ゆうかのインド奮闘記⑦ デリーの大気汚染

ナマステ!

現地インターンのゆうかです。

 

先日ダラムサラからデリーに帰ってきました。

雪のヒマラヤと美味しい空気、そして青い空。

ダラムサラでは、豊かな自然を十分に堪能してきました。

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そして、デリーに戻ってびっくり。

なに、この空気の不味さ!くすんだ空の色!

最近、デリーの大気汚染は悪くなる一方です。

 

 

世界保健機構(WHO)の調査によれば、ニューデリーの大気が最も汚れているとの結果が出ています。

しかし、PM2.5の濃度が危険なレベルを超えても、ここインドにはそれに対する警報などは特にありません。

深刻な大気汚染問題が続く中国北京でさえ、先日「赤色警報」が出されたというのに、それを超す数値がでても普通に人々が外を歩いているのがデリーの現実です。

 

実際に、大気汚染が原因の肺疾患などでデリーでは年間1〜3万人の人々が亡くなっているとの調査結果もでています。

 

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私もデリーに住んで4ヶ月。

深呼吸すらできない状況下で、肺がどんどん悪くなっていくのを感じています(冗談じゃないですよ!)。

 

先月、国外からデリーに遊びに来てくれた友人たちがいたのですが、到着して数時間後には必ず咳き込み、のどに炎症を起こしていました。

そんな彼らの姿を見ると、いかにデリーの大気汚染が深刻か、そして私も含めデリーに住む人々がいかにその状況に慣れてしまっているのか、ということに改めて気づかされました。

 

デリーで最後に青空を見たのはいつでしょうか。

 

 

インド政府も、車のナンバープレートに記載された数字をもとに運転できる車の制限を行ったり、ディーゼル車を規制したりと対策をしているようですが、ただでさえデリーの人口と比例していないバスやメトロの本数から考えても車を規制することは現実的な策ではないように思います。

 

ですが、殺人的な大気汚染とも言われるこの状況で、政府の早急な対応が求められていると同時に、デリーに住む人々も自発的に気をつけていかなければいけないですね。

 

デリーで青い空が見えるのは、いつになるのでしょうか。

澄んだ空ときれいな空気が恋しいです。

 

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ゆうかのインド奮闘記⑥ 教育省主催リーダーシップワークショップ

 

新年あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

現地インターンのゆうかです。
今年初めての投稿はダラムサラからお届けします!

 

ここは小チベットとも言われていて、チベット亡命政府やダライ・ラマ法王の寺院などもあり、たくさんのチベット人が住んでいます。

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少し雪をかぶったヒマラヤと豊かな自然に囲まれて、ほっと一息できる街。個人的には、好きな街ベスト3に入るくらい大好きなところです。

 

 

そんなダラムサラで、年末年始にかけてリーダーシップワークショップが行われていたので、少し参加させて頂きました!

これは毎年、チベット亡命政府・教育省が主催しているワークショップで、高校1年生にあたるチベット人の学生たちがインド、ネパール各地から集まります。

参加人数は約300人。

各校のトップの学生たちが参加しています。

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レクチャーはロブサン・センゲ首相やチベット仏教の高僧、Voice of Tibetのジャーナリストなど各界を先導する方々によって行われ、朝から夜まで様々なアクティビティが8日間続きます。

リーダーシップとは何か議論したり、亡命政府を訪問したり、チベットの状況や中道アプローチに関して学びを深めたりすることは、次世代のリーダーとなる学生の視野を広げる機会となっているようです。

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学生たちの積極的に参加している姿が印象的でした。レクチャーのあとは競うように手が上がり、内容の濃い質疑応答が繰り返されています。

また学生によると、普段接点のない他校の学生と共同生活することも刺激となっているようでした。

レクチャーのあとにはバスケットボールやサッカーの大会もプログラムに組み込まれ、賑やかな声が響いています。

バスケ

 

 

