2014春☆スタディツアーVol.18 (6日目)【チベット寺院見学とチベット問題】


私がチベット問題、そして焼身自殺と言う衝撃的な事実を知るきっかけとなったチベット寺院へ見学に行きました。

日本のマスメディアではほとんど報道されない事実がここにはあります。
私たち日本人にとっては小さな問題かもしれませんが、チベット人にとってはとても大きな問題です。

国や地域や民族や宗教に関係なく、同じ地球人として解決していかなければならない社会問題を一緒に考えてみませんか?

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2014年3月14日(金) 6日目-1

朝7時半にロビー集合。

これから散歩しながら、ダライラマ法王の公邸があるチベット寺院の見学に向かう。
今日も天気は最高!絶好の撮影の日和だ。
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露店でチャイを飲みながら朝食Time。
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ここのパンケーキはチョイ辛。
朝からこれはちょっと刺激強いかな。
店によって味付けが違うので、自分好みの店を見つけるのも一つの楽しみだ。
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マクロードガンジのメインストリートを散歩しながら、ダライラマ法王の公邸があるチベット寺院に到着。
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前回来た時に衝撃を受けた横断幕を、再び目の前にする。
焼身自殺という強烈なメッセージを残してこの世を去った方々の写真だ。
石川さんが焼身自殺という問題についての説明をする。
初めて来たメンバーは、亡くなった方々の写真を見てどんな思いを抱くだろうか。
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私は前回衝撃を受けて、チベットの歴史背景にとても興味を抱いた。
自分が調べたことをメンバーに伝えようとしたが、胸がいっぱいになって言葉が出ない。

しばしの沈黙。

石川さんがぽんぽんと背中を叩く。
私は一言、「日本では知られていない事実を、ここにいるみんなにはぜひ知って欲しい」
ただそれだけを伝えるのが精一杯だった。
※初めて訪れた時にはほとんど焼身自殺に関しての知識がありませんでした。
そこで帰国してから自分なりにいろいろと調べてまとめたものを、前回の2013年秋スタディツアーのブログに投稿しています。
非常に長いコラムですが、お時間のある時にぜひ読んでいただいて、一人でも関心を持っていただけたら幸いです。

▼焼身自殺とは
Vol.30 コラム ちびっとチベット情報【閲覧注意!焼身自殺①】

▼焼身自殺を引き起こす歴史的背景、『民族浄化』
Vol.31 コラム ちびっとチベット情報【閲覧注意!焼身自殺②】

▼焼身自殺をなくすために、私たちができること
Vol.32 コラム ちびっとチベット情報【閲覧注意!焼身自殺③】

寺院内を見学する際は、ここからは荷物の持ち込みを禁止されている。
みんなの荷物を預かって、私はひとりお留守番。
石川さんがみんなを先導して、中を見学しにいく。

ひとり入口に残って、亡くなった100人以上の方々の写真をながめていると、再び涙が溢れてきた。
他人の写真を見て涙を流すなんてことは、生まれて初めての体験かもしれない。

前回は自分がチベット問題に無知だったせいで、涙の一つも流れてこなかった。
しかし今回はこの亡くなった方々が、どんな思いで焼身自殺を図ったのかを理解している。

「チベット人が置かれている現実を、もっと世界に知ってもらいたい」
「チベット人が置かれている現実を、もっと多くの人に関心を持ってもらいたい」

ただその一心で、家族を残して自分の身体に火を付けて亡くなっていったチベット人の方々。
燃え盛る炎に包まれながら、こうするしか取る選択肢がなかったことは、さぞかし悔しい思いだっただろう。
彼らの無念を思うと、涙が止まらなかった。

ひとりの僧侶が私に近づいてきて、声をかけてきた。
チベット後で話しかけてくるので、何を言っているのかはわからない。
けど何故か心に響いて、溢れる涙は止まらない。

何故こんなに涙が流れてくるのだろう。
人目もはばからず、こんなに涙を流すのはいつ以来だろう。

しばらくすると、石川さんが戻ってきた。
ちょうど今、寺院の広場で僧侶たちがチベット問答していて見たほうがいいと言うので、交代する。
大勢の観光客が注視する中で、数十人の修行者が問答を行っている。
※チベット問答とは
チベット仏教では、明快な論理による哲学的思考が重要視されており、僧侶同士の問答を通じて仏教哲学を学習していきます。
問い手が大声で言葉を発すると同時に左の足を高く揚げ、その手を「パァン」とうつ拍子に足を厳しく地に打ち付けます。
そして答える側は座った姿勢でやり返すという動作を、延々と繰り返していきます。
チベット問答は僧侶の試験の方法でもあり、試験では試験官の僧と討論しなければなりません。
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敷地内を一通り見学して、お祈りする。

前回は気がつかなかったが、入口付近にはチベットの歴史背景を展示しているチベット博物館がある。
ダライラマ法王が中国から亡命してきた経緯等、現在に至るまでの歴史が写真を交えて紹介され、チベット問題をわかりやすく説明しているムービーも上映している。
今回は時間的に見るのは難しいが、次回来た時にはぜひこれはゆっくりと見ておきたい。
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つづく…

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