2016春のスタツア感想文⑦~孝子の場合(香り玉アーティスト・京都)


 

【思うこと】

 

人は

努力しないでも、
すぐにできちゃうこと。
少しの努力でできちゃうこと。

なぜかずっと続けていること
なぜかずっとやりたいなって
気になっていること

単純に好きな事

が、ある。

小さい頃からすごくはないけど、
ずっと続けてきた事

それが、編み物。

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セーターを編み上げるほどではなかったけど、

いつもカバンやポーチとか
小物を作っていた。

そして、

棒針でなく、かぎ針が好き。

私にとって、かぎ針は、
どこへでも持ち運べて、
小さなスペースでできて、
手軽さがいい。

実際、
電車の中で編んだりしている。

(こういう話は編み物を知っている人にしか
わからないかもしれないですね。)

難しい編み方は全くやらない。

ほんと単純な編み方だけ。
シンプルな編み方で、
糸の組み合わせや色使いを楽しむのが好き。

私の母は編み物の先生をしている。
いつも私の編み方がなってないと言う。

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そんな私が

インド ダラムサラへ行き、
香り玉の編み方を教えている。

私は、
2008年から香り玉を作り始めて
なんとなく夢みてた事があった。

それが、
このスタディツアーに
参加するようになって、
今、
現実化できそうな気がしてる。

自分のやりたい事、
思いがあって、
それを受け取って作ってくれる人がいる。

出来上がったものを
楽しそうに喜んで買ってくれる人がいる。

作ってくれた人の収入になる。

そして、
新たな作品が生まれる。

循環が生まれている。

チベット仏教の教えに
「利他」というものがある。

香り玉をなんども作ることを
やめようとしたけれど、
やめなかった。

2008年から作り続けてこれたのは、
香り玉を喜んで買ってくれる人、
注文してくれる人がいたから。

人が喜ぶ姿を見られたから。

私が作って、
売り始めた事かもしれないけれど、
私のためにしてきたように見えることだけど、

これも、
利他と言えるのかもって思える。
1人でも喜んでくれる人がいる。
そんな利他でもいいんじゃないかなと今思える。

自分のやりたいが先にあっても
いいんじゃないかなって思える。

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そして、

自分の中に握りしめていたものを手放した時に
利他が目に見えて現れてきた。

喜ぶ人がさらに増えた。

自分のやりたいに素直になってみようと思う。
たくさんの人の力を借りるかもしれないけど…。

誰かのために、
相手の人のために何ができるか、
その場所で自分は何ができるのかと
先に考えてなくても、

自分のやりたいや好奇心、
思いを追求すれば、
そうすれば自然と場所が出来、
自然と利他が生まれ
喜んでくれる人が
でてくるんじゃないかなって
思える。

自然な流れが生まれれば、
それが、

自分の生まれてきた理由のような気がする。

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すごい事が出来なくてもいい。

必要なのは、
すごい事が出来ないかもしれない
自分にもOKを出し、
自信がなくても、
自分の思いに素直にやってもいいよと
言ってあげることなんじゃないかな。

私がやっていることを見て、
どこかで誰かが
がんばろって
思っているかもしれないよね。

そんな直接目にみえない利他でもいいよね。

勝手な思い込みの利他から解放されて、
そんな風に考えられるように導いてくれた
スタディーツアー参加者たち、
出会ってくれた人たち、
周りの人たち、
どこかで繋がっている人・物たち

全てに感謝します。

そして、
すでに出会ってくれた人たち、
まだ出会っていない人たち、
これからもよろしくお願いします。

今、
香り玉がインドネシア、
ネパール、
そして、
アメリカへと
広がる事を夢見つつ…。

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最後にーーーーーー

「祈りを捧げるように働こう
祈りを捧げるように作ろう

世界が平和で
全ての人が幸せであるように

うたうように祈ろう

そして、
全ての人が幸せだと思うところから始めよう」

2016年3月 ダラムサラ

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最後まで、読んでいただきありがとうございました(^O^)