チベットの人々がチベット社会や言語、宗教、そして次世代を担う若者たちに対して働きかけている姿を見ると、色んな想いが込み上げてきます。

チベット社会を構成する一つひとつの要素に対する敬い、
それを守り抜こうとする想い、そしてそれを発展させる行動。

ここダラムサラにチベット社会があることも、
決して当たり前のことではなく、多くの人々の努力と
ダライ・ラマ法王の想いがあったから。

大人たちの期待と努力、そしてそれに必死についていく若い世代。

過去から未来へと着実に受け渡されているものがあることを実感しました。

ゆうかのインド奮闘記⑤ インドのド派手な結婚式

 

ナマステ!

レインボーチルドレンのインターン生、ゆうかです。

デリーは、すっかり冬の季節になってきました。まさかインドがこんなに寒いなんて… 完全になめてました。笑

 

さてさて、インドでは肌寒くなってくる11月後半からあるイベントシーズンが到来します。

 

そう、結婚式です!!

 

インドでは暑い夏が過ぎると、結婚式のシーズンになるのです。週末になるとどこかしらで結婚式が行われ、サリーやアクセサリーなどを買い込む人々を街中で見かけます。

 

私の周りでも4組ほどこの2週間の間に結婚式を挙げました。近くに住んでいるから、こないだ一緒にあそんだから、なんて理由で招待して頂けます。

 

インドの結婚式は、基本誰でも参加OKなんです。

 

「タダ飯したかったら、結婚式にいけ」なんて言葉があるくらい誰でもWelcomeなインドの結婚式。

今回は、初めて参加したインド式結婚式について書いてみたいと思います!

 

今回は、同じ大学の知り合いのインド人の従兄弟の結婚式に参加してきました!

本来インドの結婚式は、一週間にも渡って行われるそうですが、最近は2日間に短縮されることが多いんだとか。

 

1日目は、新郎側の親族、友人たちが100名ほど集まりパーティーです。私も自前のサリーを着ました!

サリー

会場の真ん中に設置されているステージで、参列者が次々とダンスを披露します。

 

結婚式にきたのに踊らないのはルール違反だ!とばかりに、私も当日練習のダンスを披露するという惨事に合いました。泣きたかった。。

 

ステージ上でのパフォーマンスが終わったら、今度はDJとともにダンス!ダンス!!ダンス!!!

ダンス

老いも若きも関係ありません!みんなが一緒に踊ります。

勝手に休憩取っていたら、強制的にフロアに連れ戻されてしまいます。私はもうダンスいいのーー!とか言っても誰も聞いてくれませんでした。

 

二日目は、朝から女性陣は真っ赤なサリーやバンジャビドレスを着て、結婚式前の儀式です。

赤サリー

 

なにやら真面目に儀式を進行している男性陣。

儀式

その横でぺちゃくちゃおしゃべりに花を咲かせるおばさんたち。

おしゃべりおばさん

突然歌い始めるおばあさんたち。踊る子供たち。

 

なんなんだこのまとまりのなさ!!大事な儀式じゃないんかーい!

意味もなく、一人であたふたしておりました。笑

 

そして日が暮れると新郎は白馬に乗って結婚式の会場へ。そのまわりで踊り続けるインド人。

新郎

インドの結婚式は、約4年分の年収をつぎ込むと言われています。それくらいしないと「あいつの結婚式はショボかった」なんて死ぬまで言われてしまうそう。

 

だからとびきり派手に、そして騒がしく、けれどみんなで楽しみ尽くす結婚式はインドらしさ満載です。

エントランス

素敵なライトと美味しいごはん、そしてまたまたダンス!と存分に楽しんでいって欲しいという新郎新婦の家族の想いに溢れた結婚式でした。

料理 会場

二日間踊り続けた私は、どっぷりインド文化に触れたと同時にかなりの疲労感が残りました。笑

でも楽しかったなぁ。

 

1週間後は、ステイ先のお兄さんの結婚式。まずはエネルギーチャージしなくちゃ!!

