった、子どもたちの文房具や教材が不足した際に、ここから随時賄われます。
現地ボランティア三輪さんが管理します。
 
●貯金箱②学校の運営・維持費用
5,000ルピー/月(≒7,543円)×18ヶ月
= 90,000ルピー(≒135,778円)
👉家賃が払えないと教室が使用できません。
コロナ禍により、学校運営費に充てていたサンタン個人の収入が激減してしまったため、当面の教室の家賃をはじめ、サニタイザー・石鹸・マスクなどのコロナ感染対策用品、電球やウォータータンクなどの消耗品等、学校運営に必要な経費はここから充てられます。
毎月初めにサンタンに送金します。
 
●貯金箱③今後の子どもたちの学習環境向上用
2021年3月に行われた「H2Oサンタ NPOフェスティバル」における、ブライスオークションチャリティー配当寄付、JAMMIN Tシャツ販売寄付、香り玉プロジェクト販売寄付については、総額が確定次第ご報告いたします。
👉サンタンは今後オンラインによる教育やボランティアを充実させて、スラムスクールの学習環境をより向上させたいと考えています。初期設備の費用に充てるのが目標です。
 
 
教材が豊富なオールドデリーへ足りない教科書を調達に出かけました。
 
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📝4月の最新レポート
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写真は「スラムの未来の貯金箱」第一弾レポート!
現地駐在ボランティア三輪さんが同行し、不足していた子どもたちの文法のテキストと児童書を調達しました。
 
🌈支出と残高(2021年4月1日時点)
●貯金箱①
・文法のテキスト×10冊=960ルピー
・児童書×6冊=310ルピー
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支出合計:1,270ルピー(≒6,439円)
残高:13,230ルピー(≒19,933円)
 
●貯金箱②
・4月分家賃=3000ルピー(≒4,520円)
4月予算残高:2,000ルピー(≒3,013円)
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総残高:85,000ルピー(≒ 128,069円)
 
今回購入したのは文法のテキストと、児童書です。
 
私たちの支援の目的は、ただ寄付するだけでなく、彼らができる限り「自分たちで」活動を維持、管理できるようにサポートすることだと考えています。
 
サポーターの皆様からの子供たちへの寄付はすべてこの「スラムの未来の貯金箱」に大切に保管しており、1円も無駄にしないようにします。
そして、正確性を保ち、チャリティーの透明性を高めるために、全てを詳しくレポートしていきます。
 
 
ここまで大変お待たせしてしまいましたが、温かくご支援くださったみなさまに、ご報告を通してあらためて感謝の気持ちを伝えてゆきたいと思います。
✏️✏️✏️
 
お買い物後の一息。
すっかり暑くなったデリー。気温はすでに30°を超えています💦
 
 
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🌈Piggy Bank for the future in slum school,Delhi
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Due to this COVID-19 misfortune,we’ve gotten a taste of hursh reality.
Santan,who is our graduate,grown up in this slum is also one of them who lost his job after lockdown in India.
Accordingly,slum school also had closed for a long while too.
He graduated from Delhi university by himself,and got scholarship of Rainbow Children,finally finished master’s degree to learn about tourism or business management to improve environment his community where he had grown up.
After graduation,he has managed free school for children in his slum by his own income,and done awareness building activities of reality of slum as social problem.
Recently,at last slum school has been opened 3days a week.All children have come back to school safely and very happy to study or meet their friends at school.
Under this crisis,donation is very precious for them and also it’s limited. No one knows when the situation will suddenly change again.
So we’ve discussed together carefully and thoroughly how donations received will be used.
Finally we’ve decided we use donation not all at once,but separately every month in a planned and down-to-earth way so that they can keep making ends meet to manage slum school by themselves as possible as they can.
 
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📝Our decided plan how to use donation
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We have divided the piggy bank into three according to the purpose so that children can use what they really need now without waste.
🌈Total donation by Rainbow Children×JAMMIN charity event in Japan,Feb.2020:
104,500inr(≒157,653jpy)
● Piggy bank ① For stationery and teaching materials costs
14,500inr(≒21,875jpy)
👉When they run out of stationery and teaching materials for children,it’ll be covered from this.
Piggy bank will be managed by our volunteer Mr.Miwa,in India.
● Piggy bank ② For school operation and maintenance costs
5,000inr / month(≒7,543jpy) x 18 months =90,000inr(≒135,778jpy)
👉If they cannot pay the rent,children can’t use the classroom.Due to COVID-19,the income of Santan had gone sharply.He had been used his own income for school operating expenses.
So the rent for the classroom for the time being,and sanitizers/soaps/masks for preventing the spread of infection at school,consumables such as light bulbs or water tanks;Those expenses will be covered from this.
We’ll send 5000inr to Santan at the beginning of every month from piggy bank.
● Piggy bank ③ For improving the learning environment in the future
※We will report the final amount of donation at the “H2O Santa NPO Festival” held in Mar.2021 when it confirms.
👉Santan hopes to improve the learning environment of the slum school by enhancing online instruction or volunteering in the future.The goal is to cover the cost of initial equipment from this.
 
