Vol.25 コラム ちびっとチベット情報【CTAとロブサン・センゲ首相】

Vol.25 (4日目)【CTAとロブサン・センゲ首相】1 Vol.25 (4日目)【CTAとロブサン・センゲ首相】2

2013年10月27日(日) 【CTAとロブサン・センゲ首相】 

昨日の中央チベット政権(CTA)と、ロブサン・センゲ首相の補足です。

★中央チベット政権
ダライ・ラマ法王のチベット亡命政権の正式名称は、「中央チベット政権 CTA (Central Tibetan Administration)」です。

CTAは、チベットにおけるチベット政府の延長として、1959年4月29日ムスーリーに設立され、1960年5月にインド北西部のダラムサラに移されました。

チベット内外のチベット人は、CTAを唯一の合法的政府としています。

2012年4月には、中央チベット政権のロブサン・センゲ首相が日本を訪問し、その際、石原東京都知事、麻生太郎、安倍晋三両元首相とも都内で会談しました。
※いずれも役職は当時のもの(ニュースポストセブンより)
http://www.news-postseven.com/archives/20120422_103797.html

また91名にも及ぶ国会議員が、センゲ首相を議員会館に招いて、「チベットの実情を聞く会」を開き、会は中国政府に「人権弾圧をただちに停止することを強く求める」という決議を全員の総意で決議して閉会しました。(JINFより)
http://jinf.jp/articles/archives/7656

なお、Rainbow Childrenの石川代表は、ほぼ1年前の2012年9月にセンゲ首相とお会いしています。(2013年2月11日のFacebook投稿より)
http://facebook.com/photo.php?fbid=142123682615515&id=139059459588604&set=pb.139059459588604.-2207520000.1382580514.&source=42&__user=100004853953998

2013年2月11日には、日経新聞がセンゲ首相のインタビュー記事を掲載しています。
※記事の内容は、写真を拡大してご覧ください(^^;;

世界各国の議会も次々と、CTAを正規の政府として認めるようになってきています。

『チベットの真の自治の確立』には、チベット人と同じDNAを持つ私たち日本人が、大きな役割を担っていくべきだと思いますね。

つづく…。

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Vol.24 (4日目)【中央チベット政権教育省へ】

(4日目)【中央チベット政権教育省へ】

2013年10月26日(土) 【中央チベット政権教育省へ】

前回からのつづきです…

路上モーニングでお腹もいっぱいになった後は、10時から中央チベット政権で教育省とのアポイント。

本日、通訳していただくマリアさんと待ち合わせ。

マリアさんは、ダライ・ラマ法王の正式な通訳として同行している方。
お忙しい中、今日はレインボーチルドレンと教育省との通訳をしてくれるとのこと。

チベット亡命政府教育省までマクロードガンジからタクシーで移動。100ルピー(約200円)。

教育省の方々が笑顔で出迎えてくれる。チメさんとジグメさんにご挨拶。

お会いしたチメさんは、女性でありながら教育省の奨学金部門トップの方。
ジグメさんはレインボーチルドレンの活動の窓口であり、実務を担当していただいている。

チメさんは政府の議会(日本で言う国会)の真っ最中。
その議会をわざわざ抜け出して、15分の予定で時間を設けてくれた。
結果として30分もミーティングに参加していただいたことに感謝。
(議会の様子はネット中継されていて、部屋のパソコンからリアルタイムで状況が確認ができる)

ミーティングの詳細は、レインボーチルドレンの活動結果を報告、今後の活動予定の報告、相談、現状の奨学生の確認、次年度以降の奨学生の選抜方法などなど。

チメさんは「レインボーチルドレン等の支援によって、実際に奨学生が年々増えているという実績を、今日の議会で報告できることが嬉しいです!」と言って、議会へ戻っていった。

