2014春☆スタディツアーVol.18 (6日目)【チベット寺院見学とチベット問題】

私がチベット問題、そして焼身自殺と言う衝撃的な事実を知るきっかけとなったチベット寺院へ見学に行きました。

日本のマスメディアではほとんど報道されない事実がここにはあります。
私たち日本人にとっては小さな問題かもしれませんが、チベット人にとってはとても大きな問題です。

国や地域や民族や宗教に関係なく、同じ地球人として解決していかなければならない社会問題を一緒に考えてみませんか?

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2014年3月14日(金) 6日目-1

朝7時半にロビー集合。

これから散歩しながら、ダライラマ法王の公邸があるチベット寺院の見学に向かう。
今日も天気は最高!絶好の撮影の日和だ。
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露店でチャイを飲みながら朝食Time。
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ここのパンケーキはチョイ辛。
朝からこれはちょっと刺激強いかな。
店によって味付けが違うので、自分好みの店を見つけるのも一つの楽しみだ。
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マクロードガンジのメインストリートを散歩しながら、ダライラマ法王の公邸があるチベット寺院に到着。
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前回来た時に衝撃を受けた横断幕を、再び目の前にする。
焼身自殺という強烈なメッセージを残してこの世を去った方々の写真だ。
石川さんが焼身自殺という問題についての説明をする。
初めて来たメンバーは、亡くなった方々の写真を見てどんな思いを抱くだろうか。
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私は前回衝撃を受けて、チベットの歴史背景にとても興味を抱いた。
自分が調べたことをメンバーに伝えようとしたが、胸がいっぱいになって言葉が出ない。

しばしの沈黙。

石川さんがぽんぽんと背中を叩く。
私は一言、「日本では知られていない事実を、ここにいるみんなにはぜひ知って欲しい」
ただそれだけを伝えるのが精一杯だった。
※初めて訪れた時にはほとんど焼身自殺に関しての知識がありませんでした。
そこで帰国してから自分なりにいろいろと調べてまとめたものを、前回の2013年秋スタディツアーのブログに投稿しています。
非常に長いコラムですが、お時間のある時にぜひ読んでいただいて、一人でも関心を持っていただけたら幸いです。

▼焼身自殺とは
Vol.30 コラム ちびっとチベット情報【閲覧注意!焼身自殺①】

▼焼身自殺を引き起こす歴史的背景、『民族浄化』
Vol.31 コラム ちびっとチベット情報【閲覧注意!焼身自殺②】

▼焼身自殺をなくすために、私たちができること
Vol.32 コラム ちびっとチベット情報【閲覧注意!焼身自殺③】

寺院内を見学する際は、ここからは荷物の持ち込みを禁止されている。
みんなの荷物を預かって、私はひとりお留守番。
石川さんがみんなを先導して、中を見学しにいく。

ひとり入口に残って、亡くなった100人以上の方々の写真をながめていると、再び涙が溢れてきた。
他人の写真を見て涙を流すなんてことは、生まれて初めての体験かもしれない。

前回は自分がチベット問題に無知だったせいで、涙の一つも流れてこなかった。
しかし今回はこの亡くなった方々が、どんな思いで焼身自殺を図ったのかを理解している。

「チベット人が置かれている現実を、もっと世界に知ってもらいたい」
「チベット人が置かれている現実を、もっと多くの人に関心を持ってもらいたい」

ただその一心で、家族を残して自分の身体に火を付けて亡くなっていったチベット人の方々。
燃え盛る炎に包まれながら、こうするしか取る選択肢がなかったことは、さぞかし悔しい思いだっただろう。
彼らの無念を思うと、涙が止まらなかった。

ひとりの僧侶が私に近づいてきて、声をかけてきた。
チベット後で話しかけてくるので、何を言っているのかはわからない。
けど何故か心に響いて、溢れる涙は止まらない。

何故こんなに涙が流れてくるのだろう。
人目もはばからず、こんなに涙を流すのはいつ以来だろう。

しばらくすると、石川さんが戻ってきた。
ちょうど今、寺院の広場で僧侶たちがチベット問答していて見たほうがいいと言うので、交代する。
大勢の観光客が注視する中で、数十人の修行者が問答を行っている。
※チベット問答とは
チベット仏教では、明快な論理による哲学的思考が重要視されており、僧侶同士の問答を通じて仏教哲学を学習していきます。
問い手が大声で言葉を発すると同時に左の足を高く揚げ、その手を「パァン」とうつ拍子に足を厳しく地に打ち付けます。
そして答える側は座った姿勢でやり返すという動作を、延々と繰り返していきます。
チベット問答は僧侶の試験の方法でもあり、試験では試験官の僧と討論しなければなりません。
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敷地内を一通り見学して、お祈りする。

前回は気がつかなかったが、入口付近にはチベットの歴史背景を展示しているチベット博物館がある。
ダライラマ法王が中国から亡命してきた経緯等、現在に至るまでの歴史が写真を交えて紹介され、チベット問題をわかりやすく説明しているムービーも上映している。
今回は時間的に見るのは難しいが、次回来た時にはぜひこれはゆっくりと見ておきたい。
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つづく…

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2014春☆スタディツアー Vol.17 (5日目)【チベット人の有志たちと宴会!】

ダラムサラに住むチベット人の有志たちとの再会!

今宵は楽しい食事会です。
地元の大学に通う奨学生も1人駆けつけてくれました。

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2014年3月13日(木) 5日目-3

ダラムサラの初ランチは大満足!
食後、メンバーはフリーTime。
私と石川さんは、明日の打ち合わせのために中央チベット政権(CTA)教育省へと向かう。

■中央チベット政権 CTA (Central Tibetan Administration)
ダライ・ラマ法王のチベット亡命政権の正式名称は、 「中央チベット政権 CTA (Central Tibetan Administration)」である。CTAは、チベットにおけるチベット政府の延長として、1959年4月29日ムスーリーに設立され、1960年5月にインド北西部のダラムサラに移された。
チベット内外のチベット人は、CTAを彼らの唯一の合法的政府としている。また世界各国の議会も次々と、CTAを正規の政府として認めるようになってきている。
CTAはチベット人の自由を求める戦いで指導的役割を果たし、13万人に及ぶ亡命チベット人の福祉を守っている。
また CTAは憲法の民主的原則に従って機能し、この憲法は亡命チベット代表者議会という公選議会によって採択されたものである。(ダライラマ法王日本代表部事務所HPより抜粋)

マクロードガンジの中心部にあるバス乗り場で、タクシーを手配。
「私がBOSSだ」!と、見るからにドライバーたちのまとめ役のおっちゃんと金額交渉。
おっちゃん渋すぎる~!

