2015春スタディツアー vol.7 (3日目)【スラムの人々とのつながりから学ぶこと】

いきなりですが、告知させてください♪ \(^_^=^_^)/ 

【イベント案内】【5/17(日)東京:水天宮】【参加費無料】
【レイチル大学vol.1 インドの難民とスラムの子供たちの未来とは?】

本年度より開校することになりましたレイチル大学!
レイチル大学とは、レインボーチルドレン大学の愛称です。
(可愛らしい名前でしょ?皆さん覚えてくださいね!)

第1回目の講義は3月のスタディツアーの報告と、各プロジェクトの進捗についての説明をします。
レインボーチルドレンのプロジェクト報告を通して、インドにおける難民、都市型スラム、ストリートチルドレン、女性蔑視、児童労働、教育環境、カースト制度等の問題を学び、一緒に考えていきます。

でも実際の大学の講義のように堅苦しいものではなく、オープンに、お菓子をつまみながら、レインボーチルドレンのミッションである「教育は世界を変える!ひとつの地球へ」について、考える機会となれば幸いです。
ネットだけの情報ではなく、レインボーチルドレンのリアルな生の息吹を感じに来ませんか?

5/17(日)14:00-16:00 東京メトロ水天宮駅徒歩3分ソーシャルビジネスラボ
詳細は公式ブログ http://rainbowchildren.holy.jp/archives/4922
お申込みはFacebookページ https://www.facebook.com/events/295245950675950/
皆さまのお越しをお待ちしております!
Original_without_effects_on_transparent_background_1024 レイチル大学vol.1

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2015年3月7日(土)①

ムニャムニャ…
あれ…まだ5時半か…

世界一カラフルで、クレイジーなホーリー体験をした翌朝。

異常な興奮体験をしたせいだろうか、朝早くにもかかわらず目が覚めてしまった。
今日は出来るだけ睡眠を取って、体力を回復しとかなきゃいけないんだけど。
その後二度寝することもできず、結局チェックアウトする準備のために早起きする。

ホテルの外に出ると、柔らかな朝の光が目の奥まで差し込んでくる。
今日のお天気は快晴。
空は抜けるように青く冴え渡っている。
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しかし、身体に感じる疲労感。
昨日、嵐のような一日を過ごした代償だろう。
まるで、朝から15ランウドを戦い抜いたボクサーのようだ。
スタディツアーはまだ始まったばかりなのに…(^^;;

今日の夕方には、インド北部のダラムサラへ出発する予定になっている。
現地までは夜行バスで12時間以上かかる、長い長い旅だ。
その前にシャディプールのグジャラティスクールに通う、スラムの子供たちに会いに行く。

7時半から始まるモーニングを食べようと、ホテルの地下1階へ。
みんなも食べに集まってきた。
表情を伺うと、早くも疲れがたまっているように見える。
今回のツアー、みんな無事に乗り切れるかな?

食事をしながら朝のミーティング。
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今日の午前中はスラムに行って、『Kids Camera Project』用のカメラを子供たちに渡す予定。
支援者の想いの詰まったデジタルカメラたち。

ふわぁ〜、よく寝た…
ん?ここは日本じゃないのか?
なぜか英語バージョンに切り替えられてるぞ?
どうやらまた活躍できるみたいだな?
よっしゃ、まだまだワシは現役だってとこを見せてやろうかな!

はるばる遠くインドまでの長旅を終えて、今度はスラムの子供たちの手によって息を吹き返す。
仕様を日本語から英語表示に、そしてここでもちゃんと動くか、みんなで最終チェック。
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日本出発前に急きょ決まった『Kids Camera Project』
告知して出発までの短期間にもかかわらず、全国から46台ものカメラが集まった。

支援者のみなさんが、大切なお金を出して購入したカメラ。
支援者のみなさんの、当時楽しかった瞬間をたくさん切り取ってきたカメラ。
日本では眠ってしまっていたカメラだけど、1台1台にはたくさんの歴史と思い出が詰まっている。

そんな大事なデジカメを、スラムの子供たちに提供してくれた。
その行為には、どんな想いが込められているのだろう。
皆さんのあたたかいご好意に応えるためにも、今後このプロジェクトは大きく育てていきたい。

ひらけ未来のトビラ『Kids Camera Project』とは
レインボーチルドレンでは、前回支援を決定した首都デリーのグジャラティスクールの子供たちに、日本で使わなくなったデジカメを贈り、子供たちが撮影した写真を日本で紹介したいと考えています。
良い作品は全国各地で写真展を開催することもできますし、人気投票をして子どもたちのモチベーションにつなげることもできると考えます。
写真展の収益はグジャラティスクールの経営資金に充当することもできます。
不安定なスラム学校の経営を支える、大きな柱となるかも知れないこの『Kids Camera Project』
日本の皆さんが使わなくなった眠っているカメラが、スラムの子どもたちの未来の扉を開ける可能性を秘めています。
Kids Camera ロゴ2

食事を終えてチェックアウトの準備をしていると、ホテルまでサージャンが迎えに来た。
スラムから帰ってくるまで、荷物はホテルに預かってもらえるという。
サージャンの先導で、みんなで地下鉄に乗ってシャディプールのグジャラティスクールへ。
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スラムの入り口に到着。
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スラムの入り口から学校までの道のり。
細く曲がりくねった路地は、初めての人には迷路にしか見えないだろう。
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初めて来た時は、私自身もまるで迷路だと思った。
しかし、今となっては何度も通っている道なので、自分の家の周りを歩いているように感じる。
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足元はぬかるんでいて滑りやすいが、懐かしさのあまり軽快な足取りで歩いていく。
前回ズボッとぬかるみにハマった場所もちゃんと覚えていたので、ノープロブレム!
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学校へ向かう途中、スラムの人々が笑顔でナマステ!と挨拶してくれる。
周りには、無邪気にはしゃぐ子供たち。
劣悪な環境で日々生活しているはずなのに、そんなことなど彼らの笑顔からは微塵も感じられない。
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ここスラムを訪れると、人間が感じる『幸せ』についての定義を思い出させてくれる。