 

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  • 100円より
  • SoftBankユーザーはケータイ利用料とまとめて寄付ができます
  • docomo、au等の他ユーザーはクレジットから寄付ができます

ゆうかのインド奮闘記④ 美味しいチャイの作り方!

 

ナマステ!

レインボーチルドレンのインド駐在員のゆうかです。

 

早速ですが、みなさんチャイを飲んだことはありますか?

インドに来られた方ならわかると思いますが、

インド人はチャイが大好きです!

どこにいっても道端のチャイ屋さんには、人がたくさん。

 

私がステイさせて頂いているお家でも、朝のチャイは欠かせません。チャイを飲まずに外に出ようとなんかしたら、

「まって!チャイは?まだ飲んでないでしょ?!」

とお母さんに止められてしまいます。笑

 

今回は、インドのお母さん直伝、美味しいチャイの作り方をみなさんにお伝えしたいと思います!

【材料】一杯分

  • 水     半カップ
  • ミルク   半カップ
  • 茶葉    スプーン一杯
  • 生姜    一かけ
  • カルダモン 一粒
  • 砂糖    お好きな甘さで(インド人はたくさん入れます)

 

【手順】

  1. なべに水と茶葉、軽くつぶした生姜を入れ、沸騰させますchaba
  2. 沸騰したら、砂糖と牛乳を入れます
  3. 最後に軽くつぶしたカルダモンを入れて、何度か沸騰さます カルダモンを入れると香りが増すので、個人的には必須です♩karudamonn
  4. 沸騰してできた泡が消えたら、完成です!

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ビスケットともにいただきます。

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チャイは、お店や家庭によっても味が異なるんです。

ジンジャーが強かったり、甘さ控えめだったり、スパイスが効いていたり…

お気に入りのチャイ屋さんを見つけるのもインドならではの楽しみです。

日本のミルクティーでは、決して味わうことのできない豊かな香りとマサラテイストのチャイにすっかり虜になってしまいました。

 

まさに、No Chai, No Life !!!

 

ぜひ、おうちでも美味しいチャイを作って楽しんでみてくださいね!

 

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奨学生file.14 Jigme Choedon

 

Jigme Choedon

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Jigme Choudonは、 Jamia Hamdard University 看護学科の院生です。

2年間の学びの最終学年です。同じ大学で学ぶ奨学生の一人であるPema Bhutiと同様に、日々忙しく過ごしているようです。キャンパス内にある病院での実習、学校での講義、そして家での課題となかなか休む時間も取れないそうです。看護を学ぶ学生は、日々覚えることがたくさんで、遊んでいられないんだそうです。

オフィス前で
オフィス前で

Jigmeは、看護学の学士はすでに取得済みです。バンガロールの大学で3年半の学部生生活を終えました。その後、2年ほど病院で勤務し、大学院に戻り学びをさらに深めています。2年間の勤務時は、美容整形を主に担当していたそうです。その経験を活かして、今はさらに専門的にかつ広い分野で学んでいるんだそうです。

構内にある病院
構内にある病院

将来は、さらに学びを続ける予定で、Master Hospital Administration(MHA)を取得すると話していました。看護師は、立派な仕事であり、看護師として多くの人を救うことができたら…そんな想いで学びを続けているのです。

他学部の建物。ここで授業を受けることも
他学部の建物。ここで授業を受けることも

 彼女は7人家族で、5人姉妹の真ん中なんだそう。お姉さんたちは、すでにインドをでてフランスのブティックやホテルのレセプションで働いているそうです。妹たちは、MBAを取るために勉強中で、家族はみな離れ離れに住んでいます。Jigmeのお父さんは、チベット中央亡命政府の財務省で働いているため、彼女の両親はダラムサラに住んでいます。以前は、お父さんの仕事の関係で、チベット人の居住区のあるインド北部のウッタラカンやネパール、南インドなどを転々としていたそうです。