教育省まではここから約15分弱、片道100ルピー(約170円)で交渉成立。
日本と比較したらケタ外れに安いね~!
タクシー配車のBOSSと、レインボーチルドレンのBOSSが並んでパチリ!
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タクシーに乗って、中央チベット政権(CTA)教育省に到着。

到着したもののタイミング悪く、みんな席を外しているとのこと。
明日の打ち合わせをしたい担当者とは、結局誰一人会えずじまい。
受付の女性に、明日の予定の確認をしてもらっておくように言付けをお願いする。

実は前回、教育省から「次回来る時には連絡くれたら送迎するよ」と、嬉しいお言葉をいただいていた。
我々のようなまだ小さい日本のNPO団体のために、政府が送迎車を出してくれるってすごくねぇ!?
ヒャッホー!明日は政府の公用車に乗れちゃう!V(^_^)V

日本の政府だったら海外のNPOに対して、果たしてここまでおもてなししてくれるか?
って考えたら、チベット政府の言葉はすごく嬉しいものだ。
逆に政府が、それだけレインボーチルドレンに期待しているということを、ヒシヒシと感じる。

時間が余ったので、中央チベット政権の敷地内を写真撮影。
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青い空、白い雲、遠くには『世界の屋根』ヒマラヤ山脈。
ここは自然に囲まれた素晴らしいところだ。
チベットの国旗が風になびいている。
周りの景色とのコントラストがいい感じ。

撮影を終えて、タクシーでホテルへ帰る。

せっかくなので、帰る道中景色の良い所で車を停めてもらって撮影開始。
見渡す限りのこの景色、ホント素晴らしいなぁ〜!

すると、私たちに近寄ってくるチベット人男性が1人。
なんと半年前に会った、音楽学校のプンツォク校長とバッタリ遭遇!

実は前回ダラムサラを訪問した際に、校長から音楽学校を支援してほしいと私たちは接待を受けていた。
しかし、現段階では支援はできないとお断りしていたところだった。

たまたま山道を歩いていた校長と、たまたま車を停めて撮影していた私たち。
ちょっと顔を合わせ辛い人と、こんな山道で再会するとは何たる偶然!
今回はご縁がなかったけど、もしかしたら将来的に何らかの関わりを持つかもしれない。

プンツォク校長から再度支援の話をお願いされたけれど、丁重にお断りして別れる。

ホテルへ一旦戻り、ホテルから歩いて数分のロブサンの事務所へ。
ロブサンはチベットをもっと知ってもらおうと、世界に向けていろいろなイベントを企画しているプロモーター。
せっかく会いに来たが、私たちが部屋の場所を勘違いしていて残念ながら会えず。
たまにはこんなオッチョコチョイしてもイイじゃない!?

結局19時の宴会まで、またまたフリーTime。
メンバーのみんなは、お土産を見にお散歩へ。

石川さんはどうも体調が良くないらしい。
無理は禁物。
夜の食事会まで、私も部屋でゆっくりすることに。

部屋が寒くて、思わずチャイをルームサービスしてもらう。
small potで45ルピー(約80円)。
ちょっと温まった。
チャイってこちらでは、ホント生活に欠かせない飲み物だね!

昨日まで滞在していたバラナシでは、半袖1枚でも全然平気で過ごしていた。
しかしダラムサラでは、同じインドでもこれだけ気温差がある。
インドをあちこち旅する際には、体調崩さないように気をつけなくては!

19時からは前回も利用したお店“Tennor Restaurant”で、現地の有志たちと食事会。
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お店に着くと、まだ現地のメンバーは来ていないようだ。
寒がっている私たちを見て、お店のスタッフがホットウォーターを持ってきてくれた。

基本的に、チベット人は冷たい物を飲まない。
冷たいものを飲むというのは、身体に良くないと強く信じているからだ。
確かに医学的にも冷たいものよりも、温かいもののほうが身体には良いだろう。

ここダラムサラはヒマラヤ山脈のふもとということもあり、デリーのように飲み水に対してそんな神経質になることはない。
がぶ飲みするのは避けた方がいいけれど、そんな神経質にならずに安心して飲める。

程なくしてチベットメンバー合流。
メンバーとの懇親会スタート!
現地の有志一人ひとりの自己紹介を、日本語の堪能なトゥプテンが訳してくれる。
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頼りになるダラムサラ支部長、トゥプテン
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笑いのトークも絶妙、ロブサン
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こちらの大学に通うイケメン奨学生、テンジン•サンドゥプ
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そして参加予定には入っていなかった、ゲシェラも何故かいる(笑)
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※ゲシェラは神出鬼没。実はすんごく偉いお坊さん。
ダラムサラ滞在中には、いろんなところで遭遇しました。

奨学生のテンジン•サンドゥプは、若者組のテーブルでうまくコミュニケーションが取れている様子。
英語が堪能なちーちゃんが今回一緒にいてくれて良かった!
同じ世代の若者がこうして頑張っている姿が、参加したメンバーに少しでも伝わればいいな。
※奨学生の自己紹介はコチラ

日本にいる人にも同じように、頑張っている奨学生をもっと知ってもらうためにはどうしたらいい?
あ、そうだ!奨学生のキャンパスライフを動画にしてみたらどうだろう!?
少しは身近に感じてもらえるかもしれない。
早速明後日、大学に撮影に行きたいと奨学生のテンジン•サンドゥプに伝える。
すると明日学校に聞いてみてくれるとのこと。楽しみだ。
※撮影風景は後日投稿します。

食事のオーダーは、ここの店のオーナーとも親しいロブサンに一任。
定番のモモはそれ自体に味が付いているので蒸しても揚げても美味い!
体調の良くない石川さんには、お腹に優しいスペシャルスープ。

それにしても、ロブサンは相変わらず面白い。
前回初めて会った時、チベット問題を背負っている彼らは心に深い闇を持っているのだろうと勝手に思っていた。
しかし、実際にはまったくそんな風には見えないし、逆に生き生きとしているように見える。

定番のボーイズトークは、世界中どこでも変わらない。
内容はナイショね!(笑)
ロブサンは日本語が喋れる訳ではないが、それでも十分はコミュニケーションは取れる。

コミュニケーションで大事なのは、手段や方法よりも相手に“伝えたい!”という強い思い。
そして“必ず伝わる!”と、自分自身の熱い思いを込めることが大切なのだろう。
言葉なんて、思いを伝えるための手段の一つにしか過ぎないということを教えてくれる。

食事中、突然ロブサンのリサイタルが始まった。

「アラハトサ〜マ〜サンボタサ〜♪」

ちょ、ちょっとロブサン。
直前まで笑わせてくれてたけど、この歌は真剣なのか遊びなのか、どっちだろ?(笑)

本人はぜひこの歌声を披露するために、日本に行ってコンサートを開きたいとオオマジメ(^^;;
まぁ、夢は大きく持たなきゃね!
誰かロブサンの歌声を生で聞きたい人、チベットとの懸け橋として招待してくれる人いませんか!?

最後にみんなで記念撮影。
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22時過ぎに解散。

ちなみに今晩の食事の費用は、活動費ということで全員から集めず石川さんがまとめて払ってくれた。
ゴチになります!石川さん!(^^)

外に出ると、さすがに夜は冷えている。
ここマクロードガンジの標高は2,000mを超える。
日本の富士山でいえば須走口の新5合目あたりだから、寒いのは当たり前か。

ホテルに向かう途中でチャイTime。
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夜遅くても街の至る所で販売しているチャイ。
インドでの生活に触れるにはホント欠かせないアイテムの一つだ。

ホテルに帰ってきてシャワーを浴びようとしたら、お、お湯が出ない!
しまった!出てくる時に、ヒーターを入れておくのを忘れてた!
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蛇口をひねったら簡単にお湯が出ると思っていたら大間違い!
日本の生活は恵まれすぎている。
この寒さの中、水シャワーなんて浴びたら間違いなく風邪引くわ。
さすがに水を浴びる気合いは持てず、今晩は石川さんたちの部屋のシャワーを借りる。

明日は7時半にロビーに集合して、みんなでチベット寺院を散歩。
その後教育省、チベット子供村(TCV)を見学予定。
今回訪問予定のTCVは前回とまた違う学校。
果たしてどんな子供たちとの出会いがあるんだろう?

