Vol.26 (4日目)【体験から経験へ】


Vol.26 (4日目)【体験から経験へ】

2013年10月28日(月) 【体験から経験へ】

前回からのつづきです…

教育省とのミーティングが終わり、通訳していただいたマリアさんと昼食。

マリアさんはチベットに旅行した際チベット仏教にはまり、そのままこちらに住み着いてしまったそう。

日本では人としての生きる道を学ぶ機会はなかなかないが、マリアさんはチベット仏教を通して、人生で本当に大事なものは何か、を学んだという。

こころが平和であればこそ、他人に対してのボランティア精神が宿る。

ボランティア精神は誰もがこころに持っているものだと思うが、それが実際にアクションに繋がるまでにはこころに感じる熱い何かがなくてはならない。

耳学問では知識や情報だけは学べるが、本質はこころに響いているかどうかというのが重要。

今までチベットの子供たちについて耳学問として情報を得ていた時と、今こうして現地で学ぶ意味は本質が全く違う。

情報を見たり聞いたり、実際に現場で体験をする。
その体験から学んだことを、実際に行動に移していく。

『体験に価値を見出した時、その体験は経験になる』

体験から何を学んで、自分でどう行動に変えていったのか。
それが大事なのだ。

こころを揺り動かされる体験が、次の本気のアクションを起こす。
これこそが、人生経験を積み重ねていくことなのだと痛感した。

『体験』は実際にやってみたこと。
『経験』はやってみた体験によって何かしらの知識や技術、価値観を得ていくこと。

今回体験してきたことを、多くの人に伝えていくことが、私にとっても経験につながっていく。

単なる体験で終わらせず、多くの経験に変えていくことで、人は厚みのある人間に成長していくものなのだろう。

食後マリアさんと別れ、次の支援予定地の音楽学校に行くまでホテルで待機。

部屋にいると、外は突然の豪雨。
さらにホテルは停電。

しかし、この時期のマクロードガンジではよくある光景。

ふと部屋から外を眺めると、猿がベランダに雨宿りしに来ていた(^^)

インドのお猿さんも、過去の体験から雨宿りボイントはよく知っている。
繰り返される体験から学んできた、経験豊富なお猿さんである(笑)

つづく…。

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