『幸せ』って何だろう?
ふと、頭の中にそんな疑問が芽生える。
明らかに不衛生なスラムの現実を目の前にして、それでも楽しそうにはしゃぐ子供たちの姿。
今はっきり言えることは、幸せとは『状態』ではなくて、『感情』から生まれてくるものだということ。
他人から見たらどんなにひどい環境であっても、そこで生きている人の瞳が輝き、心が満たされているのであれば、その人の今は幸せなんだ。

日本で何不自由なく生活している私たち日本人。
ここに住むスラムの人たちは、日本人を見て興味や憧れの感情は抱くことはあるかもしれない。
しかし、物には溢れているが濁った目をした日本人見て、幸せそうだなぁと思うスラムの人ははたしているだろうか。

悪臭の漂う中でも、生き生きとした目を輝かせながらはしゃぐ子供たち。
そんな子供たちを見ると、幸せの素というのは自分の心の中にいくらでもあるのだと教えてくれる。
幸せと感じるためには、自分で幸せの種を撒き、水をやり、たくさんの陽の光を浴びせ、幸せの花を自分の心の中に咲かせればいい。
現地のスラムの人たちとの触れ合いは、そうしたことを気付かせてくれるとても貴重な体験だ。
2014春スタディツアーvol.6 (2日目)【スラムツアー体験!①】より

日本人として生まれ、恵まれた環境で生きる。
世界から見たら、物に溢れ何不自由なく生活している私たち日本人。
なのに日本人の自殺者はここ10年、連続3万人前後を推移しているとマスコミでも報じられ問題になっている。
さらに、いじめによる自殺者も後を絶たない。
※WHOの世界基準だと、日本の自殺者は毎年11万人ということになっています。1日あたりに換算すると、実に300人以上。これは他の先進国の10倍です。この事実とマスコミとの情報の食い違いには、遺書の存在が大きく関わっています。
政府としては遺書がない場合は自殺にカウントされず、変死として処理されるという衝撃的な事実があります(日本には実際年間15万人ほどの変死者がいる)。死に急ぎ、遺書も書かずに亡くなっている方を考慮すると、実際には3万人以上の自殺者がいるのは想像に難くありません。また先進主要国(G7)で、20代と30代の死因のトップが自殺などという国は日本だけです。
死にたくはない、生きたいけれど死ななければいけない状況、よって「死ぬしかない」という結論に至ってしまっている。でもこうした思考回路に陥ってしまうのはどこかおかしい、何か間違っているのではないか。死ぬしかないと思うような状況を改善するよりも、どんな状況でも幸せだと感じる『豊かな心を育む』ことに目を向けることが大事なのではないか。スラムで生きる人々を目の当たりにした私には、そんな気がしてなりません。

しばらく歩くと、目指すグジャラティスクールに到着。
ここの1階と2階で、子供たちは学んでいる。
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スラムの子供たちとは、半年ぶりの再会。
前回の訪問時に盛り上げてくれたドラマーのVickyが近寄ってきて「久しぶり!」とハイタッチしてきた。
なんかホントに仲間として受け入れられているようで、とても嬉しい。
image(←いつもノリノリのビートを奏でてくれるVicky)
他の子供たちも、笑顔でお出迎え。
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みんな!久しぶり!*\(^o^)/*
image(←もはや死語)

んがっ!
子供たちからは、まさかの色粉での歓迎!

えぇ〜!ホーリーは昨日で終わったんじゃないの!?
ホーリーは昨日十分堪能したからもういいよ〜!
今日は心の準備してきてないから〜!(>_<)

しかし、子供たちの好意を前にすると、断る訳にいかない。
image(←無意味な抵抗)

カーン!

と、ここスラムでも、想定外のホーリー第2ラウンドのゴングが鳴ってしまった。
子供たちからの熱烈な歓迎。
他のメンバーの顔にも、次々とカラフルな色粉が塗りこめられていく。
でも、こうして歓迎されてるっていうのは、ホント嬉しいことだよね!
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さて、今回のスラム訪問では、とにかくやることがテンコ盛り。
前回の学校建設プロジェクトの変更で、スポンサーの皆様に約束したミッションを一つづつ遂行していかなければならない。
スラムプロジェクト変更のお知らせについての詳細はコチラ
図1

今日はスラムに滞在する時間が限られている。
なので、いつもの子供たちからのプレゼンタイムは省略してもらうように、ネルー校長には訪問前に通達済み。

まずは前回のクラウドファンディング、READY FORのギフトであるネームプレートを設置。
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そして、ネルー校長と校舎2階のバルコニーでミーティング。
ひそかに水面下で動いていた、スラムツアー企画。
サージャンがボランティアで参加してくれることが、今回正式に決定。
これから本格的に動き出す。
その他サージャンのオプショナルツアーの売上の幾らかを、レイチルに寄付してくれるとのこと。
ありがとう!サージャン!*\(^o^)/*
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Kids Camera Projectに関しては、子供たちが撮った写真をSDカードに保存。
そして、次回訪れた際に新しいものと交換して持ち帰る。

今回他のキッズカメラマンの指導役を引き受けてくれたのは、このスラム出身で現在デリー大学への進学に向けて努力している若者2人。
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※彼らが大学に行くために苦労したことや大学で何を学びたいかをインタビューした模様は、後日ブログで報告する予定です。

スラムの子供たちが撮った写真は、日本で展示会などのイベントでお披露目。
その写真を商品化したり、イベントで得た収益をスラムの運営資金に充当していく計画だ。
また、ネット上に写真をアップして、人気投票なんかもやってみたい。
※その他、子供たちの未来を切り開いていく良い活用方法を随時募集中です。みなさま、ぜひご提案ください!

