奨学生file.47 Tsultrim Jangnye


 

Tsultrim Jangnye

第8回スタツア秋 298縮小

 

  • 東チベット出身。5人家族の末っ子。片親(母親)に育てられた。兄の一人も亡命してきており、南インドの寺院にいる。
  • 亡命は自らの意思で決断した。2011年4月にダライ・ラマ法王の祝福を得るためにインドへ。チベットとネパールの国境線近くまでは交通機関を使ってくることができた。学生証を持っていたからである。その後は徒歩で国境を越えた。すぐにチベットに帰ろうと思っていたが、なかなかチベットに帰る許可証が下りないため、インドで勉強することにした。
  • 亡命後はTransit Schoolに通い、そこで勉強するうちにチベット語を勉強する重要性に気づき、サラ大学に進学した。卒業後は、バラナシにあるチベット語を学ぶことができる大学に進学したいが、詳細はまだ未定。
  • 将来は、チベットに戻り出身の地域でチベット語の先生をしたいと考えている。チベット本土にいた頃は、寺院にある学校に通っておりそこでもチベット語を学んでいた。しかし、度々中国政府関係者が寺院に押しかけ止められたため、学び続けることは難しかった。
  • 空き時間には、チベット文学や詩を読んでいる。趣味は読書と詩を書くこと。