つづく…

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2014春☆スタディツアー Vol.16 (5日目)【マクロードガンジ到着!】

半年ぶりに、ダラムサラのマクロードガンジに帰ってきました!
今回はここで5日間を過ごします。

スケジュールも教育省とのミーティングを始め、チベット子供村(TCV)訪問、ノルブリンカ見学、チャリティ商品買い付け、ダライラマ法王のティーチング等イベントてんこ盛り!

今回は子供たちから、どれほどの元気をもらえるのでしょう。

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2014年3月13日(木) 5日目-2

私たちを乗せた小型飛行機は、なんとか墜落せずに無事にダラムサラに到着!
途中で行方不明とかならずに済んで良かった(^^;;

11時半過ぎにタクシーにそれぞれ分乗して、いざ出発!
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ここから目的地のマクロードガンジまではタクシーで約40〜50分。
700ルピー(約1200円)/1台也。

窓の外には、雪化粧したヒマラヤ山脈。
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世界最高峰であるエベレストを筆頭に、8000m級の独立峰を14も抱えている世界一高い山脈。
『世界の屋根』の雄大さを眺めていると、人間って大自然の前ではちっぽけな存在なんだなぁと気づかされる。

今日は最高の天気に恵まれているが、昨日までダラムサラは雨、雷、みぞれの嵐が一週間続いていて、天気は大荒れだったそうだ。
ところが、レインボーチルドレンの到着に合わせて、お天気が奇跡の回復!
メンバーの中に誰か、超晴れ男晴れ女でもいるのか?
イヤ、私たちの日頃の行いが良いからだろう!えへへ。
…って思考はあくまでポジティブに(^^)

大自然に囲まれた、素晴らしい景色の中をしばしドライブ。

窓を開けると、心地良い風が頬に当たる。
空気も綺麗だし、いやぁ〜ホント気持ちイイね〜!\(^o^)/

ただ、ドライバーのおっちゃんの運転が荒いのなんのって!
舗装はされているものの、ガードレールもない細い山道を、おっちゃんは車でカッ飛ばして行く。

「ナンビトたりとも、俺の前は走らせねぇ!」

と言わんばかりに、自分のドライビングテクニックを披露する。

ブロロロロロ〜ッ!

前を走っていた女性陣の車を抜き去って行く。

「へへ!すぐにバックミラーからも消し去ってやるぜ!」

おっちゃん気合い入ってる!
後ろを振り向くと、女性陣が乗った車は視界から消えていた。

よりによって同じメンバーの車と競争しなくても…
スリルよりも安全運転を心がけて欲しいんですが(^^;;

荒い運転のおかげで、外の風景を撮影してても画像はブレブレ。
何度も撮り直しするハメに。

ロウアーダラムサラの街並みを抜け、12時過ぎにホテルマウントビューに到着。

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帰ってきたよ〜!
今回はここで5日間お世話になります!

フロントのお兄ちゃんは、半年前に泊まった私のことを覚えていてくれた。
こんな些細な出来事がちょっと嬉しい。

前回も宿泊しているホテルなので、懐かしの我が家に帰ってきたようだ。
ちなみに今回用意してくれた部屋は、前回と同じ部屋!(笑)
ダラムサラ支部長のトゥプテンに、眺めのいい宿を予約しておいてねってお願いしてたけど、まさか部屋まで前回と同じになるとはね(^^;;

残念なのは、フリーWi-Fiと入り口に書いてあるのに何故か使えない。
理由を聞くと、先日基地局のケーブルが盗まれて、工事が終了するまで使えないらしい。
ケーブル強盗がいるなんて、ナンテコッタ!(>_<)
ちなみに、“パンナコッタ”はイタリア発祥の洋菓子で、生クリーム(パンナ)を煮た(コッタ)と言う意味です。
比較的高カロリーなので、食べ過ぎ注意!
って関係ないけど。

荷物を部屋に置いて、まずはダラムサラ初ランチへ。
店に向かう途中の両替所で、とりあえず1万円を両替。5,800ルピー也。

あれ?
デリーでサージャンに両替をお願いした時は5,850ルピーだったはず。
50ルピーもお得?
本来はデリーでのレートよりも、全然良いはずのダラムサラのレート。
しかしサージャンの好意は、それを超えちゃったよ!
恐るべし、サージャン銀行!
頼りになります、デリー支部長!(^^)

ランチは前回も寄ったMcLLo restaurantへ。
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みんなで好きなもの注文すると、いろいろ味見ができて楽しめる。
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チベット風餃子のモモ(momo)も、揚げモモや蒸しモモ、ベジモモといろいろと味比べ。
ドリンク込みで合計1,520ルピー。7人でワリカンにして、1人約220ルピー(約370円)。
これだけたらふく食べて、この値段。
大満足のダラムサラ初ランチだ。

食事中、ダラムサラ支部長のトゥプテンが、自分の友達だという僧侶を連れてやって来た。
トゥプテン久しぶり〜!
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相変わらず流暢な日本語で話すトゥプテン。
チベット人としてこちらで暮らしているのに、きちんと敬語も使い分けられているところがスゴイ。

日本語の敬語って、ホント難しいと思う。
場の状況をキチンと把握していないと、日本人でもおかしな敬語使う人いるし。

テレビタレントのボビーオロゴンなんて、

「オマエ、フザケンナヨ〜」

って、お前がフザケンナヨだよ(笑)
日本人だったら、会社で目上の人にそんな言い方したら、ぶん殴られるゾ。
ローラなんて半分は日本人なのに、敬語の意識ゼロ。
まあ、あれはネタだろうし、タレントとして面白いからいいけどね(^^;;

少しはトゥプテンの努力を見習って欲しいわ。
以前Facebookに投稿したトゥプテンの紹介動画で、彼の流暢な日本語を聞いてみてください。
こんなにスラスラと、自分の意思を外国の言葉で伝えるには、かなりの努力をしたはず!
▼トゥプテン紹介動画

つづく…

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2014春☆スタディツアー Vol.15 (5日目)【天空の街、ダラムサラへ!】

今日からレインボーチルドレンのもう一つのプロジェクト、チベットプロジェクト編のスタートです!

拠点となるのは、デリー北方ヒマーシャル・プラデーシュ州の山地にあるダラムサラ。
ここには亡命チベット政府があり、チベットを去った十数万人のチベット難民の精神的な支えにもなっている所です。

チベットという独自文化を守るため、亡命政権である中央チベット政権(CTA)は、亡命当時から子供たちが高度な教育を受けられるように力を入れて取り組まれてきました。
チベット子供村(TCV)を中心とした先進的な教育は、世界各国から視察が訪れるほどです。
高校1年生の頃には、英語・チベット語・ヒンディー語・中国語の4ヶ国語を話し、英語でディベートを行うなど言語力だけで言うと日本の遥か先を進んでいます。

しかしせっかく高度な教育を受けても、経済的な理由のためにその先の高等教育(大学・専門学校)へ進学させることができる家庭は、ほとんどありません。
レインボーチルドレンでは、高度な教育を受けた将来有望なチベット難民の子どもたちのために、2012年に奨学金制度をスタートし、大学進学のための奨学金支援を行っています。

『チベット問題』という大きな課題を背負いながらも、未来を見つめる子供たち。

50年後に世の中で活躍するレインボーチルドレンの奨学生は、1000名を超えます。
私たちは、彼らがチベット問題だけでなく、世界の様々な社会問題を解決していくと信じています。

『教育は世界を変える!』

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2014年3月13日(木) 5日目-1

さあ、いよいよ今日からは、チベットの子供たちが待つダラムサラへ。
世界的な社会問題の解決を目指す、チベットプロジェクトの活動スタートです!

