Be The Change Project 2018感想(はん)


 

大阪大学外国語学部 陳 達尔罕夫

今回の12日間のスタディーツアーを通して、改めて自分と向き合うことができました。
自分と向き合うきっかけを作ってくれたのは大きく3つあります。
一つ目は、一緒に6回の事前研修を行い、12日間行動を共にした日本人学生です。一からワークショップを自分たちで作るというとても大変なことをする上で何度もチームビルディングを繰り返したり、ワークショップがより良いものとなるようにインドへ行く前の一週間は毎晩毎晩電話ミーティングを繰り返していました。この仲間たちとの協力や対話などを通して自分がチームにおける役割はどのようなもので、自分のいいところはどこか、自分がもっと改善させなければならないことは何かをしっかり考えることができました。インドで過ごしていた時も、様々なテーマについてお互いの考えを共有したり議論したりすることができ、たくさんの刺激を受け、もっと精進していこうと決意しました。

二つ目は、ダラムサラで出会ったチベット人奨学生たちです。彼らと過ごした時間は半日ととても短かったのですが、話し合った内容は今回の12日間のスタディーツアーの中でも最高に充実したものでした。個人的なことでいうと、アイデンティティの形成という部分で僕の境遇はチベット人奨学生とどこか似ていて非なる部分があり、互いが自分の考えを伝えることによってより広い視野、もしくは考え方というものを見つけることができました。


三つ目は、スラムで出会った子供たちです。スラムをみた正直な感想は、自分だったらここでは生活できない、ということです。しかし、そんな劣悪な環境下でも子供たちは笑顔で過ごしていました。そんな子供たちをみて、幸せとは何か、を考えました。今もまだその答えは見つけていませんが、自分が今過ごしている環境が何一つ当たり前だなんてことはなく、常に感謝の心を持って生活していこうとおもいます。


最後に、このような貴重な体験をするにあたり、協力してくださった全ての皆様に感謝です。ありがとうございました。