グラウンド3
グラウンド

彼女の名前、Jigmeは本来は男の子の名前なんだとか。Jigmeという名前は、生まれた時にリンポチェに付けていただいた名前なのだそうです。Jigmeだけだと男の子になってしまうけど、Choedonは女の子の名前なので、Jigme Choedonと名乗ると女の子だとわかってもらえる、と笑いながら話していました。

看護学部の校舎の前で
看護学部の校舎の前で

彼女は、笑顔の可愛い落ちついた女性です。一度、大学を卒業して働いた経験があるからでしょうか。大人な雰囲気を感じます。周りをみて気遣いのできるお姉さん的存在の奨学生です。

コンベンションホール
コンベンションホール
ホール前に旗
ホール前に旗

同じ大学のPemaも加えて三人でたくさんの話をしました。ガールズトークは尽きることなく、真面目は話から、楽しい話まで盛りだくさんでした。

ライブラリー
ライブラリー
新しく建設中の病院
新しく建設中の病院
Jigmeのホステル
Jigmeのホステル

さらに学びを深め、素敵な看護師さんとして彼女が活躍する日を心待ちにしています。

ジム
ジム
3人娘
3人娘 左からPema、ゆうか、Jigme

 

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寄付月間 -Giving December- 2015

奨学生file.34 Kalsang Wangdu

 

Kalsang Wangdu

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新しく奨学生に加わったKalsang Wangduは、デリー大学のKhalsa Collegeに通っている1年生です。学部は商学部。現在は、英語、経営などに関するクラスを取っています。

校章
校章

優しい顔立ちでおとなしいのかと思いきや、彼はスポーツ万能な青年です。サッカーとバトミントンが特に好きだそうです。彼のニックネーム、Davidは デイビットベッカムからきているとか。相当好きなんですね。

最近、大学のサッカーチームの選手に選ばれたそうですが、練習に参加できないことから、今回は参加を断念。ですが、次のセメスターからは、始めたい!と意気込んでいました。

大学のスポーツチームの選手に選ばれることは、相当なスキルがある証なんだそうです。

ジム
ジム

休みの日は、Majnu Ka Tilla(デリーにあるチベット人が多く住む地域。通称MT)にあるゲストハウスでレセプションのアルバイトをしているそう。時給ではなく、月給だそうで、月に5000ルピーほど稼いでいます。

Majnu Ka Tilla
Majnu Ka Tilla
Majnu Ka Tilla2
Majnu Ka Tilla2
Majnu Ka Tilla3
Majnu Ka Tilla3

「お金がもらえるだけではなくて、コミュニケーション能力の向上にもつながるから、楽しんで働いているよ」と話していました。チベット料理の賄いもそこで出るそうで、同じくMTに住む彼には好都合なようです。

バイト先
バイト先

 

彼の将来の夢は銀行員。

経済的に困っている人たちに、お金を貸したり、情報提供をしたいと話していました。

キャンパス (1)
キャンパス (1)

Khalsa College卒業後は、奨学金を取得できたら海外の大学院に進みたいそうです。その後、MBAを取得する予定で、勉強を続けます。海外の大学院に進学ができないなら、デリー大学などの院に進むそうです。インドでは、学士だけでは仕事に就くことが難しく、多くの学生が修士、さらには博士号まで勉強を続けます。

キャンパス (2)
キャンパス (2)

Kalsangのネパールのチベット難民の居住地区の一つであるジャワラケルキャンプの出身です。

レインボーチルドレンの奨学生の一人であり、同じジャワラケルキャンプ出身のPemaちゃんとは幼馴染なんだそうです。彼のお母さんは、ジャワラケルにあるクラフトセンターで働いています。

