奨学生file.4 Tenzin Rapten


 

Tenzin Rapten

第8回スタツア秋 461縮小

 

デリー大学の中でも最も優秀だと言われているHindu Collegeに通うRapten.

化学を専攻しています。授業は月曜から金曜まで毎日朝から夕方まであるそうです。講義は難しいものもあれば、簡単なものもあると話していました。しかし、しっかり勉強していかないと、ついていけなくなるそうです。

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大学を卒業後は、大学院に進みたいと考えています。マスターコースでは、デリー大学の薬学部に進学したいそうです。どうして化学を選んだの?と尋ねると、「化学だけは学んでいて飽きることがないんだよ」という答えが返ってきました。

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最近は、日々の実験や講義で忙しいようで、週末も勉強しているそうです。私がデリー大学を訪れた時も、プレゼンテーションの準備と課題が残っている、と話していました。

そのため、得意のダンスはたまにしかしていないようです。それでも時間の許す限り、趣味としてダンスを楽しんでいるとのことでした。他にも、課題があまりない週末には、友達と外に遊びに行ったり、映画を見たりしているそうです。

 

Raptenは、6人兄弟姉妹の下から3番目だそうです。下には2人の妹がいます。兄弟姉妹たちは、マスターコースで勉強していたり、でりーのマジュヌカティラに住んでいたり、オリッサにいたりとみなバラバラに暮らしているそうです。ですが、12月のお休みには、出身地であるオリッサに帰り、家族と過ごすのだそうです。Raptenの両親は、オリッサに残り、農業をして暮らしています。

 

小学校1年生から10年生(高校1年生)までをオリッサの学校で過ごし、その後はウッタラーカンド州で2年間の高校生活を過ごしました。その学校の理系コースを経て、現在通うデリー大学に進学しました。

 

今回は、あまり時間もなく、深く話を聞くことができなかったのが残念です。ですが、大学での学びを楽しんでいる様子が彼の話から伝わってきました。「化学は飽きない」という言葉がとても印象的で、全てを表しているように思います。

また、彼はチベットダンス、ブータンダンス、ネパールダンスと色々なダンスを踊ることができ、チベット人の中では少し名が知れているようです。次回のランチミーティングで踊ってくれるのを楽しみにしています。

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ホテルのロビーで披露してくれたダンス(2014.4)