そのあとジグメさんと約1時間のミーティング。

前回支援した学生の現状を確認。
レインボーチルドレンが支援する奨学生は、多くの学生の中から選考され、勝ち残った精鋭たち。

真面目でかなり頭のいい学生であることは間違いないのだか、それでもインドの一流大学の授業についていくのは大変とのこと。

日本は大学に入ること自体が難しいが、海外では大学を卒業することそのものが難しい。

日本の大学生は4年間バイトやサークル活動で遊び呆ける若者もいるが、チベットの奨学生は自分の未来、『チベットの真の自治の確立』のために日々勉強しているのだ。

何とか単位を落とさず、4年間奨学金を受け続けられるように頑張って欲しい。

つづく…。

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Vol.23 (4日目)【マクロードガンジの朝】

(4日目)【マクロードガンジの朝】

2013年10月25日(金) 【マクロードガンジの朝】

前回からのつづきです…

昨日の夜は酔っ払って死にそうだったが、爆睡したら少しましになった。調子に乗って飲むもんじゃないな…と反省。

天気は曇り空。これから晴れたらいいけれど。

シャワー浴びようと準備すると、あれ?浴室に石鹸がない。
早速石川さんが朝から店に買い出し!すいませ~ん!(*_*)

★石鹸
石鹸の置いていないホテルもあるので、一応持参した方がいいですね☆

洗濯物を125ルピー(約250円)でホテルにお願いして、そのまま腹ごしらえの路上モーニングへ。

★洗濯
衣類の洗濯はロープを持参して自分で洗ってもいいのですが、ホテルで安くできる場合もありますので、お願いすると楽でいいですよ!☆

ベジモモ×6個で20ルピー(約40円)、チャイ×2とオムレツパン×2で60ルピー(約120円)。
1人40ルピー(約80円)の激安モーニング!
偶然見つけた、一度蒸した後に焼くベジモモ。
これ美味い!ハマった!オススメ!
昨日の昼間にもレストランでモモは食べたが、こちらのおばちゃんお手製のベジモモの方が、比較にならないほど数倍美味い!

街で見かけるお猿さんも、美味しそうなベジモモを上から狙ってます(笑)

★モモ
『モモ』はチベット料理の一つで、小麦粉の皮にお肉の具材を包んで蒸した餃子のようなもの。
肉まん生地のようなフワッとした生地に、中には高菜や小松菜に似た野菜を炒めたものが入っている。
ベジモモは中身が野菜のみで、とてもヘルシー!お店によって味はそれぞれ違いますが、こちらに訪れた際には絶対食べないと損ですよ☆

今日は10時から中央チベット政権(日本でいう国会議事堂)で教育省とのアポイント。
早速レインボーチルドレンとしての活動開始です!

つづく…。

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Vol.22 (3日目)【チベット人の仲間と食事会】

(3日目)【チベット人の仲間と食事会】

2013年10月24日(木) 【チベット人の仲間と食事会】

前回からのつづきです…

昼間にチャリティ商品の仕入れをした後、夜はチベット人のトゥプテン(通訳)とロブサン(プロモーター、イベント企画)と今年の奨学生1人、そこに高僧のゲシェラが合流しての食事会。

トゥプテン(通訳)は日本語ペラペラ!昔日本で6年間仕事で来ていたらしい。
チベット人と日本人のDNAは非常に似ているだけに、ここまで流暢に話せると、ばっと見は日本人と間違うほど。
トゥプテンは人柄も素敵で、現地で通訳を頼むなら、彼はおすすめです!

ロブサン(プロモーター)は超濃過ぎ(笑)!
面白おかしく話すロブサンの人柄に触れて、チベット人に対する印象がガラリと変わった。
どこの国でも、男は単純でアホで変わらないということ(笑)(^^;;
内容はあまりにチョメチョメなので、ここでは話せないけど(笑)
でも彼は仕事もできる。チベット人で彼を知らない人はいないらしい。
ミスチベットのイベント開催や音楽祭、海外でのイベント企画をこなすやり手のプロモーター。

高僧のゲシェラは、長年チベット仏教を教える立場の偉い方。
ただ、途中テーブルの下でずーっとゲシェラに手を握られ、どうしていいかわからず身体が硬直(笑)
坊さんは酒もタバコも女もやらない。
も、もしかして…そっち系!?
助けて〜石川さん!(笑)
って、後で聞いたらゲシェラ流のスキンシップだったらしく、ホッと一安心(笑)(^^;;

食事中、石川さんがロブサンに持ってきたお土産の赤ワインを飲んだら、えらいことに!