チベットプロジェクトでは、中央チベット政権(CTA)教育省の協力を得て、「Rainbow Children Scholarship」という奨学金制度を2012年にスタートしました。チベット難民の子どもたちの大学進学を支援する奨学金です。利他思想が浸透するチベットで、ダライラマ法王基金と共に未来のリーダーを育むためのプロジェクトです。2017年に100名の奨学生を目標にしています。
▼チベットプロジェクト詳細
▼チベット問題とは

腹が減っては戦は出来ぬ!
まずは朝食を食べに、地下一階の食堂へ。
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このホテルの食堂は、プールが併設されているという面白いつくり。
真夏の暑い日には、食事している横で、宿泊する子供たちはプールで泳いで遊んだりするのかなぁ。

朝食を食べた後、荷物を持ってロビーに集合。
サージャンが手配してくれた送迎車で、まずは空港に向かって出発!

途中、ガソリンスタンドで給油。
1Lあたり、55ルピー(約92円)。
日本よりちょっと安いくらいか。

平日なのになぜか道路は空いていて、予定より早めに空港へ到着。

空港の中へ入る前に、いつものようにパスポートとeチケット提示する。
今回のチケットは、あらかじめ石川さんが人数分まとめてプリントアウトしてくれてきているので、スマホを提示する必要はなし。
毎回この場面でトラブっているので、これだけでもかなりの時間短縮(^^)

チェックインカウンターで、機内持込みする荷物のタグを個数分もらう。
これがないと手荷物検査を受ける際にまた入り口まで戻らないといけないので、忘れずにもらっておかなきゃ。

チェックイン手続きは、グループということで別のカウンターに誘導される。
へぇ〜、こんなサービス受けられるんだ。
わざわざ混んでいるところ並ばなくていいし、空いていてラッキー!

手続きを終えると、空港の従業員は当たり前のように預けた荷物をボンボンと乱暴に投げていく。

あらら...唖然...
従業員は私たちが見ている状況でも、まったく気にする様子もなし。

空港関係者にとっては、いちいちお客の荷物なんて気にしていられないっていうのがインドなのか。
壊れものなんて入れておけないや(^^;;

搭乗時刻まで、時間を潰すため国内線のラウンジへ。
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一昨日も来たラウンジだが、ここのラウンジだけはWi-Fiを接続するまでに、一度ショートメールでやりとりする必要がある。
しかし、入力項目もいくつもあるし、いちいち作業が面倒くさい!
しかもSoftBankはつながるけど、docomoは海外でのショートメールのやりとりができず使えないらしい。

搭乗口から飛行機まではバスで移動。
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おお?これに乗っていくの?
ダラムサラへは、50人乗りの小型飛行機で移動だ。
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機内にはインド人ももちろん乗っているが、欧米人の観光客がチラホラ見受けられる。
初めてダラムサラを訪れた時、インド北部の山奥なのに、なんでこんなに欧米人がたくさんいるの!?とビックリしたものだ。

ダラムサラというところは、インド人だけでなく欧米諸国の人々にとっても避暑地でもあり、アジアの雰囲気を味わえるひとつの観光スポット。
しかもこの時期はダライラマ法王のティーチングが行われる時期なので、世界中から人が集まってくる。
この飛行機に一緒に乗っている人の中にも、ティーチングに参加する人がいるかもしれない。

9時半過ぎ、飛行機はダラムサラへ向けて出発!

機内は意外と冷えていて、ちょっと寒気がしてきた。
昨日バラナシから帰ってくる時は、機内はめっちゃ暑かったのにダラムサラへの機内はめっちゃ寒っ!

同じインドでこんなに気温が違うものか。
さすがデカインド!
急いでダウンを着込む。
足元も冷えるので、CAに言ってブランケットを借りる。

CAが軽食のメニューを配っていく。
メニュー見るとそれぞれ値段が書いてある。
あれ?この機内食は無料じゃないんだ(笑)(^^;;
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※ちなみに最初に配られるミネラルウォーター(250ml)は無料です。
現地でも水は貴重なので、GETしときます。

窓の外を見ると、雄大なヒマラヤ山脈が私たちを出迎えてくれる。
窓の下はすぐ地面。
こんな低いところ飛ぶんだ。
山にぶつかることなく、無事着きますように!

着陸体制に入る。
ドドドドドド〜ッ!
大型のジャンボジェット機と違って、小型飛行機の着陸って着陸時にはこんなに衝撃を受けるんだね。

デリーから2時間もかからず、11時過ぎに無事空港に到着!
めっちゃ天気が良くて、景色もサイコ〜!
この景色を目の当たりにできただけでも、ここまで来た価値はある!
気持ちイイ〜!*\(^o^)/*
活走路に降りて、ヒマラヤ山脈バックにパチリ!
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前回ダラムサラに来た時は、寝台列車を使って12時間近くかけてやっと着いた〜!って感じだった。
しかし飛行機使うと、ここまでたったの一時間半!ホンマにあっちゅーま!

ただ、飛行機での移動は確かに時間は短縮できるけど、インドの旅は非日常体験のできる列車での移動がひとつの貴重な体験になる。
個人的には、苦労してトラブルに見舞われながらもやっとたどり着いた〜っていうのが、インドの旅って感じがするんだけどなぁ。

あまりに順調に着いてしまったので、ちょっと拍子抜け。
何かモノタリナイ。

まるで、福神漬けの付いていないカレーのようだ。
イヤ、具が一切入っていないカレーとでも言おうか。
イヤイヤ、カナメの香辛料がまったく入っていないカレーのよう?
おっと、香辛料が入っていなかったら、そもそもカレーと言えるのか?(@_@)

インドの旅で、いちいちトラブるのがひとつの楽しみになっている自分がオカシイ(笑)
食べ物には飢えてないけど、ネタに飢えてる(^_^;

ギブミー トラブル!
ヘイ!カモ~ン!\(^o^)/

ちょっと旅の主旨が、ズレてきてます(笑)

つづく…

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2014春☆スタディツアー Vol.14 (4日目)【さらば、ガンガー!さらば、バラナシ!】

バラナシでのマザーベイビースクール訪問、ボートトリップ、沐浴も終えて、とうとう出発の日。
3,000年の歴史を持つヒンドゥー教最大の聖地は、自分と向き合う最高の体験をプレゼントしてくれました。
インド全土から足を運んでくるここ聖なる川ガンガーは、もっとゆっくりと時間をかけて自分と向き合いたいところです。

