2016秋のスタツア感想文⑥~ダイキの場合(大学生・千葉)


 

”前回と同じく、今回のスタディツアーも特に思い入れなどなかったです”

とは、言わせません笑

Rainbow Children Japanのインターン生として6ヶ月間、インドで活動させて頂いたダイキです。
今回はインドの二大聖地を巡る旅とも言われていたスタディツアーでしたが、僕にとってインターンを締めくくる大事な節目として過ごした時間でもありました。

それでも尚、ヴァラナシやダラムサラでの過ごした時間は、人々の信仰を垣間みることを通して自分と向き合うことが出来た必要な時間であったと感じています。そして、またアイニイキマス。

写真①《火葬場の”生”》
写真①《火葬場の”生”》

中でも特に印象的だったのは、火葬場と、「生」と「死」が隣り合わせの中で生活しているヴァラナシの人たち。
街では数人で死体を担いで吸い込まれていくように火葬場に向かう人たち。
ガンジス川のすぐ隣で火葬することを仕事にしている人たち。
火葬を見守っている親戚と思われる人たちとただの野次馬と思われる人たち。
沐浴をしている人たち。
神との一体化をするために祈る人たち。

「死」は「生」と表裏一体であることは自明ですが、
それが違和感なく存在しているのがここヴァラナシであり、ヒンドゥー教徒の聖地である。

写真②《ガンジス川と》
写真②《ガンジス川と》
写真③《寄り添う》
写真③《寄り添う》

デリーで、ダラムサラで、そしてスタディツアーでは会えなかったインド各地にいるチベット奨学生には本当に多くのことを学びました。インターンの締めくくりとして、デリーとダラムサラでは感謝を表す言葉でしか表現出来なかったです。ですが、これからは彼ら・彼女らから吸収した一つ一つの出来事をまずは日本にアウトプットしていきたいと思います。

写真④《ヴァラナシの夕焼け》
写真④《ヴァラナシの夕焼け》

p.s.
今思い返すと、インドへの入り口はRainbow Children のインターンが最初ではなく、
高校生の時に聴いていた映画Little BuddhaのOSTでもある坂本龍一さんの”faraway song”で、
まさか自分がインドに行くなんて微塵も思ってもみなかったです。やはり自分も”呼ばれて”いたのでしょうか。これを聞くと何故か心が落ち着くのは僕だけでしょうか。是非、聴いてみてください。

それではまた。