あくまで私たちのプロジェクトの趣旨は、『手放す支援』
いつの日か、彼らが自分たちの力だけで自立して生きていけるようにするのが、我らがレイチルの活動。
その日まで私たちは、彼らに手を差し伸べていく。
Kids Camera Projectも、子供たちが将来自らの力で生きて行く際の、一つのきっかけにつながればと思う。

ただ単に、自分たち団体のエゴの押し付けにならないように気をつけなければならない。
あくまで主役は彼らなのだ。

ふと教室の中を覗くと、いつものように子供たちのダンスバトルが勃発していた。

ありゃ!?
今日は歓迎会はいいよと伝えていたのに。
いつの間にかドラマーのVickyが乱入してきて、みんなで踊りまくっている。
結局、子供たちは踊ることが大好きなんだね。
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子供たちからの、いつものアツイおもてなし。
言葉を交わさなくても、ダンスを一緒に踊ることで打ち解けていくコミュニケーション。
Vickyの叩く軽快なドラムの音に合わせて、子供たちは感情を全身で表現している。
ノリノリのVickyは、私たちをドラムの上に座らせる!さらに肩車まで!
ワォー!*\(^o^)/*
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結局、予定していたミッションを遂行する時間もなくなり、残りは次回訪問の3/11に繰り越し。
今日出来るだけのミッションを遂行して、スラムを後にする。

午後はサージャンの自宅へ。
インドの家庭料理をご馳走してくれるとのこと。

何度もインドには来てるけど、生の家庭料理は初体験!
こりゃ楽しみ〜!(^^)

つづく…

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2014春☆スタディツアー Vol.8 (2日目)【スラムツアー体験!③】

ボランティア活動は見返りを求めるものではないんですが、お礼を言われることはとても嬉しいですね!
今回スラムの子供たちにプレゼントした子供服のお礼を、ネルー校長からメールでいただきました。
こうしたコミュニケーションがあると、俄然やる気に拍車がかかります!

昨日レインボーチルドレンが、新たな第一歩を踏み出すことが決まりました!
この重大発表は記事の中の速報をご覧ください!

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みなさんありがとうございます!o(^▽^)o

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2014年3月10日 2日目-5

今回スラムの子供たちに会いに行くにあたって、日本から持参してきた大きな荷物。
これは日本にいる有志の方々から、子供たちへのプレゼントとして預かった大事な子供服。
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物に溢れた私たち日本人が処分してしまうような物も、スラムの子供たちには喜んでもらえる。
ボランティア活動は自分自身が無理せず、自分の範囲内でできることをする。
まずはやろうとする意識を持つことが大事。
ちょっとした意識さえあれば、日本からスラムの子供たちをこうして支援することもできるんやね!
レインボーチルドレンの活動に、共感してくれる方々に感謝感謝!

今回子供服を集めてくれた漆原隼人サマ、柿元樹里サマ、大西いづみサマ、漆原加津子サマ、本当にありがとうございました!<(_ _)>
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後日、新学期で忙しい中、ネルー校長からお礼のメールと写真が送られてきた。

Dear friend Namaste,
we are busy with school Nursery class admission in Government school
sorry for the late answers….
thank you very much for the children cloth
we give this cloth to the needy children in Gypsy community children in the slum
tomorrow we are going to give some of the children cloth to Gujarati school and little kingdom school children
thank you very much for all the help you do Indian children
may god bless your RAINBOW CHILDREN MORE AND MORE BLESSINGS
THANKING YOU
JOSEPHINE ANANDHI

Dear friends in Japan
i am very thankful to you all
very good for the needy children
we are also looking for some of the sponsors to educate this little children
it will be more good for the children
please consider
giving education is very good for them
thanking you

Greetings,

Best Regards

日本語訳

親愛なる友人の方々、有難うございます。
私達は政府の学校で保育園クラスの入学で忙しく、お礼が遅れて申し訳ありませんでした。
子供たちの服、どうもありがとうございました 。
私たちは、スラムにいるジプシーコミュニティの恵まれない子供たちに、この服を与えます 。
明日はグジャラート学校とリトルキングダム学校の子供たちに、子供の服の一部を提供しようと思ってます。
あなた方がインドの子供たちに対し、行っていただいたすべての援助に感謝致します。
あなた方レインボーチルドレンに、ますます多くの神のご加護がありますように。
感謝致しております。
ジョセフィンさんより(※ネルー校長の奥様です)

日本の親愛なる友人の方々へ
私はあなた方のすべての行いに、非常に感謝しています。
貧しい子どもたちのために非常に良いことをしてくださいました 。
私達はまた、この小さな子供たちを教育するためにスポンサーのいくつか探しています。
それは子供たちのためにより良いことだろうと思ってます。
ご検討ください。
教育を与えることは彼らのために非常に良い事です。
あなた方に感謝致しております。
敬具
ネルー校長より