Kalsangは三人兄妹の一番年上のお兄さんです。妹は、ジャワラケルのなかの学校に通っていて、 弟は、アッパーダラムサラのTCVに現在通っているそうです。

チベットの伝統的なかぶり物
チベットの伝統的なかぶり物

Kalsangがネパールからインドに来たのは、2013年でした。高校生活の残り二年間をインドのMussoorie Schoolで過ごしています。

Majnu Ka Tilla4
Majnu Ka Tilla4
Majnu Ka Tilla5
Majnu Ka Tilla5

今回は、大学訪問だけではなく、MTやアルバイト先にもお邪魔させてもらいました。チベット料理のレストランやカフェでたくさん話をし、ゆったりとした楽しい時間を過ごしました。Kalsangは、彼自身が醸し出す雰囲気からもわかりますが、本当に優しい青年です。

カフェテリア
カフェテリア
Thenthuk
Thenthuk

チベットに興味津々の私をMTにあるTCV(Tibet Children School)に連れて行ってくれたり、様々な文化を丁寧に紹介してくれました。繊細な心配りのできる人なんだぁ、と同じ年ながらとても感心してしまいました。

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また、日本語を少し勉強したことがあるようで、日本語でメッセージを送ってくれたりもします。近々、一緒に日本料理を食べることを約束しました。

これからもきっと、誠実に勉強や日々の活動を続け、夢を叶えていってくれると信じています。

お友達のお店にて
お友達のお店にて

 

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寄付月間 -Giving December- 2015

奨学生file.15 Tenzin Zomkyed

 

Tenzin Zomkyed

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大学 Miranda House, Delhi University
生物専攻の大学院生(最終学年)

彼女は、女子大学であるMiranda houseに籍をおいていますが、キャンパスはデリー大学の植物学を専攻とする学部で学んでいます。彼女いわく、男女共学のキャンパスより、Miranda Houseの方が好きなんだとか。インド人の男は色々とめんどくさいのよ…と話していました。

学部の入り口
学部の入り口

 

Tenzin Zomkyedはとても優秀で明るい学生です。
2015年秋スタツアの際の奨学生ランチミーティングでは、日本語で挨拶してくれました。

彼女は、時間があれば新しいデザインのネイルを試してみたり、K-popや韓流ドラマ、ドキュメンタリーなどをみているそうです。
他にも、歌うことが趣味の一つという彼女は、実際にその美声を聞かせてくれました!彼女のハスキーボイスがいい味を出していて、びっくりするくらい上手です。

彼女がしてくれたネイル (720x960)
彼女がしてくれたネイル

今はデリー大学の大学院で学んでいますが、今後もさらに生物学の勉強を続け、博士号まで取得したいそうです。
もし、勉強を続けられなくても、細胞生物学に関係する職業につくつもりだそうです。

寮

インドの北部、ラダックで生まれ、バラナシで育った彼女は、ダラムサラにあるLower TCVに通っていました。勉強だけでなく、スポーツ、音楽などあらゆる面で彼女はいつもトップだったそうです。ダラムサラのTCVを卒業後は、デラドゥンにあるTCVで高校生活を過ごしました。

両親は、現在もバラナシに住んでいて、お父さんは、バラナシにある大学の教授だそうです。彼女のお母さんはもともと先生でしたが、今は子供を育てるために仕事からは離れています。

Tenzinは三人兄妹の真ん中で、お兄さんはインドにいるチベット人の中で最も優秀な学生だったそうです。今も彼女のお兄さんとは仲が良く、いつも様々な相談をしアドバイスをもらっているそうです。弟は、バンガロールにあるダライ・ラマカレッジで勉強しているそうで、休暇時にはバラナシで一緒に過ごしすとのことです。写真を見せてもらいましたが、とっても仲よさげな兄弟姉妹でした。

彼女の両親は、勉強を続けることに深い理解があり、満足するまで勉強しなさいといつも背中を押してくれているそうです。世間体を気にして、結婚しろだの、就職しろだの言わない両親で、私は本当にラッキーと話していました。