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📝The latest report in April
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Photos are the first report of “Piggy Bank for the future in slum school,Delhi”!
Our volunteer,Mr.Miwa accompanied Santan to purchase grammar textbooks and children’s books in short supply for children.
🌈expense and balance (April 1, 2021)
● Piggy bank ①
・ Grammar text book x 10=960inr
・ Children’s books x 6=310inr
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Total expense: 1,270inr (≒6,439jpy)
Total balance: 13,230inr (≒19,933jpy)
● Piggy bank ②
April rent for class rooom =3000inr(≒4,520jpy)
April budget balance=2,000inr(≒3,013jpy)
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Total balance: 85,000inr(≒128,069jpy)
Our purpose is not just donation but supporting they can manage their activity by themselves as long as they can.
We save all donation for children from supporters carefully in piggy bank and never waste it even 1yen.
We will report all details to ensure accuracy and to enhance transparency of our charity.
Thank you for your support kindly.
 
 

奨学生のその後レポート。Santan Jhaさん(スラム1期生)

 

レインボーチルドレンにとって御馴染みのSantanです。

今までもずっと関わってきているサンタン。レインボーチルドレンの学生ボランティアが何人もサンタンの学校へ行っています。僕も友人を連れて何度もスラムへ行ったり、昨年夏はダムラシャーラまでの旅行をアレンジしてもらったり、田舎ツアーに連れて行ってもらったり、教室建設プロジェクト等、よく関わっています。このサンタンを今回、あらためて紹介したいと思います。

 

サンタンはデリーにあるパシットナガールのスラム出身。デリー大学で修士を勉強している時、レインボーチルドレンの奨学生でした。Tourismを専攻し、Entrepreneur, Social Media、環境保全、ツアープランニング等、観光に役立つインドの歴史、文化、観光の方法を勉強しました。

 

修士で勉強したTourismを活かして、今はジョンとともに旅行会社を経営して、同時にスラムの支援をしています。活動の拠点はメインバザール、多くのバックパッカーが行き来する場所です。

隣が相棒?のジョン。一緒に旅行会社とスラムの支援をしてます。

 

スラムへの支援として、スラムの子供達に勉強を教えています。

スラムの子供達は様々な事情から学校へ通えていません。公立の学校は授業料は無料なのですが、制服代、文房具代などの他にかかってしまう経費を払えない。家のことをしなければならない、そもそも学校がスラムの子達の受入に消極的(建前上はみんな入れるはずなのですが、色々難癖をつけられ入学を拒否される)。家庭上の理由でフルタイムで学校に行けず、そのうちに勉強についていけなくなる等、様々な理由で学校へ通えてないのです。

 

こういった子供達のために教室を準備して、月、水、金に2時間ずつ授業をして、ヒンディー語、算数、英語を教えています。火、木、土は不定期にスラムへ行って、子供達といっしょに歌ったり、遊んだり、宿題の確認などをしています。特別な日(ホーリ、ディワリ、独立記念日、あとサンタンの誕生日も?(笑))はパーティを開いて、子供達を楽しませています。

火、木、土の様子。この時は前日に覚えた英語のフレーズを発表してました。

 

子供達を集めて、遊びを教えて、一緒に遊んでいます。

 

他にスラム支援の1つとして、スラムツアーをしています。バックパッカーやスラムへ興味のある人達にスラムの中を案内し、スラムの現状を知ってもらっています。このツアーで得た資金がスラム支援の資金源となっています。スラムツアーには日本人、韓国人、オーストラリア人、フランス人、イスラエル人などいろんな国の人が訪れています。最近はイスラエル人と日本人が多いそうです。僕も何度か友人を連れて行きましたが、サンタンが案内してくれるので安全に手軽にスラムの現状を見ることができる、非常に良いツアーだと思っています。

(スラムツアー)スラムの中にあるチャパティ作っているところ。

 