※日本語訳は、レインボーチルドレン栃木支部長の増渕令子さんです。
令子さんは通訳の経験もあり、外国人のお友達もたくさんいて、Facebookでは英語で投稿されることもあります。
英語の苦手な私にとっては、令子さんのスキルはホント羨ましい限りですね。
令子さん、ありがとうございました!
ちなみに、令子さんのFacebookはコチラ↓

増渕令子さん FaceBook

メールにはたくさんの写真が添付されていました!
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なんか、スゴイ盛大なイベントになってる!(笑)(^_^;)

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愛する我が子の服が、遠くインドでも喜んでもらえるってイイですね!(^^)

今回も貴重な体験をさせてもらったスラムを後にする。

住人たちが前回よりも好意的な笑顔で見送ってくれている気が。
仲間入りできたのか!?気のせいかな?
そんな風に思える自分がちょっと嬉しい。

駅に向かう道中、道の反対側に渡れず、私一人だけ取り残される。
道路には信号がないので、自分で車を止めるか、走る車の間をすり抜けて渡らなければならない。
こんなにたくさんの車が行き交う中を、すり抜けていくの!?
ひとりオロオロとする、アラフォーオヤジ(>_<)
車もなかなか途切れないし、ん~、渡ることができないよ~。HELP ME~!
すでに渡り終えていたネルーさんが、私を見兼ねて戻って来てくれた。
私の手を取って道路の反対側へと連れていってくれる。
その光景はまるで「ほら、行くぞ!」とお父さんに引っ張られる鈍臭い子供みたい(笑)(^^;;
こんな交通量の多い道路なのに、ネルーさんは行き交う車の間をスイス〜イとすり抜けていく。
さすが地元の人間は違うわぁ!ネルーさんがいてくれて助かった~!

道路を無事渡り終えて、ネルーさんに別れを告げる。
Karol Bagh駅からみんなで地下鉄に乗ってホテルへ。
大阪支部長のはるかさんとは駅でお別れ。
12日には帰国してしまうとのこと。
ただ、近いうちにまたインドに来るみたいなこと言ってたけどね(笑)

速報 「いよいよスラムに日本初の学校を作ります!」

帰国後ネルー校長と相談の結果、メーラトのスラムに学校を作るプロジェクトを始めることが決まりました。まずは用地取得資金を集めるためのクラウドファンディングを5/1より開始します。詳細はまたご報告しますので、皆さまぜひ応援下さい。
*クラウドファンディングサイトReadyFor?

ホテルに戻る前に、駅前のマーケットで女性陣がお買い物。

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やっぱり女性としてはせっかくインドまで来ているんだから、ショッピングのひとつもしたいよねぇ〜。
そんな女性の心理を汲み取るのがうまいサージャン。
ホント優しいし、気がきくなぁ。
さすが世界を股に掛ける国際的プレイボーイ(笑)

それにしても、マーケットはものすごい人だかり!
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サージャンに聞くと、ここの大規模なマーケットは毎週1回月曜日に開かれているとのこと。
日本でいう朝市みたいなもの!?この時間だから、インドでは夜市っていうのかな!?

喉も渇いたので、露店で塩ラムネを飲む。
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訳のわからない怪しげな粉末も一緒に浮いているが、何かパワー付きそう!?

ホテルに帰ってサージャンと打ち合わせと料金清算。
とりあえず2万円を両替。
サージャン価格で1万円を5,850ルピーで両替してくれるという。
ホテルで両替すると5,500ルピーだから350ルピーもお得!
途中で帰るマダム二人は3,200ルピー返金、最後まで一緒にいる残りの5人は追加1300ルピー。
これでツアー中のホテルと空港間の送迎代、宿泊代含む最後までの料金の支払い完了。
あとはご飯代、お土産代、ダラムサラとバラナシでの宿泊代、全部合わせても現地で5万以内で収まる予定。

インドでは乗り物や宿泊時に法外な料金を請求されるトラブルがよくある。
こうした料金に関しても、事前に安心できるのも嬉しいね!

外は雨が降り出してるので、サージャンから教えてもらった歩いていける近くのチャイニーズレストランへ。
勧められた店は、サージャン自身は入ったことないって言うけど大丈夫かな?
店に入ると、ん!?レストランというより薄暗いカラオケバーだぞ。
ま、こんなこともあるさ!(笑)
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中華を食べるという頭があったので、チキンヌードル注文。
日本のラーメンみたいのをイメージしていたが、出てきたのはピリ辛スパゲティ。
あまりの辛さに、思わずミネラルウォーターを追加で注文。
ま、こんなこともあるさ!(笑)x2

食後ホテルへ戻ると、一気に疲れが出てくる。
かなり気分が高揚していたので、気がつかなかったのだろう。
今日の感想と今後のレインボーチルドレンの展開を石川さんと話す。
今回のスラムでのちーちゃんとともちゃんの様子を見ていて、若い子の感性は大事って再確認した。
アラフォーの私たちより学生たちの方がスラムの子供たちに仲間意識を持ったり、少し前の自分と重ね合わせたりしやすいし、帰国後に日本の友達に体験談を話したら共感してくれやすいだろう。
今回体験したことを、一人でも多くの若い世代に知ってもらえたら嬉しいものだ。

先に石川さんがシャワー浴びる。
この時間、肝心のお湯が出ないよとのこと!
ふと横見たらシャワーを浴びた石川さんは、寒くてダウンジャケット着て寝ている(笑)
マ、マジですか!?(◎_◎;)
汗かいてるし浴びないわけにもいかないので、意を決してシャワー室へ。
恐る恐る蛇口をひねる。
ひぇー!冷てぇー!(>_<)
必死に我慢していたが、思わず口から出た魂の叫び!
気合いで身体洗い、シャワーから出て何食わぬ顔で石川さんに一言、
「全然たいしたことないじゃないですか~、余裕っすよ、余裕!」
なんて強がって言ってみたものの、魂の叫び声はベッドまでバッチリ聞こえていたらしい(笑)

明日は午前中の飛行機で、バラナシへ向けて出発!
3000年以上の歴史を持つ、ヒンドゥー教最大の聖地は果たしてどんな所なんだろう!?