普段私はお酒を飲まないので、一気に酔いが回る。
寒気と気持ち悪さが襲う。
トイレに駆け込むが吐けそうで吐けない。
足が震えて力が入らない。
目の視点も合わず。
こりゃホンママズイ!とかなり焦る!

食事会も終わり、フラフラになって石川さんに補助されながら、やっと歩いてホテルに到着。

気持ち悪くてトイレに駆け込むと、上からでなく下から大量に出た(笑)
朝からきたない話ですみません!m(_ _)m

気分的に少し楽になって、石川さんに誘導されてそのままベットで爆睡。

石川さん、インドまで来て迷惑かけてすいません!m(_ _)m

つづく…。

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Vol.21 (3日目)【チャリティ商品】

3日目【チャリティ商品】

2013年10月23日(水) 【チャリティ商品】

前回からのつづきです…

ダラムサラのマクロードガンジに到着して、石川さんが前回宿泊したホテル、Mount Viewへ。

天候も回復し、ホテルからの景色も素晴らしい。1泊450ルピー/人(約900円)で決定!
ここで二泊の予定。

荷物を部屋に置き、オシャレなカフェでチャイタイム。
チャイ40ルピー(約80円)。

ここダラムサラでまずは20000円を換金。
12200ルピー。@1.6円/RS也。
空港で換金した時よりも、はるかにお得~!(^^)

早速、売上が全額奨学金となるチャリティ商品の仕入れにいく。
一つ一つが手作りのアクセサリー。
全てが一点もので、作った人の思いが込められている。

街を歩いているチベット人を間近で見ると、ホント私たち日本人とよく似ているなあと感心。

遺伝子的にも、日本人は世界的にも稀な古代血統とされるY染色体DNAのD系統が多く、このDNAは同じアジアではチベット人だけが持っているという。

このDNAは日本とお隣の中国や朝鮮にもなく、世界のどこにもほとんど存在しないと聞けば、自然と親近感が湧いてくる。

チベット人の思いに共感できたりするのは、実は遺伝子的に当たり前のことなのかな?

お腹も空いていたので、ランチはがっつりいっちゃいましょう~!
McLlo Restrantにて、CHOWCHOW(麺)とMOMOS(ギョウザ)ランチ。

食事中晴れていた天気が一気に霧が覆う。肌寒い。
山の天気は変わりやすいなぁ。

食後、1Fのチケットショップで早めに明後日の帰りのチケットを予約。

帰りは寝台列車ではなく、せっかくなのでいろんな体験をするためにもバスでデリーまで帰ることにする。

帰りも長旅になるので、デリーまでエアコン付きのデラックスタイプを予約。800ルピー(約1600円)。

座席がフラットになって寝られるらしいが、はたして快適かどうかが心配...

ランチ後、再度チャリティー商品の仕入れへ。

チベットと仏教の関わりは深い。

仏像の置物やアクセサリー、ストールやお香、天然石、民芸品などがところ狭しと並んでいる。

石川さんが前回購入したお店で、マンダラアートの仕入れ。

前回もこのお店で商品を購入しており、お店の従業員とも顔なじみの様子。

他にもペンダントトップを購入。

一旦商品を置きにホテルに戻ったが、部屋に着いた途端、ものすごい豪雨。

外は雨季に逆もどり。

この雨じゃ今日はもう、仕入れに行くのは無理やなぁ。

それにしてもチャリティ商品として購入してもらえるものって、一体どんなものが喜ばれるのだろう?

もし興味のある方でご要望があれば、どんどんリクエストくださいね!

次回の仕入れの参考にさせていただきます!(^^)

ちなみに今回仕入れてきたチャリティ商品は、こちらのサイトにて販売中!(^^)/
※販売収益はその100%をRainbow Children Scholarshipで運営する、
チベット難民の子どもたちの大学進学のための奨学金に充当させていただきます。
http://rainbowchild.thebase.in/

つづく…。

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代表石川、ジャストギビングで挑戦中!