(スラムツアー)子供達は写真を撮ってほしがります。

 

スラムツアーに来た人とジョンの写真。この人達はイスラエル人です。

 

最近はスラムツアー参加者の感想動画をSNSにUPして、スラムツアーを紹介しています。動画撮影の場面。

 

旅行業としては、通常のデリー、アーグラー等の定番どころだけではなく、マイナーだけど素敵な自然のある場所、田舎体験等のツアーも企画しています。「日本人はみんな有名なところへ行きたがるけど、他にもいいところはいっぱいあるんです、そこを紹介していきたい」ってよく言ってます。もう何回もアピールされてます(笑)。

僕も一度田舎ツアーに連れて行ってもらいました。また、学生ボランティアの何人かはサンタンのツアーでヒマラヤ近くまで行っていて、とてもいい経験だったようです。普通の旅行とはちょこっと違う、観光化されてないインドを見ることができるのでオススメです。

 

スラムツアーや他のツアーの内容は、

https://www.streettoursindia.com/

で見ることができます。サンタンが経営している旅行会社 Street Tours Indiaです。ぜひチェックしてください!!

 

僕もVillage Tourに行きました。 ブルーベリーを収穫しています(笑)

 

ヒマラヤ麓のツアーの様子。

 

ただ現状は旅行会社の収益だけではまだ生活できないので、空いた時間はカフェで働いて生活費を稼いでいます。

 

昨年、レインボーチルドレンの元ボランティアの学生がクラウドファンディングを行ってこのスラムに学校を建てました。とても良い環境の教室ができました。さらに学生ボランティアの人が公衆衛生を教えてくれました。とっても良かったです。少しずつ環境が整備されていると感じています。

新しい教室の様子

 

建設途中の状況。この時はきちんと建つのか、、ホント、ハラハラしてました(笑)

 

公衆衛生の授業で覚えた事を発表してます。

 

公衆衛生の関する資料が壁に貼ってあります。

 

ただ、スラムの支援はまだ十分でなく、サンタンの今後の目標はスラムの学校の更なる発展、環境改善です。

 

「教育環境を整備して、卒業証明書を発行できる学校として登録したい。そのためには教育時間、内容の充実、先生の確保、教材、教室、備品の確保など、まだまだ先は長いけど、必ずやりたい。今、常時スラムで教えている先生は2人で、1日2時間しか教えることができていないけど、もっと時間を確保していきたい。トイレを作ったり、石鹸を準備したり、飲料水を準備したり、冬服を確保して、子供達がに勉強に集中できる環境を作りたい。今は水がなかったり、冬は寒すぎたりして、集中できる環境でないので。もっと資金を集めて、計画的に教材をそろえたり、人を雇ったりしていきたい」

 

現状はサンタンとジョンが2人で子供達に教えている状況で、人手が足りてません。サンタン、ジョンも週3回・2時間を教えるのが限界です。レインボーチルドレンからも昨年3人のボランティアに授業をしてもらいましたが、教師不足です。定期的に教えることができる人をもっと増やさないとだめです。

 

「あと、もっと安定した資金確保ができるようにしたい。そうすれば、計画的に改善を進めていけると思う。今はスラムツアーも他のツアーも不安定なので、中々計画が立てられない。今後はスラムツアーをもっと繁盛させて、スラムツアーの為にガイドを1人スラムから雇いたい。そうすれば自分はもっとやりたいことをできると思う。あと、旅行会社自体をもっと繁盛させて、スラムの人を雇って行きたい。そうすれば、スラムの人達の助けになる。安定した支援がもらえれば、計画が色々と立てられると思う。」

とサンタンは言ってました。

 

たしかに現状の資金はスラムツアーと旅行業からの収入のみで、十分でないし、安定もしていないです。もっとスラムツアーが繁盛して、連続的にお客さまが来れば、収入も予測しやすくなり、今後の整備計画も立てやすくなると思います。

 

この1年サンタンを見てきました。旅行会社とカフェで自分の生活費を稼ぐのも大変な中、スラムをずっと支援しています。スラムの人達は自由にスラムから抜け出す選択肢がないのです。この人達にもチャンスは平等であるべきです。そのために教育は必要です。スラム出身のサンタンだからこそ、スラムの人達の現状や、スラムの子供達へ教育を与えることの重要性を肌で感じているのだと思います。

まだまだ壁はたくさんありますすが、スラムの改善のために頑張っているサンタンにホント頭が下がります。そして、教育ってやっぱり大事なんだと感じます。サンタンのように教育をちゃんと受けて、大学を卒業して、自分で人生を選択できるって素晴らしいです。そしてそんな人達をもっとスラムから増やしたいです。今後も全力でサンタンをサポートして、スラムの学校、ツアーを改善していきます!!