つづく...

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2014春☆スタディツアー Vol.7 (2日目)【スラムツアー体験!②】

今日は、スラムの子供たちとの触れ合い体験!

遠く日本からやってきた私たちのことを、子供たちは何のためらいもなく受け入れてくれます。
逆に身構えてしまっているのは、何不自由なく暮らしている私たちの方です。

言葉は通じなくても、思いは伝わります。
強い思いから発生した行動は、必ず相手に伝わります。

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『地球へのラブレター』開催の様子はコチラ↓

2014年3月10日 2日目-4

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スラムの学校に到着!
半年前に来たばかりだけど、何か懐かしいなぁ。

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階段を上がっていくと、子供たちは既にスタンバイ済み。

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ちーちゃんは初めて目の当たりにするスラムの子供たちを見て、感極まって号泣してしまっている。
日本では、学校で勉強できることが当たり前。
しかし、スラムでは仕事に駆り出されることもなく、勉強できるという子供は幸せなのだ。
ここにいるのは自ら”勉強したい”と集まっている子供たち。
そんな希望に満ち溢れた子供たちの姿を見たちーちゃんは、自然と涙がこぼれてきたんだそう。
彼女は、すごく素直で感受性が強い大学生です。
これから社会に飛び立っていく学生のみなさんには、感受性の強い今の内に、ぜひこうした世界の現実を目の当たりにしておいて欲しいですね。

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妹のともちゃんは、“言葉が出なくなるほどショックを受けたのは初めて。こんな気持ちになるのなら、知りたくなかった”と初めは思ったそう。
もともと、日常で悩むことをただただ苦痛と感じてしまう性格のともちゃん。
しかし今回のスタディツアーは、たくさんの悩まされる体験ときちんと向き合い、脳みそフル回転で悩み苦しんだことによって、徐々に苦痛から解放されるという体験をしたそうです。
ツアーの感想文では、悩むって素晴らしいこと。自分にとって一番の収穫でした!とまで思うようになったって!
スタディーツアーって、まさに『人生を変える旅!』

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裕君は、7歳と3歳の子供を持つお父さん。
スラムの子供たちを見て、自分の子供を見る目と同じ感覚を持ったそうです。
“自分の子供と同じ匂いがする”と言ってました。
国は違っても、目に映る子供の姿はどこでも一緒なんですね。

※他にも今回初めてスタディツアーに参加したみなさんの貴重な体験談は、後日スタディツアー参加者感想文に追加していく予定です!お楽しみに! 感想文の詳細はコチラ↓
レインボーチルドレン スタディツアー

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今回のスラムでの催し物は、『地球へのラブレター × meets スラムの子どもたち』。
京都からツアーに参加した木村ひとみさん、森口和子さんが取り仕切ってくれました。
『地球へのラブレター』とは、お二人が2007年より携わってきた地球規模のプロジェクト。
かけがえのない地球という星を大切にしたいという想いを、形にしていきます。
それぞれが20×20センチの宇宙に描く、母なる地球へのラブレター。
日本から始まったこの壮大なプロジェクトは、今では世界へと広がっています。

早速『地球へのラブレター in スラム』のスタートです!
「ナマステー!私たちは日本という国からやってきました!日本はここにあります。」
「みなさんの住んでいるインドはどこにあるか、わかりますか~?」
「ハイ、正~解~!」
「今回はみなさんが住んでいる大好きな地球に、お手紙を書いてもらおうと思っています。」
「クレパスを使ってこの紙に、好きなように描いてみてくださいね。」

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子供たちはクレパスを使って、思い思いの絵を描いていく。
スラムの子どもたちは、どんな思いで絵を描いているのでしょう?
平和・環境をテーマに、貧困だけど輝く瞳からはどんな地球が見えているのでしょう?

※地球へのラブレター企画書より
地球温暖化や森林伐採、絶え間ない戦火、そして貧困と飢餓など、地球環境が日を追って悪化しています。
今この地球にすむ私たち一人一人が何か行動を起こさなければならない時だと感じています。
そこでかけがえのない地球という星を大切にしたいという想いを、絵画や工作に託した『地球へのラブレター』を日本中からたくさん募集し、メッセージとして展示することを企画しました。
『CO2削減』は世界の合言葉、『水の大切さ』は生命の源、『文化を守る』は平和であること。
私たちは、京都議定書が採択された京都から、アートを通じて自然保護と世界の平和を願いメッセージを発信しています。
小さな呼びかけからスタートした『アートラブレター』は、京都の小学校やNPO団体、賛同して下さる多くの人々に広がり、さらに様々なネットワークを通じ大きな共感の輪となり、そして今、世界各地から世代を超えたメッセージが届いています。
これからも私たちは、地球にすむ同じ思いの仲間たちに『地球へのラブレター』の制作を呼びかけ、また私たち自身もラブレターを描き続け、もっともっとこの輪を大きく広げていきたいと願っています。

やんちゃまつり
ラブレター1
ラブレター2
ラブレター3
今回スラムの子どもたちにも描いてもらった、思いの詰まった200枚のラブレター。
帰国後すぐに開催された、京都長岡京市の「やんちゃまつり」(3/21)で展示されました!

