奨学生file.41 Tsewang Lhundup


 

Tsewang Lhundup

 

  • 中央チベット出身。8人兄弟で、2010年に母親が亡くなったため、現在は父親が家族といる。農業をしている。
  • 1999年に亡命を試みたが、中国政府に捕まってしまい4ヶ月間投獄された。当時家族は彼が亡命を試みていたことは知らなかった。そして、2003年に再び亡命することを決意。今回は家族にも伝え、サポートを受けた。教育をうけることが亡命の目的だった。
  • 出身地域は田舎で、寺院には仏教を学べる環境はなく、お葬式などの行事のときのみ機能していた。寺院には12~13人の僧しかいなかった。仏教哲学などを学びたいと思っていたが、チベット本土でそれを学ぶには3つのメインの寺院に行かなければいけない。しかし、中国の支配下にある以上そこで学ぶことも難しかったため、インドへ。
  • 亡命後は、TCVスジャに少し通い、インドにある3つのメインの寺院の一つであるバラコビの寺院に移った。2003年から2014年までそこで学び、学士と同等のコースを卒業。インド政府下の寺院の学校で、若い僧たちにチベット語を教えていた。サラ大学でチベット語をより深く学ぶことで、小学校以上の子どもたちにチベット語を教えられるようになりたいと思い、進学を決意。
  • サラ大学を卒業後は、マスターコースに進みその後は教師に戻る予定。
  • 空き時間は、読書をしている。文学を読むことが多い。