 


現地駐在ボランティア 三輪真司


🌈サンタンのスラムツアーはこちら🌈

Street Tours Indiaのスラムウォークツアー

ツアーのハイライト

  • スラム区域内の小規模産業および住宅の訪問
  • 主に住民の収入源である鶏肉市場を歩きます
  • 毎日8000個以上が市内へと配達されるチャパティ工場を訪問します
  • ツアー後にチャイを飲みながら感想シェアタイム

<概要>
最も人気のあるこのツアーでは、この美しい世界に新たな希望と光を見ることができる、アジア最大のスラム街にお連れします。私たちと一緒に歩き、スラムの住民たちの生活、日々進行している活動、生活を支える中小企業、スラム街の中の市場、10分ごとに通過する列車、チャパティ工場など、とても興味深い世界を一緒に探索しましょう。

<パッケージに含まれるもの>

  • 英語を話す地元のガイド兼友人(サンタンorジョン)
  • 家族でウェルカムドリンク
  • 私たち全員からの贈り物としてのお土産
  • 集合場所からスラムまでの往復交通費

<メモ>

  • 待ち合わせ場所: RK ASHRAM MARG Metro station Gate no.2
  • 所要時間:2〜3時間
  • 開催時間:午前9時30分もしくは午後2時30分集合
  • 費用: 1人あたり650ルピー(日本円で約1000円)

(ここから先は英語です。希望日時や氏名・連絡先を入力するだけで簡単に予約が可能です。ツアー代金は現地で直接サンタンorジョンにインドルピー現金で支払っていただきます。すべてスラムの学校の運営資金として使われます。)

 

「獣医学生がインドの友人のためにスラムに学校を高める建てよう!」をご寄付いただいた皆様へ

 

 黒澤くんのクラウドファンディングへご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。黒澤くんが7月のインド渡航より無事に帰国し、最終レポートとして寄付者へ発信した内容をここに掲載します(トップ画像はサンタンより新しい教室の写真を送ってもらったもの、文中の文章と写真はすべて黒澤くん発信のものです)。

 今後はこの教室と子どもたちの様子や元奨学生サンタンの活動の報告はレインボーチルドレンで引き継いで行っていきます。

 


 先日、インドから帰国し、無事にインドでのプロジェクトが終わり、残りはリターン品を送付するだけになりました。リターン品お待ちの方々、もうしばらくお待ちください。

 まず初めに、プロジェクト自体が全体的に遅く進んでしまい、皆様にご迷惑おかけして申し訳ありません。自分の見通しの甘さが原因でした。今まで、皆様からお金を集めて何かを成し遂げるという経験をしたこともなく、また初挑戦が海外、さらにインドということで様々な問題が生じてしまった結果です。しかし、最後まで温かく見守っていただきありがとうございます。

 もう一つ、謝罪しなければならないことがあり、それはプロジェクト内容の変更です。当初は、動物を飼育する予定でしたが、予算の都合上、飼育スペースが外になり夏の猛暑に耐えられない可能性があること、また内装のホワイトボード等の予算が足りなかったこと、これらを考慮し、動物の飼育は断念し、内装へと予算を回すことにしました。勝手に判断し、申し訳ございません。

 自分自身は、7月5日にインドに到着し、7月14日インドを発ちました。当初の予定では、6月中には、学校が建設終わっており、写真撮影とリターン品の受け取りのための渡航でしたが、現地に赴くと、建物は建っていましたが、塗装等はなされていなく、まだ教室とは言えない状況でした。自分も手伝い、少しずつ進み、インドを発つ前日7月13日に何とか作業が終わり、子供たちに初めての授業を実施することができました。

 今回の渡航で、スラムの子供たちは、みなとても賢く、学習意欲もとても高いと感じました。皆、真剣に授業を受け、吸収しています。英語で簡単なコミュニケーションをとれる子供たちも沢山います。

しかし、彼らはほかの一般家庭のインドの子供たちと比べると教育環境がよくなく、高校以降は進学することが厳しいそうです。また、スラムの子供たちは両親の仕事のお手伝いや、年下の兄弟の世話をしなければならないので、小学校も通えない子たちもいます。