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あれ!?子供たちに描いてもらっている間、外では石川さんがスラムの家族に食事をご馳走になっている!
まさかのスラムで、”突撃!隣の昼ごはん!?”(笑)
食べながら楽しそうに談笑する石川さんは、すでにスラムの住人!
石川さん、お腹は大丈夫!?

ふと、今回ツアーに参加する前に、日本で読んだ記事の一文を思い出した。
”日本人がインドに来てお腹を壊したとしても、そんなの当たり前!そもそもインド人だってお腹壊すんだから”

目の前で美味い美味い!と美味しそうにチャパティを口にほお張る石川さん。
そんな嬉しそうな姿を見て、私も美味しくいただいちゃいました!
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“同じ釜の飯を食う”
知らないもの同士が心が通わせるための、一番のコミュニケーション手段かもしれない。
さらにチャイもご馳走になる。
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おお!美味いよ、このチャイ!
街中で販売しているものよりもホント全然美味い!(^^)

※前回初めてスラムに来た時には、子供からプレゼントされた、たった一粒のチョコすら私は口に出来ませんでした。
現地に飛び込んでみたものの、無意識に彼らとの間に壁を作っている自分に気がついたんです。
レインボーチルドレンの活動の中で、深く考えさせられた貴重な体験はコチラ↓
2013秋スタディーツアー Vol.52(6日目)【子供がくれた一粒のチョコ】
2013秋スタディーツアー Vol.53 コラム 【ボランティア活動の意義って!?】

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もうひとつの建物にも生徒たちが待っているとのことで、そちらに移動。

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ここにいる子供たちにも、地球へのラブレターを書いてもらう。
しかし、部屋の中が真っ暗。
停電で教室の電気がつかないらしい。
日本の当たり前がいかに恵まれた環境なのか、ということを痛感する。


もとの建物に戻り、みんなで描いた地球へのラブレターを持ってみんなで記念撮影。
日本で応援してくれている人達に向かって、日本語のメッセージをお願いしたけど子供たちは上手く言えるかな?
すると元気な声で、なさま、ありがとうございます!」
おお、すごい!即興なのにみんなちゃんと言えてる~!(^^)


最後に子供達から、お礼のお花をひとりひとりにプレゼント!
こうしたおもてなしが嬉しいね!(^^)


さらにダンスも披露してくれた。
楽しそうに踊る、子供たちの生き生きした表情!
私たちメンバーも一緒にDancing~!
裕君、ハッスルハッスル~!
大阪支部長のはるかさん、ノリノリ~!
ジャパニーズとインディアのダンスコラボレーション!YEAH~!
素敵なプレゼントをありがとう~!\(^o^)/

つづく…

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2014春☆スタディツアー Vol.6 (2日目)【スラムツアー体験!①】

スタディツアーの目玉の一つでもある、レインボーチルドレンのスラムツアー体験。

インドには世界遺産が数多く存在しています。
なので、世界遺産を巡るツアーを企画している旅行会社も、たくさん存在しています。

インドという国は遺跡を見て感動すると同時に、様々な人々に出会い、一人の人間を見ては深く考えさせられる所です。

しかし、本当の生のインドを体験したいなら、インドを巡る旅にスラムを組み込まない訳にはいきません。
スラムで生活する人たちを目の当たりにして実際に触れ合ってこそ、本当のインドというものが見えてきます。
ただ、インドを旅するほとんどの方は、せっかく遠くインドまで足を運んだとしても、スラムに足を踏み入れる体験まではしていません。
※実際にスラムツアーを取り入れている旅行会社自体、あまりないんですね。

せっかく時間とお金をつぎ込んでも、あ〜楽しかったと、ツアーを単なる娯楽“体験”で終わらせてはもったいない。
レインボーチルドレンのスタディツアーは
貴重な“体験”が人生“経験”へとつながること間違いなし!
のツアーです。

現地で五感をフルに使って感じていただくのが一番ですが、貴重な体験を記録してきた動画と文章で、雰囲気だけでもお届けできればと思います。

少しでも現地に行った気分になったら、嬉しいですね!

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まずは動画で、実際にスラムの中を一緒に歩いてみましょう!

2014年3月10日(月) 2日目-3

上陸後、初のインド料理を堪能して、お腹も満足!満足!

さあ、スラムの子供たちに会いに行きましょか!

そういえば前回スラムに行く途中、地下鉄の駅でライフル銃抱えた警察官に、私一人捕まったんだっけ(笑)
あの時はどうなるかと思ったわぁ~!(^^;;
さすがにあのドキドキ感は、二度と体験したくはないけどね。
当時の貴重な体験はコチラ↓
2013秋スタディツアー Vol.43(6日目)【メトロ(地下鉄)体験】

裕君、地下鉄で写真を撮りすぎて、警官のお世話にならないように!(^^;;

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メンバーは二手に分かれてスラムへ向かう。
石川さんと私は、子供たちへ届ける荷物を積んでオートリキシャーで。
残りのメンバーは、サージャンの先導で地下鉄で。

目的のスラムは、ここから4kmちょっと。
前回、スラムからの帰りはオートリキシャーで35ルピー(約70円)だった。
改めて思い出しても、ホンマ安っ!
市民の手軽な移動手段になっているのもうなずける。
※ただしこの料金は、サージャンが一緒に乗ってる時のインド人価格。
外国人ならある程度上乗せされた価格になります。
ただオートリキシャー乗る時には金額交渉でよくトラブルになるので、値切ったりする時の一応の参考にしてくださいね!

