2016秋のスタツア感想文④~かおりの場合(幼稚園教諭・兵庫)


 

なんとなくネットを開き、たまたま見つけた今回のスタディツアー。

これまで、チベットのことは知ろうとしていませんでした。まして参加を決めた後も、支援活動に対してイメージがつかめていなかった私。正直、奨学生ミーティング??という思いでいました。

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しかし、交流会でレインボーチルドレンが支援していた卒業生によるスピーチを聞いた時、光を感じました。

自身の英語力は乏しいため、彼らが語った言葉を丁寧に理解することは難しかったのですが、それでも伝わってくる空気、思い、未来。

奨学金というこの支援活動が、彼らに光を与え、命を輝かせていることを肌で感じ、感激という言葉では物足りない何かを与えてもらいました。

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私は最近まで幼稚園教諭として働いていました。

訪問させて頂いた学校園では、その理念や環境に学ぶところが多々あり、先生から聞いた「愛情をうけた子ども達は、他の人達にも愛情を与えることができる」という意味の言葉は、当たり前のようで、とても大事な気付きを与えてくれました。

そして何より、チベットの人々が国を思い、子ども達を愛し、「利他」という精神のもとに生きている姿に触れ、その中心とも言える亡命政府のセンゲ首相から、教育やアイデンティティについて話を聞くことができ、国の基盤において教育というものの重要性を感じました

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日本人としての自分のアイデンティティは何なのか、教育に携わる者として、子ども達にこれから何を伝えていったらいいのか、そして平和につながるために自分ができることは何なのか。

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参加前、私はチベットのことは何も知りませんでした。帰ってきた今、まだ知らないことはたくさんあります。

けれど、チベットの人々が生き、国をつないでいく思いにかすかに触れることができたような気がします。それは、私にとって新たな種となり、この先の道の支えとなってくれることと思います。

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最後になりましたが、この貴重な経験を与えて頂いた代表の石川さんをはじめ、レインボーチルドレンの皆様、そして一緒に同じ時間を過ごすことができた参加メンバーの皆様には感謝でいっぱいです。

この教育支援がさらに広がっていくことを願い、これからも、自分のできる形でかかわり続けていきたいと思っています。

この団体の熱い思いが、もっとたくさんの人にふれる機会をつくれないものか・・・もったいないと思います!
ありがとうございました。

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