Vol.41 (6日目)【インドで初めてのおつかい!③】


Vol.41 (5日目)【インドで初めてのおつかい③】

2013年11月11日(月) 【初めてのおつかい!③】

前回からのつづきです…

ズボンを直してもらっている間、パンツ一丁の姿で椅子に腰掛けて待つ。

もしも彼らがホントの悪人で、仮に襲ってきたとしたら、こんな状態じゃ何も抵抗なんてできないだろうな…

でも、インドに来て命まで取られたらたまったもんじゃない。

よし!やれるもんならやってみろ!
正義の鉄拳を食らわせてやる!
やられたらやり返す!倍返しだ!

『戦え!正義の味方、パンツマン!』( ̄^ ̄)ゞ

と、待っている間暇なので、妄想を楽しんでいた(笑)

実際には妄想に反して、パンツマンが活躍することはなく、無事にズボンの修復終了。

店の主人はさすがプロだけあって手際良く、直す時間もそんなにかからなかった。

ズボンを直してもらうのにかかった費用は50ルピー(約100円)。安っ!
しかし100ルピー札(約200円)しかなかったので、お釣りを要求すると、お釣りの50ルピーはここにはないという。

近くに崩せるところはないか?と聞いてみたが、ないらしい。
時間もないことだし、思いのほかよくできていたので、チップ込みで100ルピー渡した。

ズボンを直してもらった後、バイクで連れてきてくれた男が、しきりに先ほどの事務所まで戻ろうと言ってくる。

なぜ!?
もう用事は済んだんやけど…。

男が先ほどの社長と電話で何か話している。
男に電話を代わってくれと伝えて、直接社長と話す。

社長は、せっかくだからいろいろ話したいと言ってくるが、時間もないので丁重にお断りする。

お陰様でズボンを直すことができたこと、そのお礼と感謝の気持ちを伝えて電話を切った。

こうやって少しずつ近づいてくるのが彼らのやり方なのかな?
イヤイヤ、考え過ぎか。

せっかくのインドバイク体験なので、図々しくもホテルまで送ってもらう(^^)

部屋に戻って無事、『インドで初めてのおつかい!』終了!

当初、ソーイングセットを買って自分で直すプランだったが、結局バイクに乗って裁縫屋さんで直してもらったことを石川さんに報告。

すると石川さんからは開口一番「危なかったね〜!よく無事だったよ!」と。

とにかく日本語で話しかけてくるインド人には注意しないといけない。
監禁されたり、何処かに連れて行かれることもある。
とにかく無事で良かったと。

自分にとっては貴重な楽しい体験ではあったが、冷静になって考えてみれば、確かに石川さんの言う通り。

頭では『知らないオヂサンに付いて行ってホントに大丈夫なのか、俺!?』とずっと警戒していたはず。

しかし目の前に、ニンジン(裁縫屋で直してもらえること)をぶら下げられて、ヒョイヒョイとついていってしまった心理状態。

異国の地で『困っている』時にこそ、聞き慣れた日本語を聴くと、警戒しつつもついつい心を許してしまう。

『困っている』状況、これが1番危ない。

今回は何事もなくて良かったが、事件に巻き込まれてもおかしくなかった状況であった。

今更ながら何もなくてホッとした。

知らず知らずのうちに、思考をマヒさせていく状況が、海外ではトラブルにつながるのだ。

ホテルサンライズのオーナーのサージャンに、この男の名刺を見せて確認すると、サージャンも知っている男だった。

するとサージャンが自分のスマホに入っている、その社長の写真を見せてくれた。

「名刺の男ってこの男だった!?この男はダマシだよ!」

サージャンの言葉を聞いて、唖然とした。

結果的には、あの社長に助けてもらったし、結構イイ笑顔をしていたんだけどなぁ…

しかし笑顔に騙されてはいけない。

サージャンいわく、あの社長はよく日本人をターゲットにしていて、しかもかなりのPlay Boyとのこと(^^;;

危害を加えて命を奪う人ではないようだけれど、旅行代理店なのでお礼として、なんらかのツアーを組むハメになっていたかもしれない。

商売をしている人にとって、日本人観光客は美味しいお客様なのである。

女性の皆さん、日本語で『話しかけてくる』笑顔の素敵なインド人には、ついて行ってはいけませんよ!

わざわざ日本語で声をかけてくるのは、必ず理由がある。

その理由が不純なものでないと、はっきり断言できなければ、無視するしかない。

信頼できるインド人、サージャンがいてくれることが何よりも心強い。

今回は、改めて自分の危機管理のなさを痛感した出来事だった。

それにしても、インドの表も裏も知っているサージャンのネットワーク、恐るべし!(笑)

★日本語で『話しかけてくる』インド人には要注意!?
インド人には、日本語が話せる素晴らしいインド人が、たくさんいます。
でも普通のインド人は用事がなければ、外国人に声をかけたりしないそうです。
特に日本語で『話しかけられた』場合は、まず疑うべし!(ーー;)
彼らのお金を払ってくれるお客様にしたいという気持ちが、日本語で『話しかける』行為となって現れてます。
対策としては、ひたすら無視!
もしくは毅然とした態度で「No!」と伝える。
優しい日本人には、なかなかできないんですけどね(^^;;
でも、インドを旅行する方は、このポイントは絶対頭に入れて、同じような間違いはしないでくださいね!

今日はこれから、今年の奨学生たちとランチミーティング。

どんな子供たちが来るのだろう?
楽しみ〜!(^^)

つづく…。

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