チャレンジャー向けバナー

佐々木晃子さんのモンブランウルトラトレイルへのチャレンジ登録。

その前に、代表石川がバースデー寄付集めにチャレンジしています。

目標金額は70,000円。

ちょうど奨学生一人分の年間費用です。

みなさま、よろしくお願い申し上げます!

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Vol.20 コラム ちびっとチベット情報【チベット問題2】

コラム【チベット問題2】

2013年10月22日(火) ちびっとチベット情報【チベット問題2】

★チベット問題とは

ヒマラヤ山脈の北側に広がる、平均海抜4500mの「チベット高原」。

そのほとんどが、かつてラサを都とする独立国「チベット」でした。

今、チベットという国はありません。

「世界の屋根」と呼ばれる高原地帯で、牧畜や農耕をなりわいとし、主に仏教を信仰する「チベット人」が600万人ほど暮らしています。

なぜ、「チベット」はなくなってしまったのでしょう?

1949年、東隣りに中華人民共和国という国ができました。

毛沢東という指導者が北京で「チベットを解放するぞ!」と宣言したのが、『チベットの終わり』の始まりです。

圧倒的な武力でチベットはすぐに陥落し、1959年、指導者のダライ・ラマ14世がインドに亡命。

北インドのダラムサラにチベット亡命政府を樹立しました。

チベットは、チベット自治区と四川省などに組み入れられ、現在では中国の一部になっています。

一方、15万人余りのチベット人が亡命し、今もインドやネパールの難民居留地で暮らしています。

そして今、チベットの中では?

◇チベットのここが問題!◇

★人権がおろそかにされています
思想信条を理由に投獄されたり、刑務所で拷問されたり、マトモな裁判もなしに、死刑にされたりします。

★中国人(漢民族)の移民が多すぎます
政府が入植を奨励しており、すでにチベット人は少数派になってしまいました。
もともと600万人しかいないため、民族としての存亡が危ぶまれています。

★チベット人にとって不利な社会
社会の上層部は中国人が支配。
教育水準の低さや中国語の能力などで、チベット人は何かと不利な扱いを受けています。

★信仰の自由がありません
ダライ・ラマ法王を批判しない僧侶は、寺院から追放されます。
一方、中国政府が勝手に高僧を任命して、信仰を強制しています。

★環境を壊しすぎています
乱伐、乱開発でチベットの自然が破壊されました。
核兵器を作り、核廃棄物の捨て場にしている疑いがあります。

こういった状況に置かれても、ほとんどのチベット人たちはダライ・ラマ法王の教えを守り「非暴力」を貫いています。

現在、チベット亡命政府と中国政府の「交渉」が続いていますが、時間が経てば経つほど、チベット人にとって状況は悪くなります。

2006年7月には、ラサまで青蔵鉄道が開通しました。

ますます多くの中国人が流れ込み、状況の悪化が加速されるのは間違いありません。
(DVD:ヒマラヤを越える子供たちより抜粋)

※参考までに、チベット問題の歴史をまとめた動画がありましたので、紹介しておきます。
日本だけでなく、国際的にもあまり知られていないのが、チベット問題なんですね。
「日本人が知らない中国のチベット侵略」(4分55秒)
http://bit.ly/1e3k6wE

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Vol.19 (3日目)【マクロードガンジ到着!】

【3日目 マクロードガンジ到着!】

2013年10月21日(月) 【マクロードガンジ到着!】

前回からのつづきです…

オールドデリーを出発し、ダラムサラの最寄り駅であるパタンコートまで約10時間。

初の寝台列車の旅で興奮して遅くまで起きていてしまった(*_*)。

ベッドで横になることはできたが、熟睡はできず。朝5時には起床。

車内アナウンスもよくわからず。

降りる駅を乗り過ごしたら大変!大変!