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2014年3月12日(水) 4日目-3

バラナシでのBIGイベント、沐浴も無事完了。

実際にガンガーに潜って多くのことを考えさせられた体験は、自分にとって最高の人生経験につながることになるのは間違いない。

インドでの旅というのは、見たり聞いたりする刺激体験が、ホント毎日テンコ盛り!
しかし旅の本質は、非日常空間に身を置くことで、普段は気がつかない自分自身を隅々まで見つめ直すことができるというのが一番の収穫のような気がする。

12時にホテルのチェックアウト。
男性陣は一泊2部屋で3,000ルピーなので、男3人で割って一人1,000ルピー/泊。
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13時にマザーベイビースクールの手配でオートリキシャーが迎えに来てくれるというので、それまで屋上のレストランでドリンクのみながら休憩。

屋上のレストランで待っている途中、突然のスコール。
ものすごい土砂降りだが、いつも10分程で止むそう。
少し待っていたら、雨が上がりカラッとした天気に。

空いている時間を利用して、みんなで写真撮影。
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昨日は3.11という、日本人にとって重要な日であった。
屋上のレストランで、祈りの地ここガンガーから震災で亡くなった人へのメッセージを作成。
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このホテルのレストランからは、昨日訪れたマザーベイビースクールのあるガンガーの対岸が見渡せる。

ホテル側から見ると、向こう側に広がる対岸は、何ひとつない清らかな彼岸に見える。
しかし実は、不浄とされているので人が住まないだけだ。
その不浄の地に住まざるを得ない子供たちは、ここバラナシでも非常に生活レベルの低い子供たち。
そのようなところに日本人が学校を作り、子供たちへの教育に取り組むNPO法人オンザロードの活動。
情熱という人の強い思いが現実に形となり、一人の子供の未来を切り開いていく。
私たちもインドのスラムの子供たちが、自らの未来を切り開いていける学校というものを早く形にしていきたい。
※ついにレインボーチルドレンスクールの建設が、具体的に動き出しました!
詳細はコチラ↓

日本初!スラムに学校をつくろう!@インド

マザーベイビースクールの信川さんが迎えに来てくれて、オートリキシャーの乗り場まで誘導してくれる。

んがっ!先ほどのスコールで、足元はぐちゃぐちゃ。
こちらで生活している信川さん曰く、こんな日は裸足で歩くという。

は、裸足で!?

フンを踏まないようにいちいち気にして歩くよりも、気にせず汚れたら後でゆっくり足を洗えばいいと。
はは〜ん、なるほど!
発想の転換。
さすが日本のヤマトナデシコ、たくましい〜!(^^)

乗り場に向かう途中、子供たちがホーリー祭で使う色粉を購入していた。
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台の上には真っ赤、真っ黄色、真紫などの色粉が並んでいる。
17日のホーリー祭は、インドの年に一度の無礼講の日。
日本人口の10倍いるインド人が、上下関係や国や宗教民族の違いなんかも一切なく、祭り一色になって熱狂し暴れ踊りまくるトンデモナイお祭りなのだ。
当日はこのド派手な色水と色粉が、インド全土で飛び交うんだろうなぁ。

13時半過ぎ、3台のオートリキシャーに分乗して、デリー行きの飛行機に乗るために空港へと向かう。
信川さん、ここまでありがとうございました!
これからもレインボーチルドレンとのお付き合い、末長く宜しくお願い致します。
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空港までの道中、気がついたらいつの間にかウトウトと寝てしまっていた。
行きは凸凹道の振動や、目の前の光景にギャーギャー言ってたので寝る余裕なんてなかったのに。
帰りはまさかその凸凹道の振動が、心地良いゆりかごになるなんて!(笑)
物事ってどう考えるかによって、良くも悪くもなるものなんだ。
日本での日常生活でも、視点を変えたら大発見なんかがあるのかも!?

15時にババトプル(Babatpur)空港到着。

入場するにはチケットの詳細を入口で見せる必要があるので、デリーから来る時に使用したエクスペディアアプリを立ち上げ、行きと同じ画面を見せる。

んがっ!これじゃダメ!?
なんで!?行きは良かったのに!?

基本的には日付、名前、便名が一緒に載ってないとダメ?
空港や担当者によっては、スムーズに入ることが出来ないみたい。

「ほらほらこれ、Meの名前!んで、これが今日の日付、もうすぐ出発なんだから!OK?ってか、OKにしてよ!(>_<)」

こんなとこで時間かけるくらいなら、やはりEチケットはプリントアウトして見せるのが一番簡単かも。

交渉の末、何とか潜入成功。
出発前にロビーで、サモサを購入しプチランチ。
ところがプチどころか、かなりのボリューム。
晩飯予定しているカレー、食べられるかな?
※サモサとは、ゆでてつぶしたジャガイモと挽き肉やグリーンピースなどの具を各種の香辛料で味付けして、小麦粉と食塩と水で作った薄い皮で三角形に包み、食用油でさっくりと揚げたものです。
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ちーちゃんとともちゃんは、今回のツアー参加がギリギリに決まったためにチケットが別になってしまったので、先に別の飛行機に搭乗。
無事デリーで会いましょう!

私たちも搭乗口へ。
16時40分、また出発予定時刻より遅れているが、インドではいつものこと。
いちいち細かいこと気にしていられない。
ハイハイ、のんびり行きましょ〜。

席に座って荷物を足元に置くと、CAが、荷物は上の棚に入れてくれという。
なんでだろ?今までどの飛行機の時も一度もそんなこと言われたことないのに。
今回窓側だし、いちいち出し入れするの面倒クサイし、そもそも荷物は足元か棚の上のどちらかに置けばいいんやないの?

私は自分が納得しないと、テコでも動かない性格(^^;;
CAに足元に置いちゃいけない理由を聞くと、英語で説明してくれるが理解出来ず(笑)

しかし窓側を見て、な〜るほど!納得!
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※緊急時の事故を未然に防ぐために、非常口の席に座る人は他の人が転んだりしないよう、足元には荷物など何も置いてはいけないんですね。

シートベルトを締め、さあ、デリーに向けて出発!

さらば!ガンガー!(T_T)
さらば!バラナシ!(T_T)

滞在時間は短かったけど、たくさんの貴重な体験をありがとう!
また沐浴しにきます!
※ここで悲しいお知らせ。
私たちがバラナシを去って2日後の3月14日に、バラナシで日本人男性が首をしめられて殺されるというニュースが流れました。

インド北部ウッタルプラデシュ州の観光名所バラナシで14日、日本人男性が遺体で発見された。目撃証言によると、男性の遺体はガンジス川のほとりに座った状態で、首にはひものようなもので絞められた痕があった。地元警察は殺人事件と断定し、捜査を進めている。
警察などによると、男性は長崎県出身で、23歳とみられる。首都ニューデリーや同州アグラに立ち寄り、13日に鉄道でバラナシを訪れた。同日夜に地元住民が川べりにいる男性を目撃していた。
遺体の脇にあったかばんの中からは、わずかな所持金とたばこ、薬、手帳などが見つかった。
在ニューデリー日本大使館も警察から情報提供を受け、事実関係を確認している。(時事通信)

 

こうしたニュースを聞くと、現地に行ったことのない人は“インドはとても危険な国”と認識してしまう。
しかし、世界一安全と言われる日本でも危険な場所はたくさんある。
危機管理意識を緩めれば、危険な目に会うのはどこの国でも同じだろう。
日本の場合は、危険な世界に足を踏み入れるまでの距離と、安全な世界の距離が離れているだけだ。