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私たちを乗せたオートリキシャーは、目的地のスラムに向かってひた走る。

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「子供たちへの教育は、世界を変えるんだ!」
な〜んて、車内ではアツイこと言ってるのに、見た目の怪しい二人組(^^;;
オイオイ、俺たちはインドのマフィアか!(笑)

10分ほどで、目的のスラム街に到着。

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スラムの外で遊んでいた、元気な子供たちが出迎えてくれる。
しかし、周りはものすごい悪臭。
瞬時にインドの現実に引き込まれて行く。
この劣悪な環境で、人が日々生活しているとはとても思えない。

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それでも子供たちは嫌な顔などせず、無邪気な笑顔を振りまいてはしゃぐ姿が印象的だ。

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地下鉄Shadipur駅からも近い、スラムの入口付近で、サージャンたちの到着を待つ。

“再びスラムに、帰ってきたよ!”

前回初めてスラムを訪れて目の前の現実を目の当たりにした時には、言葉にならないならない感情に襲われた。
現実を受け入れようとすると同時に湧き出てくる感情によって、胸を締め付けられる体験をした。

しかし、今回は半年ぶりに“帰って来た”という感じが、どこか懐かしく、そしてなぜか嬉しい。

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地下鉄でこちらに向かっていたサージャンたちも、スラムに到着。

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スラムの中にある学校を目指して、子供たちへのプレゼントをみんなで運んでいく。

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あちこちに枝分かれした、細い路地をひたすら歩く。

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途中私の手を取り、家の中へと招こうとするスラムの住人。
ドアの開いた家の中を覗き込むと、地べたに直接座る男性。
夏は暑く、冬は寒そうだ。

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足元に散らばる、ゴミの残骸。

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溝を掘っただけの下水施設。

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細い路地で頭を洗う男性。

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所構わず干されている洗濯物。

そんな環境の中で、スラムの人たちは日々生活している。

どれだけの人が、このスラムの現実を目の当たりにしたことがあるだろうか。
どれだけの人が、ここに存在する本当のインドという国を理解しているだろうか。

デリー市内を歩いているだけでも、日本人にとっては衝撃を受ける光景が多々見受けられる。
しかし、実際にスラムの中を歩いてみると、その衝撃度はハンパじゃない。

日本でノホホ~ンと暮らしていたら、絶対に出会うことのない貴重な体験。
人は本当にショックを受けると、言葉って出てこないものだ。
前回がそうだったが、その時の状況や心情を言葉で表現したくても、まさに“言葉にならない”状態になるもの。
今回初めてスラムを訪れた他のメンバーは、スラムの現実を目の当たりにして、どんな感情を抱いただろうか。

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学校に向かって歩いていると、多くのスラムの住人たちとすれ違う。

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劣悪な生活環境にあるはずなのに、住人たちはみんな笑顔で挨拶してくれる。

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私たちを警戒することもなく、目が合えば笑顔で受け応えてくれる。

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子供たちが笑顔で駆け寄ってくる。
普段見慣れない日本人に対して興味津々の様子だ。

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どの子供達も、屈託のない笑顔で私たちを歓迎してくれる。

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子供たちの澄んだ瞳。
そこにはひどい生活環境の中で生活しているという悲壮感のかけらも感じられない。

『幸せ』って何だろう?
ふと、頭の中にそんな疑問が芽生える。
明らかに不衛生なスラムの現実を目の前にして、それでも楽しそうにはしゃぐ子供たちの姿。
今はっきり言えることは、幸せとは『状態』ではなくて、『感情』から生まれてくるものだということ。
他人から見たらどんなにひどい環境であっても、そこで生きている人の瞳が輝き、心が満たされているのであれば、その人の今は幸せなんだ。

日本で何不自由なく生活している私たち日本人。
ここに住むスラムの人たちは、日本人を見て興味や憧れの感情は抱くことはあるかもしれない。
しかし、物には溢れているが濁った目をした日本人見て、幸せそうだなぁと思うスラムの人ははたしているだろうか。

悪臭の漂う中でも、生き生きとした目を輝かせながらはしゃぐ子供たち。
そんな子供たちを見ると、幸せの素というのは自分の心の中にいくらでもあるのだと教えてくれる。
幸せと感じるためには、自分で幸せの種を撒き、水をやり、たくさんの陽の光を浴びせ、幸せの花を自分の心の中に咲かせればいい。
現地のスラムの人たちとの触れ合いは、そうしたことを気付かせてくれるとても貴重な体験だ。

多くの旅行会社はもっとスラムを知ってもらおうと、なぜツアーの中に取り入れていかないのか。
本当のインドという国を、なぜ多くの人に知ってもらおうとは思わないのか。

DVD『呼ばれて行く国インド』(キム・スンヨン監督)の中で印象に残った言葉。
「今インドがどういう国なのか、誰もわかってない。ここが本当のインドだよ!ここ来たらみんなわかる!」
そう話すのは、スラムのボランティアガイドとしてこのDVDに出演しているサージャン。

前回まだスラムに足を踏み入れたたことがなかった時は、この言葉に対して何の感情も持たなかった。
しかし、実際にスラムに来てその光景を目の当たりにすると、今はその言葉の意味が理解できる。

過去のインドの身分制度として知られるカースト制度。
独立後、現在の新憲法ではカーストによる差別が禁じられた。
しかし、実際には未だ根強く残っているのが現実。

一般社会の仕事につくことの出来ない人たちは、物乞いをして生活せざるを得ない。
どこの国でも社会に出て働くためには、文字の読み書きができるというのは必要最低限のスキルだ。