研究室
研究室

Tenzin Zomkyedとは、将来の話や音楽の話、メイクの話など様々なトピックでおしゃべりしましたが、彼女にはとてもオープンにもの事を考えるという印象を受けました。彼女自身もそう感じているようで、「同じ大学でもいつもグループ行動ばかりしている友達もいる。私はもっと本当に気が合う人と、私らしく過ごしたい」と凛とした姿で話していました。自分の中に強い芯のある彼女はかっこよく見えました。
そんな彼女だからこそ、「女性でも好きなようにいきられる社会で生きたい」そう話す彼女は、科学の世界から、女性らしく生きていける道を切り拓いていってくれるでしょう。

 

そして、最後にレインボーチルドレンに対してメッセージをもらいました!

「いつも本当にありがとうございます。
メンバーのみなさん、日本でそれぞれ仕事を持ちながら、こうやって支援してくださる事、本当に嬉しく思います。世界には様々な問題がありますが、こうやって教育に特化した活動をされていることは、本当に意味があると思います。みなさんの活動に逆に驚きますし、みなさんの姿から多くの刺激を受けています。ありがとう!」

教室にて
教室にて

 

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寄付月間 -Giving December- 2015

ゆうかのインド奮闘記③ デリーの電車事情

 

ナマステ!

レインボーチルドレンのインターン生、ゆうかです。

 

今回は、デリーの主要交通機関の一つであるメトロについて。

デリーには、デリーメトロなるものが存在します。

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赤、青、黄色とそれぞれの線が色でわかれていて、日本の電車ほど難しいものではありません。

一度慣れたら、スイスイ乗りこなせます。

 

問題は9:00〜10:30にかけてと18:00〜20:00あたりのメトロです。

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朝夕の電車は通勤途中のおじさんたちでいっぱい。

なるべく通勤ラッシュとは被らないように気をつけていても、 奨学生と会う時間を朝にしてしまったら、もう大変。

ホーリーの悪夢を思い出します。

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ホーリーのように大声で

「触んなボケ!」

とはもちろん言えず(こんなこと言うのもどうかと思いますが)

「この手どけろ!」と目ヂカラで押し通します。

 

はぁ、ちょっとメトロ乗るだけでなんて疲れるの。

 

ちなみにデリーメトロでは、ドアが開いたら降りる人も乗る人も構わず動き出します。

いや、厳密には乗ってる間にも少しでもドア近くに寄ろうと押しのけるおじさんたちも多数。

まぁまぁ、ドアが開くまで待ちなさいよーとか言ってたら、陣取り合戦に負けるので、仕方なくどきます。

 

インド人は、もっと周りの人のことも考えて行動すべき!

というのが私の主張であります。

 

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これからは数本見送っても、女性専用車にのることにしたいと思います。

でも、女性専用車両でも色々あるんです…

 

座席に10センチの隙間を見つけたら、すかさず入り込んでくるおばさんたち…

 

大阪のおばちゃんもびっくりです。

 

まぁでも、それくらいいいや。 立っていれば平和なんだもの。

もし、鬼の形相してメトロに乗っている日本人を見かけたら、それは絶対私です。(笑)

 

それではまた!

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ゆうかのインド奮闘記② マジュヌカティラ

 

ナマステ!

レインボーチルドレンのインターン生、ゆうかです。

最近のデリーはすっかり肌寒くなってきました。朝夜は長袖必須です。

 

今日はデリーにあるチベット人の居住地区についてお伝えしたいと思います。

デリーには多くのチベット人が住んでいますが、中でも多くの人々が住んでいる地域が北デリーにあります。

 

マジュヌカティラ、通称MT。

 