確かにインドでは、騙し騙されは日常茶飯事。
インドという国は安全な世界から危険な世界への時間的、空間的距離が近くて背中合わせ。まさに紙一重。
そもそもバラナシはインドの中でも犯罪率が高く、特に外国人旅行者を狙った犯罪が毎年起きているところでもある。
ここガンガーでは年間数十人の旅行者が死亡、もしくは行方不明になっていると聞く。
しかし、要は現地で危険にさらされるような情報は、あらかじめしっかりと頭に入れて行動していれば、こうした危険な目には会わないだろう。
自分の身は自分で守り、危険な匂いのする場所には近づかないというのが旅の処世術なのだ。
くれぐれも夜の一人歩きなどしてはいけない。
海外では常に危険に関する意識を持って行動しなければと、改めて再認識するニュースであった。

亡くなった方のご冥福を、お祈り致します。

18時過ぎ、デリー到着。

別の飛行機に乗って来た、ちーちゃんたちとも無事合流。
サージャンが空港まで迎えに来てくれた。
デリー出発時にホテルに忘れてきたともちゃんの携帯も、ちゃ〜んと持ってきてくれている。
サージャンの気配り心配りは、ホント素晴らしい。

今日宿泊するホテルへ行く前に、出発前荷物を預けていたホテルへ向かう。

今日もホテルサンライズは団体客でいっぱいらしく、泊まれないらしい。
再びサージャン知り合いのホテルを紹介してもらう。
ところが聞くところによると、今日の『ホテル Sunstar Grand』は4つ星ホテル!
しかもプール付きの部屋があるんだって!?
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誰がプール付きの部屋に泊まるか、車の中で男気ジャンケン一発勝負!
プール付きの部屋って、果たしてどんな部屋なんだ!?

「せーの、ジャンケンポン!!」

勝ったのは裕君!
おめでとう!*\(^o^)/*
見事プール付きの部屋をGET!

ホテルに着いて、どんな部屋なのか地下一階にあるプール付きの部屋を見に行ってみる。
すると、確かにプールがある!
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ただ、正確に言うと、部屋自体が食堂とプールがつながってるっていうよくわからない作り(^_^;
普通に食事している横で、いったい誰が泳ごうなんて思うんだろう。
でもまあ、「インドでプール付きの部屋に泊まってきたんだぜ!」って話のネタにはなるけど(笑)

ホテルへの到着が遅くなってしまったので、今晩は歩いて行けるインド料理のレストラン『alfa SPICE』へ。
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前回のスタディツアーで発見したインド料理のレストランも美味かったけど、ここも美味い!
ちょっと高級店っぽいお店の雰囲気もいいし、生演奏を聞きながら食事もできる。
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ホテルからも近いし、新たな発見(^^)

インド料理を堪能し、ホテルへと帰る。

明日は7時にホテルを出発して、飛行機でダラムサラへ!
いよいよ明日からは、チベットの子供たちが待つダラムサラ編のスタート。
ダラムサラでは中央チベット政府とのミーティングのほか、ダライラマ法王のティーチングやチベット子供村(TCV)の訪問など、予定が盛りだくさん。
今回のチベットの子供たちとの交流は、どんな出会いになるのかな?

つづく…

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スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 伊藤明香(大阪支部長/大阪)

混沌としたスラム街の中の小さな小さな学校で彼らと出会った。「これ学校なの?!」っていうような小さな小さな建物に、小さな子供から中学生くらいの子供まで一緒に座っていた。友達同士ではしゃぐ子供たちの笑顔は、とても眩しくて輝いて見えた。そんな子供たちをみていたらワクワクが込み上げてくるそんな気がした。 一目みただけで貧しいと分かるような生活や教育を受けているのに、堂々としていて自信溢れるスラムの子供たちの姿をみて、「尊敬」の気持ちが溢れた。 可哀想とか、助けてあげたいとかなんてこれっぽっちも思わなかった。 一人一人の瞳が澄んでいて力強く、熱い血を感じた。
その素晴らしい彼らの生きる道に少しでも選択の幅が広がるようなお手伝いをさせて頂きたいと思った。 彼らのことをもっともっと知りたくなったし、もっともっとたくさんの人に見てもらったり知ってほしいと思った。 こんなに楽しそうに生きている子供たちの姿を今の日本人に見てほしいと思った。
全てのツアーに参加できませんでしたが、私は彼らに出逢えて本当に良かったと思いました。大阪で毎日死んだような毎日を過ごしていた私に希望を与えて下さいました。そして、また尊敬できる方々に出逢えて、光栄でした。 私はまだまだ彼らのお手本になれる大人ではないなと痛感しました。子供は大人の背中を見て育つ。 どんな良い教育を受けても大人がダメなら子供もダメになる。日本でもインドでも、世界的に子供に胸を張って生きれる大人になるのが私の今の目標です。 ありがとうございました。

スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 木村ひとみ(銀細工アーティスト/京都)

たいてい、初めての土地に一歩踏み出す時、パーッと目の前に広がる風景の印象は、これからの旅がどんなものになるかを想像させる。
夜のデリー空港に着いた。初めてなのに夜中のデリーの埃っぽい空気に妙に馴染んでしまった。普通にその街に入り込んだように思った。甲高くやかましいクラクションの音も、確かにうるさいとは思いながらも耐えられない音ではないし、ぶつかりそうになりながら追い越し追い越されていく車の走行もごく普通の日常として自然に馴染んでいた。
私は日本でうわさに聞いていた物乞いの子供たちに近づきたくないと構えていた。 それなのに、それなのに、ごみ溜めのどぶ川のような臭いのするスラムの中に入り込んだとき、構えて硬くなっていた自分は一瞬うちに吹っ飛んでいた。 気がつけば彼らと握手しハグし笑っていた。彼らを抱きしめていた。 子供たちが受け入れてくれたんだ。とっても素直に、私たちを遠くから来た親しい友人として。 彼らにとって援助をしてくれる大事な特別な日本人ではあるけれど、子供たちにはそんなことは考えていない。彼らのキラキラした眼は遠方からの友人を素直に受け入れていた。 貧困で劣悪な環境であっても子供たちの目は輝いていた。 彼らは競って私たちにノートを見せてくれた。算数や理科のノート。 ああ…こんな環境なのに彼らはちゃんと学んでいるんだ。しっかりと観察もしている。
今回日本から持参したクレパスで色画用紙に絵を描いてもらった。 それらの絵の多くは、おうちがあって、山があって、太陽が輝いている。 インドの国鳥であるクジャクを描く子供も多い。蓮の花を描く子もいる。国旗を描く子もいる。 彼らは幼い時から愛国心を培っている。 日本の子供たちはどれほど愛国心を持っているだろうか?と、ふと思う。 貧困と身分差別は彼らの将来の大きな壁となってくるだろうけど、たぶん大人になっても愛国心は変わらないだろう。
今の私たちができることは、友情を深めること。 握手をして、ハグをして、一緒に笑って、踊って、Facebookの交換をして、また会おうねって。 また、会いたいと思う。

スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 森口和子(NPO法人おとくにパオ設立代表/京都)

