奨学生file.44 Wangdue


 

Wangdue

  • チベット自治区、ラサ出身。幼い頃に両親が離婚したため、母親と過ごす。兄と姉がいる。母親は再婚し、子供がいる。母親はポタラ宮の中でものを売っている。ラサでは農業は不可能なため、何かしらのビジネスに就かなければいけない。姉はインドへ亡命する途中で行方不明に。
  • 自身が14、15歳のときに親の意向でインド亡命を決意。ラサには学校に行かなくても、時間を潰す術(ゲームなど)はあるが、そこにいても将来がないと考えたため、ダライ・ラマの祝福をえるため、そして教育を受けるためにインドへ。
  • 幼い頃に僧になり、亡命前にマナリにある小さな寺院に連絡し、亡命後にお世話になることが決まっていた。しかし、南インドにある3つのメインの寺院の一つで教育を受けることになった。そこで、学士と同等のコースを卒業し、マナリの寺院に戻った。その後にサラ大学へ。サラ大学へは、チベット語をより深く学びたいと思ったため、進学した。寺院では、仏教哲学などは学べるが、それ以上にチベット語を学びたいという意思があったため、寺院を離れることになった。全ては自身の決断によるもの。2014年に1年間、サラ大学で進学準備コースを履修し、翌年入学した。
  • 卒業後は、マスターコースに進みたい。チベット社会に働きかけるソーシャルワーカーになりたいと考えている。
  • 時間があるときは、友達と話したり課題をしたりしている。一年生は課題が特に多い。特定の趣味はないが、自分がしたいと思ったことを自由にしている。