学びたいのに学べない、そしてそのためにまともな職に就けずスラムから抜け出せない。こんな状況を変えたいとサンタンは思い、今回のプロジェクトが始まりました。

 結果、皆様のおかげで56万1千円が集まり、友人の夢のための最初の一歩を手助けすることができました。本当にありがとうございます。2万5千人以上が住む大きなスラムに、小さな小さな学校が建てることができました。

このことが、子供たちの将来にどう影響を及ぼすかわかりません。何も変わらないかもしれないし、何か変わるかもしれない。しかし、真摯に学ぶ姿や子供たちの笑顔を思い出すと、彼らの将来が少しでも選択肢が増え、少しでも幸せな将来を送れることを願わずにはいられません。皆様のご協力、心から感謝いたします。

帯広畜産大学6年黒澤拓斗

 

 

 

スラムに教室をつくる!

こんにちは、現地ボランティアの三輪です!!

今日はスラムプロジェクト、サンタン君、ジョン君の話です。

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デリーにあるスラムの子供達へ勉強を教えたり、いろいろ支援しているサンタン君、ジョン君。スラムと言うものを知ってもらうために、スラムツアーも開催しています。

http://streettoursindia.com/

(詳しくは↑のウェブサイト)

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以前のブログで書いた、レインボーチルドレンの元ボランティアの黒澤君のクラウドファンディングが成功し、学校(教室)建設が始まりました!!

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今、サンタン達が子供達に勉強を教えている場所です。あるだけましですが、、このような青空の教室なので、雨をしのげない、直射日光を浴びてしまう、夏には50度近くになってしまいます。この状態ではまともに勉強ができないです。

そこでここに屋根を作って、ちゃんとした教室を作るというのが今回のプロジェクトです!!

サンタン、ジョンは教室を作ることを心待ちにしてました。「これは僕たちがずっとやりたかったことなんだ」と何度も言われました。たしかに去年の7月に会ったときから何度も「教室を作りたい」って聞きました。それが今ようやくスタートしました。

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スラムの外でブロック、砂、水、窓、ドアなどを準備して、それをスラムまで運んで、そして砂と水をまぜて、ブロックと泥?を接着しながら敷き詰めていきます。建物を建てる専門の人とスラムの人の協働で教室を建てています。

「スラムの外から、ブロックとか重いものを持ってくるのが大変」「気温が30度超えてるので、大変な作業」「急に教室を建てだしたから警察が来た!」「まともに働かないでお金を要求する人もいる」

、、と大変そうです。

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でも「子供達がものすごく楽しみにしている!!」とサンタン、ジョンが言ってました!!無事に教室できるように願います!!


スラムから脱出する機会を作ることができる教育~現地スラムレポート

 

こんにちは!!現地ボランティアの三輪です。

インドに来てもう5ヶ月経ちました。。あっという間に日々が過ぎていきます。

インドのこと、、いろいろと書きたいことがありますが、この前、レインボーチルドレン元奨学生のサンタン君に彼の出身地のスラムを案内してもらいました。なので、今日はスラムと、サンタン君の現在の活動について紹介したいと思います。

右がサンタン君。左はジョン君、いいコンビです(笑)

写真の右側の青年がサンタン君。レインボーチルドレンのホームページにも掲載されている青年です。
サンタン君はデリーのスラムの出身です。


このスラムには田舎で生活できない人が集まって来ています。年々大きくなっているそうです。

スラムにも電気や水はありますが、スラムの人々には料金は支払うことはできないので、違法接続です。

スラム内にもチャイ屋さん、食堂などはありました。スラムの人々向けです。

スラムの食料品売り場。スラム独自の流通ルートがあるそうで、他の場所よりも安い値段で売買されているそうです。

こちらは鶏肉屋のお兄さん。子供の頃、貧しくて田舎では生活できなかったので、親戚を頼ってこのスラムに来ました。学校には行かず8歳の頃から13年間ずーっと働いています。

スラムにも食料品などの生活必需品が買える状況にあることはびっくりしました!!でも衛生状態は良くないし、電気、水は違法接続だし、非正規に住んでいるので、十分な行政サービスは受けられないのだろうなと感じました。病気になったり、豪雨などの災害が来たりしたらたちまち生活が苦しくなる、余裕のない生活をしています。

このスラム出身だったサンタン君、レインボーチルドレンから奨学金を得て大学院に通い、無事卒業。今は自分でStreet Tours Indiaという旅行会社を起こして働きながら、自身の出自であるスラムの支援をしています。