(バラナシへ)バラナシへ向かうオートリキシャの旅はもう最高でした。埃はすごいけど、目の前を通り過ぎる風景という風景は、どこを切り取っても色合いといいカタチといい素敵に絵になる景色で、ビデオ持ってくれば良かったと思いながらスマホで写真と動画を撮りまくりました。バラナシの町に近づくとだんだんと、リキシャと自転車と車と人と牛と喧騒とごった返しと…いろんなもののひしめき合う街路に圧倒されつつも、これぞインド、聖なるガンガーにやってきたという思いで気持ちが高揚していきました。

(マザーベイビースクール訪問)デリーでの衝撃的で感動的なスラムの学校訪問の後で、しかも事前の予備知識がほとんどない状態(孤児院見学と聞いていた)での訪問だったこともあり、第一印象は“意外な感じ”でした。のどかな環境、細部まで気持ちのこもった手作りの建物、なんて素敵な学校じゃないか、聞くと今は孤児はいないとのこと、こんな環境の学校で学べるここの子どもたちは幸せそうだと…しかし、ガンジスの対岸のこの地域は貧困層が高く、カースト制や差別など厳しい現実の中、子どもたちの教育事情も厳しいと聞き、創設者マザーベイビーの想いとそれを実現しようと動いた日本人のことを知り、これがここに本当に必要だったこと、また継続的な支援が必要なことを改めて感じました。

子どもたちが実際に勉強している姿を見ることはできなかったけれど、多くの日本人がボランティアで汗を流し思いを一つにして建築に携わった話や、スタッフとして此処に来てそのまま3年4年居ついてしまったHIROYOさんの、さらっと話す言葉の中に見える子どもたちへの愛、どれもが暖かく、力強く、ここで子どもたちがこれからもずっと学び続けられるように、私たちのできることをしていきたいと心から思いました。

(余談ですが)日頃子どもたちとかかわる活動を続けている中で思うことは、どんな環境にいようとも、子どもにとって一番大切なことは「未来を夢見ること」であり、大人が子どものためにしなければいけないことは子どもが夢を思い描ける“今”を保障することではないかということです。「未来を夢見ること」が、「今を生きる力」になると思うからです。恵まれた環境の中で保護され育つ日本の子どもたちの中に、未来に夢を描くことができず、現実逃避してひきこもる子どもたち、狭い閉鎖された世界の中で息苦しく暮らす子どもたちを多く見ていると、瞳を輝かせていたインド、チベットの子どもたちこそが、本来の子どもの姿に思えてきます。本当にみんなきれいな目をしていましたね。

(ガンガーにて)インドといえばガンガー、生と死の混同した命蠢くところ、そして何もかもを呑み込んで過去も未来もなくただ黙々と流れる大いなる川。そこに自分がいることの不思議さと自然さ。じっと何時間でも座って眺めていたいと思う気持ちと、ここは私たちよそ者の来るべきところではないという後ろめたさ、けれどもう一度行きたいと今思う…。
なんと魅力的な国、インド!!

<He’s hand-差し出される手->

たくさんの手に出会った たくさんの手と握手した
ハロー ナマステ ハロー ハロー

小さな手 きゃしゃな手 カサカサしていて埃っぽくて
でも何の疑いも 何の媚もなく 差し出される たくさんの手
ハロー ハロー ハロー 幸せは ここにもある

ドブの臭いが立ち込め 汚水があふれる 細い迷路の 入り組んだ家々の中 路地の中
父がいて 母がいて 祖母がいて 祖父がいて
生まれがあって 死があって 恋があって 愛があって
罵り合いがあって 怒りがあって 哀しみがあって 涙があって
笑顔があって 笑い声があって 歌があって 踊りがあって
音があって 匂いがあって くらしがあって 今日があって
朝があって 夜があって
ニワトリがいて 犬がいて ニワトリがいて 犬がいて……

幸せは ここにも ある

 

スタディツアー参加者感想文(2014春)

 

第五回春スタ参加 大西裕(製薬会社勤務/奈良)

2014年3月14日金曜日 チベット難民政府があるインド北部のダラムサラに着いたのは昨日のお昼過ぎ。 バレンタインデーに手作りチョコをくれた家族にお返しできなかったなぁと、思いながら、ホワイトデーなんて全く関係なしのこの地で、ヒマラヤから上る力強い朝日を浴びている。 なんだこの透明感のある青空。 頭の中で考えている事と、ロケーションのギャップに、ちょっとニヤけてしまう。
(7:30)ホテル前でヒマラヤバックにメンバー全員で写真撮影。そりゃこの景色見たら撮らずにはおれない。 歩いてプラプラと15分、朝のチベット寺院の見学に来た。テロ対策も兼ねているのだろう、鞄を持って中には入れない。入口付近に掛けてある大きな垂幕には沢山の人物写真が並んでいる。チベット本土で中国共産党への抗議で焼身自殺をされた僧侶達だ(詳しくは前回のスタディツアーブログを参照)。心から合掌。あなた方の思いを考えると涙が出ます。 寺院の中に進むとちょうど2階での読経が終わった僧侶たちが1階に降りてきた。 あ、昨日お友達になった(勝手にお友達扱いでごめんなさい)高僧のゲシェラだ。一番前で歩いてくる。本当に偉いんだ(めっちゃ失礼(笑))。その後、問答や寺院内を見学して神聖な朝の散歩は終了。
(9:30)中央チベット政権教育省の公用車(四駆のSUV)2台で大臣の待つ教育省へ移動。すごいVIP待遇だな。Rainbow Childrenのスタディツアーって、もしかして私が思っているより凄い活動に参加させてもらっているのでは。。 10:00教育省に到着し、大臣の部屋へ通される。こんなカジュアルウエアでこれから大臣に会うんだ。このスタディツアー、毎日何回か変なギャップにニヤけてしまう。 大臣登場。国会中であるにも関わらず、一時抜け出してきて頂いたらしい。 1959年チベット亡命政府発足。やさしい笑顔で挨拶していた大臣の顔が真剣になり、思いをお話しいただいた。 『チベットが置かれている現状を多くの人に知ってもらいたい。特に若い人達に。 西洋の大学生は年に2回ほどダラムサラに訪れて2~4週間のホームステイをしていて、こちらの大学で学生同士が論議をしている(教育省もサポート)。 本当は、日本、韓国、ベトナム等の同じ人種、文化の人達にもっと来てほしいし知ってほしい。 東洋の文化を1人1人が考え、守っていく事が大事なんだ。 日本は民主主義の国だから、皆さんが他の人にこのチベットの状況を伝えていき、大きな力になる事を期待している。 日本からは多くの支援をして頂いており、本当にありがとうございます。』 と最後は感謝の気持ちを心を込めて話されていたのが印象に残る。 Rainbow Childrenはチベット人学生への奨学金制度を提供しており、進捗や今後の計画を石川代表がご説明され、大臣もとても嬉しそう。 国会中の大臣は議会に戻られ、
(13:00)私達は、またまたVIPな公用車で学校(TCV)訪問をする為にゴパールへ移動。 道中なんと教育省のオゴり♪でランチ。食べ放題のカレーはとても美味しかった。 『シャラ ヤポチュ チュセラ(ご馳走様でしたのハズ)』
(14:00)ゴパールプルTCV到着。 1~12年生(1200名) ヒマラヤがドドーンと見える、最高のロケーション。こりゃリゾート地に最適だな。 敷地内に寮棟が点在し、それぞれの棟に管理人のご夫婦がおり、彼らが子供たちの両親代わり。部屋は男女に分かれていて二段ベッドが何台か置いてある。 テレビは週1~2回だけ広間で全員で視るらしい。日本の子供とはエライ違いだ。 教育は3年生まではチベット語で、4年生からは英語で授業が進められる。 PC教室もあり、学生たちが読書感想文を英語で作成中だった。 こんな学校が日本にあったら、是非自分の子供を入学させたい。 子供たちはみんなとても気持ちのいい挨拶をしてくれる『タシデレー(こんにちはー)』。 この子供たちが今後のチベットを支える原動力となる事を考えると、卒業後に大学で教育を受ける機会を提供しているRainbow Childrenの奨学金制度の意味は計り知れない 私達に出来ることは何があるのだろうか? 大きな事じゃなくていい。 小さくても全然いい。 出来ることから始める。 実際にやってみるっていうことが大事なんだ。
その日の夜、ダライラマ法王の日本語通訳をされているマリアさんと食事し、とても大切な事を学んだ。 『チベット仏教は、幸せになるにはどうしたら良いかを教えてくれる。』 『昨日と明日の間に生きる、今日をどうやって幸せに生きるかを考えているのよ』
スタディツアーを計画して頂いた石川代表、北条さん、一緒にツアーを回った仲間達に感謝です!本当にありがとうございました。