「I want to get off at pattern court Station」
「Next station, pattern coat?」

中学生レベルの知ってる単語ならべて、隣のインド人に身振り手振りで必死のボディーランゲージ(笑)

なんとか通じたみたいで、ほぼ予定通りの早期6時過ぎにパタンコートに到着。

駅前で止まっているタクシードライバーと料金交渉。

ダラムサラ向けてタクシーで2時間くらい。曇り空で雨が心配。

車は舗装されていない山の中を走って行く。

揺れる揺れる!おケツ痛〜!(>_<)

途中チャイタイムで休憩。1杯7ルピー(約14円)。

こんな山奥でも商売ってできるんやなぁ。

凸凹山路をひたすら走り、朝9時頃ダラムサラのマクロードガンジに到着。

マクロードガンジは想像以上に活気があり、街が開けていてびっくり。

行き交う人々からは、チベット難民としての悲壮感は感じられない。

西洋人の観光客も多数。

オシャレなカフェもあり。

かつてイギリス人がピクニックを楽しんだ高地は、今やインド国内外から多くの人がやってくる避暑地。

しっかり観光地としても成り立っていると感じた。

ここがレインボーチルドレンのチベットプロジェクトの活動拠点。

祖国を奪われ、ここダラムサラで暮らす、チベットの未来を担う子供たち。

はたしてどんな出会いが待っているのだろう。

★マクロード・ガンジ【ダラムサラ】
中国人民解放軍がチベットを軍事制圧したチベット動乱によって、1959年3月にラサを追われたダライラマ14世。インド政府はダラムサラを避難の地として提供し、1960年に当地でチベット亡命政府が発足しました。
「リトル・ラサ」と呼ばれるマクロード・ガンジはダラムサラ郊外の標高2,082mの山間にあります。
マクロードガンジの中心にある小さな広場からバザールに入ると、民芸品を売る店が並び、チベット料理のレストランが軒を連ねています。バザールの道をさらに進むと、チベット寺院があり、丘の上の邸宅はノーベル平和賞を受賞した、ダライ・ラマの法主公邸です☆

つづく…。

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Vol.18 (2日目)【ダラムサラへ出発!】

【2日目 ダラムサラへ出発!】

2013年10月19日(土) 【ダラムサラへ出発!】

前回からのつづきです…

デリーでの観光を満喫し、ホテルに到着。

シャワーを浴び、チェックアウトを終えて、いよいよ北インドのダラムサラへ向けて出発!

ダラムサラは、チベット難民の精神的な支えとなっている地。

そしてレインボーチルドレンのチベットプロジェクトの活動拠点。

ホテルから出発駅のオールドデリーまで、タクシー送迎してもらう。

見ず知らずの土地では、こうした単純な移動でさえも一苦労するものだが、こうしてスムーズに事が運ぶ段取りを組んでくれる、サージャンに感謝!

タクシーに乗ってオールドデリー駅に到着。

駅はものすごい数のインド人で溢れかえっている。

人々の熱気のせいだろうか、自然と汗が滴り落ちてきて、蒸し暑い。

せっかく出発前にシャワー浴びてきたのに、もう汗だく。

石川さんがあらかじめ、ネットで寝台列車を予約済み。

この段取りの良さ、さすがである。

オールドデリー20:10出発の寝台列車。目的地ダラムサラの最寄り駅であるパタンコートまで、10時間。

明日の早朝06:10に到着予定。

余裕もって出発時間前にホームに行く。

列車はすでに到着しているが、指定座席のA1の車両がどこだかわからず。

ど、どこなんだ!?指定の車両は!?

インドの長距離列車は20両ぐらいあり、長い長〜いホームをあっちに行ったりこっちに行ったり右往左往。

ホームで私たちを見ていた外人が、「指定の列車はまだ来てないよ、連結するよ」と親切に教えてくれた。

なるほど!見つからなくて当たり前だのクラッカー!(古っ!)

発車時刻ちょい前に列車が到着してすでに止まっている列車に連結。

これで一つの列車なんだから、ホンマ長〜い!