サンタン君達の会社「Street Tours India」のオフィスはメインバザール内にあります。

「Street Tours India」の名刺

サンタン君がしているスラム支援の1つがスラムツアーです。

これはスラムに興味がある人達にスラムを見学してもらうもので、スラムに興味がある人にとっては非常にいい経験になります!!お客さんは日本人、西洋人など色々な国の人が来ているようです。サンタン君はこのスラム出身なので、スラムの人々も好意的で、安全に、詳しく案内してくれます。

今回の写真はこのスラムツアーで撮影しました。サンタン君がいなければ部外者はスラムには入れない、スラムの写真を取れない。とサンタン君は言ってました。

スラム支援しているスラム出身のサンタン君。当たり前ですが、子供達に大人気です。

スラムツアーは毎日やってます。料金はスラムの人々の支援活動資金に当てられています。

http://streettoursindia.com/
詳しくは↑のウェブサイトを見て下さい!!

 

もう1つの支援として、サンタン君はスラムの子供達の教育を支援しています。スラムには学校に通えていない子供達がたくさんいて、その子達のために英語、算数などを教えています。

スラムの子供達。多くの子供達はスラムで生まれ、そのままスラムから抜け出せずに生きていく子が多いそうです。この子達は明るく、元気でしたが、そうでない子もいます。写真は撮ることができなかったですが、死んだ目をして、13-15くらいの年齢の子でクスリをやっている子もいました。スラムにはそういう部分も勿論あります。

サンタン君は自分自身がきちんと教育を受け、大学に通い、仕事を得て、スラムから抜け出せたように、他の子供達にも教育を受けてもらって、スラムから抜けだして欲しいと思ってスラムの子供達の教育を支援しています。

ただ、現状はまだまた課題がいっぱいです。教材、ノート、文具など授業をするための環境が十分ではないです。スラム内には教室もなく、青空の下で授業をしています。

そのため、現在(2018/12/26から)、この教育環境の改善のため、レインボーチルドレンの元ボランティアの黒澤君がクラウドファンディングを始めています。


https://readyfor.jp/projects/18226
もし宜しければ皆様のご支援を頂ければ幸いです。

サンタン君の頑張りにはホントに心を打たれます。奨学金を受け、大学に通い、仕事について、スラムから脱出。そして、自分が育ったスラムのために、様々な行動を起こしているサンタン君。

サンタン君のような人が増えることが理想だと感じました。

スラム出身の人がスラムから脱出する機会を作ることができる教育。

教育の支援は続けていかなくてはならない。と感じます。

 

たくさんの絵本が集まりました!ありがとうございました。

 

インドのスラムに英語の絵本を贈ろう~レインボーライブラリープロジェクトにご協力下さった皆さま、本当にありがとうございました。

全国より素敵な絵本とDVDがたくさん集まりました。小さなスラムの学校が絵本でいっぱいになりそうです。

こども用の絵本は装丁も可愛くて、夢があふれてていいですね。日本の子どもたちが大好きで何度も何度も読み返した絵本が、海を越えてインドの子どもたちへと届けられます。

どれも状態がよく、大切にされてきたことが分かります。飾っておくだけでインテリアになりそうですもんね。

それにしてもクマのプーさん人気はすごいです。

プーさんがいっぱいです。インドにはクマさんはいるのかな?

見て聞いて歌って覚えるDVDなんて、教室が大変なことになりそうです。

ディズニー系の映画もたくさん。絵本もまだまだあります。

個人的にひかれたのはこの2つでした。

恐竜や動物が飛び出す仕掛け絵本。分厚い本の中にたくさんの魅力的な「あいつたち」が潜んでいて、ちゃんと説明もびっしり書かれています。男の子なら釘付けになりますね。

あと、こちら。What Makes a Rainbow?

レインボーなだけに、ストーリーが気になります。

万国共通で虹は夢のある対象ですね!