スタディツアー参加者感想文(2014春)

第五回春スタ参加 本郷千佐音(大学生/奈良)

2014年春のスタディーツアーに参加した大学生です。このスタディーツアーへの参加がインドへの初渡航でもありました。デリーに降り立った瞬間、目に映るものすべてが新鮮で衝撃的でしたが、スラムでの光景・すべての出来事は予想をはるかに上回る心をあったかくしてくれるものでした。

みなさんは、「スラム」と聞いて何を思い浮かべますか?私はこれまでネットや本で得た知識として「貧しい」「汚い」「危険」「暗い」などが頭にインプットされていました。しかし、実際に訪れてみると、すべての既成概念が覆りました。

街の小道からスラム街へ抜ける最中、出会う人たちみんなが笑顔でハローと挨拶してくれました(*^^*)物乞いされちゃうのかな?と最初はびくびくしていたのですが、これはシンプルに出迎えてくれるスラムの素直さ優しさの表れでした。小道を抜け、まだ少し不安に思いながらスラム街を進んでいくと、小さな建物の二階に案内されました。ここはなに?と思いながら階段を登ると、小さな部屋にぎゅうぎゅうに集まった子どもたちがペンとノートを片手に座っていました。壁にはSCHOOLの文字。「ここは学校なんだ」と、気が付いたときの、あの衝撃は一生忘れられません。そしてSCHOOLの文字の下には「MUST GO ON」(= 止まるわけにはいかない、進み続ける)と描かれていました。思わず涙が溢れました。こらえきれず、ベランダへ出て声を出しながら泣きました。感動の涙です。学校って、黒板があるところでも机があるところでもないんだなと。学びたいと思った人たちが集えば、そこはもう学校です。設備云々ではありません。学ぶ意志そのものの集合体が学校です。ちっぽけな概念にとらわれ、学校を定義していた自分が情けなくなりました。こんなキラキラした子どもたちの瞳には、どんな未来が映っているのだろうかと、逆に日本の学生はなにを思い毎日学校に通っているのだろうかと、いろいろな考えや思いが交差しました。そして、スラムの学校は素晴らしい学びの場だと感じました。設備はまだまだかもしれませんし、もっと広い方がいいかもしれません。でも、それは私たちでもお手伝いできることです。本人たちの強い学ぶ意志がこれほどあるのだから、これからもっともっと良くしていけるに違いないと確信できました

学校を訪問したあとは、スラムを探検しました(*^^*)たっくさんの笑顔が溢れていて、手を繋いで案内してくれたり、一生懸命に自己紹介をしてくれたり、本当にわずかなお小遣いの中から私たちへのお菓子を買ってきてくれたり…。涙が溢れることばかりでした。
この時点ですべての既成概念がポジティブに転換されていました。あれ?本やネットに書いてあった、「貧しい」「汚い」「危険」「暗い」ってなに?確かに生活は日本人の私たちとは異なる次元かもしれません。でも、そんな中でお菓子を買ってきてくれたりご飯をおすそ分けしてくれたり、金銭がどうのこうの以上に他者に尽くすその気持ちが育まれる環境を、私は「豊か」だと感じました。こんなに心がきれいな人たちに出会えて幸せだと心から感謝しました。そしてみんな底なしに明るい!本当にたくさんの笑顔で溢れていました。

また、スラムに暮らす同い年世代の子たちは、日本の学生となんら変わりません。おしゃれだってしたいし、恋だってする。日本の学生と同じように流行りの服を着て、スマートフォンだって使いこなせちゃう。スラムに暮らす理由は金銭的に貧しいからだけじゃない、守りたいものがたくさんあるからだと感じました。抜け出せないのではなく、離れたくない理由がある。住み続ける理由がある。そんなことをみんな背中で伝えてくれていました。

また、印象深い出来事をひとつ紹介します。とある同い年くらいの男の子が、「僕の自慢のお母さんなんだ!一番尊敬してるんだ!」と、お母さんを遠くから連れてきてくれて頬にキスをしながら紹介してくれました。日本に暮らして高級車に乗ってる学生より何百倍もイケメン!!!と衝撃でした。家族に愛の言葉や感謝の言葉を素直に伝えられるって、素晴らしい。スラムのみんなは周りを幸せにするチカラが天下一品!と感動しました。

そして、スラムを去る頃には、私はスラムのファンになっていました(*^^*)みんなの言葉や笑顔すべてに癒され、活力をもらい、ここは私のパワースポット!と心がほっこりしていました。

【一度しかない人生のうちで、これほどまでに価値観がひっくり返る瞬間ってどれほどあるのだろう。まだまだ自分の知らない「世界」がある。そして、まだまだ私に「できること」がある。】そう感じました。自分の人生に、自分のできることに、無意識に上限を設定していませんか?一度しかない人生、ぜひスラムを訪れていただきたいです。そして、スラムに学校を建てるというチャレンジに、一緒に挑戦していただきたいです。一日一日を幸せに生き切る彼らとの触れ合いのなかで学ぶことは計り知れないと思います(*^^*)。

また、スタディーツアーの醍醐味は「共同学習」にあると考えています。私は大切な妹を誘って参加させていただきました。その他、理事の石川さんをはじめ、経歴も年齢も参加した経緯も異なる社会人の方々と共にツアーに参加できたことに心から感謝しています。忘れられない上質な時間でした。ひとつの事実に対しても、解釈は何通りもあり、それをシェアすることで何乗にも学びの質が高まります。ぜひ、大切な方と共に参加していただきたいです。そしてレインボーチルドレンの皆さんは本当に素敵な方ばかりで、学生の私にはかけがえのない出会いとなりました。石川さんたちの本気の思いに触れ、一緒に教育で世界を変えていく同志になっていただけると最高です(*^^*)

ぜひ、私たちとスラムの子どもたちの新しい明日への一歩を踏み出しましょう(*^^*)!子どもたちの10年後、20年後がたのしみでなりません(*^^*)!