グジャラティスクール緊急支援第2期


 

先日1月29日にグジャラティスクールへの第2期(1-3月期)の経営支援として、2,000米ドルを送金完了しましたことを報告致します。

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これは、昨年10月にインドにおいてグジャラティスクール経営陣(ジョセフィン先生、ネルー先生、ステファンCEO)と協議決定した事項のうち、① 3月までの緊急経営支援の第2期分(1-3月期、前回10-12月期は済)となります。

グジャラティスクールの一ヶ月の経営予算は約6万円 (教師給与、給食費、光熱費)です。3ヶ月分の必要最低経費に、外国為替手数料と為替変動を考慮して237,540円と外貨送金手数料4,500円を出金しました。送金先はインドで設立した団体「RAINBOW CHILDREN JAPAN」の口座となります。口座管理はデリー支部長が行い、グジャラティスクールの必要都度に小切手を切り、領収証および口座入出金管理を厳重にしております。

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13年続いたベルギーのNGOからの支援が途絶え、グジャラティスクールが廃校の危機に瀕した際に、まずは最大6ヶ月(2014年10月から2015年3月まで)の経営支援を約束しました。(経緯詳細はスラムプロジェクト:コチラ

ですので4月から先については自力で経営をしていかねばなりません。基本的な学校経営(教師給与、光熱費)については自主経営できる方策を見つけないと、どのみち再び廃校への道を辿ります。レインボーチルドレンでも永遠に経営支援をするつもりはありません。10月時点ではネルー先生がデリーを走り回ってインド国内のスポンサー探しに奔走していました。現在はどういう状況でしょうか。

レインボーチルドレンとしては、次回3月のスタディツアー(3月5日から15日)で訪問した際に状況を確認し、期間限定の追加支援を実行するかどうかを判断したいと考えています。
(4月より先の経営支援の場合はREADYFOR?スポンサーの皆さまよりお預かりした資金は使いません。)

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ただ、グジャラティスクール自体の努力ももちろん必要です。

③ インド政府が行う給食無償提供の制度 を活用して経常経費を軽くすることも提案しました。インドなので申請や手続きに時間はかかると思われますが、学校存続には欠かせない経費削減です。

レインボーチルドレンも黙ってみている訳ではありません。

⑥ スラムツアーの立ち上げ により、そこからの収益を学校の経営資金に充てるため、段取りを進めたいと考えます。レインボーチルドレンのスタディツアーでなくても、グジャラティスクールのあるスラム(デリー最大規模)に見学ができる現地ツアーです。インドの首都デリーには日本人を含む沢山の旅行者が訪れます。前回訪れたムンバイのスラムツアーでは、ツアーの収益金が教育を支える仕組みとなっていました。デリー市内には約50あるスラム、まずはその中で最大規模のシャディプールスラム(グジャラティスクールのあるスラム)にて、日本人旅行者を対象としたスラムツアーを立ち上げます。これには現地の協力と現地での運用が不可欠です。詳細は3月訪問時に煮詰めていきたいと考えます。

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そして、② インターネットによるIT教育支援 のために、まずは学校にあるパソコンをインターネットに接続しなくてはなりません。現在は写真のようにオフラインで操作を学ぶだけの授業が行われています。

これは、スラムが外部世界とつながるだけではなく、教師派遣やeラーニングの導入や、勉強におけるDVD学習や教材の動画ダウンロード、Skypeでの進学強化へも応用が可能ですので、3月に開通させる予定です。

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この先にある「スラムから大学へ」への道をしっかりすすめていきたいと思います。

今後もスラムプロジェクトの応援をよろしくお願い申し上げます!

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