2016春のスタツア感想文⑧~大輝の場合(大学生・千葉)


 

正直、今回の2016年春のスタディツアーに対する想い入れはほぼ無かった。

次期インターン生としての絶対条件でしかなかった。

そして、それはレインボーチルドレンジャパンのインターンが本格的に始まるまでの「通過点」でしかなかった。

しかし、そのただの「通過点」が「分岐点」に変わったと感じた10日間のスタディツアーとなった。

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このような機会を持てたことに対して、レインボーチルドレンジャパン代表の石川さんを中心とするメンバーの方々、ダラムサラを拠点とするチベット亡命政府の協力者の方々、チベット人学生たち、デリーのスラムやストリートチルドレンに対してアプローチを取るNGOや子どもたちやガイドの方、宿を提供して下さった方々、そして自分の意志を尊重し応援してくれた家族、友人や先輩方には、ただただ感謝でいっぱいです。

ありがとうございました。

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さて、今回のスタディツアーは「チベット・スペシャル」ということでインドにいながらもチベット問題を中心にチベットの奥深い「ソレ」に触れることが多々あった。

それは一言二言では表現出来ない。

そして私はその「ソレ」についてチベット人と共に感じ、考え、これから少しずつ発信していかなければならない。

「しなければならない」という言葉に対して語弊を招くかもしれないが、これが今の私の最善である。

私は感じたこと考えたことを表現すること、そしてそれを言語化することを苦手とする。

しかし、それが現地にいるインターンとして果たすべき役割であり、より多くの人に「ソレ」に触れるきっかけとなるのではないか。

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ただ、このわずか10日間でも感じられたのは、私が知る限り自明であるかもしれないが全てのチベット人が「FREE TIBET」という一つの「ソレ」に向けて互いに静かに寄り添い合い、「利他の精神」を持ちつつ己と向き合っているということ、である。

それは力強く、また自分の内面とも向き合うきっかけを与えてくれる。

そんな「チベット・スペシャル」であった。