そもそも子供は何でも学びたがるもの。
幼い子供は好奇心旺盛だ。
強制されるまでもなく、自らすすんで勉強したいと思っている。
しかし、スラムでは子供は勉強したくても、親が生活のために子供を使って仕事をさせてしまう。
勉強よりも仕事優先。自分たちの生活優先。
スラムで育つ子供たちは勉強する機会を失い、自然と基本的な読み書きすら出来ない大人へと成長してしまう。
負のスパイラルから抜け出すためには、最低限の教育が必須条件だ。
法的なカースト制度は廃止されていても、こうして実質的にはカースト制度は代々世襲されているのが現実なのだ。

親の世代、またその親の世代といった、ずっと“過去”の世代から差別を受けてきた人たち。
学校にもろくに通えず、“現在”も基本的な読み書きすら出来ない親たち。
こうした親の下で生活しながら大人になっていく“未来”の子供たち。
そんな環境で育った子供たちが、どうして将来の一般社会に順応して生きていけるだろうか。

ここスラムは、インドの『過去、現在、未来』が凝縮されている。
その全てを肌で感じることのできる、貴重な場所だ。

『本当のインドが、ここにある』
サージャンが言うのは、こういうことではないだろうか。

また、スラムでの体験は自分の過去、現在、未来と照らし合わせて、新たな気付きを教えてくれる場所でもある。
スラムツアーに参加する度に、人間的に成長させるきっかけを与えてくれることが、何よりも私をインドに向かわせる一番の要因かもしれない。

ふと目を向けると、前回訪れた見覚えのある懐かしい校舎が飛び込んできた。

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サクラクレパス

地球へのラブレターinスラムのために、地球へのラブレター(団体)からクレパス56セットを頂いてきました。

これは、地球へのラブレターがサクラクレパス様から寄贈されたものです。
ありがとうございます!

今回のレインボーチルドレン春スタディツアーでは、『地球へのラブレター』をデリーのスラム地区の子どもたち約100人に書いてもらいます。

25×25㌢の色画用紙に、思い思いのラブレターをこのクレパスで書いてもらいます。

どんな絵が完成するのか。
100人分を並べるとどんなアートになるのか。
アメリカやドイツ、日本の子どもたちの絵と並べるとどんな空間ができ上がるのか。

とっても楽しみです。

今回のスラムの子どもたちのラブレターは、帰国直後の『やんちゃまつり』で展示される予定です。

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レインボーチルドレンが学校建設プロジェクトを進めている、インドの首都デリーでも最大のこのスラムには15,000人以上が暮らしています。

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こんなところから路地を入っていくと、

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どこまで行くのか、中はまるで迷路のようです。

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その先には小さな2階建ての学校があって、こんなふうに子どもたちが迎えてくれます。

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600人の子どもたちは、小さな学校では収容できないので交代制の授業なのですが、いつも折り紙教室やバルーンアート教室をやってると、後からどんどん増えてきていつも収拾がつかなくなるほどです。(2013秋訪問の様子)

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今回はデリーでJICAの事務所も訪れて、建設用地の件やその他支援を相談する予定となっています。(デリープロジェクトはコチラ)

子どもたちにまた会えるのがとっても楽しみです!

レインボーチルドレンでは、毎回訪問時に少しの寄付をしております。
宜しかったら一口千円~の寄付にご協力下さい。

地球へのラブレターinスラム

 

地ラブイメージ写真4

今回の春スタディツアーではワクワクするようなコラボが誕生します♪

「地球へのラブレター × meets スラムの子どもたち」

京都からツアー参加する木村ひとみさん、森口和子さんが2007年より携わってきた「地球へのラブレター」プロジェクト。今では世界に広がるこのプロジェクトを、今回スラムの子どもたちに描いてもらい、インドより帰国後すぐに開催される京都長岡京市の「やんちゃまつり」(3/21)で展示する予定です。

20×20センチの宇宙に描く、母なる地球へのラブレター。

スラムの子どもたちはどんな絵を描くのでしょうか。

平和、環境をテーマに、貧困だけど輝く瞳からはどんな地球が見えるのでしょうか。
日本の子どもたちや大人たちのラブレターと並べた時に、どんな世界が広がるのでしょうか。
今から楽しみです!

やんちゃまつり2014については後日告知します。

(地球へのラブレター企画書より)
地球温暖化や森林伐採、絶え間ない戦火、そして貧困と飢餓など、地球環境が日を追って悪化しています。
今この地球にすむ私たち一人一人が何か行動を起こさなければならない時だと感じています。

そこでかけがえのない地球という星を大切にしたいという想いを、絵画や工作に託した『地球へのラブレター』を日本中からたくさん募集し、メッセージとして展示することを企画しました。
『CO2削減』は世界の合言葉 『水の大切さ』は生命の源 『文化を守る』は平和であること。
私たちは、京都議定書が採択された京都から、アートを通じて自然保護と世界の平和を願いメッセージを発信しています。

小さな呼びかけからスタートした『アートラブレター』は、京都の小学校やNPO団体、賛同して下さる多くの人々に広がり、さらに様々なネットワークを通じ大きな共感の輪となり、そして今、世界各地から世代を超えたメッセージが届いています。

これからも私たちは、地球にすむ同じ思いの仲間たちに『地球へのラブレター』の制作を呼びかけ、また私たち自身もラブレターを描き続け、もっともっとこの輪を大きく広げていきたいと願っています。

20×20センチの段ボールの台紙を使った『地球へのラブレター』制作と展示依頼を呼びかけています。
各地域・学校・団体グループ・法人企業等、私どもの企画に賛同していただける皆様方、一緒に活動の輪を広げていただけませんか?

制作規格
・段ボールの台紙(20センチ×20センチ)
・制作材料は自由。
・地球環境をテーマに制作してください。