3月11日よりインドへ出発し、予定では3月18日にスラムの学校を訪問することになっています。子どもたちに手渡しして、小さな図書館(図書コーナー)完成のお祝いをして、一緒に写真を撮ってきますね。

ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

卒業最後にインドの子どもたちへ(愛媛県済美高等学校)

 

愛媛の済美高校の3年生の皆さんから、手づくりの小物入れが届きました。

済美高校の本郷先生、家庭クラブ、ボランティア部の皆さんとは、2014年からのご縁です。

当時は1年生だった生徒の皆さん。

間もなくの卒業式を前にして、昨年末からインドへの最後の贈り物を制作してくださったそうです。

高校1年生がもうちょっとで卒業式。春からは大学生なんですね。

ものすごく時が早く感じます。

文化祭でスラムの子どもたちが描いたTシャツを着て募金を呼びかける部員のみなさん(2014秋)

これまで、先生方も一緒にスラム学校建設プロジェクトを応援下さったり、文化祭で2500名の前で発表をしたり、文房具を集めたり、バザー販売や募金活動をしてくださいました。

チベットのちびっこたちへ届けたシュシュは、みんな大喜びでした。

今回の小物入れは、3月に訪れるスラムの小さな学校へ届けてきます。

巾着タイプと、ファスナーのついたタイプの小物入れ。桜が描かれたデザインと、反対側にはワンポイントの日の丸が可愛らしいですね。

きっとスラムの子どもたちも喜んでくれるはずです。

卒業される皆さん、3年間応援下さって本当にありがとうございました。

こうして、インドのスラムやチベットの子どもたちと繋がることができた経験を忘れないでください。

春からは大学生としてさらに世界を広げていくことでしょう。世界の様々な問題を深く知ることもあるはずです。そんなときに自分が無力に感じるかも知れません。でも、世界中にはこうして繋がることで救われる誰かがきっといるはずです。

レインボーチルドレンは「認めあえて」「分かちあえる」世界を目指しています。とってもシンプルだけど、今の世界でなかなかできないこの2つのこと。でもできると、この地球を何万倍もいい星にしてくれる魔法です。

「やればできるは魔法の合言葉」

で3年間を過ごした皆さんは、きっとできるはずです。

インドで奨学金支援をしている若者たちは、皆さんとほぼ同じ世代です。チベットは「認めあう」精神を、スラムは「分ちあう」精神をそのバックグラウンドに持っています。それらをベースにもつ若者たちが、自分たちの社会を改善するだけでなく、世界を変える未来を期待しています。

同じように、日本の若い世代にも期待しています。

インドにいる彼らとともに世界をより良く変えていきましょう!

国際協力の現場を訪れたいと思った時は、スタディツアーでお待ちしています!

 

【募集】スラムの学校に英語の絵本を贈ろう!

 

レインボーライブラリーをつくります!

子どもの頃の思い出の絵本や、あなたの人生を変えた映画のDVDなど、インドの子どもたちに届けませんか?

インドの首都ニューデリー最大のスラムの中にある、小さな学校”WAHOE COMMUNE SCHOOL”。

ぎゅうぎゅう詰めの教室、
文具や教材も足りない小さな学校ですが、
子どもたちはここに来るのをとても楽しみにして通っています。

昨年の緊急ルピー募金によるみなさまからの温かいご支援のおかげで、
子どもたちの冬の衣類、黒板やカーペット、不足していた文具などをクリスマスプレゼントとして届けることができました。

この学校で、みんなの頼れるお兄さんでもあるサンタンは、レインボーチルドレンのスラム奨学生第1号です。
現在、生まれ育ったこのスラムをサポートしていくリーダーとしてさらに成長するために、大学院に通っています。

そのサンタンから、こんな提案がありました。

「学校で、子どもたちが自由に本を読んだり勉強できるような図書コーナーを作りたい。
いらなくなった本を譲ってはもらえないだろうか。」

元々、鉛筆やノートすら不足していた小さな学校。当然1から本を買い揃えたりすることはできません。

そこで、レインボーチルドレンでは、
ご家庭で使わなくなった、幼児〜子ども向けの英語の絵本や、教材、DVDを募集いたします!
※子どもたちが読めるもの、インドで必要とされる学習という点から、今回は英語のもののみ募集させていただきます。
ただし、もしもヒンディー語のものをお持ちの方がいらしたら、もちろん大歓迎です!

集まった本や教材、DVDは3月11日からのスタディーツアーで、学校を訪問時に子どもたちにお届けいたします。

募集内容

◾募集するもの
幼児〜子ども向けの英語(またはヒンディー語)の絵本、教材、DVDなど。
本には書き込み、多少の汚れや落丁などがあっても問題ありません。
手づくりのものでも歓迎です。

◾募集期間
一次募集:即日〜2017年3月9日到着分まで

◾送付先
〒630-0226
奈良県生駒市小平尾町107-24
特定非営利活動法人レインボーチルドレンジャパン
「レインボーライブラリー」係宛
TEL:0745-45-5220