デリーメトロ、Vidhan sabha駅からオートで10分くらいです。

デリーの街中を抜けると、Lung-taがちらほら。

そして、こんな門が見えてきます。

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ゲートをくぐり、中に入るともうそこはチベット社会。

赤い袈裟をきたお坊さんやモモをうるおばさん、可愛らしいチベットの子供たちに出会えます。

騒々しいデリーの街とは一変して、どこか懐かしい気持ちが芽生えます。

 

あぁ〜落ち着く。

 

マニ車を回したりなんかして、しばしの静けさを味わいます。

 

今回は、レインボーチルドレンの奨学生の一人である Kalsangが案内してくれました。

彼の友だちのお店で、チベットの女性がダンスするときに被るという帽子というのでしょうか。

特別なかぶりものをかぶせてもらいました。どうですか? 笑

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とても素敵なお店だったので、また遊びに来たいと思います♪

 

そして、Tibet Children Village School(通称TCV)にもお邪魔させてもらいました。

TCVは、チベット難民の子供たちを保護し、教育の機会を与えています。今回訪れたのは、インド各地にいくつもあるTCVのなかの一つの学校です。

 

ここは幼稚園から小学校6年生までの学校 ですが、教員不足のため合同のクラスがいくつもありました。

 

それでも懸命に学ぶ子どもたち。そして、真摯に向き合う先生方。

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奨学生もそうですが、チベットの子供たちに出会うと、 どんな時も学びに真っ正面から向き合う印象を受けます。

私自身の学び、学びに対する姿勢、日本での一般的な学び方、学校教育についても考えさせられます。

 

MTはもう少し入り込んでみたいです。

チベットのことをもっと知りたい。もっと話を聞きたい。そんな想いで溢れています。

 

それではまた!
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ゆうかのインド奮闘記 はじまります!

 

ナマステ!

初めまして。

レインボーチルドレン初の駐在員、ゆうかです。

普段は日本の大学生ですが、今は休学してインドにきています。 今後は、ここで私のインドインターン生活をみなさんにお伝えしていきたいと思っていますので、よろしければ覗いてみてくださいね!

 

先日、ダシャラというインドのお祭りがありました。

街中にこんな人形が立ち並び、お祭りムードが漂います。

 

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これは、インドの古代叙事詩であるラーマーヤナにまつわるお祭りで、ラーマ王子が10つの頭を持つ魔王ラーヴァナに勝利したことを祝います。

ダシャラの10日前から断食が始まり、みなチキンやマトン、ニンニク、玉ねぎなどは一切口にしなくなります。私もしばしのベジタリアン生活を楽しみました。

(一回だけ、チベット人の友だちとノンベジを食べてしまったなんてのは秘密です笑)

 

そして、ダシャラ当日。

早朝から、ステイ先の弟たちにつれられて、住んでいる地域のラーヴァナ像を見に行きました。

 

 

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それぞれ顔もデザインも違って、見ているだけでも面白い。

像の中には、たくさんの爆竹が付けられています。夜に、それに火を付けて燃やすんだそうです。

 

「ほんとにすごいんだから!ゆうかは絶対怖がるよ!」と一番下の弟くん(13)に脅されました。

 

夜にはみんな通りにでて、像が燃えるのをみんなでみます。

通りにはたくさんの像がありますが、どれにいつ火が着くのかだれも知りません。時には、一時間以上待つことも。

 

40分近くまって、やっとその時がきました!

 

火が着いたと思った瞬間、ものすごく大きな爆発音と熱風とともに、ラーヴァナ像が一瞬にして燃えます。

圧倒的なその迫力にしばしその場を動けませんでした。

 

なるほど。

だからみんなそんなに朝から楽しみにしてたのね〜!納得です。

みんなでワーワーギャーギャー騒いで、初めてのダシャラは過ぎていきました。

 

※ラーヴァナの爆破写真がなくて、すみません。なにせ、通りにはたくさんの人がいたので、カメラを持っていくことを家族に止められてしまいました。

これからの季節は、インドではたくさんのお祭りがあるので、また報告していきますね!

 

それではまた!

 

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