指定座席のある車両は...あっ、あった!探していたA1車両発見!

車内に乗り込みやっと座席が見つかり一安心。

座席は二段ベッドでシーツと毛布は無料配布。

車掌がチケットを確認して、定時から15分遅れで出発。

車内でチャイとスナック菓子を購入。

これ、今日の晩飯(笑)(^^)

石川さんと明日の予定を確認し、明日に向けて早めに就寝…(_ _).。o○

...のはずが、初めての寝台列車に興奮して寝られず(^^;;

遠足前の子供かっ!(笑)

午前0時を過ぎてもまだ眠くならず。

すると真夜中に、たしか空いていたはずの隣のベッドに人の気配が!

ゴソゴソと荷物を物色して、手際良くベッドメイキングをしたかと思うと、勝手に寝始めた!

どうやら寝台を取っていなかった他の乗客が寝に来たようだ。

インドでは寝る時もトラブルに巻き込まれないよう、貴重品は肌身離さず持っておきましょうね!(^^;;

つづく…。

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Vol.17 (2日目)【物乞い】

【2日目 物乞い】

2013年10月18日(金) 【物乞い】

前回からのつづきです…

デリー観光を満喫し、タクシーでホテルに戻る途中、ストリートチルドレンに遭遇。

タクシーが交差点の信号で止まった瞬間、子供が駆け寄り、窓の外から物乞いしてくる。

年齢は小学校低学年くらいだろうか。

窓ガラス越しにこちらを見つめる、真っ直ぐな眼差し。

決して目をそむけることなく、じっとこちらを見つめている。

自分が同じ年齢の頃、こんな眼差しで人を見つめたことがあっただろうか?

私が育ってきた環境は決して裕福な家庭ではなかったが、でも生きていくのに不自由な生活を強いられることもなかった。

日本では、普通に生活できることが当たり前だった。

この少年と、子供の頃の自分との大きな違いとは?

それまで生きてきた時間は一緒だった。

違うのは、生きてきた環境の違い。

窓ガラス一枚隔てた、世界の違い。

こうして必死で生きる少年の眼差しに対して、かける言葉が見つからなかった。

★子供の物乞い
今回インドのスラム街の子供たちに会う機会を得て、今まで自分が知らなかった事実を知って、いろいろと考えさせられた。
子供たちは物乞いをしたくてしているのではなく、親がさせている現実。
子供は学校に行って勉強したいのに、親が生活のために子供を物乞いさせている現実。
親は、子供が学校に行こうとすると怒る。
読み書きができないので、普通の仕事に就くことができない、スラムの親たち。
自分は働かず、でも食べなきゃいけない、飲まなきゃいけない、生きていかなきゃいけない。
だから子供を使って稼がざるを得ない現実。
スラムで育った自分も、親からそうやって育てられてきたように。
廃止されたはずのカースト制度が、根強く世襲されている。
でも子ども自身は、自分が勉強して読み書きできるようにさえなれば、自分の将来は変えられる。
子供はこの生活環境を、自分の未来を、自ら変えられる可能性を秘めている。
自分だけのことを考えたら学校に行くが、親のことを考えたら学校に行くよりお金を稼ぎに行かなきゃならない。
子供は学校に行きたいと思っているが、親が学校に行くより仕事しろと強要する。
子供も辛い立場なのだ。

★『教育は未来を変える』
貧困から抜け出す子供が一人でも多くなれば、環境が変わり、社会が変わり、国も変わっていく。
国が変わっていったら、世界までもが変わる。
子供にとって、学べる環境があることの重要性。
日本人に生まれさえすれば、当たり前に受けられる学校の義務教育。
しかし、その当たり前を経験することができないスラムの子供たち。
教育というものがどれほど大切なことなのか、今回身を持って体験してきた今回のインドの旅。
自分ができないことをやろうとしても、できるわけがないのだが、できるのにやってないことはないだろうか。
『できないのか、やってないだけなのか』
現在、インド支部長のサージャンとともに『Rainbow Children School(仮称)』の建設を実現化させる構想が進行中です。

つづく…。

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