*ご住所・お名前・メールアドレス(PC用)、および本を手にするインドの子どもたちへのメッセージを必ず記入下さい。メッセージは本に貼らせていただきます。
*恐れ入りますが送料はご負担ください
*まとまって数がある場合で、近畿圏であればスタッフが取りに伺います。下記にお知らせください。

◾持参も受け付けます!
3月1日~3日、大阪・阪急百貨店うめだ本店で開催される
「H2Oサンタ主催 NPOフェスティバル」にレインボーチルドレンも出展いたします。
会場ブースへ直接お持ち込みいただいても結構です。

開催場所:大阪市北区角田町8番7号 阪急百貨店うめだ本店9階祝祭広場
↓↓ イベント詳細
NPOフェスティバル出展@阪急うめだ本店

子どもたちにとって、この小さな学校が、より楽しく学べる場所になるように、
みなさまからの温かいご支援をお待ちしております!

 

◾この件に関するお問い合わせ

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

 

メディカルキャンプ&衛生教育プログラム@スラム

 

ルピー募金でまたひとつスラムの子どもたちへの贈り物ができました。

年明け間もない1月5日、スラムの小さな学校「Wahoe Commune School」へお医者さんに来てもらい、メディカルキャンプを実施しました。

スラムの中に病院はありません。そして、スラムの人々は病院にかかる習慣がないため、よほど悪くならないと病院へ行かないのです。そのため、治療が間に合わず生命にかかわってしまうこともあります。

そして、スラムの子どもたちは91%が栄養失調から何らかの病気に罹患しているとのデータがあります。乳幼児は母親から受け継いでしまう病気も多いようです。

なんのポスターかな?と思ったら、身体測定なんですね。

栄養を補給するためのシロップも配られました。

あれ???元インターンのゆうかちゃんと奨学生のペマちゃん?!

そうなんです。スラムでメディカルキャンプを実施するので、同時に子どもたちに衛生教育プログラムを行うために、チベット人初の看護博士号を目指しているペマちゃん(奨学生file.13 Pema Bhuti)と、冬休みでインドを訪れていたゆうかちゃんに駆けつけてもらいました。

今日のペマちゃんは、先生です。

2人でこんなプログラムを準備してくれました。

  1. なぜ手洗いが大切なのか
  2. 手洗いした時、手洗いしてないときでどのくらい違うのか実験
  3. 手をどのように洗えばいいのか8つのステップで紹介
  4. 歌でみんなで手洗い
  5. フィードバックを通して、どれくらい理解したか確認
  6. ドクターのメディカルチェック

みんなペマ先生とゆうか助手の授業に聞き入っています。

大きな子たちも手伝ってくれましたよ。Preeti と Kushboo です。ティッシュで拭いただけと、手洗いすることの違いを説明しています。

どんな時に手を洗ったらよいでしょう?分かりやすく説明するために、こんなツールも準備してくれていました。

子どもたちに石けんもプレゼントして、手洗いの実習もありました。

最後に記念撮影。後でサンタンに聞くと、みんなすごく楽しかったそうです!今日のお姉さん先生たちが教えてくれたことは、きっとずっと覚えてるでしょうね。手洗いが習慣になって、少しでも感染症の予防につながれば嬉しいです。

(photo by Jack Minkyi )


今回のメディカルキャンプ&衛生教育は、ルピー募金に協力頂いた皆さまのお蔭で開催することができました。本当にありがとうございました。

今年11月9日から12月4日まで募集した「緊急ルピー募金」には、総勢247の方が参加下さり、総額1,552,903ルピー(INR ; 約264万円 , 1ルピー=1.7036換算)が集まりました。

■緊急募集!インドルピー旧紙幣 〜 紙くずと化した紙幣が、若者たちの未来へ!
http://rainbowchildren.holy.jp/archives/12326

 

12月9日に全額を3つの支援先に手渡し、現地からのレポートも発信中です。
■報告①
無事にインドへ届けることができました。最終支援先・金額発表
http://rainbowchildren.holy.jp/archives/12635
■報告②
チベットからメリークリスマス2016~Merry X’mas from Tibetan Scholarship Students
http://rainbowchildren.holy.jp/archives/12688
■報告③
スラムへのクリスマスプレゼント~X’mas gift for slum kids
http://rainbowchildren.holy.jp/archives/12746
■報告④
ルピー募金者を公式サイトに掲載しました
http://rainbowchildren.holy.jp/sponser#i-13
■報告⑤
メディカルキャンプ&衛生教育プログラム
http://rainbowchildren.holy.jp/archives/12818