2014春☆スタディツアー Vol.19 (6日目)【中央チベット政権(CTA)教育省でミーティング】


ダライラマ法王一行が中国から亡命し、インドのダラムサラに樹立したのがチベット亡命政府です。
正式名称は中央チベット政権(CTA)といいます。

チベット内外のチベット人は、CTAを彼らの唯一の合法的政府とし、また世界各国の議会も次々と、CTAを正規の政府として認めるようになってきています。

レインボーチルドレンは教育省の協力を得て、「Rainbow Children Scholarship」という奨学金制度を2012年にスタートしました。
チベット難民の子供たちの大学進学を支援する制度です。
子供たちが自らの手で未来を切り開いていけるよう、毎回ダラムサラを訪れるたびに教育省にてミーティングを行っています。

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2014年3月14日(金) 6日目-2

チベット寺院を探索した後、一度ホテルへ。

今日はこれから、中央チベット政権(CTA)教育省でミーティング。
毎回ダラムサラを訪問した際には、必ず教育省を訪れている。
こうしたこまめな行動が、人と人との信頼関係というものを生んでいくものなんだろうなぁ。
海外の政府に、何の緊張感もなく当たり前の顔をして入っていくのは、ちょっとしたVIP気分!(^^)

■チベットプロジェクト
チベットプロジェクトでは、中央チベット政権(CTA)教育省の協力を得て、「Rainbow Children Scholarship」という奨学金制度を2012年にスタートしました。
チベット難民の子どもたちの大学進学を支援する制度です。
利他思想が浸透するチベットで、ダライラマ法王基金と共に未来のリーダーを育むためのプロジェクトです。
2017年には100名の奨学生を支援することを目標にしています。
詳細はホームページをご覧ください。

レインボーチルドレンでは、現在10名の奨学生を支援している。
今年の夏はさらに20名を追加して、合計30名の奨学生を支援するのが目標だ。
50年後には、1000名の奨学生が社会で活躍している予定だから、その姿を見届けるためにも長生きしなきゃ!

今回はダラムサラ支部長のトゥプテンが、通訳として同行してくれる。
トゥプテンよろしく!
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10時過ぎ、教育省から送迎車が2台ホテルに到着。
今回からは自費で教育省に移動するのではなく、教育省の車で送り迎えしてくれることになっている。
車をよく見ると…

おお!シボレーやん!*\(^o^)/*
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今まで移動で使っていたような、軽自動車のタクシーなんかじゃない。
センゲ首相や政府の大臣も使用されている高級車がお出迎え!
何たるVIP待遇!
レインボーチルドレンの活動にかける本気の思いが、本格的に政府に伝わってきたのだろうか。

数分で教育省に到着。

教育省の大臣室に招かれ、今回参加したメンバーを紹介する。
単なる会議室じゃなくて、一国の政府の大臣室だぜ!(^_^)v

本日はいつも打ち合わせをしているチメさんや窓口のジグメは、残念ながら不在。
しかし今日会って話をしてくれる教育大臣は、教育省の実務上のTOP。
わざわざ開催中の国会を抜け出して、私たちのために時間を作ってくれた。
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今まで笑顔で話していた大臣が、真剣な顔つきで私たちにゆっくりと話を始めた。
トゥプテンが一つ一つ日本語に訳してくれる。

『人は実際に会って情報交換をすることが大事です。
特に若い世代、こうして日本から若い学生二人がここに来てることは非常に有意義なこと。

現在世界中に10万3千人のチベット難民が存在しています。
本土には約500万人のチベット人が暮らしています。

多くのチベットの人たちが文化を持つこと、持ち続けることをなくさないように、世界に伝えることが重要であり、利他思想の浸透するチベットの文化を伝えることは世界にとっても大事なことです。

年に二回ヨーロッパからは若い子たちがホームステイに来ています。
チベットの文化や暮らしを2週間から1ヶ月の期間で現地で体験をして、交流を深めています。
本当は同じアジアの人たちにもっと来てもらいたい。

アジアの文化には意義があります。
とても重要で守らなくてはいけません。
日本は西洋病になっていて、今こそ自分の国のこと、文化を考えなくてはならない時です。
それは、日本、ベトナム、韓国、中国といったアジア諸国とって特に大事です。
アジアの文化の、同情や菩薩心といった教えが必要です。
法王は、優しさや思いやりが必要だと考えています。

でもそれはすぐには変わりません。
もちろんひとりではできません。
こうして来ていただいたみなさんが、周りの人にチベットの現状を伝えていただいて、関係を少しずつ広げていくことが大事です。
そして大きな力になっていくことを望んでいます。
日本は民主主義なので、必ずできます。

いつもチベットのこと、学校や子供たちのことをみてくれてありがとうございます。
チベットでは税金がないので、予算は世界からの支援で成り立っています。
レインボーチルドレンが30人、50人と支援を増やしていってくれたら嬉しいです』

私たち日本人に期待しているという気持ちが、ヒシヒシと伝わってくる。
大臣は国会開催中にもかかわらず、約1時間弱も私たちに時間を割いてくれた。
感謝、感謝!

最後に大臣室で、記念撮影をパチリ!
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大臣は記念撮影を終えると、開催中の国会へと戻っていった。

国のために自分の人生をかける、なんて素晴らしい仕事だろう。
日本の政治家は、果たして国の将来を真剣に考えて仕事してくれているのか?
もちろん私たちも、自分たちが暮らしている国のことをもっと真剣に考えなくてはならないだろう。
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さあ、午後はチベットの子供たちに会いに行くゾ!(^^)/

つづく…

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